水槽の底砂を混ぜたい!ブレンドして良い例・悪い例やその理由を紹介

投稿日:2025.08.27|
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アクアリウムをしていると、底砂の種類や色合いに悩むことがあります。
単色の底砂だけでは物足りない、水質を良い具合に調整したいなどの理由から、複数の底砂を混ぜて使うことはできないかと考える方もいるでしょう。
結論から言うと複数種類の底砂を混ぜて使うことは可能です。
ただ、どんな底砂でも混ぜられるというわけではないため、底砂同士のサイズや水質にもたらす影響を確認し、相性の良い組み合わせを選んでブレンドすることが重要となります。
上手に組み合わせれば、より理想的な水槽環境を実現することができるでしょう。
この記事では、底砂を混ぜるメリットやデメリット、良い例と悪い例、ブレンドのコツなどを初心者の方にもわかりやすく解説します。
底砂選びやレイアウトにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに底砂をブレンドするメリット・デメリットを解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
鑑賞性の向上や水質調整などに役立つ底砂は、種類を選べば複数の製品を混ぜ合わせてオリジナルの底砂を作ることが可能です。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、底砂をブレンドするメリット・デメリットを解説します。
底砂は混ぜていい?ブレンドするメリットとデメリット

水槽の底砂は、粒の大きさや色、水質に与える効果などが異なる様々な製品が各社から販売されています。
もちろん単体でそのまま使用しても十分な効果が得られますが、いくつかの底砂をブレンドして使用することで、より理想的な環境に近づけられる可能性があるでしょう。
しかし、一方で掃除や処分の難しさといった欠点もあるため、使用する前にメリットデメリットを十分に理解しておくことが大切です。
ここでは、底砂をブレンドすることによるメリットとデメリットをご紹介します。
メリット:より良い見た目や飼育環境を作れることがある
底砂を混ぜる最大のメリットは、水槽の雰囲気を大きく変えられることです。
販売されている底砂にはある程度の規格があり、そのまま使用するとどうしても既視感のあるレイアウトになりがち。
オリジナリティを重視したいときは、物足りなさを感じてしまうこともあるでしょう。
そこで色や粒の大きさが異なる底砂を組み合わせれば、ユニークな水景を表現できるようになります。
コントラストの強い底砂にすることで、生き物の体色を引き立てることも可能です。
またリアルな水景を再現したいときは、現地の写真を見ながらそれに近い底砂をブレンドしていくとより自然な川底や海底の雰囲気を演出できるでしょう。
デメリット:掃除しにくい・破棄が手間
一方、底砂を混ぜることで起こるデメリットとして挙げられるのが、メンテナンス性の低下です。
異なる素材同士では比重が異なるため、クリーナーポンプで掃除をするときに軽い砂が舞い上がって上手く汚れを吸い出すことができず、単体使用に比べて効率が落ちる可能性があります。
また処分や再利用の際に、分別が難しくなるのも欠点です。
特にカキガラや活性炭、ゼオライトのような、プラスαの効果がある砂をほかの砂と混ぜてしまうと、効果が切れたときに必要な砂だけ交換するのが難しくなります。
「pHを少しだけ上昇させるためにカキガラを混ぜたい」と考える方もいるかと思いますが、この場合は砂に混ぜるのではなく、カキガラをネットに入れてろ材に混ぜたほうが使い勝手が良いでしょう。
ブレンドができる底砂の組み合わせ

底砂をブレンドしたいときは、できるだけ材質や性質が似ているものを選ぶのが大切なポイントです。
相性の良い底砂を選ぶことで、見た目と機能の両面で高い効果を得られるでしょう。
ここでは、ブレンドができる底砂の組み合わせと相性が良い理由を解説します。
同じ素材で色や粒サイズが違うもの
最も無難なのは、同じ素材で色や粒サイズが違うものを組み合わせる方法です。
例えば、大磯砂の細目と中目を混ぜると単調さがなくなり、自然な川底のような雰囲気が演出できるでしょう。色合いにメリハリをつけたいならば、ソイルの黒と茶色をブレンドするのもおすすめの組み合わせです。
同じ素材であれば水質への影響も予想がしやすく、初心者の方でも安心して挑戦できます。
ただしドジョウやコリドラスなどの底砂に触れることが多い生き物を飼育している場合は、底砂の粒が不ぞろいになると潜った時にけがをしてしまうリスクが高まるため、触感には十分に注意してください。
pHに影響を与えない砂同士
川砂やガラス系カラーサンドなどの、水質に影響がないタイプの底砂同士というのもおすすめの組み合わせです。
思いがけない水質変化が起こる心配がないため、生き物を問わず使用できて管理がしやすいでしょう
川砂や田砂といったナチュラルな風合いの砂にカラーサンドを混ぜると、華やかさがプラスされてレイアウト水槽にも映える底砂になります。
ブレンドを避けたほうが良い底砂の組み合わせ

一見鑑賞性が上がるように見える底砂の組み合わせでも、相性をよく確認しないとお互いの特徴を相殺してしまったり、メンテナンス性の低下により水質の悪化を招いたりなど、デメリットが際立つようになってしまうことも。
そこで、ここからはブレンドを避けたほうが良い底砂の組み合わせ例とその理由を解説します。
調整後の水質が大きく異なる組み合わせ
絶対に避けてほしいのが、底砂によって調整される水質が大きく異なるもの同士の組み合わせです。
例えばソイルとサンゴ砂。ソイルは水質を淡水魚や水草が好む弱酸性に傾ける力が強いですが、サンゴ砂は水質をアルカリ性に傾ける効果がある海水魚やアフリカンシクリッド向けの底砂です。
両者を組み合わせると、お互いの力がぶつかって水質が不安定になり生体にストレスを与えてしまう恐れがあります。
また、大礒砂とソイルのような比重や形が大きく違う底砂同士の組み合わせも要注意で、崩れたソイルが大磯砂の間に入り込んでしまいやすいです。
砂同士の隙間が無くなると、メンテナンス性や通水性が低下して、水質の悪化や病気の蔓延を招くこともあるでしょう。
粒の大きさが極端に違う砂
粒の大きさが極端に違う砂のブレンドもおすすめできません。
例えば赤玉土とソイル、玉砂利と細目砂利など、粒サイズが大きく異なる底砂を混ぜると、細かい砂が大きな粒の砂の隙間を埋めてしまい通水性が悪くなります。
結果として汚れが溜まりやすくなり、嫌気層の発生や水質悪化につながることもあるので注意しましょう。
このパターンの組み合わせはやり方によっては鑑賞性の向上が望めるため試してみたくなりますが、長期的に管理していくことを考えると水質トラブルになりやすいので、特に初心者の方は避けたほうが良いです。
ちなみに、同じ種類の小粒と中粒程度の差であれば問題なく運用ができます。
底砂をブレンドするときのポイント

底砂をブレンドするときにいくつかのポイントを意識すると、長期的な運用がしやすくなります。
ここでは、底砂をブレンドする際のポイントを紹介します。
メンテナンス性を考える
一つ目のポイントは、メンテナンスのしやすさを意識して底砂を選定することです。
繰り返しになりますが、粒の大きさや比重が大きく異なる組み合わせは掃除がしづらく、クリーナーポンプで吸い上げたときに細かい砂だけ舞い上がってしまったり、大きな石の隙間に汚れが溜まったりして、環境のバランスを崩してしまうリスクがあります。
粒の大きさがランダムな方が自然な水景になって鑑賞性は上がりますが、やり過ぎると水槽管理に支障が出るため、鑑賞性とメンテナンス性のバランスを見極めながら砂をブレンドしましょう。
初めてなら少量から試す
初めての組み合わせを試すときは、いきなり水槽全体の底砂を混ぜてしまうのではなく、まず一部分だけをブレンドして運用してみることをおすすめします。
小さなプラ鉢や仕切りを使って水槽を区切り、一区画だけ新しい底砂を配置して通常通り運用することで、見た目や水質への影響、管理のしやすさなどが確認できるでしょう。
しばらく試してみて問題なければ本格導入すれば良いですし、問題があったとしても影響を最小限に抑えられます。
お試しすることで、ベストな組み合わせや調合量を模索できるのも利点です。
また「魚の体色を引き立てたい」「自然な川辺の雰囲気を出したい」など、目的を明確にした上で砂を選ぶと、納得のいくレイアウトに仕上がります。
なんとなくの雰囲気でブレンドすると失敗することも多いので注意してください。
まとめ:水槽の底砂を混ぜたい!ブレンドして良い例・悪い例やその理由を紹介

水槽の底砂をブレンドするメリットや組み合わせ、運用方法などについて解説しました。
複数の底砂を組み合わせて使用する大きなメリットは、鑑賞性が向上するところにあります。
より自然な水景に仕上げたり、生体の色をきれいに見せたりといった目的があるときは、底砂のブレンドに挑戦してみましょう。
材質や性質が似た底砂を選べば、初心者の方でも取り入れやすいです。
しかし、ソイルとサンゴ砂のように水質が相反するパターンや、粒の大きさが極端に違う組み合わせは、水質トラブルやメンテナンス性の低下を招く危険がありますので、底砂の性質をよく確認したうえでブレンドすることが大切です。
まずは少量から試し、水質への影響、管理のしやすさや水景の印象を確認してみてください。
ほかにもさまざまなコラムがありますので、ぜひそちらもご覧ください。
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