コリドラスが死ぬ原因とは!餓死・水質・病気・寄生虫・水温について解説

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コリドラスは愛嬌のある表情とコロッとした体型の可愛らしさから、多くのアクアリストに愛されている熱帯魚です。
初心者の方でも比較的容易に飼育ができる丈夫な品種ですが、実は変化に弱い面があり、適切な環境を整えてあげないと、導入直後に弱ってしまうことが少なくありません。
また、お掃除生体として飼育されることが多いからか餌不足に陥ったり、底砂の汚れの影響をダイレクトに受けて体調を崩してしまったりする可能性もあります。
コリドラスを長く元気に飼育するには、飼育者がトラブルを予期して事前に対策してあげることが重要です。
今回のコラムでは、コリドラスが死んでしまう5大要因について、その原因と対策を詳しく解説します。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにコリドラスが死ぬ5つの原因を解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
丈夫で飼育がしやすいとされるコリドラスですが、環境の変化による体調不良や餓死には注意しなければなりません。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、コリドラスが死ぬ5つの原因を解説します。
コリドラスが死ぬ原因とは!5つを解説

コリドラスが死んでしまう原因として多いのが、
- 餓死
- 水質悪化
- 病気
- 寄生虫
- 水温
の5つです。
最初にお話しした通り、コリドラスは変化や餌不足に弱い傾向がありますが、魚種の特性を知り適切な飼育環境を整えてあげれば、飼育自体は難しくありません。
コリドラスが体調を崩しそうなタイミングを見極め、都度対策していくことで長期飼育に繋がりやすくなります。
餓死

コリドラスは常に餌を探して回っている大食漢なイメージがあるかもしれませんが、その分餓死が多い魚としても知られています。
コリドラスを死なせないため、痩せやすいタイミングや餌不足のときに現れるサインと全体に餌を行き渡らせる給餌方法を知っておきましょう。
導入直後は痩せやすい!
環境の変化に敏感なコリドラスが一番体調崩しやすいタイミングが、水槽に導入した直後です。
輸送や環境急変のストレスから体力が低下し餌を食べられなくなってしまうと、そのまま餓死してしまうことが少なくありません。場合によっては、店頭に並んでいるときから拒食気味な個体もいるでしょう。
こうした導入直後の餓死を防ぐには、まずは購入する時点でコリドラスの様子をよく観察し、状態の良い個体を選ぶことが大切です。
お腹が凹んでいる、泳ぎが鈍い、底でじっとしているといったコリドラスは、体調を崩している可能性が高いため、購入は避けたほうが無難。合わせて店員さんに、いつ頃入荷した個体か確認するのも良い方法です。
また、自宅の水槽で飼育を開始してからは、餌に対する反応をよく観察します。
明らかな不調が無いにもかかわらず、餌をあげても寄ってこない、餌を食べるスピードが遅いなどの食欲不振の傾向がみられるときは、冷凍赤虫などの嗜好性の高い餌を与えて、コリドラスの食欲スイッチを刺激してあげるのが有効です。
餌を行きわたらせる工夫
底砂付近を住処とするコリドラスは、混泳水槽ではどうしても餌が回ってくる順番が遅くなり、うまく行き届かずに餓死してしまうことがあります。
このような環境でコリドラスまで餌を届けるには、以下の3つの工夫がおすすめです。
- 消灯後に上層を泳ぐ魚たちが落ち着いたタイミングで沈下性の餌を与える
- 1回で与える餌の量を減らし、沈下性の餌を与える回数を1日2回に増やす
- 複数の場所に沈下性の餌を落とし、食べ損ないや食べ遅れを減らす
上層部で餌をすべて食べられてしまわないよう、コリドラス用に別途沈下性の餌を与えます。その上で、与える回数や与え方を工夫しましょう。
ただし、いくら餌を食べさせたいからと言って、餌の与えすぎは禁物です。食べ残しが増えて水質が悪化したり、食べ過ぎから消化不良や肥満を招いたりするため、腹8分目を意識して餌の量を調整してください。
水質が合わなかった

コリドラスは比較的水質には寛容な魚種ですが、適正の水質から大幅にずれてい環境ではさすがに体調を崩してしまいます。
特に底砂に汚れが溜まっているとpHの急変を招くため、こまめにメンテナンスをして水質を維持しましょう。
弱酸性から中性を維持しよう
アマゾン川流域に生息するコリドラスに適したpHは、6.0〜7.0程度の弱酸性〜中性の範囲です。
酸性傾向には強そうなイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、pHが6.0を下回ると弱ってしまうため水質の管理には気を配りましょう。
基本的には定期的な水換えや掃除をして、pHの低下を予防します。
また、底砂にソイルを採用している水槽や、ろ過フィルターのパワーが不足していると水質が酸性に傾きやすくなるため、メンテナンスをしても酸性傾向が改善されない場合は底砂や機材の変更を検討してみてください。
pH低下の原因は水質の悪化
pHが酸性に傾く大きな原因として、底砂やろ材に有機的な汚れが蓄積し、水質が悪化している可能性が挙げられます。
特に底砂を掘り返す習性のあるコリドラスは、砂の汚れによる影響を受けやすいため、こまめに掃除をして清潔な状態を維持しましょう。
底砂の汚れは水換えのときに、クリーナーポンプを使って水と一緒に汚れを排出すると効率的です。
底砂掃除をし過ぎると水をろ過するバクテリアが減少してかえって水質が悪くなる、という考え方もありますが、コリドラス飼育では底砂の汚れによる影響の方が大きいため、しっかり掃除をして問題ありません。
気になるときは、底砂やろ材の掃除をしたら入れ換える水の量をやや少な目にするとバクテリアの激減を防ぐことができます。
病気になった

ナマズの仲間であるコリドラスは薬剤に敏感で、病気になった時に使える薬や量が制限される可能性があります。
治療法が他の熱帯魚とは異なることも多いので、コリドラスに合わせた薬の使い方や、病気にならない環境作りを覚えておきましょう。
エロモナス感染症に注意!
コリドラスが罹患する病気の中でも特に注意したいのが、エロモナス菌による細菌感染症です。
エロモナス菌は水槽の常在菌で、ストレスなどにより免疫力が落ちている生体が感染します。一度病気を発症するとヒレやエラ、体表など全身に重篤な症状を引き起こし、死に至る恐ろしい感染症です。
エロモナス菌由来の症状がみられたら、早急に病魚を隔離し魚病薬を使った薬浴を行うのが一般的ですが、コリドラスは薬の成分に敏感なため、規定よりも濃度を薄めて行う必要があります。
治療は他の魚種以上に慎重に進めるよう、心がけてください。
病気にならない環境作り
エロモナス菌に関わらず生体が病気に感染して体調を崩すときは、水が汚れていたり、水温が合っていなかったりなど、水槽内にストレスとなる何らかの原因が潜んでいます。
そのため病気にかかった魚を見つけたときは、治療と並行して水換えや、底砂、ろ過フィルターの洗浄を行い水質の改善に努めるのが基本です。
特にコリドラスが接することが多い底砂は、汚れが溜まったところが細菌の温床になるので、クリーナーポンプを使ってこまめに洗浄してください。
また、水温や混泳魚との相性、隠れ場所や照明時間などが適切か確認し、コリドラスが安心して過ごせる環境を整えてあげます。
寄生虫がついた

白点病を始めとした寄生虫由来の病気も、コリドラスが体調を崩す要因の一つです。
寄生虫は新しい生体や水草に付着して外部から持ち込まれることがほとんど。特にワイルド個体を導入した場合は、しばらくしてから水槽内に感染が広がることもあるため、細心の注意が必要です。
新しい生体を導入するときは、水槽に入れる前に1週間ほどトリートメント期間を設け、
- 体やヒレに付着物が無いか
- ヒレを張っているか
- キレのある動きをしているか
などを確認するとリスクを軽減できます。
コリドラスにつきやすい寄生虫の種類
コリドラスが感染しやすい寄生虫には、
- 白点病を引き起こす白点虫
- ピロピロとも呼ばれるイカリムシ
- 吸虫症の原因となるギロダクチルスやダクチロギルス
などがいます。
原因となる虫によって症状や寄生箇所は異なりますが、いずれの場合も発症すると動きが緩慢になり、食欲が低下しますので、元気のない様子が見られたら、特徴的な体表の異常が出ていないかを確認してみてください。
寄生虫の治療は薬浴が基本
寄生虫の治療も魚病薬を使った薬浴が基本です。
コリドラスを治療するときは、病気の時と同じく規定量の30%程度の濃度を目安に魚病薬の濃度を調整してください。
また寄生虫の予防には、やはりメイン水槽に虫を持ち込まないのが一番です。
本来であれば、導入前に『グリーンFゴールド顆粒』などの薬を使ったトリートメントが効果的ですが、コリドラスの場合、本当に必要な場面以外での薬の使用は避けたほうが良いため、まずは通常のカルキを抜いた水を張った別容器で、一週間ほど隔離して様子を見ることをおすすめします。
水温が高すぎた

熱帯魚であるコリドラスは適応できる水温幅が決まっており、一年を通して水槽用ヒーターやクーラーを使って一定に保つ必要があります。
水温が高すぎる、低すぎる環境が続くと細菌感染などにより体調を崩してしまうため、水温管理を徹底しましょう。
特に猛暑が続く近年は水温上昇をいかに抑制するかが、アクアリウム全体の課題と言っても過言ではありません。コリドラス飼育においても、高水温を予防する工夫が重要です。
コリドラスは高水温に弱い
コリドラスが適応できる水温は20~28℃。高水温はやや苦手なため、夏場であっても水温は28℃以下に抑えるのがベストです。
また、水温が高くなると溶存酸素濃度が低下して酸欠や水質の急変が起こりやすくなるため、夏場はエアレーションを追加して酸素量を確保しましょう。
水槽用クーラーなどで保温しよう!
夏は厳しい暑さに見舞われる近年は、室内の水槽であっても対策をしないと、水温が軽く30℃を超えてしまいます。高水温に弱いコリドラスにとってこの水温は、死に直結する危険な環境です。
コリドラス飼育をスタートする場合は、夏を見越して水槽用クーラーを設置したり、エアコンと水槽用冷却ファンを組み合わせたりなど、何らかの暑さ対策が必須であると考えておきましょう。
長生きの秘訣!導入から一週間の飼育法

コリドラスを長期飼育できるかどうかは、意外にも飼育を始めてから最初の一週間に掛かっています。
コリドラスは環境に馴染むまでに少し時間がかかる魚種で、導入から一週間ほどが一番体調を崩しやすい時期と言えるからです。
まず、コリドラスを連れ帰ったら慎重に水合わせを行います。すぐに本水槽に入れるのではなく、一週間ほど落ち着いた隔離水槽で過ごさせてあげるのも効果的です。
トリートメント期間となるのはもちろん、コリドラスを優先的にお世話できるので輸送や環境変化によるストレスを回復させることができます。
また連れ帰った直後の餌量は少な目に、食べを観察しながら少しずつ増やしていき、7日目には通常量になるように調整していくと導入がスムーズです。
本水槽では、強い光がストレスとなるためメイン水槽には必ず隠れ場所を作って落ち着ける環境を整えてあげてください。
まとめ:コリドラスが死ぬ原因とは!餓死・水質・病気・寄生虫・水温について解説

丈夫で飼育がしやすいコリドラスですが、健康に飼育を続けるにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。
コリドラスの死因として多いのが、餌不足、水質、病気、寄生虫、高水温の5つです。
いずれもコリドラスの特性を踏まえて適切な環境を整えれば、予防ができます。
特に底砂の汚れは、コリドラスの健康に直結するため定期的にクリーナーポンプで掃除をして清潔な状態を維持しましょう。
また、コリドラスは導入直後が弱りやすいため、購入する際によく観察して元気な個体を選ぶ、メイン水槽に移す前にもしっかりトリートメントを行う等の工夫も、長期飼育につなげるコツです。
水槽内での可愛らしい表情を見せてくれるコリドラスを、ぜひ水槽にお迎えしてみてください。
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