金魚の飼い方

魚の幸せとは!熱帯魚・観賞魚たちの幸福度が高いといえる状態を考える

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美しく整えられた幻想的な水景を楽しめるアクアリウムは、見る人に癒しや幸福感を与えてくれる唯一無二のインテリアです。
水の中を気持ち良さそうに泳ぐ魚たちもとても幸せそうに見えますが、実際のところ、飼育されている熱帯魚の幸せとはどのような状態を指すのでしょうか

魚は言葉を発することができないため、「魚たちが何を考えているのか」「本当に幸せな状態なのか」を飼育者が把握するのは簡単なことではありません
しかし、だからこそできる限り魚に寄り添った環境を整えて、幸せだと感じてもらえるような水槽作りを実践していきましょう。

今回のコラムでは魚の幸せをテーマに、理想的な飼育環境づくりについて解説します。

プロアクアリストたちの意見をもとに熱帯魚や観賞魚の幸せを解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

見ているだけで人を幸せな気分にしてくれる美しい熱帯魚。では、反対に魚たちに幸せを感じてもらうには飼育者としてどのようなことができるでしょうか

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、熱帯魚や観賞魚の幸せを解説します。

魚は幸せを感じる?


人間や動物のような豊かな表現をする術を持たない魚たちですが、実は最新の研究結果では、形は違えども魚も喜怒哀楽のような感情を持っている可能性が示唆されています
とはいえ、言葉や表情に乏しい魚の気持ちを私たち人間が理解するのは非常に困難です。

そこで、今回のコラムでは飼育者が魚にできる最大限のこととして、”魚の幸せ=魚が苦労や不安を感じることなく生きることができる満たされた環境”を前提に話を進めていきたいと思います。

幸せを感じてもらえる飼育環境とは

魚たちにとって幸せな飼育環境の条件には、以下4つが挙げられます。

  • 群泳や縄張り意識などの本来の性質が発揮できる
  • ストレスを感じない安定した水槽の周辺環境
  • 餌を苦労せずに食べることができる
  • 病気にならない清潔な飼育水

このような環境を安定して維持できていれば、概ね魚たちは満たされていると考えて良いでしょう。

野生下で感じているであろう、捕食される危機感や餌を確保するストレスが無いことを考えると、多少自由が少なくても魚たちにとって悪い環境ではありません
実際、飼育下でのほうが長生きする魚種も多いです。

これとは反対に、水質が悪化していたり、過密飼育だったりする場合には、魚たちのストレスが増して幸福度が下がります

熱帯魚・観賞魚たちの幸福度が高い状態5選


熱帯魚・観賞魚の幸福度が高いかどうかを判断するには、魚たちの状態をよく観察することが大切です。

直接コミュニケーションを取ることはできなくても、観察眼を磨くことで魚たちの気持ちやストレスの有無を、ある程度は把握できるようになります

ここでは、魚たちの幸福度が高いといえる、代表的な状態を5つご紹介します。

状態1:活発に泳いでいる

(熱帯魚)ビギナー向けおまかせコリドラス(5匹) 北海道航空便要保温

魚の幸福感や健康状態を把握する一つ目のポイントが、泳ぎ方です。
水槽内を一定の速度で元気に泳いでいるときは、飼育環境や飼育水が整っていると判断できます

また、魚種の特徴的な”らしい”行動をしているかどうかというのもチェックしたいポイント。
例えば、金魚やコリドラスならば底床材をつついたり、口に含んだりといった行動がみられたら、環境に慣れて自然体で過ごすことができており、幸福度が高い状態と言えるでしょう。

逆に、水槽の隅でボーっと浮いていたり、水面付近で鼻上げを繰り返していたりといった様子が見られるのは体調不良のサイン、過度な速度で逃げるように泳いでいるのはストレスを感じている兆候です。

状態2:適切な餌があり、しっかり食べられている

【冷凍飼料】クリーン・ベビーブラインシュリンプ 3枚セット

幸福度が高い熱帯魚・観賞魚は、餌の食いつきがよく体型も整っています

野生の魚が常に餌の確保を意識して生活していることを考えると、毎日安定して餌を食べることができる飼育水槽の環境は幸福を感じやすいはずです。

しかし、だからと言って餌を与えすぎるのは良くありません。餌の食べ過ぎは便秘や消化不良、肥満を引き起こして健康を害し、幸福度が低下してしまいます
鮮度が保たれた清潔な餌を最適な給餌量・頻度で与えることが、熱帯魚・観賞魚の幸福につながることを意識してみてください。

また、人工飼料だけでなく、たまに冷凍赤虫ブラインシュリンプなどの嗜好性の高い餌を与えると、食いつきが増して魚の嬉しそうな感情が伝わってきます。

状態3:体色が鮮やかに発色している

テトラ (Tetra) バイタル 500ml 観賞魚の繁殖成長を促進する調整剤 ビタミンミネラル配合 熱帯魚 成長 発色

魚の健康状態やストレスは、体色に顕著に表れます

ストレスが多い環境では体色がくすんだり、黒ずんだりすることが多いため、水槽内で鮮やかに発色しているときは、ストレスフリーな環境で過ごせている幸福度が高い状態と考えられるでしょう。
健全な発色には、照明時間や魚が快適と感じる水質、水温など飼育環境の様々な要素が関係しているため、体色が鮮やかであれば飼育者としても管理方法に間違いなかったという答え合わせになります。

また、健康状態を確認する時には発色以外にも、ヒレの透明度や広がり具合にも注目してみてください。
ヒレの先端が傷んでいたり、白く濁ったように見える場合は、健康状態が悪化しています。ヒレは水質の変化などで一時的に傷んでしまうこともあるため、経過をよく観察し、他に感染症が疑われる症状が出ていないかを冷静に確認することが大切です。

状態4:群れを作れる

(熱帯魚)ネオンテトラ(10匹) 北海道航空便要保温

ネオンテトラに代表されるカラシンの仲間やメダカ、コリドラス・ハステータスなどの多くの小型魚は、好んで群れを作る習性があります

適度な匹数の同魚種が同じ水槽で泳いでいて、混泳のバランスも良いと、本来の性質を発揮して群泳を始めるでしょう。
つまり、群れる習性がある魚種が仲良く固まって泳いでいたら水槽内の生体バランスが整っていて、上手に住み分けができている証拠です。

また、群れで生活することを好む小型種は、少数だけで飼育すると安心することができずストレスを感じてしまいますので、ある程度まとまった匹数を導入してあげると、幸福度がアップします。

状態5:天敵がいない・繁殖できる

(熱帯魚)モザイクグッピー (外国産)(約3cm)(3ペア)[生体]

天敵がいない環境では、魚たちのストレスが軽減されて繁殖しやすくなります

グッピーやメダカなどの繁殖がしやすいとされる魚種の場合は、特に繁殖の有無が幸福度を測る大きな基準です。

繁殖するには体力が必要なので、水温や水質が安定しており、餌が豊富で満たされている環境にある時、魚たちは積極的に繁殖行動を開始します
水槽内で繁殖できているならば、自然体で安心して過ごせる環境が整っていると判断してよいでしょう。

ただし、限られた水槽内で過剰に繁殖させてしまうと過密飼育になってしまうため、快適な環境を確保できる範囲で繁殖をコントロールすることが大切です。

飼育魚の幸福のためにできること


自分で住む場所を選び整えることができない飼育魚の幸福度を高めることができるのは、飼育者だけです。
せっかく縁があって飼い始めた魚を、最後まで幸せに飼育する責任を持ちましょう。

ここでは、飼育する熱帯魚・観賞魚の幸福のために、飼育者がさらにできることについて考えます。

飼育魚の特性を知って最適な水槽環境を作ろう

魚が幸せに過ごせる環境を整えるには、飼育する魚種の特性を知ることが何よりも大切です。

例えば、熱帯魚なら原産地の環境について調べて、その環境にできる限り近づけるのがベスト。特にワイルド個体の場合は、導入前にしっかり生息地の水質や水温を調べて、環境を再現する工夫をしましょう。

金魚や改良品種のベタ、シクリッドなど養殖の歴史が長い観賞魚は、人が飼育することが前提となる魚種です。
ワイルド種のように原産地の環境にこだわる必要はあまりありませんが、個体ごとのコンディションをよく観察し、状態に合わせて臨機応変に対処することが柔軟さが必要となります。

消化不良になりやすい個体ならば餌の頻度や量を見直す、というように個体差を考慮に入れて調整することで、魚の幸福度をさらに高めることが可能です。

最後まで愛情を持ってお世話をしよう

飼育者が愛情を持って接するというのも、魚の幸福度に大きく関わるポイント
毎日興味を持ってお世話をし、様子をじっくり観察していれば、魚の些細な変化にも気づけるようになります。調子のよい状態を覚えておくと、体調不良や病気の前兆を察して早期に対応することもできるでしょう。

愛情があれば少し面倒な作業を行う時でもモチベーションが上がりますし、長く飼育を続けていく力になります

また、飼育を始めたら最後までしっかりお世話をするのは飼育者の義務です。放流は絶対にやめてください
飼育を始める前に、責任を持って最後まで飼育するために必要な環境を検討し準備しておくことで、愛情を持った無理のない終生飼育に繋がります

まとめ:魚の幸せとは!熱帯魚・観賞魚たちの幸福度が高いといえる状態を考える


魚は会話や触れ合いで今の状態を伝えることができません。
しかし、感情のような思考は持ち合わせているというのが最近の定説なので、飼育者の行動で熱帯魚や観賞魚が幸福を感じる可能性は大いにあるでしょう

飼育魚の幸福度を高めるために飼育者にできるのは、とにかく魚に合わせた適切な環境を整えること。水質や水温を合わせ、適切な頻度・量で餌を与える、できるだけストレスを減らすといった工夫をしてあげれば、きっと魚は幸せです。
幸福度が高い魚は、発色や体調が良くなり、動きが活発で魚種特有の魅力的な行動が増えていきます

そして何よりも飼育者が愛情を持ってお世話を行うことで、魚たちの幸福度はさらに高まります。
飼育している魚たちの幸せについてじっくり考え、愛情を込めてお世話することで、水槽を眺める私たちも最大の癒しを経験できるでしょう。

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執筆者 Hara.kazu

子どもの頃から魚や昆虫を飼育し、アクアリウム歴は約30年になります。
グッピーやプラティ、ネオンテトラなどの入門魚飼育から始まり、シクリッドのブリーディングなどを経て、最近ではアクアテラリウムのレイアウトを楽しんでいます。

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