金魚の飼い方

金魚のかわいい雑学10選!習性・行動・鳴き声やアピールなどを紹介

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投稿日:2026.02.06

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古くから親しまれてきた金魚は、日本人にとって最も身近な観賞魚といっても過言ではありません。

特別アクアリウムに興味が無くても、金魚すくいをきっかけに飼育したことがある、という方も多いのではないでしょうか。丸みのある体型やひらひらと優雅に泳ぐ姿は、見ているだけで癒やされますよね。

一方で、金魚にはあまり知られていない行動や習性が多くあります。
実際に飼育してみて初めて気づく「かわいさ」もたくさんあり、長く飼いこむほど、愛らしい習性や行動が数多くみられるでしょう。

このコラムでは、日々の飼育の中で見られる金魚のかわいい雑学を10個紹介します。
行動の理由や背景もあわせて解説しますので、金魚との暮らしをより楽しむヒントとして役立ててください。

プロアクアリストたちの意見をもとに金魚のかわいい雑学を解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

私たちにとって、とても身近な存在である金魚。
しかし、実際に飼育してみないと分からない、たくさんの習性や行動があるのです。ここには、金魚が長い間愛され続けてきた秘密が隠されているかもしれませんね。

ここでは、飼育経験から得た、金魚のかわいい雑や行動を解説します。

金魚のかわいい雑学を紹介

見た目がきれいで、表情にも癒やされる金魚ですが、実は飼育者を驚かせるようなユニークな習性や興味深い行動がたくさんあるのです。

ここでは、そんな金魚のかわいい雑学を10個、実際に飼育した体験から紹介していきます。

雑学1:飼育者を覚える!

金魚の視力は0.04ほどと言われており、海を泳ぐアジなどの海水魚と比べるとかなり低いです。しかし、室内の水槽飼育においては十分な視力であり、飼育者の姿をしっかり認識してくれます。

水槽の前に立った瞬間、急に近寄ってきて体をくねらせるような動きを見た、という経験がある方も多いでしょう。いわゆる「餌くれダンス」と呼ばれる行動で、これは飼育者=餌をくれる存在として認識しているから、といえます。

また、飼育者だけでなく「餌をくれそうな人」も分かるようです。
初対面の人であっても、餌を持っていそうな雰囲気を感じ取ると、自分から寄ってくることがあります。視力だけで判断しているのかは不明ですが、音や動き、立ち位置などを総合的に判断していると考えられるでしょう。

このように、金魚は想像以上に周囲をよく見ており、毎日の積み重ねで飼育者を覚えるのです。水槽の前に立つたびに反応してくれるようになると、飼育の楽しさが一段と増すでしょう。

こちらのコラムでは、金魚と仲良くなる方法を紹介しています。

雑学2:金魚は耳や鼻が良い!

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金魚は、音やにおいに対してとても敏感な魚です。

野生の魚にとって、近づいてくる音への反応は捕食者から逃げるために必要な能力であり、金魚もその名残で聴覚が発達しています。聞いたことがない音の場合、びっくりする個体も多いです。

なお、餌の前に特定の音(水槽に近づく足音・物を置く音・部屋の照明をつける音など)が聞こえると、アピール体勢に入ることも。給餌前の状況を覚えると、正面顔で待機していることがあります。

また、魚の嗅覚は人間よりもはるかに優れており、その能力は数十倍以上です。とくにアミノ酸に対する感度が高く、餌のにおいを遠くから感じ取れます。

音やにおいに反応する様子を観察すると、金魚の感覚の鋭さがよく分かるでしょう。

雑学3:鳴き声や音を出してアピールすることがある!

Googleなどの検索フォームで、「金魚 鳴き声」という検索キーワードがあるほど、金魚が音を出すことは意外と知られているのです。

正確には鳴き声ではなく、口や歯を動かすことで「キュッ」とした音を発しています。この音は、空気を吸い込んだときや、歯ぎしりのような動きをした際に生まれる音です。
また、水を口から吐く・水温計をつつくなど、他の物を使って音を出し、飼育者にアピールする個体もいます。

こうした行動は、餌をねだる目的であることがほとんどですが、大変かわいいものです。かまってあげるほどに学習し、積極的に行うこともあるでしょう。コミュニケーションを取ろうとしているようで、愛着が湧いてきますよね。

ただし、このような音を使った行動は個体差があり、すべての金魚が行うわけではありません。もし、一生懸命アピールしてくる個体がいたら、しっかりと反応してあげましょう。

雑学4:餌に好みがある!

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金魚は食いしん坊として知られており、餌に困ることはほとんどありませんが、餌を選り好みする個体もいます

とはいえ、好みでない餌を与えた場合でも、まったく食べないわけでもありません。「しかたないなぁ」といった様子でゆっくり食べ、好みの餌との食いつき速度の違いには驚くでしょう。

金魚は、一般的ににおいの強い餌を好む傾向が強いです。
フンの臭いを抑えるタイプの餌は、餌自体のにおいもマイルドに作られているため、食いつきがいまひとつの場合もあります。そんなときは、においが強めの餌に切り替えてみると反応が良くなることも。

飼育個体の好みを探りながら、いろいろな餌を試してみるのも飼育の楽しみのひとつではないでしょうか。

餌を食べない時の対応については、こちらも参考にしてください。

雑学5:餌の時間を覚えることがある

毎日決まった時間に餌を与えていると、金魚はその時間帯を覚えて行動するようになります。給餌の時間が近づくと活発に泳ぎ始めたり、水槽の前面で待機したりする姿が見られるでしょう。

飼育者が近くにいれば、音を出してアピールをすることもあります。朝に餌を与えている場合、日が昇り始める頃からそわそわし出す個体もいるほどです。

また、飼育者の在宅時間が長い場合は、一定間隔でアピールされるケースもあります。実際に3時間おきほどで餌をねだられた経験から、金魚の体内時計は想像以上に正確なようです。

ただし、アピールのたびに応じてしまうと、過剰給餌につながるため気を付けましょう。

餌の時間を覚えることは、金魚が環境に順応している証拠でもあります。決まった時間に給餌することで、金魚の生活リズムも整い、健康を維持しやすくなるでしょう。

雑学6:水面付近で寝ることがある

金魚が水面付近でじっと動かなくなっていると、病気ではないかと不安になるかもしれませんが、健康な状態でも水面近くで寝ていることがあります

金魚は、一日に何度も短い睡眠状態に入るといわれています。多くの場合は浮袋を調整し、底のほうで静止しますが、個体によっては中層や水面付近で休むこともあるのです。

姿勢を保ったまま寝ている様子は、見慣れると少し不思議でかわいらしく感じられるでしょう。また、寝る位置や姿勢には個体差があり、毎回同じ場所とは限りません。

そんな姿を観察するのも、金魚飼育の楽しさではないでしょうか。

ただし、明らかに呼吸が荒い、体が傾いているなどの異変がある場合は注意が必要です。普段の寝姿を把握しておくことで、体調変化にも気づきやすくなります。

金魚の病気については、こちらも参考にしてください。

雑学7:エアレーションで遊ぶことがある

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エアレーションを設置している水槽で、気泡に近づいてふわっと体が持ち上がる金魚を見ることがあります。中には、何度も同じ行動を繰り返す個体もいるでしょう。

この行動は泡の刺激を受けて楽しんでいると考えられており、遊びに近い行動といえます。ただし、すべての金魚が好むわけではなく、興味を示さない個体もいます。

気泡で遊ぶ姿はとてもかわいらしいですが、金魚が同じ場所で何度もエアレーションに当たり続ける場合には、注意が必要です。
過剰な水流や泡に当たり続けるといった行動は、体に負担がかかる可能性があるため、エアレーションの位置を調整・変更するなどの対策を取りましょう。

雑学8:底砂掃除をするとおやつを探し始めることがある!

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プロホースなどを使って底砂の掃除をしていると、金魚たちがクリーナーの先端をツンツンとつつきながら追いかけてくることがあります。

この行動は、掃除で舞い上がったインフゾリアなどの微生物を食べているためです。金魚にとっては思わぬおやつタイムのようなもので、夢中になって探し回る姿が見られるでしょう。

金魚たちに追いかけられながらクリーナーポンプを動かすのは、飼育者にとってもちょっとした楽しみにもなります。「こっちも掃除して」と言わんばかりについてくる様子は、なんともかわいらしいものです。

底砂掃除は水質維持のために欠かせない作業ですが、金魚との触れ合いの時間としても楽しんでみてはいかがでしょうか。

雑学9:水草の好みがはっきりしている金魚もいる

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金魚は水草をおやつ感覚で食べることが多く、柔らかい葉はあっという間に食べ尽くされてしまいます。
しかし、すべての個体が食べるわけでもありません。中には水草を障害物として認識し、近寄らない個体もいます。

水草を食べない金魚であれば、水草でレイアウトしても大丈夫だと思えるかもしれません。ところが、金魚はヤマトヌマエビなどコケ取り生体を食べてしまうことがあるため、混泳させられないのです。

コケ取り生体がいないと水草にコケが生えやすくなり、結局飼育者がトリミングをすることになります。

また、アナカリスやマツモは食べるのにカボンバには興味を示さないなど、水草の種類によって好みが分かれるのも面白いです。葉の密度や食感の違いが関係しているのかもしれません。

金魚の行動を観察しながら、水草の種類やレイアウトを調整すると、無理のない飼育環境を作りやすくなるでしょう。

水草を食べられたくない方には、人工水草もおすすめです。

雑学10:追星の数には個体差がある

金魚は見た目だけでオスメスを判別するのが難しい魚ですが、春先になるとオスのエラ蓋や胸ビレに「追星」と呼ばれる白い粒状の突起が現れます。

ただし、追星の出方には大きな個体差があるのです。
はっきりと多数の追星が出る個体もいれば、うっすらと数個だけ確認できる程度の個体もいます。「追星が本当に出ているのか迷う」といったような個体もいるでしょう。

また、追星の状態は、個体の栄養状態や飼育環境とも関係することがあります。十分な栄養が摂れていない場合、追星が目立ちにくくなることも。
そのため、追星は性別判断だけでなく、健康状態を知るための一つの目安としても役立ちます。

もちろん、追星の数の多さで優劣があるわけではないため、それぞれの個性として楽しみましょう。

まとめ:金魚のかわいい雑学10選!習性・行動・鳴き声やアピールなどを紹介

金魚のかわいい雑学を紹介しました。

金魚は見た目のかわいらしさだけでなく、行動や習性にも思わず笑顔になる魅力があります。飼育者を覚えたり、音や匂いに反応したりと、日常の中で見せる仕草には理由があり、長く飼育するほど愛着も深まるでしょう。

特に餌の時間を覚えて待機したり、音を出してアピールしたりする姿は、単なる観賞魚の枠を超えた存在感があります。水面付近で寝る、エアレーションで遊ぶなどの行動も観察すると楽しいです。

また、餌や水草の好み、追星の出方などには個体差があり、同じ種類でも一匹ずつ性格が異なります。こうした違いを受け入れながら飼育することで、金魚との付き合い方がより深くなるでしょう。

このように、行動や正確に個性があることが、金魚が古くから親しまれ続けてきた理由の1つかもしれませんね。

金魚は初心者でも飼いやすい魚ですが、観察を続けることで奥深さが見えてきます。

今回の雑学を参考に、ご自宅の金魚の行動にも目を向けてみてください。きっと、これまで以上に金魚のかわいさを感じられるはずです。



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執筆者 のべじ

幼少の頃より生き物が大好きです。身近な川魚から熱帯魚、両生・爬虫類までさまざまな生き物を飼育してきました。大学で海洋生物学を学び、水族館で働いた経験も併せて、アクアリウムが楽しくなるようなコラムを紹介していきます

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