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金魚飼育に最低限必要な物5選!プロおすすめの理由と飼育成功ポイント

金魚は見た目がきれいなだけではなく、丈夫で飼いやすい人気の観賞魚です。

アクアショップや通販でたくさんの金魚用品が販売されているのも、興味がある人が多いからと言えるでしょう。ただ、その品ぞろえの多さに、

  • 飼育機材が多すぎて選びにくい
  • 不必要なものまで購入して初期費用がかさむ

といって頭を抱えてしまうケースも珍しくありません。

そこで、今回はプロおすすめの理由・飼育成功のポイントと合わせて、金魚飼育に最低限必要な物を5つご紹介します!

金魚飼育に最低限必要なもの5選と理由

金魚を飼育するために必要なものは次の5つです。

  • カルキ抜き
  • 水換え道具
  • 水温計
  • 投げ込み式フィルター

水槽とこれらのアイテムがあれば、困ることはありません。

1:カルキ抜き

ニッソー カルキ抜き お徳用 500ml

「カルキ抜き」は、水換えの際に水道水に含まれる魚にとって有害な塩素(カルキ)を中和するために使用します。

くみ置きして日光に当てておくことでも除去できますが、時間(1~2日)がかかってしまいます。

液体もしくは固体のカルキ抜き(ハイポ)があると、必要な水量に応じて速やかに塩素を中和できるので、水換えでは欠かすことができません。

水換えは金魚飼育の基本

水換えは金魚飼育の基本であり大切な健康管理の一環です。

エサをよく食べフンも多い魚なので、水換えの頻度は高めになります。もし、怠ると水質が悪化して体調不良になったり、コケが生えやすくなったりと健康面・観賞面ともに良くありません。

こまめに水換えをするだけで防げる病気やトラブルは多いので、カルキ抜きは十分な量を常備しておくことをおすすめします。

2:水換え道具

水換えにはプロホースやバケツといった「水換え道具」が必要です。

この2つがないと水換えができないので、必ず用意しておきましょう。

プロホースでフンを掃除しよう!

プロホースエクストラ M

水を抜くだけなら一般的なホースでも可能ですが、「プロホース」を使うことで同時にフンを掃除することができます。

特に底床を敷いている場合に効果的で、砂利や底砂はそのままにフンと水だけを吸い出すことが可能です。粒が細かく巻き上がりやすい底床の場合には、吸い上げてしまわないよう排水量を調節できるのでとても便利。

1つあるだけで水換えとフン掃除の効率が格段に良くなります。

ただ、金魚が大きい場合はプロホースの接続部にフンが詰まる可能性があるので、「プロクリーナー」をおすすめします。

プロクリーナー

3:投げ込み式フィルター

水作 ニューフラワー DX

金魚飼育は「投げ込み式フィルター」と相性が良いです。

  • 底面のゴミを集めやすい
  • 水流が緩やか
  • 酸素供給力が高い

底に溜まるフンを集めやすいうえに水流が緩やかなので、ヒレが長く強い水流が苦手な種類にも使うことができます。また、酸素供給力が高く、夏場の酸欠対策にも最適です。

ろ過フィルターはシンプルが良い!

投げ込み式フィルターは構造がシンプルで扱いやすい点もメリットです。

砂利とウールマットの2層になっていて、外側のプラスチック部を外すだけで簡単に掃除や交換ができます。シンプルとはいえ、砂利にもろ過バクテリアは棲みつくので、ろか能力は問題ありません。

もちろん、水槽の水量に合ったサイズのろ過フィルターを用意することが重要です。エアーポンプとソフトチューブを接続して使用するため、この2つも忘れず用意しましょう。

4:水温計

ニッソー 水温計 M

金魚の飼育を始める際は、「水温計」を用意する必要があります。

金魚は幅広い水温に適応できる魚で、12~34度まで耐えることが可能です。

さらに水温が低下しても死んでしまうことはありませんが、活性・消化能力が落ちて冬眠状態に入ります。また、この温度帯より水温が高い状態が続くと、消耗して弱ってしまうことも少なくありません。

水温は金魚のコンディションを左右する

水温は金魚のコンディションを大きく左右するため、一目で確認できる水温計があると体調管理に役立ちます。

【例】

  • 水温が15度以下:消化能力が低下するから餌の量を減らそう
  • 水温が30度以上:すだれや冷却ファンによる高温対策を検討する

この他にも水換えによって水温が急変していないか、食欲不振や泳ぎ方の違いが水温によるものではないかなど、水温計があることでトラブル解決につながることも少なくありません。

低水温に関しては、金魚用ヒーターを使うと冬でも安定して育てることができます。

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5:餌

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金魚はたくさん餌を食べる魚です。

毎日与えることもあって、餌はそれだけ金魚の健康を左右します。最適な餌の種類と頻度は金魚の飼育では重要なポイントです。

金魚の種類に合わせて餌を変えよう

生き餌や乾燥餌など、たくさん種類がありますが、保存しやすく栄養バランスの良い人工飼料がメインの餌として一般的です。

ただ、人工飼料にも「浮遊性」と「沈降性」があって、金魚の種類に合わせて餌を変えることが重要。

浮遊性は遊泳力が高い(泳ぎがうまい)種類におすすめで、沈降性の餌は遊泳力が低いタイプの金魚に向いています。

【浮遊性】

  • 和金
  • コメット
  • 朱文金

【沈降性】

  • らんちゅう
  • 琉金
  • ピンポンパール

餌選びで迷った場合は、最初は浮いて時間が経過すると沈むフレークタイプをおすすめします。消化しやすいので、消化能力が落ちる寒い季節に与えることも少なくありません。

金魚の飼育成功ポイント

金魚飼育に最低限必要なものがそろったら、次の「飼育成功ポイント」も把握しておきましょう。

  • 水換えはルーティン化しよう
  • 餌は腹7分目を意識しよう
  • 金魚水槽でもコケ掃除は大切

金魚飼育でとても大切なことですが、難しいことではなくすぐに実践できます。

水換えはルーティン化しよう

水換えはルーティン化して行うようにしましょう。

大食漢で水を汚しやすい金魚は、水換えによってきれいな水質を維持することがとても大切です。怠ったり、先延ばしにしたりすると水質が悪化して体調不良になることも少なくありません。

水槽サイズやろ過フィルターにもよりますが、1~2週間に一度を目安に決めたタイミングで水換えしましょう。フンの掃除も同様です。

餌は腹7分目を意識しよう

餌の量は「腹7分目」を意識して与えるようにしましょう。

よく食べるからといって、餌に興味を示さなくなるまで与えるのも良くありません。食べ残しやフンが増えて水が汚れるだけでなく、寒い時期は消化不良につながることもあります。

たくさん与えて早く大きくしたい、もしくは体力を付けたい(冬眠前など)場合は、少量を3~6時間おきに与えることをおすすめします。

金魚水槽でもコケ掃除は大切

金魚はコケを食べるものの、オトシンクルスのようにきれいに食べることはできないので、コケ掃除を行うようにしましょう。

コケが生えすぎると、

  • 水質の悪化
  • 観賞性の低下
  • 臭いの原因になる

といったように、良くないことばかりです。

毎日する必要はなく、水換えのタイミングに合わせて行うとルーティン化できるのでおすすめです。

まとめ:金魚飼育に最低限必要な物5選!プロおすすめの理由と飼育成功ポイント

今回は、金魚飼育に最低限必要な物をご紹介しました。

飼育を始めるにあたってお悩みの方は、ご紹介した次の5つをそろえてみてください。

  • カルキ抜き
  • 水換え道具
  • 水温計
  • 投げ込み式フィルター

遅かれ早かれ必要になるものなので、優先的に用意しておくと良いでしょう。

飼育に慣れてきて設備を拡張する場合であっても流用できるものばかりです。無駄なく必要なものだけで金魚飼育のスタートをきりましょう。

コメント

  1. コメット より:

    金魚の為になりました。ありがとうございます。