メダカの飼い方や飼育に必要なものを解説!おすすめの餌、マツモなどの水草についてや稚魚の育て方、死んでしまう原因、長生きのコツまでメダカのすべてがわかります!
メダカの飼い方とメダカ水槽
メダカとは、日本の河川でも見かけることのある小型観賞魚です。
日本の風土や気候に適応しているので、とても飼いやすく、その涼し気でかわいらしい見た目から人気があります。
こちらのページでは、メダカを飼うために何をしたらいいのか、必要なもの、水槽の設置方法、おすすめのエサや長生きさせる方法、産卵・繁殖方法などメダカの飼育について一通りを解説します。
メダカの飼い方とは
基本的なメダカの飼い方は、とても簡単です。
- 水槽・飼育容器や水草など、必要なものを揃える。
- 水槽・飼育容器に水や水草を入れて、メダカが暮らせる環境を作る。
- 定期的にエサやりや掃除といったお世話をする。
魚の飼育と言えば、水槽を使い室内で飼うというイメージがありますが、メダカは日本の気候に適応しているため、屋外でも飼育することができます。
メダカ水槽に必要なもの
メダカ水槽は、メダカの飼育に適した設備が必要です。
そして、室内でメダカを飼う場合と屋外でメダカを飼う場合では、必要になるものやレイアウト(水草などの配置)が異なります。
次は 室内メダカ水槽と、屋外メダカ水槽それぞれのポイントや必要なものをご紹介します。
-
室内でメダカを飼う場合は、水槽や照明、エアポンプなどの水槽用機器を使用します。
水槽やガラス容器などの飼育容器に、水を綺麗に保つための機器、水槽用照明などを取り付けます。
水槽の水は次第に汚れていくので、『エアポンプ』『ろ過フィルター』を使って水をろ過しながら、定期的に水換えや掃除をして清潔な環境を維持します。
室内メダカ水槽はリビングなどの生活空間に置くことにより、メダカたちの成長をより間近で感じることができるでしょう。
メダカの成長や、あなただけの特別なアクアリウムを楽しめるのが室内メダカ水槽です。
-
メダカを室内で飼うために必要なもの
-
必要なもの1:水槽(飼育容器)
水槽や、大き目のガラス容器を用意しましょう。
選ぶ基準は大きさ=水の容量です。1匹辺り1リットルの水が必要ですので、飼育数に応じた水量の飼育容器を選びましょう。
おすすめの水槽・飼育容器
-
必要なもの2:ろ過機器・照明
メダカを健康に飼育するためには、水をきれいに保ち、充分な光をあてる必要があります。そのため、水をきれいにするエアポンプとろ過フィルター、水槽用照明を用意しましょう。
おすすめのろ過機器・照明
-
必要なもの3:底砂・水草など(レイアウトアイテム)
効率重視で何もいれない水槽もありますが、メダカを楽しく飼うのなら底砂(底床材)や水草も用意しましょう。様々な色や大きさのものがあるので、好みのものを探しましょう。
おすすめのレイアウトアイテム
- 室内メダカ水槽の設置方法はこちら 一番簡単にメダカを飼う方法とは!
室内メダカ水槽リビング・ダイニング・個室など
-
屋外でメダカを飼う場合は、屋外用の鉢(睡蓮鉢など)や発泡スチロール、トロ船でビオトープを作ります。
ビオトープとは、自然の水辺を再現した飼育方法で、野性に近い状態のメダカを観察できます。
また室内飼育と違い、水を綺麗にするろ過フィルターや水換えを行わなくても飼育環境を維持することができます。
庭やベランダ、玄関など屋外の日当たりと風通しが良い場所に飼育容器を置き、カルキ抜きした水をいれ、その中でメダカを飼育します。水を綺麗に保つ水質浄化サイクルを作る為、水草やお掃除生体も忘れずにいれてください。
-
メダカを屋外で飼うために必要なもの
-
必要なもの1:飼育容器
強い日差しや雨風に晒されても劣化しにくい鉢や、屋外飼育用の発砲スチロール鉢、トロ船がおすすめです。
経年劣化によりヒビ割れが起きると大変なので、必ず屋外対応したものを選びましょう。
おすすめの飼育容器
-
必要なもの2:お掃除生体
お掃除生体とは、水が汚れる原因になるエサの食べ残しやメダカのフンを食べる特性がある生き物のことです。エビやドジョウ、タニシ類があげられます。
おすすめのお掃除生体
-
必要なもの3:水草
ビオトープの水質浄化サイクルでは、水中の汚れをバクテリアや微生物が分解し、分解後に出来た養分を水草が吸収して水をきれいにするので、水草が必須です!
おすすめのレイアウトアイテム
- 屋外メダカ水槽の設置方法はこちら 一番簡単にメダカを飼う方法とは!
屋外メダカ水槽庭・ベランダ・バルコニーなど
室内飼育と屋外飼育の共通事項
メダカを飼いやすい環境とは
メダカは日光浴をさせてあげることで元気に成長します。
屋外、室内どちらの場合も光を当てて『昼』を感じさせて、昼夜のメリハリをつけるとメダカのバイオリズムが整えられるのです。
屋外飼育では日の当たる場所で飼育するのが基本ですが、下記のような場合は日よけを立てたり水槽の置き場所を変えたりなどの対策をしてください。
- 日差しが強い
- 気温が高い
- 気温が低い
- 悪天候
対策には『すだれ』が有効です。立てかけて日よけにしたり、飼育容器に巻き付けて保温したりなど、様々な場面で活躍します。
室内飼育では、『水槽用のLED照明』を日光の代わりに当てて、昼夜のメリハリをつけます。
照明は、1日に約10~13時間ほど点灯しておくのが理想です。夜は消灯し、メダカが休む時間を作ってあげてください。
メダカは日光浴が大好き!だけど暑さは苦手……
日光浴は大好きだけど、日の当たり具合や時間には気をつけてね。日が強すぎると暑さでバテてしまうこともあるよ。屋外ではすだれをかけて、強い日差しを防いでね。
動画で解説!メダカの飼い方
メダカの飼い方解説コラム
コラムでメダカの飼い方についてもっと知ろう!
メダカの住環境を作ろう!水槽設置方法
メダカに必要なものがわかったら、次はそれらのアイテムを使ってメダカの住環境をつくる方法について学びましょう。
メダカを飼うためには、メダカが生活する水槽を設置する必要があります。
室内で飼育する室内メダカ水槽と、庭やベランダ等の屋外でメダカを飼育する屋外メダカ水槽では、飼育容器や使用機器がちがうため、設置方法も変わります。
-
室内飼育では、水槽用照明やろ過フィルターを使用して水槽の中に自然のメダカが住んでいる池や川などの環境を再現します。
水槽は水を入れると重くなるため、必ず設置台の耐荷重を確認してから設置しましょう。
-
4ステップで簡単!室内メダカ水槽の設置方法
必要なものを揃えたら、次のステップに沿って室内メダカ水槽を設置しましょう。
- 室内メダカ水槽に必要なもの一覧
-
- 水槽を設置
水槽は必ず、水平な場所に設置してください。
歪んでいる台やバランスが悪い場所では、水槽に負荷がかかり危険です。また、水の入った水槽をテーブルや棚に置くと、重量に耐えられない可能性があります。横幅30cmを超える水槽の場合は、安全のために専用の水槽台を準備しましょう。
- 底砂などのアイテムの下準備
底砂や砂利は鑑賞性を高めたり水草を植えたりするのに必要な、メダカが安心できる環境づくりには欠かせないアイテムです。
水槽に入れる前にしっかりとこすり洗いすると、飼育水の濁りを防げます。
- 水草・機器を配置、レイアウトする
水槽内に機材や水草を配置します。
水をスムーズに循環させるために、ろ過フィルターの吐出口付近には大きなアイテムを置かないようにしてください。
メダカが窮屈にならないよう、余裕をもってレイアウトしましょう。
- 水を入れてメダカを投入する
メダカは急激な環境の変化に弱いため、水合わせ (新しい環境に慣れさせること)をしてから水槽に入れましょう。
メダカを購入してきたら、袋に入れたまま水槽に20分ほど浮かべて水温を整えます。
次に、袋の中の水とメダカをバケツなどの容器に移し、そこに水槽の水を混ぜて水質に慣れさせていきます。10分毎に少量ずつ注いでいき、30分ほどしたら、メダカだけを掬って水槽に投入しましょう。水合わせは、室内・屋外どちらで飼育する場合にも行ってください。
- 水槽を設置
- メダカ水槽をお手軽に設置する方法
-
室内メダカ水槽におすすめの水草
室内メダカ水槽におすすめな水草をご紹介します。葉が柔らかくメダカとの相性がよいものや、耐陰性が強いものを選びました。
身を隠して休憩できる隠れ家としての役割や、卵を生むための産卵床として、水質悪化の原因となる養分を吸収して成長することから水質維持対策としてなど、メダカが飼育しやすくなる水草たちです。
室内メダカ水槽の設置方法
-
屋外では、天候や季節の変化を感じながら、自然に近い環境でメダカを飼育することになります。
気温によって水温が変動しやすいため、直射日光を避けた風通しの良い場所での飼育がおすすめです。
はじめの1ヵ月は2~3匹程度から飼育を開始し、水質が安定したらメダカや他の生き物を追加していきましょう。
-
初めてでも大丈夫!屋外メダカ水槽の設置方法4ステップ
必要なものを揃えて、屋外メダカ水槽の設置にチャレンジしましょう。
- 屋外メダカ水槽に必要なもの一覧
-
- 水槽の設置場所を決める
屋外飼育は、メダカに日光浴をさせられるのが大きなメリットです。
風通しが良く、適度に日の当たる場所に飼育容器を設置しましょう。
ただし、強い直射日光は水温の急激な変化やコケを発生させる要因になりますので、直射日光が長時間当たる場所は避けてください。
- カルキ抜きした水を準備する
水道水に含まれるカルキ(塩素)はメダカにはあまり良くありません。
中和剤を使用したり、1~2日ほど日光にさらすなどして、カルキを抜きましょう。
カルキ抜き作業は、室内・屋外飼育のどちらでも行います。
- 底砂・水草・生体を投入する
飼育容器に底砂や水草を入れて、2で用意した水をいれましょう。
屋外飼育では、足し水以外の掃除はほとんど行いません。その為、コケなどをきれいにしてくれる、ミナミヌマエビやドジョウなどの『お掃除生体』を一緒に飼育するのがおすすめです。より美しいビオトープを維持しやすくなります。
- 天候対策をする
水温が34℃以上になると、メダカは衰弱してしまいます。暑い日には、すだれなどを使って日陰を作りましょう。
また、大量の雨水が飼育容器に入ると水温が急激に下がったり、メダカが流れ出してしまったりといった危険があります。悪天候の日は、飼育容器を屋根の下に移動する、覆いをするなどの対策をしてください。
- 水槽の設置場所を決める
- メダカ水槽をお手軽に設置する方法
-
屋外メダカ水槽におすすめの水草
屋外メダカ水槽におすすめの水草をご紹介します。
冬の低気温に耐えることができる、強い日差しが当たっても枯れないなど屋外の環境に適応した水草を選びました。
浮草(底に根を張らず、水中で浮遊する水草)は日陰をつくる役割があり、メダカが身を隠したり休憩することができるので屋外水槽では定番の水草です。
-
屋外でメダカを飼育できるビオトープについては、こちらもページもご覧ください!
屋外メダカ水槽の設置方法
メダカ水槽には水草を入れよう
室内、屋外に関わらず、メダカの飼育容器には『水草』を一緒に入れるのがおすすめです。
水草を入れることで、下記のような効果がえられます。
- 隠れ家・寝床になる
- 強すぎる日差しを遮る
- 産卵床になる
- 水質が安定しやすい
隠れ家は、熱帯魚たちの防衛本能をまもり、ストレスを減らす存在です。
またメダカが産卵した場合、卵が底に落ちると発見できなかったり他のメダカが食べてしまうことがあるので、繁殖させたい場合は産卵床になる水草が必須です。
繁殖を考えていない場合でも、水草があることでメダカは落ち着いて生活できるようになりますので、必ず導入しましょう。
水草は出来る限り『無農薬』のものを選びます。
特に、メダカと一緒に飼育できるミナミヌマエビなどのエビ類は、農薬に弱い生き物です。混泳を考えている場合は、 購入時にはしっかりと表記をご確認ください。
水草があるとメダカは卵を産み付けるよ!
メダカの卵を見つけたら、水草ごと回収して他の容器に移して孵化させてみよう!ホテイソウなどの浮草は卵を回収しやすいし、ちょっとした日陰を作ってくれるのでおすすめ。水槽ではマツモが良いよ!
メダカ水槽解説コラム
メダカ水槽の水草解説コラム
コラムでメダカの住環境づくりをもっと知ろう!
メダカの種類を知りたい!
メダカは品種改良が進み、現在では「スワローメダカ」や「楊貴妃メダカ」などさまざまな名称のメダカが流通しています。
鮮やかな色合いのもの、ラメのように輝いているもの、ヒレがドレスのように長いものなど、バリエーションの豊富さがメダカブームの理由の一つです。
この項目では、メダカにはどのような種類・品種があるのか、名称や特徴をご紹介します。
メダカの種類
改良メダカブームが続き、今では500種類以上の改良メダカがいると言われています。
色・体系・ヒレの形・鱗・目の形といった特徴(形質)を固定化したものは『品種』として名前が付けられます。
特徴に合わせた名前を付けられることがほとんどですが、専門ショップやブリーダーが作出した品種は、独自のブランド名で流通していることもあります。
改良メダカの種類・品種一覧
体型・ヒレの形状別
- 普通体型
- ヒカリ体型
- ダルマ体型
- ヒレ長/スワロー
- マルコ体型
普通体型だけど尾ビレがひし形(ヒカリ体型種の尾ビレ)の「新体型」、普通体型とダルマ体型の中間のものを「半ダルマ体型」、ダルマ体型で尾びれがひし形の「ヒカリダルマ体型」など、新しい体型が次々と誕生しています。
色・鱗の特徴別
- 茶色・琥珀
- 朱赤・オレンジ
- 黄色
- 白色
- 黒色
- 青色
- 透明鱗
- ラメ/体外光
- 体内光
メダカは、黒、黄、白、虹の色素胞をもっています。それぞれの密度や組み合わせによって、メダカの体色が決まります。
こちらの『メダカ図鑑』では、各メダカの特徴や飼い方、飼育のポイントをご紹介しています。ぜひご覧ください。
メダカの選び方
良いメダカを選ぶためのポイント
せっかく綺麗なメダカを購入しても、その個体が弱っていたら長く飼い続けることは難しいです。購入するときは下記のような状態が良いメダカを選ぶようにしましょう。
- 活発に遊泳している
- ヒレを広げている
- 全身に張りがあり、特に腹部が丸々としている
- ヒレや体に傷がない
オス・メスの見分け方
繁殖を考えている場合は、オス・メスの見分け方を知っておく必要があります。
実は以下のポイントを抑えれば簡単に見分けることができます。
- オス
背ビレと尻ビレが角ばっていて平行四辺形のような形。また背ビレは下側に切れ込みが入っている。 - メス
背ビレと尻ビレの角が丸く、尻ビレはオスよりも小さい。腹がオスよりも丸みを帯びている。
買うときはいろんなメダカを見比べてみよう!
たくさんの品種が売られているけど、このページをみてそれぞれの特徴や飼いやすさを知ると選ぶのが楽しくなるよ。
メダカの種類解説コラム
コラムでメダカの種類についてもっと知ろう!
メダカの日々のお世話の方法とは?
メダカを飼うことで一番肝心なのは、水槽を設置した後の「日々のお世話」です。
メダカが元気に、健康に生きていけるように、定期的に水槽を掃除してあげましょう。
毎日のエサやりも、あげる頻度や量が重要なポイントで、与えすぎは不調のもとになります。
ここではメダカを飼うために必要な水槽掃除の方法や、おすすめのエサとエサのあげ方について解説します。
メダカ水槽の掃除方法
掃除の基本は、水槽に付いたコケなどの汚れをヘラやスポンジで落とし、底砂に溜まった汚れをクリーナーで吸いだすだけです。
機器のホースや配管に汚れがついていたら、水槽の汚れを落とすのと同じタイミングで汚れを取ってください。
そして、水をろ過しているろ材にも汚れが溜まっていきます。
ろ過フィルターの水流が弱まってきたり、ろ材が変色してきた場合には洗浄や交換をおこないましょう。正常な水流が、最適な飼育水を作っていきます。
- 水槽掃除用のヘラ
- メラミンスポンジ
- クリーナーポンプ
水槽の中では日々、魚や生き物たちが生活しています。
排泄物や食べ残しなどの汚れが蓄積するため、それをもとにコケが生えたり、飼育水が悪くなっていきます。
汚れたまま放置するとメダカたちが体調を崩したり、病気になってしまうとがあるため、定期的な掃除が必要です。
水槽サイズにもよりますが、1週間~3週間に一度ほどのペースで水換えをおこない、1~2週間に一度は水槽を掃除するようにしましょう。
頻度は水槽の汚れ具合を確認しながら決めます。飼育しているメダカの数や餌の頻度などで汚れるペースは変わっていきます。
あまり頻繁に行うとメダカにストレスがかかってしまうので、様子を観察しながら掃除の頻度を決めましょう。
メダカ水槽が汚れる原因を知ろう
水槽が汚れる主な原因は、メダカの排泄物やエサの食べ残し等です。
水槽に溜まった排泄物やエサの食べ残しが養分となり、コケ(藻)が発生します。
また、水槽の中に水流が通らない淀んだ場所があると、排泄物を養分に悪い菌が発生してしまうため、水の流れにも注目してみましょう。
汚れは、食べ残しなどの目に見えるものから、メダカの尿など見えないものまで様々です。
定期的に掃除をすることは、水槽の状態を把握することに繋がります。
水槽の状態を知ってメダカたちに快適な環境に整えていきましょう。
メダカのエサの種類・あげ方について
- メダカ用の人工餌
- 動物プランクトン
- 植物プランクトン
成魚は1日1~2回、稚魚は4~5回ほど給餌します。
稚魚のうちは成長に栄養を使うため、こまめな給餌が必要です。
一日に何度も餌を与えられない場合は、植物プランクトンを多く含んだグリーンウォーターで育成しましょう。
グリーンウォーターならば常に植物プランクトンを食べることができます。
成魚は顆粒状の人工餌(メダカ用のエサ)がおすすめです。
メダカの口の大きさに合ったサイズで、メダカに必要なビタミンなどの栄養素や色揚げ成分が豊富に含まれているため、メダカの状態にあわせて選ぶことができます。
メダカにエサをあげる頻度と量
メダカをふくめ、魚の飼育ではエサをあげる頻度と量が大切です。エサが多すぎると消化不良を起こし、少なすぎると弱ってしまうからです。
エサをあげる頻度と量は、以下を目安にメダカの状態を確認しながら調整してください。
- 頻度
成魚は1日1~2回、稚魚は4~5回 - 量
エサを入れて3分ほどで全てのメダカが食べきれる量
メダカや飼育環境に合わせたお世話が大事だよ!
飼育環境に合わせて水槽をきれいに保ち、メダカに合ったエサの種類や頻度・量をこころがけることでメダカのコンディションを整えられるよ!
メダカ水槽の掃除方法解説
メダカのエサ解説
コラムでメダカのお世話についてもっと知ろう!
メダカを長生きさせたい!
メダカの寿命は、約1~5年ほどです。しかし飼育環境や品種によって寿命は変動します。
基本的にメダカは病気にかかりにくいといわれていますが、病気になりやすい環境であればその分寿命は短くなります。また、体長が短く消化不良を起こしやすいダルマメダカのように、病気にかかりやすい品種もいます。
この項目では、メダカを健康に、長生きさせるために気をつけることを解説します。
メダカを長生きさせるためには?
個体差ももちろんありますが、自然に近い飼育環境が長生きに繋がるようです。
プランクトンが豊富な環境や、十分に日光浴ができる場所で、季節を感じさせながら飼育することで丈夫で長生きなメダカに育ちやすくなります。
屋外飼育では、冬眠させることでメダカのサイクルが完成し、長生きに繋がるケースが多いです。
ただし、冬眠は数カ月前からの準備期間が必要で、目覚めた後の管理にもコツがいるため、正しい知識が無いと難しい点に注意しましょう。
エサの与えすぎに気を付けながら、しっかりと1日のサイクルを管理することが長生きの秘訣です。
日ごろの観察が長生きのコツだよ!
あまり元気がない、いつもと様子が違う。そんなちょっとした変化に気づいてあげることが大切だよ。大切なメダカが長生きできるようにがんばろう!自信が無い人にはこのサービスがおすすめ!
メダカを長生きさせる方法を解説
コラムで長生きのコツをもっと知ろう!
メダカが卵を産んだ!繁殖とは?
水温が23度を超えると、メダカは繁殖の準備をはじめます。
屋外飼育では春~初夏にかけての暖かい時期から晩秋までが、繁殖期と言えるでしょう。水温が一年を通して安定している室内飼育では、いつでも繁殖する可能性があります。
メダカは主に水草へ卵を産み付けます。水槽内でも水面に近い上層部を泳ぐため『ホテイソウ』や『マツモ』などの浮草類がおすすめです。
水草を入れていない場合は、スポンジなどで作られた『人工産卵床』で代用ができます。
メダカが産卵する条件
水温 | 23~27度 |
---|---|
産卵場所 | 水草や人工産卵床などの卵を産み付けられる場所 |
雄と雌の割合 | オス1匹に対してメス2匹程度の割合で飼育するのがおすすめ |
卵や生まれたばかりの稚魚は、成魚に食べられてしまうことがあります。稚魚育成用の別容器を準備しておき、卵を見つけたら、産み付けられた産卵床ごとそちらに隔離して、孵化~稚魚の育成を行いましょう。
稚魚のうちは口が小さく、大人のメダカと同じエサは食べづらいので稚魚用のエサや、グリーンウォーターを用意します。
稚魚はエサの食べ具合で成長スピードが変わるよ!
同時に孵化した稚魚でも、エサの食べ具合や成長のスピードに個体差があるよ。大きさに差ができてきたら、体長で分けて別々の容器で育成しよう!
メダカの卵・繁殖解説コラム
コラムでメダカの卵・繁殖についてもっと知ろう!
お問い合わせ
水槽や機材、熱帯魚のレンタル・設置・メンテナンスがセットになった水槽レンタル・リースサービス、
お手持ちの水槽をプロのアクアリストがメンテナンスしてくれる水槽メンテナンスサービス、
水槽リニューアルサービスや水槽引っ越しサービスなど様々なサービスがございます。
お見積りは無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。