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金魚の餌は何が良いのか!人工飼料・赤虫・水草などタイプ別に考える

金魚を飼育する際には、金魚のエサについて詳しくなっておくと、健康管理に役立ちます。

金魚のエサには、いろいろな種類があり、金魚が好む活餌として有名な赤虫や顆粒状の人工飼料などがあり、食べた餌によって金魚の消化が変わると感じているためとても大切です。

その他に、金魚が口にするものに水草・コケなどの水生植物があります。
他にも、自作で金魚のエサを作るという方もいらっしゃいます。

今回は、金魚のエサや種類、そしてエサのあげ方について、詳しく解説させていただきます。

【プロが教える】金魚の餌は何が良いのか!?赤虫?ドライフード?コケ?

すべての金魚たちが楽しみにしている、毎日のご飯

水槽に近寄るだけで、びゅんと飛んでくる姿は、金魚の最も愛らしい姿ではないでしょうか。

尾びれを振りながら口をパクパクする、通称・エサクレダンスを見ると、ついつい餌をあげすぎてしまいそうになります。

たくさんの種類の金魚の餌が売られていますが、その特徴をまとめてみました。

ドライフード(人工飼料)

ヒカリ (Hikari) 咲ひかり金魚 育成用 沈下 200グラム (x 1)

いわゆる『金魚の餌』というと、人工の乾いたエサを想像される方が多いのではないでしょうか。

茶色くて丸い小粒の人工飼料で、ドライフードと呼ばれる乾燥餌です。

金魚に必要な栄養素を凝縮したもので、大手のメーカーから売られている餌はほとんどがこのタイプです。食いつきをよくするため、ニンニクなどを加えて金魚がおいしいと感じる香立ちにしているものもあります。

人工飼料の特徴

  • ビタミンなどの栄養素がまんべんなく入っている
  • 乾燥しているので、取り扱いが簡単
  • 善玉菌が入っているものも多く、消化不良を起こしにくくしてある
  • 金魚の体色を美しくする「色揚げ」成分(スピルリナ、アスタキサンチンなど)が入っているものもある
  • 固まっているので、食べ残しの掃除が簡単
  • 粒タイプ以外に粉タイプ、フレークタイプもあり、様々な体格の金魚に与えやすい
  • フレークタイプなどは、消化しやすい
  • 量が調節しやすい

ドライフードなどの人工飼料は、栄養バランスや、水質の悪化を防ぐ成分などが、事前に考えて作られています。

掃除がしやすく、金魚の消化不良をおこしにくいという点も、人工飼料のメリットです。

人工飼料のデメリット

  • 見た目よりお腹で膨れることがあり、金魚によっては腸がいっぱいになりすぎる
  • 油分が出やすく、酸化しやすい※酸化した餌は病気のもと
  • 粉タイプは水に溶けやすく、水を汚しやすい
  • 寒い時期は高蛋白な餌は消化しにくくなるため、控えたほうが良い

最近では、消化を促す生菌剤や、梅エキスなどの成分が配合されている人工飼料が増えています。

開封してからある程度の時間が経過した人工飼料は酸化しやすくなっており、食べた金魚が病気になることもあるので、開封後は3カ月以内に使い切るか、交換するのがおすすめです。

活餌(赤虫など)

冷凍クリーン赤虫(100g/32キューブ)×3枚セット

金魚の生餌の代表格と言えばユスリカの幼虫である『赤虫(アカムシ)』です。

イトミミズ』や『ミジンコ』『ミジンコウキクサ』などもあげられます。活餌はとにかく食いつきが良く、金魚が喜んで食べてくれます。

活餌の特徴

  • アカムシは金魚の赤い体色を強く鮮やかにしてくれる
  • 栄養価抜群で大きく育ちやすい
  • とにかく食いつきが良い。金魚の大好物
  • 赤虫には冷凍や半生やドライタイプがあり、保存も楽である
  • ただし、ドライタイプは浮上してしまうため、冷凍の物より食いつきは落ちるし、ランチュウなどには食べにくいので注意が必要
  • アカムシは殻が硬いのでその部分の消化はあまりよくないが、他はドライフードに比べて消化しやすい
  • 寒い時期でも安心して与えられる

活き餌のデメリット

  • 栄養素が偏りやすく、これだけで育てるよりほかの餌と併用したほうが良い
  • 冷凍飼料は水を汚しやすい
  • 食べ残したエサの掃除が大変

浮上性と沈降性の餌とは

■浮遊性のエサの特徴

キョーリン ひかり菌&GB菌配合 金魚用フレーク ゴールドプロス 50g

浮遊性のエサは、水に浮くタイプの金魚のエサです。
金魚が鼻面を水面に向けて食べることが必要なので、泳ぎのうまいコメットや和金など、体の長い金魚向けです。

■浮遊性のエサが向いている金魚の種類

遊泳力の高い、コメットや朱文金、小赤など、和金型の金魚

このような和金型(フナ型)の品種に向いています。

沈降性のエサの特徴

金魚・ザリガニの餌 おとひめEP2 (100g)

沈降性のエサは、徐々に水槽の底に沈むタイプのエサで、泳ぎの苦手な丸型の金魚に向いている餌です。

沈降性のエサは、たんぱく質が豊富にふくまれていて、金魚がエサを食べる際に、胃の中に空気を飲み込んでしまう心配が少なく、浮くタイプの転覆病になりにくいというメリットがあります。

■沈降性のエサが向いている金魚の種類

  • 泳ぎの苦手な、琉金やらんちゅう、ピンポンパールなどの丸型の金魚
  • 泳ぎが得意な品種でも、エサ取りが苦手な金魚にも向いている

和金型の金魚でも、餌食いが苦手な個体にはおすすめです。

餌としての水草

(水草)メダカ・金魚藻 国産 無農薬アナカリス(10本) 北海道航空便要保温

金魚におススメな水草やコケタイプのエサは、アナカリスやカボンバ、マツモなどの金魚藻や、水槽に生えるコケなどです。

食べることで食物繊維やビタミンを補うことができます

植物性の餌であるクロレラは黒い色素の色揚げにも一役買ってくれます。

しかし、栄養バランスは偏ること、金魚の性格によっては見向きもしないこともあるのが難点です。

水草の特徴

  • 食物繊維豊富で消化は最高に良い。
  • 無農薬のものであれば安心して与えられる。
  • 常に水槽内にあるため、金魚が気の向いたときにかじれる。オヤツに最適。
  • 水質を浄化してくれる作用もある。
  • 見た目も綺麗で癒されます。

水草のデメリット

  • 食べ残しやカスは取り除かないと腐敗してしまう
  • 光が十分に当たらないと、すぐに枯れてしまう
  • 稀に、スネール(小さな貝)などがついており、水槽内で繁殖してしまうことがある
  • 水質が安定しないと枯れてしまう
  • 蛋白源がないため、主食としては不向き

金魚のエサとしての水草は、主食としては栄養価が足りない面があるので、人間にとっての『サラダ』のような副菜的な役割があると考えた方が無難です。

また、水草を金魚が食べることで、水槽のレイアウト的には、水草の食害といった現象も起きます。金魚にエサとして水草を与える場合は、適度な量を補充してあげることも忘れないようにしてください。

与える餌の量は目分量じゃダメ?

金魚のエサは目分量でもOK! 適正量を与えましょう!

金魚のエサは、5分で食べきれる量が理想です。
金魚の食いつきが悪いときは2~3粒から、沢山食べる時でも一つまみを目安に、1日/2~3回を与えるのがおすすめです!

金魚のエサは目分量の注意点

  • 食べ残したエサは、水質悪化の原因になるため、取り除くようにする
  • 浮遊性のエサは、食べ残すとしばらく水面に浮いているため、金魚の鼻上げの原因になりやすく、転覆病にかかりやすい
  • エサを食べ過ぎると、消化不良で金魚のお腹にガスがたまり、病気の原因になることがある

自分で作る!自作餌

飼育者のなかには『自分で理想の餌を作る』方もいらっしゃいます。

スピルリナやコラーゲン、好みの栄養素を追加して究極の餌を作る自作エサ

一番簡単な作り方は、市販のドライフードをお湯でふやかし、混ぜたいものの適量をブレンドし、練り上げて乾燥させれば完成です。セミドライで練り餌としてあたえても、丸めて完全に乾燥させて粒にしてもよいです。

消化吸収を高めるため、胃腸薬(善玉菌系)を混ぜる場合もあります。

ただ、制作にはそれなりの時間と試行錯誤が必要なことと、特定の栄養素を入れすぎてしまう危険もあります。また、消費期限も当然短くなります。

十分に熟知したうえで作りましょう。

■植物性の自作エサ

  • 温野菜をフードプロセッサーなどですり潰して与える
  • ホウレンソウ、ブロッコリー、小松菜、皮をむいたグリンピースなどがおススメ

■動物性の自作エサ

  • 家庭にある食材をすり潰したもので代用できる。
  • 煮干し、素麺、うどん、パンくず、ご飯粒なども餌にできる。

※金魚は消化器官が短いので、普通の食材をエサとして与える場合は、量を少なめにすることが重要です。

ゆでた野菜を与える?!

水草やコケといっしょで、ゆでた野菜も金魚の便秘に絶大な効果を発揮します。

要は、エサに食物繊維を加えるのに、野菜が代用として使用できるといことになります。

金魚は、ホウレンソウやブロッコリー、小松菜や皮をむいたグリーンピースなど、緑のお野菜が大好きです。

ただし、キャベツなど糖質の高いものはおオススメできません。水を汚してしまいます!

偏食や好き嫌いはダメ!


ここまで、金魚のエサについて色々な種類をご紹介してきましたが、どの餌も一長一短です。

人間の食事にたとえるのであれば、

  • ドライフードは総合栄養食
  • 生餌はお肉
  • 水草やコケはお野菜

といった位置づけです。

それぞれをバランスよく与えてこそ、理想的な体作りが実現するのです。

餌にはパッケージの裏に必ず『栄養価表』がプリントされています!

タンパク質や脂質などの数値を見ることができますので、寒い季節などは特に注意してみてあげてください。

寒い時期は、金魚の消化機能が衰えやすくなっています。

ドライフードのなかでも、12℃ほど水温があれば消化できるように作られているものもあります。

脂質が高いと肉瘤は発達しますが、メタボリックになりがちなので、要注意です。

ただし、資質が高いエサは、金魚の体のツヤは良くなります。ランチュウなどの、肉こぶを育てる趣のある金魚のエサには向いています。

まとめ:金魚の餌選びは奥深い!プロが教える、おすすめの金魚のエサ!赤虫?人工飼料?コケ?それとも自作のエサ?

金魚のエサといっても、目的別に選べる種類がたくさんあると思います。
赤虫がいいか、ドライフードがいいかと聞かれても、金魚が好んで食べる餌には個体差があります。

便秘や消化不良な金魚には、生菌剤や食物繊維が入ったエサ

体が小さい子には栄養価の高いアカムシ

色を美しくしたい子には、色揚げ用のドライフード

など、用途に応じて選ぶのも良いです。

しかし、真に健康な金魚にしてあげるには、バランスが大切なのです。

また、金魚が好むエサを見つけることも大切ですし、好みのエサを重点的に与えながら、水草やコケ、その他の人工飼料などのエサといったバランスを考えながら与えていくのも大切なことです。

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金魚に愛を注いでいるWeb担当。
かわいい金魚の為なら腰痛も何のその。金魚のテンションがMAXになる魔法の餌・アカムシを与えることに喜びを感じています!アクアリウムに親しめる、良い情報をお届けできるように勉強&実践中です。文章づくりも頑張ります!

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