飲食店で水槽をレンタルしたい！人気の水槽サイズと用途、事例をご紹介

鮮度が自慢の和食料理店やオシャレなイタリアン、フレンチレストランなど最近は様々な形態の飲食店で水槽を目にする機会が増えてきました。

飲食店に設置する水槽は、お客様の目を楽しませるインテリアやお店の看板としてはもちろん、食材を活きの良い状態でストックしておくいけすとしても活用されています。

きれいに整えられた水槽が展示された店内は、水族館の中で食事をしているような非日常を楽しめる「アクアリウムレストラン」として人気です。
また、魚の保存が目的である活魚水槽をあえて人の目に触れる場所に設置することで、視覚から食欲を刺激する良いスパイスになることもあります。

このコラムでは、飲食店に向いている水槽や人気のサイズ、設置の用途などを東京アクアガーデンの事例をもとにご紹介します。

水槽を飲食店でレンタルしたい！

アクアリウムは思わず目を奪われる特別なインテリアです。

空間の演出力が非常に高く、例えば青い光が美しい幻想的なアクアリウムを設置すれば、店内を大人にぴったりのラグジュアリーな雰囲気にすることができますし、ファミリーをターゲットにしたお店なら、可愛らしい小型魚やカラフル色合いの魚がメインのポップで楽しい水槽が良く合います。

また、魚をストックしておくいけすをあえてお客様の見える位置に設置して、鮮度をアピールするといった活用法も。

このように飲食店に設置するメリットが非常に多く、多店舗と差別化を図るにも最適な水槽ですが、ネックとなるのが設置した後の水槽管理です。

せっかくアクアリウムを置いても、きれいに維持できていないとお店の印象を下げてしまうことになりかねません。
そこで、飲食店に水槽を設置するならば、水槽管理のプロが手掛ける水槽レンタルサービスの活用がおすすめです。

東京アクアガーデンでは、小型～100cmを超える特注の大型水槽を使ったアクアリウムや、しっかり食材を管理できる活魚水槽などご要望に合わせた水槽を承っております。
ご興味ある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

飲食店に設置可能な水槽サイズとは

店舗に設置できる水槽を検討する上で、スペースの大きさと共に意識したいのが床の耐荷重です。
水槽は満水になると100kgを優に超えるほど重量があるインテリアのため、まずは設置場所の耐荷重を確認してみてください。

鉄筋建築のビルは床1平方メートルあたり約180kgという最低基準が設けられており、店舗として貸し出されるような商業目的の建物となると、基準を上回る頑丈な作りになっている場合がほとんど。そのため、180kg以上のものを置いても床が抜けるようなことはなく、150cmクラスの大型水槽も問題なく設置運用できているケースが多いです。

しかし、木造建築やリノベーションした建物の場合はこの限りではないため、大型水槽を無理に設置すると床や建物のゆがみにつながる危険も捨てきれません。

もし、耐荷重に不安がある場合は水を入れても100kg程度に収まる60cm水槽クラスに留めておくのが良いでしょう。

小型水槽はコンパクトですが水槽内のレイアウト密度が高く、パッと見たときの満足感はかなり高いです。
柱と壁の隙間といったデッドスペースにも設置しやすく、人の出入りの邪魔にもなりづらいので、汎用性の高さから根強い人気があります。

導入する魚の種類によってはカウンター上に水槽を設置することも可能ですので、店舗内の演出方法のひとつとして候補に入れてみてください。

飲食店で人気の水槽レンタルサイズ

同じ飲食店というカテゴリーに含まれる店舗でも、設置する水槽のサイズはお店の雰囲気や広さ、環境によって様々です。
ここでは、アクアガーデングループが今まで設置した水槽レンタル事例をもとに、人気のサイズや用途をご紹介します。

飲食店で一番人気は120cm水槽！

こちらのグラフから読み取れる通り、飲食店で選ばれている水槽サイズの一番人気は120cm水槽、次いで150cm、90cmと、比較的大型の水槽が設置される傾向があります。

大型水槽はパッと目を引く圧倒的な存在感が魅力で、水量が多く多数の魚や生き物を導入して賑やかな水槽に仕上げることができるため、水族館に来たような非日常を演出しやすいという点が飲食店のニーズとマッチするのでしょう。

中でも120cm水槽は、大型規格水槽の中では中間に位置するちょうど良いサイズ感で、様々な場所に設置がしやすいです。
150cm水槽と比べると一回り程小さく小回りが利きますし、重量の点からも無理なく店舗に設置できます。満水時で120cm水槽は約250kgに対し、150cm水槽は約500kgと倍近い差が出ますので、建物の耐荷重などを考慮した場合設置がしやすいのは圧倒的に120cm水槽です。

また、飲食店ではキャッチーな見た目が魅力の『カクレクマノミ』などをメインにした海水魚水槽が人気ですが、120cm水槽ならば少し管理が難しい海水魚も、問題なく複数匹飼育できます。

海の賑わいを感じさせる水景を手軽に再現できる点も、120cm水槽が選ばれる理由の一つです。

大型水槽は空間演出ができる！

※こちらは150cm水槽を2台並べている事例です。

横幅が1ｍを超える大型水槽は、横に広がるワイドな水景を作ることができるため、水槽1台でお店の雰囲気を演出したいときに最適です。

客席全体から鑑賞できる壁面に埋め込み型の水槽を設置すれば、大きな絵画のような高級感を演出できます。ちなみに壁面一体型の水槽は、人の動線を邪魔することがなく接触等のトラブルを防げるため、飲食店でも安心です。

また、お店の中央に水草をたくさん入れた熱帯魚水槽を置いて周りに観葉植物を飾り付けた自然豊かなアクアリウムは、ナチュラル志向のカフェなどにぴったり。
少し趣向が異なりますが、大きないけすを店内に設置してお客様自ら釣り上げた魚を調理するといった、体験型の店舗も人気があります。

大型水槽は水量を確保できることから、水質の変化に敏感なサンゴや大型魚の飼育も可能で、ハイエンドなアクアリウムを作りやすい点も飲食店に支持される理由でしょう。

いけす水槽は厨房でも活躍！

食材として使用する魚やエビ、貝類などの活魚をストックしておく『いけす水槽』は、お店を訪れたお客様に素材の鮮度をアピールする展示水槽として活用されることもありますが、単純に食材を保管しておく目的ならば厨房に設置することももちろん可能です。

いけすがあると、ついさっきまで生きていた新鮮な食材を使用できるので、メニューの幅も広がります。

アクアガーデングループでは、短期利用の場合はレンタル、長期利用ではオーダー販売でご案内しております。

飲食店への水槽レンタル・メンテナンス・販売の事例

ここからは、アクアガーデングループの水槽設置事例の中から、飲食店へ水槽をレンタルしたケースやオーダーメイドのいけす水槽などをご紹介します。

店舗の雰囲気や利用方法に合わせて、プロが一から手掛けた印象的な水槽ばかりです。水槽の設置を検討する際の参考にぜひご覧ください。

90cmの水槽レンタル

店舗に元々設置されていたカウンターの上に、90cm淡水魚水槽を設置した事例です。

満水の水槽はかなりの重量になるうえに、アクアリウムの維持にはろ過フィルターや水槽用クーラーといった機材が必要なため、通常は十分な耐荷重と収納スペースを備えた専用の水槽台に水槽を設置します。
しかし、こちらの事例ではお店にあったカウンターテーブルがかなり頑丈であったこと、ご依頼者様から「カウンターに水槽を置きたい」というご要望をいただいたことから、このような形での水槽設置が実現しました。

ろ過フィルターには『底面式フィルター』という、水槽内で水を循環させてろ過が完結するろ過方式を採用し、水槽周りの機材を減らしてスッキリと見せています。

底面式フィルターはろ過能力や水流が控えめなため、飼育できる魚に制限が出ますが、こちらでは海水魚に負けないカラフルな体色の『アフリカンシクリッド』をメインに、飾りサンゴやサンゴ砂、青い照明を使ってマリンアクアリウムのようなラグジュアリーな雰囲気に仕上げました。

水槽レンタルでは、ご利用者様にご要望をお伺いしたうえで、理想に近い形のアクアリウムを個別にご提案させていただくことが可能です。

90cm2台の水槽レンタル

90cm水槽を2台並べて使用した金魚水槽を、カフェに設置しました。

紅白模様が美しい金魚は、それだけで見応え抜群。金魚の本来の魅力を感じていただけるよう、水槽内の飾りはシンプルを心がけました。
水草や石を左右対称になるようにレイアウトして、一体感を演出しています。

90cm水槽を2台並べると、合計で横幅180cmのかなりワイドな水景となります。
180cmは水槽一台でも再現できるサイズですが、市販サイズではなくオーダーメイドでの対応となるため、高額になりがち。
「大型水槽を設置したいけど、予算が気になる」という場合はこの事例のように市販サイズの水槽を2台使用することで、予算をかなり抑えられます。

ぴったりと合わせれば、境目もあまり気になりません。

水槽レンタルでは、予算に応じて水槽の内容をご提案することもできます。

2m水槽の販売・定期メンテナンス事例

特注水槽の販売・定期メンテナンス事例です。

飲食店の壁面に合わせた水槽を特注で製作しました。横幅2000×奥行き345×高さ800mmという薄型の形状ですが、高さがあるため、岩をくみ上げダイナミックな雰囲気に仕上げています。

広い水槽の中には『ナンヨウハギ』や『ヒフキアイゴ』といったカラフルな中～大型の海水魚導入し、幻想的なマリンアクアリウムの世界をご堪能いただける仕様です。

特注水槽では、設置場所にぴったり収まる規格外のサイズ、形の水槽を実現できます。

120cmの水槽レンタル

こちらは季節の造花をレイアウトした120cm海水魚水槽です。

マリンアクアリウムでは定番の飾りサンゴや貝殻を配置した岩組に、梅の造花を纏わせて季節感を演出しています。
自然ではまず見ることができない、ユーモラスな組み合わせが独特の和洋折衷な雰囲気です。

メインの海水魚はお客様のご希望で、カクレクマノミを多めに採用しており、とても賑やかで可愛らしい水槽に仕上がりました。

季節に合わせた水槽内レイアウトを行うこともできますので、ご入用の際にはご相談ください。

60cmの水槽レンタル

省スペースでも設置できる小型～中型の水槽は、飲食店でも人気です。

こちらの事例では、出入口と柱の間の空きスペースに60cm淡水魚水槽を設置しました。
落ち着いた雰囲気の飲食店に、水草をふんだんに使用した淡水魚水槽の優しい照明が映えて演出効果も抜群です。

このように密度の高いレイアウトの水槽は鑑賞性が高く、訪れたお客様の目を楽しませてくれます。

ちなみに、淡水魚水槽は海水魚水槽よりも柔らかい雰囲気に仕上がることが多く、ほっと一息つける癒しの水景をご希望の方にぴったりです。

静音性が高い『外部式フィルター』を使用しているので、静かな店内でもモーター音などが気にならず、雰囲気を壊すことなく水槽を設置できます。

いけす水槽の製作・設置

横幅70cmのいけす水槽をオーダーメイドで製作、設置しました。

食材の鮮度を保つのはもちろんのこと、カウンターの客席側からも見えるように設置することで、お客様に「活きのよい魚が入荷している」ことをアピールする狙いがあります。

クルマエビをストックしておくためのいけすということで、強力な水槽用クーラーとエアーポンプを接続して、鮮度を保てるよう配慮しています。

水しぶきが飛ぶのを防ぐため、水槽全体をアクリル製のカバーで覆うのも工夫の一つ。塩分を含む海水のしぶきはべたべたと固着しやすく掃除が困難なので、予防策をしておくと安心です。

東京アクアガーデンでは多くの水槽制作事例があります。このような特殊な水槽設計もお任せください。

大型いけすの製作・設置

鮮魚を多く取り扱う飲食店様に特注で製作した、FRP製の大型いけす水槽です。

たくさんの鮮魚をストックしておける利便性と、見る人にインパクトを与える鑑賞面を考慮して、あえて武骨で開放的な構造を採用しました。

水槽横の鉢型のろ過槽部分も、ストック水槽として使用可能です。状況に応じてストック量を調整できる作りは、いけす水槽の強みとなります。

東京アクアガーデンでは、このような機能と鑑賞性を兼ね備えた水槽の設計もご要望に応じて提案が可能です。

まとめ：飲食店で水槽をレンタルしよう！

アクアリウムは飲食店と非常に相性が良いインテリアです。

おいしい食事に非日常的なアクアリウムが合わさることで、店内の雰囲気も楽しんでもらえますし、おしゃれに彩ることができます。
活魚水槽ならば、鑑賞性と食材をストックする実用性を兼ね備えており、お客様に素材をアピールしたり、アトラクション的な使い方をしたりなどアイディア次第で様々な用途に活用することができるでしょう。

人目を引くアクアリウムはお店の目印としても最適で、多店舗との差別化やリピーターの獲得にもつながります。

東京アクアガーデンでは、お客様のご予算や営業スケジュールに合わせてメンテナンス管理を行うこともできます。
まずはご相談いただけますと幸いです。