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魚を飼ったことがない!必要なものと心構え、おすすめ飼育法を紹介

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夏は水族館や川遊びに出かけたり、お祭りで金魚すくいをしたりと、魚に親しむ機会が増える季節です。

その中で、「魚を飼ってみたいけど、飼ったことがないから不安」という方も多いでしょう。

魚を飼育するには事前の準備は必要ですが、大がかりな設備を整える必要はありません。むしろ、心構えと飼育のポイントさえ押さえれば、誰でも楽しいアクアライフをスタートできるのです。

今回のコラムでは、魚を初めて飼う方向けに、魚を飼育するのに必要なものと大切な心構え、おすすめの飼育方法を解説します。

プロアクアリストたちの意見をもとに初めて魚を飼う場合について解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

魚を飼ったことがない初心者の方は、いざ「魚を飼いたい!」と思ったときに、具体的に何をすればいいかわかりませんよね。しかし、みんな最初は初心者ですから、いろいろと学びながらアクアライフをスタートさせていくものです。

コラムを参考に、魚を飼うための準備をぜひ始めてみてください。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、初めて魚を飼う場合について解説します。

魚を飼ったことがない!何が必要?

初めて魚を買う場合には、まず必要なものを用意しましょう。

魚飼育に必要なものは、ホームセンターやインターネット通販などで手軽に入手できます。

まずは飼育容器を準備しよう

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魚を飼うために何よりもまず必要なのは、十分な広さの飼育容器です。

一般的な飼育容器としては、透明度が高く価格面でも入手しやすいガラス製の水槽が普及しています。
ガラス水槽は水量を効率よく確保できるだけでなく、水をきれいにするろ過フィルターなどの機材を取り付けやすいというメリットもあるのです。

魚を購入すると、多くの場合パッキング袋に入っています。袋に入れたままにしておくと酸素が減ったり、水質が悪化したりしてしまうため、できるだけ早く飼育容器に移し替えましょう。

また、魚は水温変化に弱いので、健康状態をいつでも確認できるように水槽用の水温計も飼育容器と一緒に購入するのがおすすめです。

カルキ抜きは大切な作業!

GEX コロラインオフ 塩素・クロラミン中和 カリウム配合 速効性カルキ抜き500cc

水道水に含まれているカルキは、魚たちの鰓を傷つけてしまう物質であり、魚の飼育にはしっかりカルキ抜きをすることが大切です。

カルキは日光にさらすことでも抜けますが、完全に抜けるまでに時間がかかります。また、カルキは目に見えるわけではないので、完全に除去できたかどうか分かりにくいという難点も。

このような理由から、カルキ抜き剤は魚の飼育をスタートするのに欠かせないアイテムです。それほど高価なものではないので、飼育容器や水温計と一緒に購入しておきましょう。

お掃除用具を揃えよう

飼育容器やカルキ抜き剤を用意すれば、とりあえずは魚の飼育がスタートできるでしょう。しかし、長期的に魚の健康を維持するためには、定期的な水槽の掃除が不可欠になります。

水槽内の水を入れ換えながら汚れも排出できる、おすすめのお掃除用具は『水作 プロホース』シリーズです。

水作 プロホースエクストラ M

プロホースシリーズは長いパイプがセットになっているので、底砂の中に溜まりやすいフンなどの堆積物を排出しつつ、飼育水を入れ換えることができます。

また、バケツもお掃除用具として必ず用意しておきたいアイテムの1つです。バケツは水汲みから魚の移動など、魚飼育のあらゆる場面で使用できます。10L程度の容量のものを、複数個用意しておくとよいでしょう。

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餌は魚のサイズに合ったものを選ぼう

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アクアリウムショップでは、魚を飼育するためのさまざまな種類の餌が販売されています。

その中で、餌のパッケージを見て、飼育する魚の口に入るサイズのものを選びましょう。なお、魚の種類によって好みの形状が異なるため、できれば粒のサイズも確認してから購入するのがベストです。

餌が食べにくいと栄養を取り込むことが困難になりますし、餌のサイズが大きすぎると食べ残しにもつながります。

食べ残された餌は飼育水が汚れてしまう原因になるので、魚たちが餌を食べる様子を観察しながら少しずつ与えるなど、食べ残しが出ないような餌やりを目指しましょう。

魚を飼育する際の心構え

魚を飼育するということは、命を預かることと同じです。小さな魚であっても、愛情を持って必ず最後まで飼育するということを意識しましょう。

「大きくなり過ぎてしまった」「殖え過ぎてしまった」などの理由から飼い切れず、川や湖に放流してしまうこともないようにしてください。

次に、魚にとって生活しやすい環境を考えて整えてあげることが大切です。

東京アクアガーデンでは、「魚のQOL(生活品質)」を向上させることを目的にコラムを発信しています。東京アクアガーデンのコラム記事が、魚飼育の参考になれば幸いです。


初めての魚におすすめの飼育法

魚を飼育するために必要なものには大きな差はありませんが、飼育方法はさまざまです。

初めて魚を飼育する方のために、おすすめの飼育方法をご紹介します。

最初は飼育セットを活用してみる

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例えば熱帯魚を飼育するときには、飼育容器やカルキ抜き以外にも、保温用のヒーターなどを用意しなければなりません。「結局、何を購入すれば飼育を始められるのか分からない…」という場合には、飼育セットを活用するのがおすすめです。

アクアリウムショップでは、「ベタ飼育セット」や「メダカ飼育セット」などのセット商品が販売されています。

まずはセット商品を購入して、そこから足りないと思うものを買い足していくと、機材を無駄なく揃えられるでしょう。

水換えはこまめにしてみる

魚を飼育する水槽をきれいに保ち続けるには、水換えが欠かせません。

ただし、水槽の水換えペースと言われても、最初はピンと来ないのが普通ですよね。とりあえず初めは、3日に1回を目安に水換えを行うと飼育水が安定しやすいのでおすすめです。

魚の飼育をスタートしてから最初の4週間ほどは水が汚れやすく、水質も不安定なので、こまめな水換えで水質を維持しましょう。1か月を過ぎるころには、水を浄化してくれるバクテリアが水槽内で増え始めるため、だんだんと水換えのペースを減らしても問題はありません。


魚に話しかけてみる

魚は一見感情がなさそうに見えますが、毎日話しかけ続けると明らかに反応するようになります。

特に、餌を与えるタイミングで声がけすると、「餌がもらえる!」というように自分から近寄って来るのです。また、魚への声かけを意識すると、一匹ずつしっかり観察することが習慣となり、健康状態の変化にも気付きやすくなります。

こうしたコミュニケーションを大切にすることで、魚の飼育は何倍にも楽しくなっていくのでおすすめです。

混泳に挑戦してみる

金魚やメダカなど、単種飼育を行う魚種もいますが、多くの魚は他種との混泳が楽しめます。複数の魚種を一緒の水槽で飼育するのも楽しく、きっと水槽全体も華やかで明るい雰囲気になるはずです。

しかし、体のサイズの違いや性質の荒さなどから、同じ水槽では一緒に飼育できない魚種もいます。混泳をスタートさせる前に、まずは魚同士の相性などを調べましょう

また、万が一ケンカしてしまったときに、隔離するための容器も用意して置くと安心です。ヤマトヌマエビやミナミヌマエビなど、汚れをきれいにしてくれる「お掃除生体」を水槽に導入して、混泳させるのもおすすめですよ。


まとめ:魚を飼ったことがない!必要なものと心構え、おすすめ飼育法を紹介

今回は、魚を飼ったことがない方のために、必要なものと心構え、おすすめ飼育法をご紹介しました。

しっかり準備しておけば、安心して魚の飼育をスタートできます。

まずは、飼育容器やカルキ抜き、水温計などの必須用品を揃え、水換えのためのお掃除道具や口のサイズに合った餌も用意しましょう。
飼育したい魚種がすでに決まっている場合には、飼育セットもおすすめです。「ベタ飼育セット」「メダカ飼育セット」などには、それぞれの魚種に合ったろ過フィルターや飼育機材がセットになっています。

飼育をスタートしたら、最初は水換えをこまめに行い、魚をよく観察して話しかけてみましょう。魚とのコミュニケーションを行うことで、愛着もさらに深まり、魚の健康状態も上手に把握できるようになるでしょう。

また、準備も大切ですが、愛情を込めて最後まで飼育するという心構えが最も重要です。
その結果、魚たちは水槽内ですくすく成長し、さらに繁殖まで観察できるかもしれませんよ。

今回のコラムを参考にして、ぜひ楽しいアクアライフを始めてみてください。

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執筆者 Hara.kazu

子どもの頃から魚や昆虫を飼育し、アクアリウム歴は約30年になります。
グッピーやプラティ、ネオンテトラなどの入門魚飼育から始まり、シクリッドのブリーディングなどを経て、最近ではアクアテラリウムのレイアウトを楽しんでいます。

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