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水槽用の照明はLEDが主流です。
水槽上部に載せる照明だけでなく、水中に設置する『水中用照明』もLED製の商品が開発されています。
水中LED照明は上部から照らす水槽用照明よりも、ムード溢れる水景を演出できたり、水槽上部に設置しないため開放的になるなどのメリットが魅力的で、大型魚飼育時に多く採用される機材です。
今回は水中用LED照明についてや、おすすめの水中用LED照明を5つご紹介していきます。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに水中LED照明についてを解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
水槽用照明にはさまざまな種類がありますが、水中照明はなんとなく上級者向けのイメージがある機材です。
実際に、上置きの水槽用照明を使用している場合には採用する機会は少ないですが、魚のそばで光を放つため、魚の体色や光沢の美しさを際立たせることができます。
そのため、アロワナなどの古代魚を演出するのに最適です。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水中LED照明についてを解説します。
水槽の水中LED照明とは?
水中LEDとは、水槽の内部である壁面に張り付けて使用する照明のことです。
照明にキスゴムがついており、ガラス面にぴったりと固定できます。
水槽全体を照らしますが、水中照明は主に生体を魅力的に照らすのが得意です。
生体をより近くに設置できることと、水槽内の任意の高さに固定できるため、さまざまな生体を美しく演出できます。
写真協力:AROMANIA様
特に、アロワナなどの古代魚と相性が良く、紅龍なら赤系、青龍なら青系など、生体の体色を活かすカラーの水中LEDを使用することで鮮やかな姿を観賞できます。
最近ではお好みのカラーに設定できる「マルチカラー」タイプの製品も登場し、より使い勝手が向上しています。
水中用LEDおすすめベスト5を紹介!
それではまず最初におすすめの水槽用の水中LEDを、5つご紹介していきます。
照明以外にエアレーション機能がついているものもあるので、自分の水槽に合った機能やカラーのものを選ぶとよいでしょう。
1位:ゼンスイ 水中マルチカラーLED
ゼンスイの「水中マルチカラーLED」は、赤・青・緑・2色の白のLED素子を持っており、様々なカラーを自由に再現できる照明です。
付属のリモコンにはあらかじめ5パターンのモードが設定されており、飼育生体に合わせて選べるので、調色しなくても簡単に使用できます。
水中用照明の中では珍しく、水草育成にむいた波長も含んでいるため、アロワナなどの大型魚水槽以外にもおすすめです。
2位:ゼンスイ アンダーウォーター LEDスリム
「アンダーウォーター LEDスリム」は、カラーを専門的に照らす水中LED照明で、ディープブルー、レッド、ホワイト、ピュアブルーの4色があります。
本体がスリムなので水槽内に設置しやすいです。
サイズは横幅30~150cmまであり、海水魚水槽から大型のアロワナ水槽まで採用できます。
寿命も40,000時間の設計がされているため、長く使用できる点も魅力的です。
3位:テトラ LED水中ライト SLシリーズ
テトラの「LED水中ライト SLシリーズ」は、淡水・海水どちらでも使用可能な水中LEDです。
水陸両用でもあるので、水上面に固定して使用することもできます。
『昼モード』と『月夜モード』があり、時間や飼育生体にあわせて変化させることができます。
4位:ニッソー アクアルナ30 ホワイト
ニッソーの「アクアルナ30 ホワイト」は、白色の水中LEDです。本体の大きさ的に、30cm~45cm水槽向きで、コスパがよくブルーバージョンもあります。
水草育成に使用するには光は弱めなので、別途水槽の上置き型の照明を併用したほうがよいでしょう。
5位:水作 水中LEDライト コンパクト M-140
水作の「水作 水中LEDライト コンパクト M-140」は、30cm水槽までの小型水槽向きの水中LEDです。30cm以上の水槽に設置する場合は、他の水槽用照明と併用するなどの工夫するとより明るくなります。
本体はキスゴムでガラス面や水槽のフタなどに取り付けることができます。
スイッチつきなのでON/OFFの切り替えも簡単にできますが、明るさの調整はできません。
水槽用水中LEDの効果
水槽上部が開放できる
水槽上部にリフジウムやサテライトなどを設置していて、上置きの水槽用照明が設置できない場合に代用することができます。
また、水中に設置するので水槽の上部の空間をあけておくことができます。
照明をどかす手間が省けますし、手を水槽内に入れやすいため、メンテナンス時には大変楽です。
生体の体色を演出できる
※写真協力:AROMANIA様
水中LEDを使用する大きな理由の一つとして、生体のすぐそばで照明を照らすことができる、ということがあります。
特に、アロワナの美しさを演出するには最適です。
水中LEDライト1本だけでは光量が弱いですが、上置きタイプの水槽用照明の補助として使用することで、熱帯魚や水草の色をより鮮やかに見せることができます。
また蛍光灯やメタルハライドランプと比較すると、LED照明は手で触れることができるくらいの発熱量です。
そのため水中に設置しても水槽内の水温を上げにくいというのも大きなメリットでしょう。
水槽用水中LEDの注意点
水槽用の水中LEDは便利な機材です。
しかし、目的に合わせて使用しないと、使いにくいと感じることがあるでしょう。
ここでは、水中LEDの注意点を解説します。
1本では光量不足になることがある
LEDライトから出る光は直線的なもので、基本的に発光部分が向いている方向にだけ光が届きます。
そのため水中LEDで水槽全体を照らそうとすると、位置や向きを上置き型の水槽用照明よりも気を付ける必要があるのです。
水草を育てる場合には光量・波長が足りないといったことも起こりやすいので、2本併用したり、上置き型の水槽用照明と併用したほうが明るさを確保できます。
また、小型のものになるとON/OFFの切り替えスイッチがない場合があり、電源の抜き差しで管理することになることも。
電源ボタンの有無なども購入の際の選定基準にするのが良いでしょう。
水槽のレイアウトによっては目立つ
手軽に利用できる水槽用の水中LEDですが、シンプルなレイアウトの水槽だと、水中LEDが目立つことがあります。
ベアタンクの大型魚水槽などでは、かえってそれがかっこ良いのですが、水槽内をレイアウトしている水槽では少し気になるかもしれないです。
接着面に汚れがあると付きにくい
水槽用の水中LEDは、キスゴムでガラス面にくっつけて設置するものがほとんどです。
キスゴムがうまく付かないと、外れてしまうことも。水槽用照明を設置する面は、必ずコケ掃除などをしっかり行い、きれいにしてから密着させましょう。
ヘラやスクレーパーだけでなく、メラミンスポンジでも磨くのがおすすめです。
まとめ:水槽の水中LED照明とは!おすすめ商品ベスト5や効果・注意点も紹介
今回は水槽用の水中LEDのおすすめ商品についてや、注意点などについてご紹介しました。
水中LEDは1本だと光量が弱くなりがちなので、上置きタイプの水槽用照明の補助として使用することもおすすめで、水槽内の生物の色を鮮やかに見せることができます。
なかなか適合する上置きタイプの水槽用照明が見つからない場合などにも採用できる機材でしょう。
そして、何より生体を間近で照らしてくれることから、美しさを十二分に引き出してくれますよ。
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