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ミゾレヌマエビとは!特徴から飼い方・ミナミヌマエビとの違いも解説

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ミゾレヌマエビは、メダカや熱帯魚のタンクメイトとしてぴったりの特徴を持つ、隠れた万能エビです。

まだ流通量が多くないため、初めて耳にする方も多いかもしれません。そんな中、温和な性格とコケ取り能力の高さから新たなお掃除生体としても注目が高まっているのです。

今回のコラムでは、ミゾレヌマエビについて詳しく解説し、飼い方ポイントや混泳についても紹介します。

ミゾレヌマエビを知っている方も知らない方も、ぜひ参考にしてみてください。

プロアクアリストたちの意見をもとにミゾレヌマエビを解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

淡水エビは、さまざまな大きさや体型、カラーバリエーションのエビが次々と紹介され、人気が急上昇しているアクアリウムジャンルの1つです。

その中で、今回はミゾレヌマエビにスポットライトをあててみましょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、ミゾレヌマエビを解説します。

ミゾレヌマエビとは

ミゾレヌマエビは日本の河川に生息するヌマエビの仲間で、主に川の中流域から下流域に棲んでいます。

水槽に導入するエビの定番と言えば、ミナミヌマエビやヤマトヌマエビが有名で、飼育経験のある方も多いのではないでしょうか。これらのお馴染みの定番種との違いにも注目しながら、ミゾレヌマエビについて紹介していきます。

ミゾレヌマエビの特徴

ミゾレヌマエビの体色は、全体的に体の色が薄くほぼ透明な部分が多いのが特徴です。
その透明な体に細かく白いまだら模様が入り「みぞれ(霙)」のように見えることから、ミゾレヌマエビという名前が付けられました。

日本の河川に生息するため日本の気候にも慣れていますし、主に河川の中流域から下流域を好むため水質適応能力が高いのも特徴です。

ヌマエビの仲間のため、水槽内のコケや餌の残り、バイオフィルムなどの有機物を好んで食べてくれます

性格は温和で、メダカやネオンテトラなどを襲って食べてしまう危険性がないので、小型魚や他のエビとも混泳可能です。
ただし、テナガエビやスジエビなどの肉食性のエビと一緒に飼育すると、ミゾレヌマエビが捕食されてしまうこともあるため混泳は避けましょう。

ミゾレヌマエビは、体色のバリエーションがあることでも知られています。水槽への導入直後は体色が薄めのことが多いですが、環境に馴染んでくると本来の体色が現れて模様がはっきりしてくることも。

中には、透明をベースとして褐色や黒を強く発色する個体や、クリーム色に近い発色をする個体もいます。
また、若い個体ほど透明に近い色をしていますが、成熟するにつれて褐色が強くなり、特にメスの個体は体色が濃くなる傾向が強いです。

このような特徴から、混泳しやすくコケもよく食べてくれる「ちょっと変わったお掃除生体」として、ミゾレヌマエビを水槽に導入する方が増えています。

ミゾレヌマエビの体長・寿命・生息場所

ミゾレヌマエビはオスよりもメスの方が大きく、オスの体長は約2〜2.5cm、メスの体長は3cmを超える程度です。ヤマトヌマエビに比べるとかなり小型なので、小さな水槽やビオトープにぴったりのサイズ感と言えるでしょう。

また、ミゾレヌマエビの一般的な寿命は2〜3年程で、他のヌマエビに比べると寿命は短いですが、純淡水の水槽で問題なく終生飼育可能です。

ミゾレヌマエビの生息場所は新潟県〜九州地方までと幅広く、水草が多く流れが穏やかな河川に幅広く分布しています。もともと汽水域付近にも生息しているエビのため、水質への適応能力が高く飼育しやすいのが特徴です。

ミナミヌマエビとの違い

(エビ)ミナミヌマエビ(100匹)(+1割おまけ)

ミゾレヌマエビとミナミヌマエビは大きさや食性など似た面が多いですが、体色や体型に違いがあります。

体色は、ミゾレヌマエビの方が透明な部分が多く、ミナミヌマエビはより褐色で半透明です。
体型は、ミゾレヌマエビの方が鼻先が長いほか、水槽の上から見るとスマートで細長く体もひと回り大きいので簡単に見分けられます。

また、ミナミヌマエビは水槽内でよく繁殖しますが、ミゾレヌマエビは水槽内で繁殖できません

どちらも水槽内のコケをよく食べてくれますが、ミゾレヌマエビの方が硬めのコケも好んで食べてくれるため、ミナミヌマエビよりもコケ取り生体としては優秀と言えるでしょう。

ミゾレヌマエビの飼い方ポイント

ミナミヌマエビを実際に水槽で飼育するには、どんな環境を用意したらよいのでしょうか。

ここでは、ミゾレヌマエビに適した環境作りと飼育のポイントを分かりやすく解説します。

小型水槽から飼育可能!水草豊富な環境がおすすめ

自然下でミゾレヌマエビが好む環境は、流れが緩やかで水草の多い水辺のため、飼育時には水草レイアウトがしやすい30cmキューブ水槽以上のサイズがおすすめです。体長が2〜3cm程度と小型なので、30cm以下の小型水槽やビオトープなどでも飼育できます。

水温の適応能力も高いため、水温15〜30℃程度までの範囲で比較的簡単に飼育可能です。

また、ミゾレヌマエビは日本各地に広く分布するため、水質にもうるさくありません。
最適な水質は、pH6.0以上の弱酸性~弱アルカリ性ですが、ミゾレヌマエビと水草の両方をうまく育成させるためには、中性程度の水質をキープするのがよいでしょう。

水草は、飼育水の水質や水温に合わせて有茎草や浮草などを組み合わせ、隠れ場所をたくさん作ってあげるのがおすすめです。

底床掃除を徹底しよう

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水生生物の飼育では、底床に溜まった汚れが水質悪化や病気の発生リスクを高めます

特にエビの仲間は底床付近で活動していることが多いため、底床掃除はクリーナーポンプを使ってしっかり、かつこまめに行うことが大切です。

ミゾレヌマエビが脱皮不全になってしまうこともあるため、底床掃除はメンテナンスの面で最も重要なポイントです。

淡水水槽では繁殖できない!

ミゾレヌマエビは川と海を行き来する両側回遊性のエビのため、淡水水槽内で繁殖しないのです。

純淡水の水槽内で産卵はするものの、幼生は海へ流下しなければ成長できないとされており、実際に淡水水槽で殖えることはありません。

ミゾレヌマエビと似た繁殖形態をしているヤマトヌマエビは、汽水を再現した水槽内での繁殖例があり、SNSなどでも話題になったことがあります。

ただし、ミゾレヌマエビについては、幼生の食性や水温、サイズなどから実際に海に流下できなければ成長が難しく、飼育下で繁殖はできないのです。

ミゾレヌマエビの混泳

温和な性格のミゾレヌマエビは、他のエビやさまざまな魚と混泳が可能です。

ミゾレヌマエビと混泳の相性がよい生き物や混泳の際の注意点について解説します。

メダカや熱帯魚と混泳できる!

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ミゾレヌマエビは雑食性ですが、水槽内では主にコケや残餌を食べるため、他の生き物に危害を加えることはないでしょう。

ミナミヌマエビやヤマトヌマエビと混泳が可能な、メダカや、ネオンテトラなどの小型熱帯魚であれば、問題なく混泳可能です。ビオトープや水草水槽のタンクメイトにできます。

他のヌマエビとの混泳も可能

(エビ)ヤマトヌマエビ 国産(10匹)(+1割おまけ)

ミゾレヌマエビは、ミナミヌマエビ・ヤマトヌマエビ・トゲナシヌマエビ・ヒメヌマエビなど、他のヌマエビとの混泳も可能です。

ただし、ミゾレヌマエビの若い小さな個体は、トゲナシヌマエビなど大型のヌマエビには稀に捕食されてしまうことがあります。そのため、他のヌマエビと一緒に飼う場合はサイズをできるだけ揃え、体長差を考慮したうえで購入するのがよいでしょう。

まとめ:ミゾレヌマエビとは!特徴から飼い方・ミナミヌマエビとの違いも解説

ミゾレヌマエビは、一般的に広く流通しているわけではありませんが、多くの魅力があるお掃除生体です。

体の大きさは2〜3cm程と小さく、性格も温和でコケをよく食べてくれるため、多くの小型熱帯魚やメダカ、他のエビのよいタンクメイトになります。

また、幅広い水質への適応能力も高いため、初心者の方も安心して飼育をスタートできるでしょう。

飼育上の最も大切なポイントは、定期的な底床掃除です。底床に汚れが蓄積すると、ミゾレヌマエビは脱皮不全を起こしやすくなるため、クリーナーポンプを使ってしっかり掃除をしてあげましょう。

温和で飼育しやすく働き者のミゾレヌマエビ、ちょっと変わったお掃除屋さんとして水槽に導入してみるのもおすすめですよ。

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執筆者 Hara.kazu

子どもの頃から魚や昆虫を飼育し、アクアリウム歴は約30年になります。
グッピーやプラティ、ネオンテトラなどの入門魚飼育から始まり、シクリッドのブリーディングなどを経て、最近ではアクアテラリウムのレイアウトを楽しんでいます。

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