5000円でできる!プロが教える60cm水槽に最適な水草の組み合わせ!
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水草を使った美しい水槽レイアウトはアクアリウムの、一つの目標です。しかし水草まで揃えるとなると、「高額になってしまうのではないか?」と、水草をメインにした水槽レイアウトになんとなくハードルを感じることがあります。
60cm水槽セット一式と水草となると、なかなかの金額になりがちです。しかし前景・中景・後景の水草を網羅しても、低予算で水草を使った水槽レイアウトを組むことは可能です。
今回はさまざまな熱帯魚を飼育しやすい水草レイアウトを、予算5,000円以内の水草で作成してみました。
ご参考になれば幸いです。
予算5,000円の水草で水槽レイアウトを作ってみた
こちらの画像が予算5,000円で作成した水槽です。水草だけでなく流木と石を組み合わせることで、自然な雰囲気を出しています。
前景の水草が少なめですが、石や流木で中景~後景の水草の根元を隠すことで、水草の間の空間を埋めています。そのため正面だけでなく、斜めから見ても底面付近に寂しさがなく、迫力のあるレイアウトになっています。
今回使用した水草は前景、中景、後景を全て考慮して選定しています。あえて葉の大きさを統一せず、葉が細いものや大きい水草を組み合わせることで、ボリューム感を出しています。この水草の組み合わせなら、泳がせることのできる生き物の幅も広いです。
今回使用した水草の特徴
今回使用した水草は全部で8種類で、合計金額は4,890円でした。
アクアリウム初心者でも育てやすいものばかりです。それぞれの特徴は以下のようになります。
少ない本数でもボリュームが出やすい水草たちですので、お値段が張るな…という場合は少ない本数からチャレンジしてみてください。
ハイグロフィラ ポリスペルマ
「ハイグロフィラ ポリスペルマ」は、CO2(二酸化炭素)無しでも育てることのできる水草で、アクアリウム初心者でも育てやすいです。植え込んでから2~3週間程度で水面まで育つこともある後景向きの水草です。
ポゴステモンspバンビエン(オクトパス)
「ポゴステモンspバンビエン」は、「オクトパス」<と呼ばれることもあります。取り扱いは増えてきていますが、まだ流通量は少なめな水草です。 CO2不要でとても丈夫なため、アクアリウム初心者でも育てやすいです。 独特の香りを持っている水草で、葉は最大20cm近くにまでなることもあります。成長しはじめるとぐんぐんと伸びていき、2週間ごとにトリミングしなければならないほどです。
ピクミーチェーンサジタリア
「ピクミーチェーンサジタリア」も、アクアリウム初心者向きと言われるほど、育てるのが簡単で、それほど強い光を必要とせず、CO2添加なしでも育てることが可能です。
強い光量だと背丈が低くなるという特徴があるので、前景に使用する際は光量は強めにしましょう。
ラージリーフハイグロフィラ
「ラージリーフハイグロフィラ」は、大型になる水草のひとつで、葉はやや硬い感じです。成長は比較的早く丈夫で、肥料や光量、CO2などに関してさほどうるさくない水草なので、育てやすいです。
ウォーターウィステリア
「ウォーターウィステリア」という名称で販売されていることがほとんどですが、「ハイグロフィラ・ディフォルミス」とも呼ばれることがあります。古くから知られているハイグロフィラの仲間で、CO2なしでも育てることが可能ですが、CO2を添加したほうが盛んに光合成を行い発色がよくなります。
葉のふちはギザギザしていますが、柔らかな雰囲気の水草で、成長しだすと葉の長さが10cmくらいになることもあるので、適度にトリミングする必要があります。
バリスネリア スピラリス
「バリスネア スピラリス」はテープのような細長い葉が特徴的で、それほど強い光量を必要とせずCO2も不要、丈夫で枯れにくく昔からアクアリウムでよく使われている定番の水草でそだてやすいです。
成長すると水面に揺らめくほど、背が高くなるため、水槽内のほかの水草に光が当たるように、トリミングをしていきましょう。
アルテルナンテラ レインキー
「アルテルナンテラ レインキー」はとても綺麗な赤系の水草です。赤系水草は育成がやや難しいものが多いですが、アルテルナンテラ レインキーは他の赤系水草よりも育成が簡単な部類で、CO2や照明がそこそこの強さでも育ちます。
成長は比較的遅めなのでトリミングの手間があまりかかりません。
ミクロソリウム プテロプス
「ミクロソリウム プテロプス」は育成可能な水質が幅広く、低光量で育てることができる丈夫な水草で、熱帯魚水槽では産卵床に使用されることもある水草です。 活着する性質なので、水槽レイアウトでは流木や岩に活着させて使用します。
成長は比較的遅めなので、水中の栄養分が多いとコケが付着することが多いです。そのため水換えをこまめに行って、コケの発生に気を付けましょう。
予算5000円での水草の選び方
今回ご紹介した水草以外でも予算5,000円で、水草を使った水槽レイアウトを作ることができます。低予算水槽での水草の選び方ですが、まず少ない量でボリュームを出しやすい種類を選びましょう。
葉の面積の大きい水草や、ウィステリアやアンブリアといった葉が細かくてふさふさしている水草だと少ない本数でもボリュームを出しやすいです。本数が少なくても葉の密度が高くなることで、見劣りせずボリューム感を出すことができます。
水草を安く手に入れるには
水草は販売店によって値安く段が変わってきますが、これは卸店舗が異なるためです。そのため安く手に入れるためには、普段から複数のショップで市場調査を行っておきましょう。
実店舗はもちろん、ネット通販などの価格も調べることで最安値の店舗を探しやすいです。
しかしいくら安いといっても、枯れそうだったり、葉の色が極端に悪いもの、折れたり溶けているものは購入するのは避けましょう。
またネットショップの場合は「送料」がかかることがほとんどですので、送料を含めた金額で考える必要があります。
まとめ:低予算でも水草を使った水槽レイアウトを作ることは可能!
水槽一式と水草までそろえ、生き物を購入するとなるとかなり高額なることが多いですが、普段から市場調査を行っておけば低予算でも十分に迫力のある水槽レイアウトを作ることができます。
水草だけでなく水槽や機材もしっかりとした作りで低価格なものを購入すれば、それだけ水草や生き物への予算を増やすことができます。多少面倒でもしっかりと実店舗やネットショップでの価格をチェックしておきましょう。
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