ハイグロフィラは丈夫な有茎草の代表種です!
明るいイエローグリーンの葉と茎が美しく、水槽の水景をランクアップさせてくれるのに育てやすいです。
しかも少ない本数からでも繁茂してくれるなど、レイアウトの密度を上げるのに重宝します。
草丈が高くなるので、中景~後景のレイアウトに使用されます。有茎草は葉の映え方が繊細なので、小型熱帯魚との相性が良いですね!
そのなかでもハイグロフィラは葉の長さが約4~5cmほどになるので、中型以上の水槽で真価を発揮します。
反対に、小型水槽では成長しすぎてしまうので維持するには、こまめなトリミングが必要であまり向いていません。
CO2添加をすると、成長速度がほぼ倍速のような感じになります。丈夫でトリミングにも強いのでカットの練習用としてもおすすめです。
しかし、ぐんぐん成長するので、こまめに手を入れる場合のみにCO2添加は行うようにすると良いですよ!
ハイグロフィラは挿し木のように、トリミングした茎を『挿し戻し』することで殖やしていけます。
初めは数本しかなくても、成長力の高さを活かして繁茂させることができます。
挿し戻しは、茎を斜めに植え込むのがポイントです。光に向かって延びる性質から「L字」のように角度がついて成長するため抜けにくくなります。
ところで、アマゾンソードやルドウィジアのように、ハイグロフィラ・ポリスペルマにも水上葉と水中葉があります。
実はビオトープでも育成できて、しかも、水が凍らなければ越冬できるポテンシャルを秘めているんです。
ビオトープでは基本的に、水中に植えつけてやがて水上葉に成長していくパターンがほとんどですが、根が水中にあれば越冬できる可能性は上がります。
水が凍りにくい地域や保温対策が万全な場合は、そのまま春になると再び成長を楽しむことができます。
熱帯魚水槽以外でも楽しめる、丈夫な水草です。