グリーンロタラの育て方・増やし方!必要な設備・肥料など全て教えます
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水槽の、中景や背景のレイアウトとして人気のグリーンロタラは、丈夫で育てやすく、安価な値段設定が魅力的な水草です。
グリーンロタラは、キカシグサ属の水田にもみられる水草で、水の中で育つ『水中葉』と、水上で育つ『水上葉』の形態を持ちます。
アクアリウムショップや通販サイトでは、様々な種類のグリーンロタラがアクアリウム水槽用の水草として販売されており、アクアリウム初心者でも簡単に購入することができます。
手軽に育てられるグリーンロタラですが、より美しく育成には強めの水草育成用照明とCO2添加が必要など、上級者も育成を楽しめる種類です。
今回は、ロタラ系の水草の育て方や増やし方、種類についてご紹介させていただきます。
目次
グリーンロタラとは
日本の水田にも自生しているキカシグサ属のグリーンロタラは、安価で育てやすく丈夫な水草です。
アクアリウム水槽内では、水槽レイアウトの定番として使われることの多いグリーンロタラですが、田んぼではごく普通の雑草として扱われきましたが、近年では目にすることは減っています。
アクアリウム界では人気の水草ですので、多くのロタラ系水草が栽培・販売されています。
グリーンロタラの育て方
グリーンロタラは、強い光を好む水草です。そのため水草育成用照明が必要です。
より美しいイエローグリーンを楽しむ場合は、CO2添加を行うと効果的です。
そして、成長が早く養分の消費が早い水草なので、栄養・肥料不足に注意して、追肥を行いながら管理しましょう。
グリーンロタラに必要な養分とは?
二酸化炭素(CO2)
グリーンロタラはビオトープでも育成可能な水草ですが、水槽で育成するには、水草育成専用の環境がおすすめです。
CO2の添加ペースは以下うを目安に管理します。
- 早く大きく育成する場合は、1秒/1滴のペースで二酸化炭素を添加
- 長期的にじっくり育成する場合、1秒/2滴のペースで二酸化炭素を添加
CO2がないと密度が高くならない
標準的な熱帯魚水槽の設備でもグリーンロタラは育てられますが、育ち方や水草の形にばらつきが出ます。
可能ならCO2添加を行うのがおすすめです。
水草用の液肥
グリーンロタラは、成長と養分の吸収が早い水草です。
そのため育成中に、水槽底面の底砂などの肥料不足が起こると、葉が小さくなる傾向があります。
また、グリーンロタラの葉が下から白くなる場合も養分が不足した状態です。
ソイルでの育成は必須条件ですが、必要に応じて液肥を使用しましょう。
水槽底床の肥料不足に注意する
グリーンロタラの育成には豊富な養分が必要なので、ソイルでの育成が一般的です。
そして水換えを行うと、どうしても水中の養分は減少します。
水換えのタイミングで液肥を使用するのがベストです。
グリーンロタラに必要な光量について
グリーンロタラの育成に必要な光量は、蛍光灯なら3灯以上の光量といわれきました。具体的には60cm水槽で3000ルーメンくらいの明るさが必要です。
光量が足りないと、前述のように上の葉の方から白化したり、葉が小さくなるなどの不調や、茎が曲がることがあります。
長期的にグリーンロタラを育成する場合は、3000ルーメン以上の水草育成用照明を用意しましょう。
屋外のビオトープでは、日光で十分に育ちます。屋外では主に、水上葉の姿で育成可能です。
グリーンロタラの増やし方
グリーンロタラは、トリミングの影響を受けにくく、伸びてきた茎をカットし、再びソイルや底砂に差し戻すことで簡単に増やすことができる水草です。
グリーンロタラを差し戻すと、脇芽が四方にわかれて伸びてきます。
伸びてきた茎をカットします。その状態で再び育ってきたら、最初は横に這うように伸びる癖があります。
他のグリーンロタラと併せて、密度を高めるように植えつけ育てると、まっすぐに伸びるように育てることができます。
グリーンロタラの種類
グリーンロタラの仲間を紹介します。
ミソハギ科キカシグサ属に分類されるロタラ系の水草は水槽の、中景から後景の水景レイアウトに向いています。
ロタラ ロトンディフォリア
ロトンディフォリアは、ロタラの仲間の中でも、水草入門向けの、育成が簡単な種類の水草で、環境によって、黄緑~薄い赤色の葉をつけます。
ロトンディフォリアは、二酸化炭素(CO2)の添加を必要とせず、光量が控えめでも綺麗に育ちやすいです。
ロタラ インディカ
インディカは、細い茎をもつ、赤系の水草で、日本の水田では『キカシグサ』という名前で呼ばれています。
インディカに、二酸化炭素(CO2)を添加すると、葉から酸素の泡をつくりだす姿をみることができ、適した環境下で育成すると、茎も葉も赤みが増して育ちます。
ロタラ マクランドラ
マクランドラは、水中葉が赤味を帯びた水草で、別名『レッドリーフ・バコパ』と呼ばれています。
マクランドラの育成は、強光と二酸化炭素の添加、水質が軟水であることなどの条件が揃うとうまく育ちます。
窒素成分を含んだ肥料を使用すると、美しい赤味を帯びます。
ロタラ ナンセアン
ナンセアンは、緑系のロタラの仲間で、水中では針状の葉をつけます。
ナンセアンの育成には、肥料を多めに与え、二酸化炭素(CO2)の添加をおこなうと細く美しい茎になりやすいです。
トリミングの影響を受けにくく、短期間で3回以上の繰り返しにも耐えられる水草です。
アラグアイア レッドロタラ
アラグアイアレッドロタラは、赤系のロタラの仲間で、強光を浴びせると、赤味が強くなります。
育成は比較的簡単ですが、育つ速度は他のロタラに比べて、ゆっくりめです。
また、ロタラの中でも、匍匐せず、まっすぐ生えることでも、アラグアイアレッドは有名です。
グリーン マクランドラ
グリーンマクランドラは、黄緑~オレンジ色の葉が特徴的な水草で、水質適応範囲が広いことで知られており、弱酸性~中性の水で育成が可能です。
光量や二酸化炭素(CO2)の量、肥料の量によって葉の色味が変わります。
ロタラワリッキー(リスノシッポ)
ワリッキーは、別名『リスノシッポ』としても知られている赤系のロタラの仲間です。
ワリッキーは、比較的、CO2の添加を必要とする水草なので、枯れてしまう場合は、二酸化炭素(CO2)の添加量を増やすなどして、CO2量を見直す必要があります。
まとめ:グリーンロタラの育て方・増やし方!必要な設備・肥料など全て教えます
グリーンロタラは安くて育てやすいことで知られています。
芽が伸びてきたら、カットして差し戻すことで、容易に増やすことができる点から、トリミング次第で密度を好みに調節できます。
ロタラ系の水草の育成には、ある程度の、光量・CO2の添加・肥料が必要になります。
熱帯魚水槽の中景や後景の水草レイアウトの候補として、グリーンロタラはお勧めの水草です。
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