水槽の断熱材!効果と使うタイミングとは!断熱材のおすすめ5選も紹介

投稿日:2025.08.06|
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魚たちの健康を守るには、水温を一定に維持する工夫がとても大切です。
熱帯魚水槽では、水槽用ヒーターやクーラーなどを使用して水温を管理しているという方も多いでしょう。しかし、そこまで厳密な管理が必要ないメダカや金魚を飼育する水槽や、屋外飼育の場合は、機材を使わずに水温を安定させたいということも。
このようなときに活用したいのが断熱材です。
発泡スチロールやアルミシートなど、ホームセンターなどで購入できる素材を水槽の周りに設置することで、外気の影響を遮り水温への影響を軽減できます。
今回のコラムでは、水槽に使える断熱材の効果や使用するタイミングを解説するとともに、おすすめ商品もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに水槽の断熱材の効果と使用タイミングを解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
猛暑による水温の上昇や冬の寒さから水槽を守るため、断熱材を活用しましょう。
また、断熱材は保温機材の電気代節約や、緊急時の対策としても非常に有効です。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水槽の断熱材の効果と使用タイミングを解説します。
水槽の断熱材とは!水温への影響

断熱材は外部からの熱や冷気を遮断しつつ、内側の熱を保温する効果がある素材のことです。
アクアリウムでは、主にアルミシートや発泡スチロールが使用されており、水槽の周りに設置することで水温の変化を緩やかにする効果が期待できます。
水槽のタイプや素材、設置方法などで効果は変わりますが、断熱材を使用しない場合と比較して平均約2~3℃程度、水温の変化を抑えることが可能です。
特に屋外飼育において、猛暑や寒波など外気温の影響が大きい季節には、断熱材の使用が推奨されています。
また水槽用ヒーターやクーラーを設置した室内水槽でも、断熱材を併用することで効率よく水温を維持することができることから、省エネ効果や停電時の備えとして非常に有効です。
光熱費が高くなっている今だからこそ、断熱材を取り入れてみてはいかがでしょうか。
水槽に断熱材を使うタイミング

断熱材と聞くと冬に使うイメージが強いかもしれませんが、実は水槽内の熱を逃がさない=冷えた水の冷気も留められることから、夏はもちろん一年を通して断熱材を活用するタイミングがあります。
ここでは、断熱材を活用したい具体的なシチュエーションを4つご紹介します。
気温が高い時

断熱材は、猛暑の時の高水温対策に有効です。
夏場になると水槽の周りの気温上昇に影響を受けて、水温がどんどん上がっていきます。このような時、水槽の側面や背面に断熱材を貼り付けると外気温や直射日光を程よく遮断して、水温の上昇を緩やかにしてくれるでしょう。
外気温の影響を直に受ける屋外水槽はもちろん、室内でも昼間エアコンを切って閉め切っていると水温がかなり上昇するため、水槽用クーラーや冷却ファンと断熱材を組み合わせて対策するのがおすすめです。
ただし、水温が高くなってしまった後では断熱材の影響で飼育水の熱が逃げにくくなってしまい、いつまでも水温が下がらないことがある点には十分注意してください。
気温が低い時
冬の寒い季節にも断熱材が活用できます。
メダカや金魚などを飼育する水槽で水槽用ヒーターを使用していないときや、屋外水槽で凍結の危険があるときなどは、断熱材で水槽を囲んで保温することで、一定の水温を保つことが可能です。
特に金魚飼育では中途半端に水温が下がると、冬眠はできないけれど活性が下がって体調を崩しやすくなるため、保温をしておくことで安全に春を迎えやすくなります。
また、水槽用ヒーターを使用している水槽でも、断熱材を組み合わせることで加温効率が上がり、電力消費を抑えることが可能です。
外部フィルターやオーバーフロー水槽では、ろ過槽やホース部分にも断熱材を巻きつけるとさらに効果があります。
停電が続いている時
台風や地震などで停電が起こると、水槽用ヒーターやエアーポンプが停止して水槽に大きな影響を与える危険があります。
特に気温が高い季節は、水温の上昇とともに溶存酸素量が減ることで、酸欠や水質悪化が進んで生体にダメージを与えるリスクが高まる可能性も。
このような非常時の対策として、断熱シートや保温ボックスを備えておけば水温の変化や水質の悪化を緩和できて、安全に停電を乗り越えることができるでしょう。
ちなみに、酸欠対策として乾電池式エアーポンプを合わせて用意しておくことをおすすめします。
屋外飼育をしている時
メダカや金魚の屋外飼育では、断熱効果の高い飼育容器を使うことで、水温を安定させやすくなります。
例えばメダカ飼育で定番なのが、発泡スチロールでできたメダカ鉢です。
軽量で安価、さらに断熱効果も高いので、気温の変化が激しい屋外でも一年を通して安定した飼育を続けることができるでしょう。
最近ではおしゃれなデザインの断熱鉢も販売されており、ビオトープにも取り入れやすくなっています。
断熱効果の薄いトロ舟などの場合は、容器の側面や底面に断熱シートを貼って保温効果を高めるのも良い方法です。
屋外飼育では、夏の保冷にも冬の保温にも断熱材が役立ちます。
水槽におすすめの断熱材5選+1

ここでは、初心者でも扱いやすく効果的な断熱材を5つご紹介します。
番外編として断熱性のある水槽用マットにも触れていきますので、ご自宅の水槽環境に合わせて選んでみてください。
コトブキ工芸 eco断熱スクリーン600
『コトブキ工芸 eco断熱スクリーン600』は、アルミシートと黒いポリウレタンを組み合わせた断熱材で、遮光性が高いのが特徴です。
お好みのサイズにカットして水槽の背面や側面に貼り付けるだけで使える手軽さがあります。
ただ、角にぴったり沿わせるのが少し難しいので、切込みを入れながら上手く形を合わせてみてください。
キョーリン 節電バックスクリーン
『キョーリン 節電バックスクリーン』は、断熱効果を兼ね備えたバックスクリーンで、水槽の背面に貼りつけて使用します。
少し厚みのあるウレタン素材で作られていて、保温性や遮光効果をしっかり感じることができるでしょう。
アルミ面がないため水槽に密着させやすく、バックスクリーンとしても違和感なく使用できて、鑑賞性を損なわずに保温ができるのが最大の魅力です。
Leaf Corp 断熱クン
『Leaf Corp 断熱クン』は、気泡シートをアルミでサンドした三層構造の軽量断熱材です。
薄くて柔らかいためあらゆる水槽サイズ、形状に対応が可能で、外部フィルターにも巻き付けて使うことができます。
必要なサイズにカットして、様々な場所に使用できるので汎用性が非常に高いです。
Leaf Corp エコルノ
『Leaf Corp エコルノ』は、フレームレス水槽にフィットするよう設計された発泡スチロール製の断熱材です。
四隅にぴったり沿う構造なので、高い保温効果が期待できます。底面部分までカバーするタイプもあり、冬場の底冷え対策にも役立つでしょう。
フレームレス水槽のインテリア性を損なわないのも嬉しいポイントです。
断熱クン ホースカバー
『断熱クン ホースカバー』は、外径21mmまでのホースに対応するホース専用の断熱カバーです。
アクアリウムでは外部フィルターのホースに断熱材を巻いて保温効果を高めるのが定番ですが、アルミシートなどをホースに合わせて加工するのは意外と手間と感じることも。
このような時、このホースカバーならば手早く簡単にホースに巻き付けることができて時短になります。
番外編:水槽用マット
滑り止めや振動吸収に使用される水槽用マットは、底冷え対策としても有効です。
アルミシートや発泡スチロール製のマットほどの効果はないものの、水槽の保護と簡易的な断熱ならば十分機能します。
側面を覆うタイプの断熱材の補助として活用するのも良い方法です。
細かな水温調整は水換えで行おう

水温の変化を緩やかにしてくれる断熱材ですが、使うタイミングによっては「水温が上がり過ぎてしまう」「下がった水温が戻らない」など、逆効果になってしまう事態も起こりえます。
断熱剤は現在の水温を維持することには長けていますが、水温を適温に変えるような効果は期待できないからです。
そのため、もし水温を変えたいときは、保温機材を使用するか水換えをして水温を調整するのがおすすめです。
水温を下げたいときは飼育水よりもやや冷たい水を、反対に水温を上げたいときはやや温かい水を注いで水温を合わせましょう。
また、高水温時は酸素が水中に溶けにくくなり、酸欠のリスクが高まります。エアレーションを併用することで、溶存酸素量を増やしつつ、水温を安定させることが可能です。
まとめ:水槽の断熱材!効果と使うタイミングとは!断熱材のおすすめ5選も紹介

水槽の断熱材について解説しました。
水槽の断熱材は水温の急変を防ぐのはもちろん、保温機材の節電対策や緊急時の備えとしても非常に頼りになるアイテムです。
一年を通して活用できるタイミングがあるので、一つ備えておくと良いでしょう。
断熱材を選ぶときは、水槽のサイズや使用する環境に合わせて、カットのしやすさや柔軟性を考慮するとぴったりなアイテムを入手しやすいです。
ただし、断熱材は現在の水温を維持する効果が高い一方、水温を変えることは苦手なため、状況に応じて水槽用ヒーターなどの機材を導入することをおすすめします。
保温機材のサポートや無加温飼育のお供に、ぜひ断熱材を取り入れてみてください。
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