
アロワナの価格とは!種類ごとの価格目安とグレードが上がる要因について
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その雄大な姿から別名「龍魚」とも呼ばれるアロワナは、水槽や設備を用意できれば自宅でも飼育ができる大型肉食魚です。
ゴールドやシルバーといったゴージャスな見た目から、高級魚というイメージが強いですが、実は品種や成長具合、特徴などからグレードがつけられるため、比較的リーズナブルに購入できる個体も存在します。
一方、美しく成長した個体は驚くほどの高値で取引されることもあるため、購入前に理想とするアロワナの価格感をリサーチしたうえで、値段と希望の折り合いをつけておくのが良いでしょう。
このコラムでは、アロワナの主な種類と価格や魅力、グレードが上がる要因などを解説します。
アロワナの価格は流通量や人気などでも変動しますが、参考になれば幸いです。
目次
アロワナの種類別!価格感と魅力
まずは、アロワナの主な品種と平均的な価格感をご紹介します。
価格感 | 魅力 | |
---|---|---|
シルバーアロワナ | ベビー:3000円ほど、若魚:約7000円~、成魚:3~5万円ほど | 悠々とした泳ぎやしなやかなターン |
ブラックアロワナ | ベビー:1~3万円、若魚:5~6万円だがプラチナは70万円ほど | 美しいターンとエキゾチックな風貌 |
金龍 | 若魚:7~10万円、成魚:10~30万円、高グレード:40万円以上 | ゴージャスな金色の光沢が鑑賞性抜群 |
紅龍 | 若魚:8~10万円、成魚:10~40万、高グレード:80万円以上 | グレードによって、それぞれに美しい赤色 |
青龍 | 若魚:1~5万円ほど、唐草:若魚で5万円以上 | 安価だが深みのある美しい体色を持つ |
黄龍 | バンジャールレッド:幼魚で2万円~、若魚で15万円ほど | マイルドで暖かみのある体色、均整のとれた体型 |
ノーザンバラムンディ | ベビー:3000円~1万円ほど、プラチナは20万円以上 | 鱗が大きくシャープな光沢が美しい |
スポテッドバラムンディ | 幼魚:1万5千円~3万円ほど、成魚はほとんど流通しない。 | 育ち切った個体はかなり見応えがある |
ナイルアロワナ | 幼魚:4000円~、若魚:3万円ほど | 大人しく混泳も可能な癒し系 |
品種ごとの魅力や特徴も合わせて解説しますので、お好みの品種を探す際の参考にしてみてください。
シルバーアロワナ
白銀の体色が幻想的なシルバーアロワナは、アロワナの中でも特に大きく成長する大型種です。
若魚で約7000円~、成魚で3~5万円ほど、ベビーなら3000円ほどと比較的リーズナブルな品種ですが、最大体長が約80cm~1mまで成長するため、180cm水槽やそれを維持する機材などにお金がかかりやすいでしょう。
大きな体をくねらせる悠々とした泳ぎや、しなやかなターンは体が柔らかいシルバーアロワナならではの魅力で、高価なアロワナに負けない独特の存在感を放ちます。
ブラックアロワナ
成魚になるといぶし銀のような深い体色が際立つブラックアロワナは、ベビーで1~3万円、若魚で5~6万円ほどと、シルバーアロワナよりやや高価な位置づけです。
アロワナの中では比較的購入しやすい価格帯ですが、『プラチナ』と呼ばれる鱗に透明感があって体全体の白さが際立つ突然変異個体になると、60~70万円以上になることも。
プラチナ個体の特徴は遺伝性がなく量産ができないできないため、高値が付きやすいです。
ブラックアロワナのプラチナ個体は、プラチナ特有の透明感のある純白にブラックアロワナのしなやかさがプラスされて、他にはない神々しい美しさを持ちます。
アジアアロワナ
アロワナの中でも特に高価なのが、アジアアロワナです。
『金龍』や『紅龍』など人気の品種もこのグループで、均整のとれた体型と色彩豊かな光沢を楽しむことができます。
金龍
まさに富の象徴のようなゴージャスさが魅力のアロワナです。
若魚で7~10万円、成魚では10~30万、グレードが上がると40万円以上となかなかの高額で流通しています。
金の乗り方で呼び名が区別されており、体の側面から背中にかけて前から5、6列目辺りまでの鱗に金が入る『過背金龍』は、鑑賞性の高さから特に人気です。 基底鱗(腹側の鱗)が緑や藍色の個体がいるなどバリエーションが豊富で、中でも全体が金色に発色する『フルゴールド』は高値が付きやすい傾向にあります。
『マレーシアゴールデン』はフルゴールド個体の最高峰とされており、20万円以上の高値で取引されるのが基本。
金龍系で比較的安価なのが『高背金龍』で、過背金龍よりもゴールドみは少ないものの、同じ雰囲気を楽しめるためこちらの需要も高いです。
紅龍
好戦的な配色が美しい紅龍は、幼魚でも8~10万円以上はする高価な品種です。
若魚になると10万~40万円ほど、『スーパーレッド』の系統の体色が特に色濃く仕上がった個体になると80万円以上になることも。
全体が赤く発色していくアロワナで、赤の範囲や濃さで呼び名が変わります。
基本的に赤が濃いほど価格が上がっていき、最高峰の個体ともなると、鮮やかな深紅に染まる姿が金属質な光沢感を楽しむ従来のアロワナの鑑賞性とは一線を画すほど美しいです。
とはいえ、紅龍にも安価な改良品種がおり『バンジャールレッド』は2万円ほどから購入できます。ほのかな赤みと赤いヒレが楽しめるのでおすすめです。
青龍(グリーンアロワナ)
若魚ならば1~5万円ほどで購入できる、アジアアロワナの中ではリーズナブルなグループです。
生息数が多く流通が安定していることから比較的安価で取引されていますが、決して鑑賞性が劣るということはなく、深みを感じるグリーンが堂々とした印象を与えます。
そんなグリーンアロワナの中で、特に希少性が高く高値になりやすいのが『チタニウムゴールデン(ナミグリーン)』と呼ばれる品種。成長すると唐草模様のような独特の模様が体に浮かぶ美しい品種で、飼いこむ楽しさがあります。
黄龍(バンジャール)
バンジャールアロワナとも呼ばれる、マイルドな体色の種類です。
幼魚で2万円~、若魚で15万円ほど、体色は青龍(グリーンアロワナ)と似ているものの、背・尾・尻ビレがイエロー~イエローオレンジに発色します。
純粋な黄龍を観賞魚として飼育しているケースは少なく、どちらかといえば改良品種のベースとされることが多い印象です。
中でも紅龍と交配した『バンジャールレッド』は黄龍を使った代表的な改良品種として、多く流通しています。
ノーザンバラムンディ
アジアアロワナに似た雰囲気を持つノーザンバラムンディは、アジアアロワナよりもコストを掛けずに飼育できる魚として知られています。
一般的な個体であればベビーで3000円~1万円ほどと、価格は控えめです。
ただ、プラチナ個体やアルビノ個体だと値段がは跳ね上がり、20万円以上になることも少なくありません。
ノーザンバラムンディは鱗が大きくシャープな光沢が美しい魚です。プラチナ個体ともなると、まさに白銀の美しさを鑑賞できます。
スポテッドバラムンディ
オーストラリア原産のアロワナの仲間で、幼魚で1万5千円~3万円ほどで流通しています。
ただ、スポテッドバラムンディは日本での流通量がかなり少なく、幼魚でも市場に出回ることが滅多にありません。
成魚やプラチナ個体となると、さらに見かける機会自体が限られるため、価格は未知数です。
アロワナのように急激に成長することはないとされていますが、最大で70~90cmほどまで成長します。
育ち切った個体はかなり見応えがあるので、もし市場に出回ればそれなりの価格になることが予想されるでしょう。
ナイルアロワナ(ヘテロティス)
アロワナの仲間に分類される大型淡水魚で、雰囲気は同じく大型魚のピラルクーに似ています。
幼魚だと4000円~、若魚でも3万円ほどで購入できる上に、大人しく混泳も可能なことから実はアロワナよりも飼育ハードルは低めです。
プランクトンを主食とするため、飼育下では冷凍赤虫や細かい人工飼料を与えます。
温和な性質で体が大きいため、アジアアロワナのタンクメイトとしてもおすすめです。
他のアロワナと比べると派手さはありませんが、穏かな印象からアロワナの名前を持つ魚のなかで随一の癒し系として親しまれています。
アロワナのグレードについて
写真協力:アロワナ専門店AROMANIA 様
アロワナの価格を決める重要な要素に『グレード』があります。
これは種類や品種といった大枠の要素とは違い、一匹一匹がそれぞれ持つポテンシャルや成長後の仕上がりに付けられる評価で、販売価格に大きく影響を与えるものです。
グレードが上がる要因
写真協力:アロワナ専門店AROMANIA 様
アロワナのグレードが上がる大きな要素は、
- 体形の整い具合
- 発色
- 希少性
の3点です。
体形の整い具合は、主に眼やヒゲ、あごの状態、鱗の並び方、傷の有無などで精査されます。
回遊するアロワナは成長途中で身体をぶつけて傷を負ってしまうことが多く、傷の無い状態で大きく成長した個体は価値が上がりやすいです。
また、体色も大きな評価対象であり、より発色が濃いものが好まれます。スーパーレッドはその最たるものでしょう。
生まれ持った要素としては希少性が評価されます。
アルビノやプラチナ個体は、同程度の体長の個体と価格差が倍以上になることも少なくありません。
身体が短い『ショートボディ』も評価の対象になりますが、体型のバランスが大切で、審美性の高い個体ほど良い価格が付く傾向です。
再現が難しい特徴をもつ個体ほど高値が付くので、アロワナの持つ個性をのばしてやるのが飼育のポイントと言えるでしょう。
ベビーは安価に購入できる
グレードが上がる要素がまだ確定していないベビーや幼魚は、比較的安価で購入できます。
アロワナベビーは繊細で成魚よりも育成難易度が高いですが、その分自分好みに育てることができますし、小さなころから育てていると愛着が湧きやすいです。
理想のアロワナを目指して照明や環境を工夫していくので、アロワナ飼育の醍醐味を感じやすいでしょう。
ただし、アルビノ種などの遺伝的要因を受け継いでいる個体は、ベビーでも通常種より値段は高めです。
アロワナの幼魚の育て方については、こちらにコラムをご参照ください。
まとめ:アロワナの価格とは!種類ごとの価格目安とグレードが上がる要因について
写真協力:アロワナ専門店AROMANIA 様
アロワナの価格感についてご紹介しました。
アロワナ飼育は専用の大型水槽が必要など、設備がハイエンドでやや難易度が高い魚種です。
しかし、神々しさすら感じさせる雄大な姿には他に類を見ない美しさがあり、常にアクアリストの憧れとして君臨し続けるのもうなづけます。
以前は高値の華であったアジアアロワナにも、人気の金龍や紅龍の価格を抑えた改良品種が登場しており、飼育に挑戦しやすい環境が整いつつある昨今。
是非この機会に、アロワナ飼育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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