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幅120cmを超えるような大型水槽は、小型・中型水槽と比較すると、設置するうえで注意したいポイントがいくつかあります。
こう聞くと「自宅に大型水槽を設置するのは難しいかもしれない」と思ってしまうかもしれませんが、ご安心ください。
今回のコラムでは、大型水槽を設置する際のコツや注意しておきたいポイントなどを、画像付きで詳しくまとめてみました。
ご自宅でアロワナなどの大型肉食魚を飼育したり、ダイナミックな水景を演出したいと考えている方には、ぜひご一読いただきたい内容となっております。
大型水槽の設置を検討中の方は、こちらのコラムをお役立てください。
目次
大型水槽の設置事例を動画で見る!
このコラムはこちらの動画の内容をもとに作成しました。
動画内ではプロのアクアリストが、幅180cmオーバーフロー水槽を運搬・設置する様子が記録されています。
東京アクアガーデンではオーダーメイド水槽を販売しており、製作から設置場所までの運搬、設置作業を承らせていただいております。
オーダーメイド水槽に興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
大型水槽を設置するには
まずは大型水槽を設置するために必要な条件について解説をしていきます。
大型水槽を設置する際には、
- 設置場所を確保する
- 複数人で運搬・設置する
この2つの条件を必ず守る必要があります。
設置場所を確保する
大型水槽を設置する際には、まずは水平で耐荷重が十分な床が必要となってきます。
大型水槽を置く前提で建てられた住居であれば問題ありませんが、一般的な一軒家やマンションの場合、何も対策をせずに水を張った大型水槽を置いてしまうと床が傷んでしまう原因になりますので、必ず耐荷重を確認しましょう。
また、一般の住宅に大型水槽を置きたいときは、
- 丈夫な梁の上に設置する
- 床に鉄板を敷いて強度を補強する
などの対策を施してから水槽を設置してください。
今回設置させていただいたのは180×60×60cm(国産アクリル製、板厚:側面10mm・底面8mm)の水槽だったのですが、ガレージのコンクリート床への設置でしたので、据え置き作業は難なく完了しました。
設置スペースが水槽幅ギリギリの場合は、水槽台や水槽本体に養生をしてから運ぶのがおすすめです。
複数人で運搬・設置する
今回の水槽は満水時には650kgほどの重さになり、そこから更にろ過槽やろ材、水槽台、機材などの重さが加わるため、総重量はおおよそ900kg以上になります。
このサイズの水槽ともなると空の状態でも約60kgはあるため、なるべく一人で設置しようとせず、複数の人員を集めて作業をしましょう。
また大型水槽に多いオーバーフローの配管作業ですが、慣れている方ならばご自分で行うことも可能です。しかし、配管に不備があるとろ過に支障が出たり、水漏れの原因になったりと不具合が出やすい部分ですので、不慣れな場合は無理をせずに水槽設置サービスを承っている専門業者に依頼することも検討してみましょう。
私たち東京アクアガーデンでもオーバーフロー水槽の配管作業をお引き受けしておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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事例でみる、大型水槽の設置ポイント
ここからは実際に大型水槽を設置する際の注意点ということで、
- 床の水平が取れない時の解消方法
- 水槽・水槽台はぴったり合わせる!
- 保護フィルムは最後まで剥がさない
- 配管は接着が大切
- ポンプの下には防震マット
- 水槽用ヒーターは可能なら濾過槽内に設置する
これらのポイントを、画像とともにご紹介していきます。
床の水平が取れない時の解消方法
床の水平が取れない時は、水槽台の下に調整板を挟んで対処してみましょう。
アジャスター加工を施した水槽台を使用するのもおすすめです。
また、水槽サイズが大きいほど機材の設置も大掛かりになるため、周囲の壁との隙間は広めに取るのもポイントです。
大型水槽はなるべく広々とした空間に設置するよう心がけましょう。
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水槽・水槽台はぴったり合わせる!
水槽は水槽台の上からはみ出さず・ズレずを意識して、ぴったりと載せる必要があります。
水槽の大きさに合った水槽台を選定することも大切ですが、それを的確に載せるのもなかなか難しい作業です。
こういった部分にも複数人での運搬・設置をおすすめする理由があります。作業者同士で声を掛け合いながら慎重に設置しましょう。
水槽が水槽台からはみ出てしまうと、そこから歪みが発生する原因につながってしまいます。
保護フィルムは最後まで剥がさない
ろ過槽や水槽には保護フィルムが貼られていることが多いのですが、これはなるべく配置完了まで剥がさないでおくのが無難です。
運搬や設備の取り付け時、配置作業時に傷をつけてしまうおそれがあるため、保護フィルムは作業が完了してから剥がすように心がけましょう。
配管は接着が大切
オーバーフロー水槽の配管は、塩ビ管用のボンドでしっかりと接着しましょう。
ソケット側と塩ビ管の両方に接着剤を塗り、差し込んでから30秒ほど押さえておくのがポイントです。
塩ビ管用の接着剤は塩ビ管を少し溶かしますので、まずは分厚いソケットに塗ってから、塩ビ管にも塗布します。
接着作業が甘いと水漏れの原因になりやすいです。最初のうちは問題なくても、長期使用で劣化が早まり漏れてくる可能性が高まります。
ポンプの下には防震マット
オーバーフロー水槽の場合、循環ポンプが必須となってきますが、大型水槽に接続するようなポンプは稼働音がかなり大きいです。振動による弊害や騒音を和らげるためにも、ポンプの下には必ず防振マットを敷きましょう。
水槽用ヒーターは可能なら濾過槽内に設置する
オーバーフロー水槽のメリットの一つに、主要機材をろ過槽内に収納できるという点が挙げられます。
大型のオーバーフロー水槽ともなればろ過槽も広めに設計できるかと思いますので、余裕があれば水槽用ヒーターなどの機材はできる限りろ過槽内に仕込みましょう。
機材を水槽台内に集約することでメンテナンスや電源の管理がしやすくなりますし、本水槽に余計な機材が入り込まないことで、より見栄えの良い水景に仕上げることができます。
水漏れ防止の確認ポイント
最後に大型水槽を設置する上でとても重要な、水漏れ防止のための確認ポイントについてご紹介をしていきます。
配管やホースの接続部分
まず確認をしておきたいのが、配管やホースの接続部分です。
ボンドできちんと接着できているかどうかや、ピストル管とホースの接続に緩みが無いかどうか、まずは手で触れて確認をしましょう。
大丈夫そうであれば通水して、配管やホースの接続部分から水漏れをしていないかどうか、念入りにチェックをします。
水圧の影響が偏っていないか
続いて確認しておきたいのが、水圧の影響です。
水圧や水流による負荷が強くかかりすぎていると、その部分が変形し、劣化を早めてしまいます。
また、ポンプのパワーが適していないと、水面が盛り上がりすぎてフランジに触れてしまうことがあります。
水漏れの原因になり、水槽の耐用年数にも関わってきますので、丁寧に確認をしましょう。
機材がすべて正常に稼働しているか
通水をしてしばらくそのままポンプを稼働させ、水位や水温などを計りましょう。
すべての機材が正常に機能していることが確認できましたら、いよいよ設置完了です。
東京アクアガーデンでは、アロワナ水槽など特注水槽の設置を承っております。
こちらのページで事例をご紹介しておりますので、是非ご覧ください。
東京アクアガーデンで取り扱った、特注水槽の設置事例集です。製作から販売、搬入、設置まで、水槽のことならお任せください!
まとめ:大型水槽の設置ポイントを事例で解説!アロワナ水槽の設置動画を公開
今回は個人で大型水槽を設置する際に注意しておきたいポイントや、設置のコツなどについて解説をしてきました。
大型水槽はその大きさや重さゆえに、小~中型水槽と比較すると、より慎重に取り扱う必要があります。
まずはなるべく広い設置場所を確保したうえで、複数人で運搬・設置の作業をしましょう。
床の水平や配管の接続などは、水槽の寿命に大きく関わってきます。
水槽を長く使うためにも、時間に余裕をもって丁寧に作業を進めていきましょう。
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このコラムへのコメントやお悩み相談に届いた質問の回答
水槽の置き方が分かりやすかったです。
コメントいただきありがとうございます。
大型水槽は面積が広く、水平をとるのにはコツが必要ですのでご紹介させていただきました。
今後もわかりやすいコラム作成に尽力してまいります。
何卒、宜しくお願いいたします。
自宅の壁の一部に水槽を設置したいと考えています。
まず淡水、海水でそもそも迷っています。飼育経験としては、海水魚水槽はカクレクマノミ、デバスズメダイ、ヤエヤマギンポ、ヒトデくらいです。ただ温度管理と人工海水の濃度の管理が難しく2年たたずで星にさせてしまいました。淡水は金魚、ネオンテトラ、ヤマトヌマエビ、オスカー、ポリプテルスセネガルスアルビノ、ウーパールーパー、あと汽水ミドリミグといった感じです。淡水水槽をやるのであればアロワナ、ポリプ系、レッドテールキャット、エビ、くらいが飼育したい気持ちです。海水魚となるとクマノミをはじめ鮮やかな水槽にしたい思いですが正直どちらも欲しいのでどちらが良いかわかりません。ですが、水草水槽はなしです。観賞魚はわりと見応えがあるサイズか海水魚なら鮮やかさがある方が良いかと思っています。そしてサイズは900くらいの水槽で考えています。
外部式フィルターにするのかオーバーフローにするのかどちらが良いのでしょうか。アドバイス頂けると幸いです。宜しくお願い致します。
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