外部フィルターに起きるトラブル3つ!異音など、故障のサインはこれだ!
コラムでは各社アフィリエイトプログラムを利用した商品広告を掲載しています。
特に問題なく動作していると思っていた外部フィルターが、ある日突然動作不良を起こして動かなくなってしまったという経験はありませんか?
外部フィルターは、アクアリウムの心臓部ともいうべき大切な機材で故障してしまうと水槽が維持できなくなる可能性が高いです。とはいえ、それなりに値のはる外部フィルターの予備を用意しておくというのは現実的ではないため、完全に停止してしまう前に整備や修理が出来たらそれが一番でしょう。
実は、外部フィルターは故障前に異音や流量の低下などの異変が起こることがほとんど。このような予兆を見逃がさず、先回りして対処をしていくことで長く安全に使用を続けられます。
ここでは、外部フィルターが故障するときに起こりやすいトラブルを3つ、原因と対処法と合わせてご紹介します。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに外部フィルターに起きる故障のサインを解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
長年使用を続けている外部フィルターは、少しずつ部品が摩耗したり汚れが溜まったりしてるため、適切なメンテナンスが必須です。
無理に使用を続けると故障してしまう可能性もありますので、トラブル前のサインを見逃がさないようにしましょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、外部フィルターに起きる故障のサインを解説します。
外部フィルターの異変は早期発見が重要!
フィルタ―の内部が密閉されていて構造が複雑な外部フィルターは、ほかのろ過フィルターに比べて故障が発見しづらいです。
例えば内部に汚れが溜まっていたり、異物が混入してしまったりしても外から見ただけでは確認ができないため、水漏れや動作の停止など深刻なトラブルに進行して、初めて異常に気づくことも。
トラブルの度合いが深刻になると、メーカー修理や買い替えが必要になる可能性もありますので、日頃から異変が無いかを意識して確認することが大切です。
また、外部フィルターは故障する前に予兆のような現象が起こることが多いです。この故障前のサインを見逃がさずに適切に対処しましょう。
外部フィルターの故障サイン
ここからは、外部フィルターが故障した時に起こりやすい
- 異音
- 流量低下
- 水漏れ
の3つのサインについて解説します。
異変の出方によって故障部位や原因が異なります。これらのサインは、外部フィルターのどこにトラブルが起こっているかや対処法の目安になりますので、頭に入れておきましょう。
今回は、エーハイムの外部フィルターを例にお話していきます。
故障のサイン1:フィルターの異音
急に動作音が大きくなった、瞬間的に大きな音がする、聞きなれない音がするなど、音に関する変化があった時は、部品の劣化や異物の混入といったトラブルが起こったサインの可能性があります。
例え一時的なものだとしても放っておくと故障の原因になることがありますで、必ず内部を確認してください。
原因
フィルターから異音がする原因は、以下の3つが考えられます。
- インペラーの破損
- スピンドルラバーの劣化
- インペラーにゴミや稚魚などの異物が混入した
解決法
3つの原因のうちわかりやすいのは部品の劣化や破損です。
まずはインペラーやスピンドルラバーに異常が無いかを確認し、必要に応じて交換をしましょう。
次に音からトラブル箇所を探る方法です。
外部フィルターを起動したときに突然大きな音がしたり、「ブブブッ」「ブオーッ」という音がするときは、インペラー部分に異物が混入している可能性があります。
異物混入はそのものを取り除けば解消しますが、もし特にゴミなどが入った形跡がないのに音がしているときは、内部に空気が入ってしまったのが原因かもしれません。
空気は呼び水の失敗で混入することが多く、本体を軽くゆするか、使用しているうちに自然に空気が抜ければ異音も収まります。
故障のサイン2:流量の低下
外部フィルターの流量が一瞬低下するようなときや、最初に比べて流量が少なくなっている、少しずつ減ってきているというのも代表的な故障のサインです。
流量はフィルターの汚れが原因で落ちることもありますので、まずはフィルター内部を清掃し、それでも解決しないときは故障を疑って対処をしてください。
原因
故障が原因で外部フィルターの流量が落ちる場合、以下のような理由が考えられます。
- インペラーの剥離
- スピンドルラバーの劣化や破損
- インペラーにゴミや稚魚などの異物が混入した
- ホースが途中で折れ曲がっている
解決法
先程も軽く触れた通り外部フィルターの流量が落ちるので一番多い理由は、インペラーやホースに汚れ、水草の破片や稚魚などの異物が溜まってしまうことです。
そのため、流量が落ちていると感じたらまずは、フィルター全体の清掃やメンテナンスを行ってみてください。
部品の劣化が原因で流量が落ちていることもあるため、メンテナンスをしながらインペラーやスピンドルラバーの状態も確認します。
特にインペラーの剥離はモーターに負担を掛けて、大きなトラブルを引き起こしますので、見つけ次第交換しましょう。
ホースが折れてしまっているときは、折れを直せば元通り流量を確保できます。
ただ、一度折れてしまったホースはそこから劣化が早まることがあるため、傷が入るぐらいしっかり曲がってしまったホースはその時点で交換するのがおすすめです。
故障のサイン3:水漏れ
見た目にもわかりやすいのが水漏れです。
水漏れは例え原因自体は軽いものでも、周辺が水浸しになってしまうなど被害が深刻になりやすいので、軽度のうちにしっかり対処していきましょう。
原因
外部フィルターの水漏れ原因は、以下の2つが考えられます。
- パッキンの劣化
- ホースが硬くなっている、劣化している
解決法
パッキンやホースは、どちらも弾力性のあるゴムのような素材でできており、使用年数が長くなるとどうしても硬くなってしまいます。
硬くなったパッキンはフィルタ―をぴったり密閉することが出来なくなり、やがて水漏れを引き起こす原因になることも。
ホースについても、弾力性が損なわれると配管との間に隙間が出来たり酷い時にはホースが抜け落ちてしまったりして、水漏れを起こします。
そのため、定期的にパッキンやホースの具合を確認し、ゆるくなってきているようならば早めに交換することが大切です。
ちなみにホーズは、ホースバンドやホースクリップを装着することでも脱落予防になります。
パーツ交換は自分でも可能!心配ならメーカーで交換を!
長期間使用が可能な外部フィルターは、多くのパーツを自分で交換することが可能です。
今回故障の原因として名前の挙がった、
- インペラー
- スピンドルラバー
- パッキン
- ホース
なども交換を前提とした消耗品で、定期的に交換することで安全に使用を続けられます。
初めての方やあまり工作が得意でない方だと、パーツ交換に不安を感じるかもしれませんが、取付方法を確認すれば誰でも交換できますので、挑戦してみてください。
パーツは大きなアクアリウムショップやインターネット通販で購入できます。
ただし、交換が難しいと感じるときや異変の原因がわからないような場合は無理せず、カスタマーサポートに連絡してメーカーの指示を仰ぐことも検討してください。
まとめ:外部フィルターに起きるトラブル3つ!異音など、故障のサインはこれだ!
今回は、外部フィルターに起こりやすいトラブルの中から、故障のサインとなる現象を3つご紹介しました。
外部フィルターは密閉性が高いという特徴から、外側からは異変が発見しづらく、気づいたときには手遅れになっていたということも少なくありません。
故障の前触れともいうべき異変は、異音、流量の低下、水漏れの3つです。
どれもパーツの劣化や異物混入などが原因で起こりますので、状況に合わせて早めにメンテナンスやパーツの交換をして故障を予防してください。
外部フィルターの故障は水槽で飼育している生き物の命に直結します。日頃から動作確認をしっかり行い、深刻な故障を未然に防ぎましょう。
また、長期間使用を続けているときは、思い切って買い替えも検討してみてください。
お問い合わせ
水槽や機材、熱帯魚のレンタル・設置・メンテナンスがセットになった水槽レンタル・リースサービス、
お手持ちの水槽をプロのアクアリストがメンテナンスしてくれる水槽メンテナンスサービス、
水槽リニューアルサービスや水槽引っ越しサービスなど様々なサービスがございます。
お見積りは無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。