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最強のろ過装置とは!水槽ろ過フィルターの種類別・強力な製品を紹介

コラムでは各社アフィリエイトプログラムを利用した商品広告を掲載しています。

ろ過フィルターの能力はろ過方式に左右されると考える方は多く、ろ過能力を上げるにはろ過フィルターの種類から変更しなければならないと思われがちです。

しかし、実はろ過フィルターは同じろ過方式であっても製品によってかなりパワーに差があるため、ろ過能力を上げたいときはまず、同じ種類のフィルターの中でパワーの強い機種に買い替えるのが良いでしょう。

ろ過方式自体を変えるには水槽周りを大きくいじらなければならならず、負担が大きいので、同じ種類でパワーアップできるならばそれに越したことはありません。

今回はろ過フィルターの種類ごとに、パワーが最も強い最強のろ過フィルターをご紹介します。
ワンランク上の飼育環境を目指している方は、ぜひ参考にしてください。

プロアクアリストたちの意見をもとに水槽ろ過フィルターの種類別最強のろ過装置を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

パワーの強いろ過フィルターというと、外部式やオーバーフローなどの方式が思い浮かびますが、実は同じろ過フィルターの種類の中でも製品によって、パワーにかなりの差があります
強力なろ過フィルターをお探しの際は、ろ過方式だけでなく製品にも注目してみましょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水槽ろ過フィルターの種類別最強のろ過装置を解説します。

種類別!最強のろ過装置6選


さっそく、ろ過フィルターの種類別に、パワーの強い最強の製品をご紹介します。

今回ご紹介するのは以下の5種類のろ過フィルターです。

  • 外部式フィルター
  • 上部式フィルター
  • 投げ込み式フィルター
  • 底面式フィルター
  • スポンジフィルター

最後に番外編としてオーバーフロー用のマグネットポンプについてもご紹介しますので、ご自宅の水槽にピッタリなものを探してみてください。

外部式フィルター:エーハイム クラシックフィルター 2260

エーハイム クラシックフィルター2260 60HZ

外部式フィルターで高い性能を誇るエーハイム社の製品ですが、中でも最強と名高いのが『エーハイム クラシックフィルター 2260』です。

ドラム缶”の愛称でも親しまれているクラシックシリーズは、シンプルでスタンダードな設計から、長年多くのアクアリストに支持され続けています。
ろ材への通水性が良いため、無駄のない手堅いろ過が可能です。

2260はクラシックフィルターの最上位機種であり、ろ過槽容量は18Lと大容量。多くのろ材を入れられるので、お好みのろ材を使用したパワフルなろ過を実現できるでしょう。
飼育する生体にもよりますが、90cm~2mまでの幅広い水槽に対応できます

上部式フィルター:GEX グランデカスタム 600

ジェックス GEX AQUA FILTER グランデ カスタム600 ウェット&ドライ トリプルろ過層 60cm水槽用 上部フィルター

上部式フィルターでは『GEX グランデカスタム 600』が強力です。

安価でありながらウェット&ドライ方式を採用したフィルターで、60cm水槽用の上部式フィルターでは最上位と言っても過言ではない性能を誇ります。

一般的な上部式フィルターと比べて2~3倍もの量のろ材を入れられるので、セラミックろ材を始めとしたお好みのろ材を組み合わせて、理想的なろ過システムを作り上げることが可能です。
ポンプのパワーも十分なので、大容量のろ材をしっかり活かすことができるでしょう。

ろ過槽部分が大きいためどうしても目立ってしまうのが少々気になる点ではありますが、上部式フィルターで高いろ過能力を求める方にはおすすめの製品です。

投げ込み式フィルター:水作 ジャンボ

水作 ジャンボ

メダカや金魚を飼育する小型水槽で使用される投げ込み式フィルターは、安価で使いやすい反面、ろ過能力もそこそこといったイメージを抱く方が多いかと思います。

そんな投げ込み式フィルターの中で、一線を画すのが『水作 ジャンボ』。
池や大型水槽向けの投げ込み式フィルターで、定価は8,800円、通販でも4,000円台は当たり前という、値が張るフィルターですがそれに見合うパワーを備えた侮れない逸品です。

まず、幅20cmにもなる大きな本体は中が丸ごとろ過槽となるので、それだけ多くのろ材を入れられます。一般的な投げ込み式には重り代わりの砂利が入っているのですが、ジャンボにはそれが無いので、砂利代わりにセラミックろ材を入れるなど、カスタム性が高いのもメリットの一つです。

また、水を吸い込む力が強くたくさんのゴミを吸引してくれるのもポイントで、物理ろ過の能力がかなり高いです。
大型のエアーポンプに接続すれば、能力を最大限に活かすことができるでしょう。

ただ、大型水槽でもろ過できるパワーは、小さな生き物には負担を掛けやすいです。強い水流にあおられたり、誤って吸い込まれてしまったりといった危険には注意してください。

底面式フィルター:コトブキ工芸 ボトムボックス 600

寿工芸 コトブキ工芸 ボトムボックス600

底砂をろ材代わりに水をろ過する構造の底面フィルターは、使用する底砂や接続方法によってろ過能力が大きく変わるため、メーカーごとの差がややわかりづらいです。
そのため、メンテナンスやカスタムがしやすいかどうかで差別化される傾向にあります。

コトブキ工芸 ボトムボックス 600』は、底に敷くパネルがボックス状になっているのが特徴の底面フィルターで、この特殊な構造から本体に底砂が入り込むのを防ぐことができます。
底面フィルターに砂利が入り込むと、目詰まりを起こしてろ過能力が低下してしまうため、砂利の侵入を防げるのは大きなメリットです。

また、拡散パイプが付属しているのでエアストーンを用意する必要が無く、優しい水流を実現できます。
同社製の上部式フィルター、外部式フィルター、外掛け式フィルターに接続して使用することも可能、水槽に合わせたろ過方法を選べるので、使い勝手が良いでしょう。

スポンジフィルター:懐古堂 オリジナルスポンジフィルター 100S

懐古堂 オリジナルスポンジフィルター 100S スポンジフィルター 金魚

安価で水流が優しく初心者でも扱いやすいスポンジフィルターでは、『懐古堂 オリジナルスポンジフィルター 100S』がおすすめです。

懐古堂は金魚の専門ショップで、オリジナルの金魚飼育用品も数多く手がけています。

オリジナルスポンジフィルター100Sは、総水量100L(90cm水槽程度)まで使用することができるスポンジフィルターで、シンプルな構造ながら高いろ過能力が魅力です。

フンの多い金魚飼育を想定して作られたスポンジは程よい粗さで目詰まりがしにくいので、いつまでも最適な水流を維持できます。
肉食魚など水を汚しやすい生き物を飼育している水槽にもぴったりです。

重量約500gと本体がずっしりしているので、大きな魚が触れても倒れる心配がありません
スポンジは取り外せるので、メンテナンスもしやすいでしょう。耐久性が高くてコスパがよいのも嬉しいです。

番外編:オーバーフロー用マグネットポンプ RMD-1001

レイシーマグネットポンプ RMD-1001

オーバーフロー水槽では、ろ過フィルターよりも水を循環させる揚水ポンプの性能が重視されます。

そんな揚水ポンプで最強と名高いのが、レイシー社製の『小型マグネットポンプ RMD-1001』です。

総水量1t~1.5tの水槽に対応し、180cm水槽など大型の水槽でもしっかり水を循環させることができます

高いろ過能力を誇るオーバーフロー水槽ですが、その能力を最大限に発揮するには適切な水流があってこそです。水を回すための揚水ポンプ選びは慎重に行いましょう。

水槽のろ過能力アップについて


水槽のろ過能力を上げる方法は、パワーの強い製品に買い替えるだけとは限りません

お使いのろ過フィルターはそのままで、レイアウトの仕方や接続方法を変えたり、掃除をしたりするだけでも、見違えるようなパワーを発揮することも。
また、パワーが強いろ過フィルターは総じて水流なども強くなりやすいので、飼育している生き物によっては、製品を変えずに環境を整えたほうが良い場合もあります。

ここでは、水槽のろ過能力をアップする考え方について解説します。

凄いろ過装置とろ過能力の高さはイコールではない?!

ろ過フィルターの能力は処理できる水の量で比較するのが一般的なので、ハイパワーとなるとどうしても大型水槽向けの製品になりがち。今回ご紹介したろ過フィルターの中にも、流量がある大型水槽向けのハイエンド機種が多くありました。

しかし、実際にろ過フィルターを選ぶ際、単純にパワーの高いものを選べばよいのかというと、そういうわけではありません。
ろ過フィルターを選ぶ上で肝心なのは、水槽サイズと水量、飼育生体の種類や数に合っているかということだからです。

例えば小型熱帯魚を飼育する30cm水槽に、2,000Lを処理できるろ過フィルターを取り付けたとすると、水をきれいに保つことはできますが、水流が強すぎて魚達が疲弊してしまうでしょう。
「ろ過能力をアップしたいから、ワンランク上のろ過フィルターを使用する」というのも間違いではありませんが、やり過ぎると魚の負担になってしまう可能性があることを意識してみてください。

また、ろ過能力は底砂利やエアレーションの有無、ろ材の種類や組み合わせを変えるだけでも改善することができます

ろ過能力をアップしたいからと安直にろ過フィルター変更するのでははなく、総合的に飼育環境を見直すことも大切です。

ろ過能力を引き出すためのポイント

ろ過フィルターの能力は本来持っているスペック以外に、水流・ろ材容量・酸素量といった要因によって変化します。

特に水流は環境要因で変化しやすく、ろ過フィルタ―のパワーに影響を及ぼしやすいです。
十分なパワーを備えた製品を使用しているのに水が汚れやすいという時は、何らかの影響で水流が削がれている可能性がありますので、水槽内の環境を見直してみましょう。

レイアウトの配置で水流が妨げられるだけでも淀みができて、ろ過能力が下がってしまいます。
淀みは病原菌の温床になるなど深刻な問題に発展しやすいので、ろ過フィルターの吐き出し口との位置関係を確認しながら、全体に水が巡るような配置を心がけてください。
レイアウトを水槽壁面にぴったりと配置せずに、水が通れるだけの隙間を空けることも大切です。

また、外部フィルターを使用している場合は、水槽用クーラーや殺菌灯を接続していたり、パイプ内に汚れが溜まっていたりといったことでも水流が損なわれるので、必要に応じてワンランク上の製品を選ぶといった工夫が必要となります。

水流が最適化されれば酸素量が増えて、バクテリアが活性化し、結果的にろ過能力のアップにつながります

まとめ:最強のろ過装置とは!水槽ろ過フィルターの種類別、強力な製品を紹介


ろ過フィルターの種類別に、最強の製品をご紹介しました。

飼育水をきれいにするろ過フィルター選びはとても重要です。飼育水が十分にろ過されなければ、飼育している生き物たちに影響が出てしまいますので、ある程度余裕のあるろ過フィルターを選びましょう。

ただ、必ずしもパワーが強い製品が水槽に適しているというわけではないため、パワーはあくまで選定基準の一つに留めておくことをおすすめします。

機材選びでは、飼育している生き物たちにとって最適な環境を作れるものを選ぶことが何より大切です。ろ過フィルターだけでなく、さまざまな機材やアイテムを使って素敵な水槽を作り上げてみてください。

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執筆者 アクアガーデン

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