ゴンべの仲間は、目をキョロキョロとさせる様子がユニークです。
また、背ビレには先端に花びらのような糸状突起があり、鮮やかな赤みの体色も相まって鑑賞性は高いです!
泳ぎはあまり得意ではなく、ライブロックやサンゴ砂の上でマッタリしていることが多くあります。
胸ビレの棘条が厚めに長く発達しており、より岩の上にとどまりやすくなっているのです。
しかし、その穏やかそうな様子に反して気が強いので、混泳相手は生活圏があまりかぶらず気が弱くない魚種が向いています。
具体的には、ヒメゴンべより体の大きな魚種(ハギやヤッコなど)や比較的上層を泳ぐ魚種(アイゴやルリスズメダイ)などがおすすめです。
クマノミとも普通に混泳できます。
ちなみに、そっくりな『ミナミゴンべ』『サラサゴンべ』という仲間も存在します。
ヒメゴンべの斑点模様は尾ビレにもあるのに対して、ミナミゴンべは模様がなくまっさらな尾ビレです。
サラサゴンべは胴体の模様が縞状で、尾ビレに斑点模様があります。
似た魚にも必ず異なる点があります。
それぞれの魚種の違いを見分けることで、さらにアクアリウムライフが楽しくなるでしょう!