海水魚におすすめの餌ベスト10！プロがおすすめする与えやすいエサ

海水魚は淡水魚よりも、人工飼料を食べにくい個体が多いです。
そんななかでも、確実に食いつきやすいエサや、与えやすいエサは存在しています。

海水魚飼育を始めたいけれど喰いつきが悪いなどの悩みを持つ人は多いです。 餌の喰いつきの良さは、餌の大きさなどでも変わってきます。

今回は海水魚飼育でおすすめな餌を、プロ目線でベスト10のランキングで紹介します。
海水魚飼育をj始めようと考えている方や餌選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

プロアクアリストたちの意見をもとに海水魚の餌を解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

海水魚は嗜好性がはっきりとしているので、淡水魚以上に餌の選定には気を使います。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、海水魚が良く食べる人工飼料を紹介します。

海水魚飼育におすすめの餌ベスト10

それではさっそく海水魚飼育におすすめな餌を、プロ目線でランキング形式にて紹介していきます。
海水魚は食性によって食べる食べないがはっきりしているので、飼育している海水魚にあったタイプを選ぶようにしましょう。

海水魚飼育におすすめの餌ベスト1：メガバイトレッドｓ

キョーリンの「ヒカリ ひかりプレミアム メガバイトレッドS 」は動物食・雑食性の海水魚向きの餌です。

動物性プランクトンの一種であるコペポーダや、各種動物性原料を配合することで、痩せやすい海水魚でも健康に成長させることができます。

ゆっくりと沈むので海水魚の視認性がよく、海水魚が引き付けられる点もおすすめポイントでしょう。
クマノミやハゼ、スズメダイや小型のチョウチョウウオなどに向いている餌です。

海水魚飼育におすすめの餌ベスト2：メガバイトグリーンｓ

キョーリンが製造・販売している海水魚用の「ヒカリ (Hikari) ひかりプレミアム メガバイトグリーンS 」は植物食性の海水魚向きです。

ひかり菌という生菌剤が、海水魚の腸内で活性化することで、餌を吸収しやすい状態に分解して栄養吸収をサポートしてくれます。

海苔や海藻といった各種植物性の原材料を豊富に配合しているので、植物性海水魚の体色を鮮やかになることが期待できる餌です。

柔らかさのある餌なので海水魚にとって口当たりもよく、ゆっくり沈むので餌を見つけやすいというメリットがあります。

海水魚飼育におすすめの餌ベスト3：シュアーS

シーライフの「シュアーS」は浮遊性の餌で、グルカンという病原菌に対抗する細胞の働きに活力を与える成分が含まれていると言われています。

粗タンパク質の含有量が52パーセントと高く、海水魚を太らせる効果が期待できる餌です。
粒は小さめでチョウチョウウオや小型のエンゼル、ハゼ類など口の小さな海水魚に向いています。

海水魚飼育におすすめの餌ベスト4：ひかりプレミアム　海藻70

キョーリンの「ひかりプレミアム　海藻70」はその名の通りに海藻を原料としており、ストレスに対する耐性や、活力を維持するために必要なアラキドン酸という脂肪酸を多く含んでいる餌です。

同社の「メガバイト　グリーン」の配合を元に、海藻類のほか、ミネラルやビタミンなど海水魚に必要な栄養素を配合しています。

成分の約70％が海藻で、植物食性や雑食性の海水魚に向いており、ヤッコ・二サダイなどの海水魚が好んで食べる傾向にあります。

海水魚飼育におすすめの餌ベスト5：マリン　ミニグラニュール

観賞魚業界では有名なテトラ社が製造・販売している餌で、アクアショップやホームセンターなどの量販店での取扱いが多いです。

顆粒状でゆっくりと水槽の下に向かって沈むため、中層や低層を泳ぐ海水魚が餌を探しやすいというメリットがあります。

粒が小さいので、スズメダイやベラ、ハゼといった小さな海水魚の主食に向いています。

海水魚飼育におすすめの餌ベスト6：マリンプロスグリーン

キョーリンの「マリンプロスレッド」はオキアミやイカといった動物性原料を使用した人工飼料です。
そのためクマノミなどの動物性の餌を好む海水魚の主食に適しています。

メガバイトレッドとの違いは、フレーク状であることで、より水を汚しにくい点が異なります。

フレークタイプの餌ですが、ゆっくりと沈下していくので、海水魚が見つけやすく食べやすいため餌の食べ残しも少ないです。

海水魚飼育におすすめの餌ベスト7：オメガワン　マリン　ミニペレット

ガーリック入りで、その匂いの効果から食いつきが良い餌です。

ガーリックの配合は約2％とそれほど高くはありませんが、海水魚の免疫力を維持するのに必要な不飽和脂肪酸のオメガ3と6を配合しています。

さらに「プロテイン」が配合されているなど、栄養価の高い餌です。
また餌の材料にでんぷんを使っていないので、水槽の水を汚しにくい点もおすすめと言えます。

海水魚飼育におすすめの餌ベスト8：ヒカリ　海水魚のエサ

ヒカリの『海水魚のエサ』は、海水魚が基本的に必要とする栄養素を配合した餌です。
食いつきも良いですし、なにより少量で安いため、小さな水槽で少数の海水魚を飼育してるときにおすすめできます。

海水魚飼育におすすめの餌ベスト9：おとひめ

日清丸紅飼料が製造している「おとひめ」は東京アクアガーデンでもよく使われている餌です。
粗たんぱく質の含有量が50パーセントと多く、海水魚を太らせる効果に期待できる餌です。

海水魚の養殖場や畜養でも使用されている餌で、海水魚の喰いつきがよく、お手頃な価格で販売されています。

溶けやすく、栄養吸収率が非常に優れているので、健康的に育てることが可能になります。

粒のサイズも細かいので、人工餌を食べ始めた稚魚にもおすすめでき、幅広い種類の海水魚に与えることができる餌です。

海水魚飼育におすすめの餌ベスト10：ビタクリンホワイトシュリンプ

キョーリンの「キョーリン ビタクリンホワイトシュリンプ」はイサザアミの冷凍飼料です。
嗜好性が高く、顆粒状の餌になかなか食いつかない海水魚や、タツノオトシゴなどに向いています。

顆粒状の餌とは異なり冷凍保存になりますが、手軽にイサザアミを与えられる便利な餌です。

まとめ：海水魚におすすめの餌ベスト10！プロがおすすめする与えやすいエサ

今回は海水魚飼育におすすめな餌をランキング形式で10種類ご紹介しました。

海水魚は熱帯魚以上に肉食・草食と食性の違いがはっきりと分かれるので、嗜好にあった成分のものを選ぶことが大切です。
どうしても顆粒状の人工飼料を食べない時は、クリルやブラインシュリンプ、冷凍イサザアミ、コペポーダなど嗜好性の高い餌を与えながら、徐々に慣れさせていきましょう。

自分の育てている海水魚の大きさや、嗜好をベースに海水魚にあった餌を与えると、健康的に長生きします。
餌食いが悪くなったら、さまざまな餌を試してみると良いですよ。