ルビーレッドドラゴネットは美しく鮮やかな姿から、注目度抜群の海水魚です。
しかし、導入直後は餌付けにあまり反応しなかったり、そもそも痩せやすかったりなど、長生きさせるのが難しめな魚と言えます。
野生では砂に混ざっている有機物を食べる「ベントスイーター」として生息しており、目に見えるような固形の餌を受け入れることが、ドラゴネット自身もハードルを感じてしまいがちのようです。
そのため、水槽内にプランクトンを確保しつつ、できるだけ小さな活ブラインシュリンプなどを与えるようにしましょう。
ライブロックやサンゴ、海藻類を多く導入することでプランクトンが発生しやすい環境づくりを行えます。
そのため、基本的にはサンゴ水槽のタンクメイト、といった位置づけの海水魚種です。
ちなみに、ルビーレッドドラゴネットやニシキテグリ(マンダリンフィッシュ)、スターリードラゴネットなどのネズッポの仲間は餌を多く必要とする魚です。
痩せないように給餌を行うだけでなく、プランクトンを供給しやすいように、水槽環境全体の状況を把握するのが管理ポイントでしょう。