熱帯魚の飼い方
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水槽に「見どころ」を作ろう!目を引く水槽レイアウトデザイン方法とは

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アクアリウムショップなどで見かけるプロが手掛けた水槽は、どれも美しいレイアウトが施されていて、見応え抜群。
そんなアクアリウムに憧れて水槽レイアウトにチャレンジしてみるものの、何だかパッとしないと感じることはないでしょうか。

水槽レイアウトにおいてバランスよく物を配置することはもちろん大切ですが、実は均等に配置しすぎてしまうと全体がぼやけてしまいがちです。
見応えを出したいときはどこかに突出したアクセントをつけると、パッと人目を引くレイアウトに仕上がるでしょう。

今回のコラムでは、水槽に見どころを作るポイントやおすすめのレイアウト素材をご紹介します。
見栄えのする水槽には必ず見どころとなるポイントがあります。ぜひ、美しいアクアリウムを作る参考にしてみてください。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

プロアクアリストたちの意見をもとに水槽に見どころを作るコツを解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

ワンランク上の水槽レイアウトを目指したいときは、アクアリウムのメインとなる見どころを意識してレイアウトしてみましょう。
水草や流木、石組みなどの素材を使れば、初心者の方でも比較的簡単に見栄えのするレイアウトに仕上げることができます。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水槽に見どころを作るコツを解説します。

水槽には見どころを作ろう


水槽レイアウトの見どころとは、簡単に言うと水槽の中で一番目立つ場所、見て欲しい所を作ることです。

レイアウトに慣れていないと、水草の高さを揃えたり石を均等に配置したりしたくなるのですが、実はこのやり方だとアクアリウムの印象がぼやけてしまって、見ごたえが出ません。
人の目を引くレイアウトは必ずどこかにポイントを作り、そこを目立たせる工夫がされているのです。

例えば水槽レイアウトの基本である三角構図は、左右どちらかに高さを出してなだらかに下っていくようにアイテムを配置しますが、これは頂点にあたる部分にボリュームを出して見どころにすることで、印象深いアクアリウムに仕立てる手法です。

見どころを作れるようになるとアクアリウムの仕上がりが格段にアップしますので、水槽レイアウトに取り入れてみましょう。

水槽のレイアウトに見どころを作るコツ


初めて水槽に見どころを作るときは、あえてレイアウトのボリュームを非対称にしたり、飼育している生き物の魅力が引き出せるようなアイテムを使用したりといった、ポイントを押さえていくとうまくいきやすいです。

ここでは、見どころを作るコツを3つご紹介します。

一か所にボリュームを出す

ニッソー 自然流木 特大

見どころの作り方として一番簡単なのが、水草や石、大きな流木などを使って一か所にボリュームを出すことです。先程ご紹介した三角構図などは、まさにこの手法の代表格と言えます。

水草水槽ならば、草丈やボリュームのある水草を一か所に固めてこんもりとレイアウトするのが良いですし、大きな流木や石を一つ配置するだけでも十分なアクセントになって水槽全体にメリハリが生まれるでしょう。
余裕があれば、流木や石に水草を活着するのもおすすめです。

抑揚を意識してやり過ぎには注意

ボリュームを出す場合、やり過ぎに注意してください。

欲張って全体にボリュームが出てしまうとポイントが目立たず、ごちゃごちゃとしたまとまりのない水景になってしまいがちです。
まずは一か所、見どころを決めたらそれ以外の箇所は控えめに大げさなぐらいに差をつけると、レイアウトが際立ちます。

差し色を入れる

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水槽の目立たせたいポイントに差し色を入れるのも、見どころを作るテクニックの一つ。
例えば、緑の水草の中に一点赤色やオレンジ色の葉を配置すると変化に富んだ印象深い水景に仕上がります。

ただし、鮮やかな赤やオレンジの水草は多用するとみる人の視点が散ってのっぺりとした印象になってしまいますので、最も目立たせたい場所を一か所に限定して、少しずつ植栽していくとバランスを取りやすいです。

赤色水草は育成難易度が高め

テトラ (Tetra) テトラ フレキシブルプラント FP-3 人工水草 アクセサリー

赤色の水草は育成難易度が高く、きれいな色を維持するには鉄分やカルシウム、CO2などの添加が必須。水草育成のノウハウを持った経験者ならば問題ありませんが、初めてだと少し難しいと感じるかもしれません。

もし、水草育成に慣れていない場合は赤色の部分だけ人工水草を使用すると手軽にレイアウトに挑戦できます。

生き物の魅力を引き出すレイアウト

ニッソー アーチ隠れ石

熱帯魚の飼育がメインの水槽ではレイアウトを工夫して、生き物の魅力を引き出すことができます

ポピュラーなのは、石や流木で魚がくぐれるアーチを作って配置する方法です。色鮮やかな熱帯魚がアーチを行きかう情景はとても幻想的で、生き物を見どころとしてしっかり引き立たせてくれます

またコリドラスなどの底物を多く飼育する水槽では筒状の流木や土管を配置すると、穴からひょっこりと顔を出す可愛らしい姿を堪能できるでしょう。

こちらの方法はアイテムを配置するだけで実践できるので、初心者の方でも取り入れやすいです。

水槽の見どころにおすすめ!レイアウトアイテム5選


ここからは、配置するだけで見どころを演出できるおすすめのアイテムを5つご紹介します。

見どころを意識しながら一からレイアウトを作り上げていくのは、ベテランのアクアリストでも難しい作業です。
レイアウトにお悩みの際は、簡単に見栄えのするアイテムをポイントに据えると全体がまとまりやすくなります。

カミハタ アクアリウムロック 紫光石

カミハタ アクアリウムロック 紫光石(しこうせき)(実際の形状や色とは異なります)

紫光石は、乳白色に赤のラインの層が不規則に入る天然石です。
ナチュラルな白の色合いが爽やかな熱帯魚水槽に良くマッチします。

石組みがメインのレイアウトはグレーの色合いが重くなりがちですが、このような明るい色の変わり種の石を一つ配置すると、良いアクセントになって全体を明るい印象に仕上げてくれます。

グロッソスティグマ タイル

(水草)巻きたて ロックウール付 グロッソスティグマ タイル(水上葉)(無農薬)(1枚) 北海道航空便要保温

タイルにグロッソスティグマを活着した『グロッソスティグマ タイル』は、お好みの数を底に敷き詰めるだけで簡単に水草絨毯レイアウトを再現できる便利なアイテムです。

水槽の底面にポイントができる水草絨毯は、特にエビ類を飼育する水槽におすすめのレイアウト
大きめの流木や石と組み合わせると、草原の中のにあるオブジェのような自然な情景を作ることができます。

活着水草

(水草)アヌビアス バルテリー ナナ 流木付 Sサイズ(1本)(約15cm) 北海道航空便要保温

活着水草は底砂の種類や飼育スタイルを問わず導入ができる上に、低光量やCO2添加器の無い水槽でも育てやすいことから、おすすめのレイアウトアイテムです。

活着水草を見どころにするならば、葉丈が高いものや葉にボリュームがあるものがおすすめ。
細長い葉が30m近くまで成長するミクロソリウムや、丸い葉が可愛らしいアヌビアス・バルテリーなどを中心に、枝ぶりの良い流木にバランスを見ながら活着していくと、迫力満点な見どころが完成します。

形がユニークな水草

ジェックス 癒し水景 MIXプランツ M レース

水草の育成環境が整っている水槽では、形がユニークな水草をメインにレイアウトを組んでいくのも良い方法です。

例えば、レースのような繊細な網目模様が特徴のレースプラント(アポノゲトン マダガスカリエンシス)は、葉丈が最大で50cmほどになる大型の品種で水槽の見どころにぴったりです。
育成の難易度は高いですが、唯一無二の透け感が幻想的な水槽を演出します。

このようなユニークな水草は流通量が少ないものも多いことから、人工水草で代用するのも良い方法です。

GEX リーフィット

ジェックス リーフィット S

GEX リーフィット』は磁石で水槽壁面に固定できる鉢で、ソイルなどを敷いた本体に水草を植栽して使用します。

底砂を敷かないベアタンクやスペースの限られるボトルなどの超小型水槽で水草を育成したいときに便利なアイテムで、水中に鉢植えをそのまま配置したようなフォルムがとにかく新鮮です。
シンプルになりがちなベタ水槽や、底砂を敷かない金魚水槽などに華やかな見どころを作ることができます。

まとめ: 水槽に「見どころ」を作ろう!目を引く水槽レイアウトデザイン方法とは


水槽のレイアウトを左右する見どころの作り方や、便利なアイテムをご紹介しました。

見映えのよい水槽レイアウトに仕上げたいときは、ポイントとなる見どころを設定してみましょう。

水草を一か所にこんもり植え付けたり、大きな流木や石組みを配置したりしてメリハリをつけるのが見どころづくりの基本です。
また、アーチ土管を使って飼育している生体の魅力を引き出し、見どころに仕立てることもできます。

水草の植栽や石を一から組み上げていくのが難しいときは、すでに完成しているオブジェ人工水草を活用するのがおすすめです。

水槽に見どころを作ってワンランク上のアクアリウムを目指しましょう

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執筆者 アクアガーデン

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