秋色水草8選!赤い水草でアクアリウムに秋を演出!おすすめ種類を紹介
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秋といえば紅葉・・・ということで、水槽内にもオレンジ~赤の秋色水草を植え付ければ、そうした季節感をとりこむことができます。
例えば、こんな水草たちです。
- ミリオフィラム マトグロッセンセ
- マツモ 南米産
- アルアナの夕焼け
- ロタラ ロトンディフォリア
- アルテルナンテラレインキー
- レッドルドウィジア
- ロタラ・ワリッキー(リスのしっぽ)
- アラグアイア シャープリーフ ハイグロ
これらの水草は、秋の紅葉をイメージさせる水槽レイアウトにぴったりです。
今回は秋におすすめな赤系の水草を8種類を紹介、さらに赤みを強くする方法についてもポイントを解説します。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに秋色水草の種類を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
秋は紅葉が美しい季節です。オレンジや赤みのある水草を育てることで、水槽内にも秋を演出できます。
どれも育成難易度はやや高いですが、育ち切ったときの美しさは格別です。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、秋色水草8選を紹介します。
おすすめの秋色水草8選!
さっそく秋にピッタリな、おすすめのオレンジ~赤系水草を8種類ご紹介していきます。
赤系水草は「秋」というキーワードにこだわらず、普段の水槽レイアウトのワンポイントにもなってくれる水草ばかりです。
ただ赤系・秋色の水草は水上葉の状態で販売されていることが多く、購入してきたときは緑色をしていることも。
水槽に入れて水中葉が育つことで、赤い色が出はじめるものがほとんどです。
水上葉と水中葉の違いについてはこちらのコラムもご参照ください。
ミリオフィラム マトグロッセンセ
葉の1枚1枚が細く、繊細で水草1本を全体で見ると鳥の羽根というイメージがわいてきます。育成環境によって黄緑~黄色~オレンジなどと色が変わりやすい水草なので、オレンジみを強く出したい場合には、強い照明を採用し、追肥などをしっかり行ってあげましょう。
水上葉から水中葉にする場合、一度葉が全部枯れてしまいますが、成長が早いので1週間もすれば新芽が出てきます。上に向かって成長する水草なので、高さのある水槽にオススメ。
マツモ 南米産
南米産のマツモで、葉や茎が赤く染まります。、赤い水草の中でも手軽に育てられる種類です。
とはいえ赤く育てるには、CO2添加はあったほうが良く、水草育成用照明など、水草育成用の環境を用意してあげるのがベストです。
通常のマツモよりも小型なので、小さな水槽のレイアウトにも向きますが、養分が足りないと枯れやすくなります。
液肥はしっかり添加してあげましょう。
アルアナの夕焼け
原産国はブラジルで、最近になって流通するようになった水草です。
水中葉は、やや黒みの強い赤なので、秋の夕暮れといった雰囲気を出したいときや、ハロウィン用の水槽レイアウトなどにも使いやすいですよ。
しかし、CO2の添加必須、高光量・追肥が必要なので、育成難易度はやや高めの水草です。
ロタラ ロトンディフォリア
アクアリウム初心者向けの赤系水草として紹介されることの多い水草です。
丈夫で、同じ水槽内に魚やエビなどの生き物が十分に数いる状態なら、CO2や追肥の必要がないといわれるほど。
ただし、育成が簡単といわれていても、やはり環境によって葉の色が変化します。
光量や栄養が少ないと葉の色はライトグリーン~少し赤さを帯びる程度ですが、高光量と追肥を与えることで赤が強くでてきます。
また、光に向かって育つ傾向にあるため、水槽用照明の光の角度によっては茎が曲がってしまうことも。きれいに育てたいならば、照明の角度には注意しましょう。
アルテルナンテラレインキー
色鮮やかな赤が目をひく水草です。
水上葉の状態で販売されていることが多く、育成にCO2は必須ですが、環境に割と早くなじむ水草です。
水槽レイアウトに濃い赤が欲しいときにオススメですが、新芽はエビなどの食害被害に遭いやすいという特徴も。
しかし、成長は遅めなので、コケ対策にエビやオトシンクルスは必須です。
食害を防ぐため、エビたちには餌を別途与えるようにしましょう。
レッドルドウィジア
先に紹介した「オレンジミリオフィラム」と同じように、黄緑から赤へ葉の色が変わる品種。葉は成長すると大きく波打つのが特徴ですが、やはり育成環境を整えないと綺麗な赤色が出てきません。
草丈は大きいものだと50cmほどになることもあるので、高さのある水槽での育成をおすすめします。
ロタラ・ワリッキー(リスのしっぽ)
葉のふさふさ具合から「リスのしっぽ」という別名を持つ水草。この水草もやはり水上ではグリーンですが、水中葉に切り替わることで、オレンジ~赤茶色へと変化していきます。
草丈がそれなりにあるので、水槽レイアウトでは中景~後景で使用されることが多いです。水槽内で点在させるよりも、一カ所にまとめて植えることで、ボリューム感を出し秋らしいオレンジや赤が目立つようになります。
アラグアイア シャープリーフ ハイグロ
この水草は光量が強いと斜め方向や横に広がっていくので、育成する際にクセのある水草。
茎はかなりしっかりしていて硬く、葉は細長い形状をしていて、色はグリーンから赤茶色へと変化します。成長スピードはそれほど速くなく、草丈的にも中景のワンポイントにするのがオススメ。
秋色水草の赤みを強くする方法
今回ご紹介した秋色水草の発色をよりよくするための育成ポイントは、赤系の水草の育成と同じです。ソイル・水草用の水槽用照明、そしてCO2と肥料を上手く使うことで葉を赤く色づかせることができます。
また成長して増えた葉や新芽は、適度にトリミングすることが大切です。
葉の密度を保つことで水流の停滞を防ぐことができ、水草が傷むのを防ぎやすくなります。そしてトリミングを行うことで脇芽の成長を促し、こんもりとした雰囲気に仕上げられます。
ふさふさとした葉が茂るレイアウトを作りたい場合は、追肥なども積極的に使って、しっかりと丈夫な水草に育てあげましょう。
また、水草の中には差し戻しで増やせるものもあります。
そのため穏やかな水流で育てること、水槽内でも穏やかな場所に植え付けることがポイントです。
その他、水草の葉の色を赤くするポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ:赤い水草でアクアリウムに秋を演出!おすすめの秋色水草7選をご紹介!
涼しい季節の水槽レイアウトにピッタリな、秋色水草をご紹介しまし。
赤やオレンジ系は色を保つためにCO2添加が必要だったり、光量の調整が難しく、アクアリウム初心者さんには少し敷居が高いかもしれません。
赤やオレンジ系でも、ロタラ ロトンディフォリアのようにアクアリウム初心者向け・水草育成初心者向けの種類も、少しですがあります。
はじめはそういった育成が簡単なものを育てて、追肥やトリミングのタイミングなどを掴んでいきましょう。
素敵な秋色レイアウト水槽を作ってくださいね。
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