ミドリフグはとても可愛らしいフグです!幼魚のミドリフグはフワフワとした動きもかわいさ抜群で、一目ぼれしてしまう方も多いです。
その反面、汽水の水質を維持する手間がかかることと、肉食性なので水を汚しやすいことから飼育難易度はやや高めです。
汽水魚として流通していることがほとんどですが、海水魚に分類されます。そのため、成長するにつれて比重を大きくしていき、最終的には海水での飼育に切り替えていくのが良いです。
人工飼料を食べてくれるようになれば、飼育水の汚れが劇的に減るのでなるべく切り替えるようにしましょう。
しかし、人工飼料は自然の餌と比べると柔らかく、歯が伸びやすいという欠点があります。
フグ飼育で欠かせないのが『歯切り』です。
歯が伸びすぎると餌を食べられなくなるので、出っ歯気味になってきたら歯切りを行いましょう。
飼育水でぬらしたガーゼに包んで体をやさしく押さえて、ニッパーや小型のハサミで歯をカットします。
歯切りが難しい場合は、化石サンゴ(粗目のサンゴ砂など)や殻付きのアサリなど硬い餌を与えると、よく齧るので歯が伸びるのを防ぎやすいです。
とはいえ、フグを飼育する場合は『歯切り』の必要性を十分に理解してからにしましょう。
ちなみに、野生のミドリフグはテトロドトキシンという毒をもっています。
しかしアクアリウム用として流通しているミドリフグは養殖個体であることから、ほぼ無毒化されているので安心です。