コラムでは各社アフィリエイトプログラムを利用した商品広告を掲載しています。
淡水フグと海水フグ、それぞれの餌の好みは実は結構似ています。
フグは人工飼料に餌付きにくいことがあり、フグを飼育してみると、「なかなか餌を食べてくれない…」というケースも出てくるでしょう。
それでも、フグは丸い体とキョロキョロと動く目やヒレの可愛らしさから、観賞魚の中でも特に人気が高いです。
このコラムでは、フグを飼育する際におすすめの餌を6種類紹介しますので、餌付けに困ったらぜひ参考にしてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにフグにおすすめの餌を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
自宅での飼育からアクアリウムまで人気者のフグですが、餌やりについて悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。アクアリウム初心者の方やフグを飼うのが初めての方は、管理しやすく、与えやすい餌を選ぶのがおすすめです。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、フグにおすすめの餌とフグ飼育時の注意点を解説します。
フグの餌6選
フグの仲間の多くは、自然界でエビ・カニなどの甲殻類や、イカ・貝類などの軟体動物を好んで食べています。
水槽で飼育する際にも、自然界と同じような栄養価の高い餌を与えたいものですが、管理のしやすさも大切なポイントです。
ここでは、初心者でも管理しやすく、フグに与えやすい6種類の餌を紹介します。
淡水フグにおすすめの餌
フグというと海水魚のイメージが強い魚ですが、アクアリウムでは汽水や純淡水でも飼育できるフグがたくさん紹介されています。
汽水や淡水でも飼育可能なフグは、ミドリフグ・アベニーパファー・南米淡水フグ・テトラオドン・ムブやテトラオドン・ファハカなどが代表格です。
種類によってその体長はさまざまで、アベニー・パファーは約3cm前後まで、テトラオドン・ムブは約40cmほどにまで成長するなど、最終的なサイズは大きく異なります。
種類や体の大きさが違えば口に入る餌も変わるため、それぞれの淡水フグに合ったおすすめの餌を紹介していきます。
JUN NEWクリルグラニュール パッファー
『JUN NEWクリルグラニュール パッファー』は、小型フグ用に開発された顆粒の餌です。
フグが好むオキアミを顆粒状にしており、嗜好性が高い餌に仕上げられています。冷凍赤虫の代わりに与えられることも多いです。
餌付けが難しい小型フグにおすすめの人工飼料ですが、飼育環境やそれまで食べてきた餌の種類によっては、食べないこともあるので注意してください。
食べやすいサイズで、冷凍餌の管理や与える際の手間も省ける餌ですが、水を汚しやすい面もあるため少しずつ与えるのが良いでしょう。
カンシャ 乾蝦 天然手ながエビ
『カンシャ 乾蝦 天然手ながエビ』は、淡水のテナガエビをそのままフリーズドライにした乾燥餌です。テナガエビを100%使用しているため、栄養面も優れています。
ちぎって餌のサイズを調整しやすいため、テトラオドン・ムブなどの大型フグだけでなく、アカメフグやミドリフグなどの小型~中型フグにもおすすめです。
また、塩分を含まないため、フグ以外のさまざまな淡水生物に与えられるというメリットがあります。
冷凍赤虫
『冷凍赤虫』は、ユスリカの幼虫を冷凍保存した、小型フグの飼育には欠かせない餌です。
なかなか人工飼料を食べてくれない小型フグですが、冷凍赤虫ならばしっかり食べてくれるでしょう。
嗜好性の高い冷凍赤虫ですが、与える際に手が汚れやすい点や冷凍保存が必要なこと、家族の理解を得にくいなどのデメリットもあります。
飼育者としては、なるべく手軽に与えられる餌を使いたいものです。しかし、魚の健康面を考えると、冷凍赤虫はメリットの大きい餌だと言えるでしょう。
特に小型フグにおすすめですが、中型フグ・大型フグも好んで食べてくれます。また、あらゆる淡水魚が好んで食べるため、残っても使い道に困ることが少ない餌です。
フグ類の餌付けで困ったときは、まずは冷凍赤虫を与えてみましょう。
海水フグにおすすめの餌
アクアショップでは、水槽で飼育できるさまざまな海水フグも販売されています。
淡水フグと同じように、水槽で飼育しやすい小さなサイズの海水フグもいるのです。シマキンチャクフグやインドパシフィックトビーは、最大でも10cmほどまでしか成長しません。また、ハリセンボンやコンゴウフグなど、40cm前後まで成長する海水フグがアクアショップで販売されていることもあります。
基本的に単独飼育が多いですが、シマキンチャクフグなど小型フグのなかには混泳可能な魚種もいます。
フグの仲間はほかの魚に比べて泳ぐのがゆっくりなため、混泳している場合には餌が行き届いているか注意しましょう。
ここでは、個性豊かな海水フグにおすすめの餌をご紹介します。
アサリ・イカの切り身
活アサリやイカの切り身は、肉食性の強い海水魚が好んで食べる餌の代表格です。
フグは自然界でも貝類やイカ・エビなどを好んで食べるため、用意できるなら最適な餌だと言えるでしょう。また、フグの仲間は歯が伸びるため、硬い餌を与えることで歯が伸びすぎるのを防ぐことができます。
人工飼料への食いつきがイマイチな場合には、アサリやイカも検討してみてください。
JUN プレミアムドライシュリンプ パッファー
『JUN プレミアムドライシュリンプ パッファー』は、イサザアミを乾燥させ、カルシウムやビタミンを配合したフグ用の餌です。
栄養価が調整されているため、フグの抵抗力や食欲を高める効果が期待できます。
また、顆粒ではなく3〜10mmほどのサイズのため、小型〜大型フグまでさまざまなサイズのフグに与えやすい形状です。
栄養の偏りが気になるときに与えるのも良いでしょう。
ヒカリ メガバイトレッド M
『ヒカリ メガバイトレッド M』は、肉食性の海水魚には定番の人工飼料です。
フグにも与えることができ、消化吸収を改善する「ひかり菌」を配合しているなど栄養価のバランスも良く、フグの健康をサポートしてくれます。
粒のサイズもS・M・Lと用意されており、フグの大きさによって食べやすいサイズが選べます。また、購入や保管がしやすい点もポイントが高いでしょう。
フグ飼育の注意点
ここでは、フグの仲間を飼育する前に、知っておきたい注意点を2つ解説します。自宅の水槽にフグを導入する際の参考にしてください。
フグは歯が伸びる!
ペットとして人気のミドリフグなど、一部のフグは歯が伸びるため、「半年に1度」ほどの定期的なペースで歯切りが必要です。
しかし、ニッパーなどを使って行うフグの歯切りは難易度が高く、初心者の方にはハードルが高いでしょう。そのため、日頃からアサリなどの硬い餌を与えたり、ライブロックや化石サンゴをレイアウトして、歯が伸びすぎるのを抑える方法がおすすめです。
フグの歯が伸びすぎてしまうと、歯が邪魔になり餌をうまく食べられなくなってしまいます。
日頃からフグの食事の様子を観察し、頻繁に口から餌をこぼすなどの異常が無いか、見守ってあげることが大切です。
エビ・貝類との混泳はNG
フグは自然界でエビや貝類を好んで食べています。そのため、水槽内でもエビや貝類との混泳はできません。
また、フグは縄張りを主張するときや、お腹が減っているとき、鋭い歯で混泳魚のヒレや体表を齧ることがあります。
なお、フグよりも体の小さな魚種や、ヒレの長い魚種は特に齧られやすいです。超小型フグのアベニーパファーであっても、ほかの魚を齧る性質があるため、混泳は避けた方が良いでしょう。
まとめ:フグの餌6選!エビ・貝・人工飼料などおすすめの餌をご紹介します
今回のコラムでは、フグにおすすめの餌を6種類ご紹介しました。
アクアリウムで飼育できるフグは意外に多く、淡水フグ・海水フグどちらもたくさんの種類が販売されています。
フグ用の人工飼料も数多く販売されていますが、なかなか人工飼料を食べてくれない場合は、冷凍赤虫や活アサリ、イカの切り身などの天然の餌を与えてみましょう。
また、初めてフグを飼う場合は、歯のお手入れや混泳時の注意点を確認しておきましょう。
コラムを参考に、さまざまなフグの餌を試してみて、嗜好性と栄養面を両立できる餌を探してみてください。
お問い合わせ
水槽や機材、熱帯魚のレンタル・設置・メンテナンスがセットになった水槽レンタル・リースサービス、
お手持ちの水槽をプロのアクアリストがメンテナンスしてくれる水槽メンテナンスサービス、
水槽リニューアルサービスや水槽引っ越しサービスなど様々なサービスがございます。
お見積りは無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。