水槽のライトとは!水草用・観賞用・植物用など用途別に照明を解説!

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水槽を彩るライトには様々な種類があり、用途によって適したライトの特性などが異なります。
例えば水草育成用のライトでは明るい性質のものが注目されがちですが、明るさの数値は高ければ高いほど良いというわけではありません。
ライトを使用する水槽のレイアウトや、育成する水草の品種によって、適した照明の種類が変わってくるのです。
他の水槽用照明の選び方も同様に、スペックの高さで選ぶのではなく、飼育している生体や水槽の大きさなどに合わせた照明を選ぶと良いでしょう。
このコラムでは水草育成用・観賞魚用・海水魚用・サンゴ育成用・植物育成用という5つの用途別に、それぞれ適したライトについてご紹介をしていきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに用途別のおすすめ水槽用照明を解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
水槽用の照明は数多く販売されていますが、ライトによって特性が異なります。水草育成に特化したもの、熱帯魚を綺麗に見せてくれるもの、サンゴの育成に適したものなど、用途によって使い分けることが大切です。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水草育成用・観賞魚用・海水魚用・サンゴ育成用・植物育成用の5つの用途別におすすめの水槽用照明を解説します。
水槽のライトとは

水槽用ライトには大きく分けて
- 水草育成
- 生体のバイオリズム調整
- 鑑賞性の向上
という3つの役割があります。
照明の恩恵をうまく活用することができれば、生体の調子を整えたり、水槽の魅力をさらに深く引き出すこともできるのです。
水槽ライトには薄型や吊り下げ型など設置する水槽に応じたバリエーションがありますので、育てたいものや水槽の環境などに合わせ、適したものを選びましょう。
水槽のライトでチェックしたい数値・表示
水槽用の照明には『ワット』・『色温度』・『スペクトル』などの数値が表記されています。
| ワット(W) | 消費電力。高いほど電気をたくさん消費し、明るさは強くなる。 |
|---|---|
| 色温度(K) | 光の色み。高いと青く低いと赤くなる。 |
| スペクトル(光の色) | 波長の色を表している。 |
| ルーメン(lm)・ルクス(lx) | 明るさ。これが高いと強い光になる。 |
| 演色性(Ra) | 自然光の最限度。100に近いほど水草に適している。 |
これらは照明のパッケージやメーカーのサイトなどで見ることができる情報です。
明るさや色味を表すもので、こうした情報を確認することで、必要な強さの製品を選ぶことができます。
ワット(W)
消費電力を表します。
1時間単位で消費する電力の表示です。
値が高ければ電気使用量が増え、そのぶん強い光を再現できます。
色温度などの複合的な要素で、光の見た目は決まるため、「W数が高いほど明るい!」と言い切れませんが、ある程度の想定ができます。
色温度(K)
光の色みでK(ケルビン)と表記されます。
色温度が高いと青色に、低いと赤色に近づきます。
明るさには直接的に関係しませんが、光の色みが変わることで水槽のイメージは大きく変わりますので、鑑賞性を高める上では欠かせない数値です。
スペクトル(光の色)
ライトに含まれるすべての光の色(波長)を表します。
スペクトルは波長グラフとして、パッケージなどに表示されていることが多いです。
植物の成長には赤と青の波長が必要ですので、赤と青がしっかり含まれていれば水草育成に向いている照明と言えるでしょう。
ルーメン(lm)・ルクス(lx)
明るさを表す数値です。
この数値が高いほど、明るさの強いLEDになります。
照明本体のサイズが大きくなるとライトの範囲も広がるため、そのぶん高く表記されます。
強力なLEDを探している場合は、長さに対してルーメンが強いかどうか、で選定すると良いです。
演色性(Ra)
自然光への近さを表す数値です。
100で自然光と同等とされます。水草や植物の育成には自然光に近いものがおすすめです。
ただし、育成する水草の背の高さや種類によっては、より強力な光が必要になることがあります。その場合、スペクトルやルーメンが大切になりますから、育てる水草の育成条件を確認しつつ、LEDライトを選定しましょう。
水草育成用ライトについて

ここからは、用途別に水槽用のライトを解説していきます。
まずは水草育成用ライトについて。
水草を育てることに特化した照明に関しては、日本の水槽用照明メーカーがもっとも得意とする分野と言っても過言ではありません。
価格や明るさの幅が広く、水槽環境にあったスペック・予算のものを選びやすいため、ご自身の水槽環境に適したものを設置してみましょう。
おすすめの水草育成用ライト3選
ここからは水草育成用ライトということで、
- ゼンスイ nano LEVIL 水草育成特化型
- GEX クリアLED POWER X
- コトブキ工芸 フラットLED ツイン
以上3つの商品についてご紹介していきます。
ゼンスイ nano LEVIL 水草育成特化型
植物の光合成にもっとも効率の良い波長が組み合わされたLED照明です。
デザイン性にも優れ、高級感溢れる水槽空間を演出できます。
明るさについても申し分なく、幅30cmタイプで2280lm、60cmのものでは4000lmと、強い光を必要とする水草の育成にもしっかりに対応できる光量を備えています。
GEX クリアLED POWER X
GEX社の中では最強クラスを誇る1400lmの照明です。
ハイパワーで高輝度のLEDが使用されているため、水槽内をよりクリアに、自然に近い色合いで照らします。
水槽フタの上に直置きできるのも嬉しいポイントです。
コトブキ工芸 フラットLED ツイン
レイアウトの自然な色味と光合成を重視した、2550lmのLED照明です。
ライトのカラーを白のみと青・赤の2色のパターンに切り替えられるため、魅せたい場面に応じた演出ができます。
付属パーツを使用することで、約12cmの幅調節が可能です。
水草育成用の照明についてはこちらのコラムもご参照ください。
ライトの光を表す数値とは
使用する照明のlm(ルーメン)が高いほど、光は強く明るくなります。
しかし水草育成用の照明に関しては、「lmが高いほど良い照明である」と言い切ることはできません。
確かにlmの値が高ければ背の低い水草や高さのある水槽の底面まで照射できますが、光があまりに強すぎると、一部の水草は葉焼けを起こしてしまうのです。
葉焼けはアヌビアスナナやミクロソリウム、ブセファランドラなど、陰性水草で起こりやすい傾向にあります。
このような水草も育成している水槽で高lmのライトを使用する場合は、他の水草で日陰を作ったり、照明と水草との距離を取るなどの調節をしましょう。
育成する水草の種類や分類をあらかじめ確認して、適した明るさのライトを選ぶのがおすすめです。
観賞魚用ライトについて

続いては観賞魚用ライトについて。
淡水用照明のうち『水草育成用』と表記されてないものは、そのほとんどが観賞魚用だという認識で問題ありません。
生体の体色に合ったものや、色彩を際立たせやすい透明感のある照明を選びましょう。
おすすめの観賞魚用ライト3選
おすすめの観賞魚用ライトということで、
- GEX クリアLED POWER Ⅲ
- テトラ スライドLED
- 水作 ライトアップ
以上3つの商品についてご紹介していきます。
GEX クリアLED POWER Ⅲ
ブルー・ホワイト・レッドの独立した3色のスイッチをもつLED照明です。
生体の体色や水草の色味、魅せたい雰囲気などに合わせて、好みのカラーに調節しながら使用ができます。
かなり薄型の設計のため、照明による圧迫感が軽減されているのも嬉しいポイントです。
テトラ スライドLED
日中の明るさを再現したモードと、夜間の月明かりをイメージした優しい光量のモードが搭載されたLED照明です。
名前の通り伸び縮みするスライドスタンドが付いているため、使用している水槽幅に合わせて約15cmの調節ができます。
水作 ライトアップ
シンプルですが強めの白色LEDを採用しており、水槽内を明るく鮮やかに照らしてくれます。
もともとのサイズ展開も豊富なうえに、スタンド部分は約6cmの伸縮が可能なため、特殊な規格の水槽にもぴったりと設置することが可能です。
照明のカラーはどれが良い?
観賞魚用として設置する照明のカラーは、生体の体色に合わせて選ぶのがおすすめです。
例えばアロワナ飼育であれば、紅龍なら赤系、ブラックアロワナなら青系の照明を選ぶと、鑑賞性が上がります。
金魚飼育であれば赤が強い照明が映えますし、色とりどりの熱帯魚を飼育している場合は、マルチカラーの照明を使用してみるのも良いでしょう。
海水魚用ライトについて

続いては海水魚用ライトについて。
最近ではゼンスイのマルチカラーLEDに代表するように、1本で何通りもの色味を再現できる照明が海水魚用ライトの定番ともなりつつあります。
設置場所の明るさや飼育生体に合わせて調節できるものを選定しましょう。
おすすめの海水魚用ライト3選
おすすめの海水魚用ライトということで、
- マーフィード NEMO LIGHT
- ゼンスイ マルチカラーLEDⅡ
- アクロ TRIANGLE LED MARINE
以上3つの商品についてご紹介していきます。
マーフィード NEMO LIGHT
自然の光サイクルを再現できるモードと、1時間単位で光の強さや色を設定できるマニュアルモードの2種類が搭載された、ハイスペックな商品です。
一般的な水槽用照明とは一線を画した高級感溢れるデザイン性が、海水魚水槽の魅力を更に引き立てます。
ゼンスイ マルチカラーLEDⅡ
リモコン操作により最大10万通りのカラーと明るさの調整が可能な、まさに『マルチカラー』の名に相応しいLED照明です。
演色性も高く、飼育している海水魚をもっとも魅力的に見せるカラーが選択できます。
アクロ TRIANGLE LED MARINE
海水魚用照明としては定番カラーのブルーに加え、生体やサンゴを鮮やかに照らすブルーホワイトの色味も演出できる、2色の光を切り替えられるLEDライトです。
アルミボディにアルマイト加工が施されており、耐食性・耐摩耗性にも優れています。
海水魚照明はなぜ青いのか
海水魚用の照明は青色が定番ですが、これは海に射し込む太陽光を想定して作られているからです。
単純な水深で比較すると、海水魚は淡水魚よりもさらに深い場所に生息しているため、太陽光が青く見えることも考慮されています。
サンゴ育成用ライトについて

続いてはサンゴ育成用ライトについて。
水槽でサンゴを育てる場合は、十分なパワーをもつ専用の照明を用意しましょう。
サンゴの種類によって、使う照明が変わってきます。
浅場に生息するサンゴなら明るめのブルー、深場のサンゴならディープブルー系がおすすめです。
水草育成用照明と同様に、明るさの数値だけで決めるのではなく、水槽や飼育生体に合った照明を選びましょう。
おすすめのサンゴ育成用ライト3選
おすすめのサンゴ育成用ライトということで、
- ゼンスイ nano LEVIL 海水魚サンゴ用
- Grassy LeDio
- レッドシー ReefLED
以上3つの商品についてご紹介していきます。
ゼンスイ nano LEVIL 海水魚サンゴ用
サンゴの色揚げと光合成に有効な波長が組み合わされたLED照明です。
透明のコの字型リフトが照明を浮いているように錯覚させ、独創的な水槽空間を演出します。
幅30cmタイプで1240lm、60cmのものでは2300lmと、サンゴの色彩を美しく見せることに特化した仕様です。
Grassy LeDio
サンゴの育成に効果的かつ自然な波長を再現したのが、Grassy LeDioシリーズです。
2023年6月から販売開始の新仕様では、蛍光タンパク促進・深場のサンゴ育成・浅場のサンゴ育成という3つのパターンにそれぞれ特化したLED照明が展開されています。
レッドシー ReefLED
サンゴにとって安全で効率の良い光の強度を追求したLED照明です。
光合成しやすい光が採用されているため、サンゴの成長・色揚げに効果的です。
スマートフォンアプリと同期させることで、遠隔での操作や設定も行なうことができます。
LEDとメタハラ、それぞれのメリット
サンゴ育成用の照明としてはメタハラとLEDの2種が候補に挙がります。
メタハラは強力な光を供給できますが、サンゴの種類によっては白化することがあるので注意しましょう。発熱が強いので、吊り下げての使用が必須になります。
一方、LEDは軽量で発熱が少なく、設置が楽だというメリットがあります。カラー展開も豊富なので、適したものを選びやすいです。
植物育成用ライトについて

最後は植物育成用ライトについて。
植物はボトルから大型水槽でのテラリウムでまで幅広く育成できるので、水槽サイズに合わせて選定するのがおすすめです。
ジュエルオーキッドやベゴニアなどの熱帯植物の育成にも欠かせないため、パルダリウムの人気上昇と共に、植物育成用ライトも注目されつつあります。
おすすめの植物育成用ライト3選
おすすめの植物育成用ライトということで、
- ゼンスイ エバーサン 365
- GEX リーフグロー EX
- カミハタ ヴォルテス
以上3つの商品についてご紹介していきます。
ゼンスイ エバーサン 365
最高品質の演色性を誇る、植物育成用のLEDライトです。
| 項目 | 12W | 24W |
|---|---|---|
| 演色性 | Ra98 | Ra97 |
| 照度 | 15,500lux | 30,000lux |
| 全光束 | 950lm | 2,200lm |
自然の太陽光とほぼ変わらない光で植物を照らすため、光合成が効率よく行なわれるうえに、より鮮やかで美しい植物の姿を観察することができます。
コーデックスやアガベ、プロメリア、モンステラ、サボテンなど様々な植物に使用可能です。
GEX リーフグロー EX
温かみのある白色・青みのある白色・自然な白色の3種類の色温度を切り替える機能を兼ね備えたLED照明です。
約40cmのフレキシブルアームが採用されているため、好みの照射角度・位置に調節することができます。
カミハタ ヴォルテス
今回ご紹介した中では唯一の、蛍光灯が採用された商品です。
青みがかった白い光が特徴的で、植物を明るく鮮やかに照らします。クリップでの固定と、チェーンを使った吊り下げの、どちらでも設置が可能です。
吊り下げ式照明が良い理由
ライトの設置方法には、スタンド式やクリップ固定式、吊り下げ式などがありますが、この中でおすすめしたいのが吊り下げ式です。
一つのライトでも吊り下げ式ならば広範囲に照射できて、水槽全体を照らすことができます。
また、光源が植物と干渉しにくいため程よい距離感を保ちやすく、熱や光によるダメージを与えづらいのも嬉しいポイントです。
まとめ:水槽のライトとは!水草用・観賞用・植物用など用途別に照明を解説!

今回は水草育成用・観賞魚用・海水魚用・サンゴ育成用・植物育成用という5つの用途別に、それぞれの適したライトをご紹介をしてきました。
水槽用照明というと明るさばかりが注目されがちですが、ライトの性質によって波長が若干異なるため、用途に合わせて選定していくことが大切です。
ぜひ皆さんも、植物や生体の成長を促し、より鮮やかに照らし出せるようなライトを選んでみてください。
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投稿されたコメントやご相談と回答
海水魚水槽は、ADAなどが発売しているRGBライトを使用しても問題ないですか?
コメントありがとうごさいます。
海水水槽には専用の青い照明をおすすめしています。
海にさし込む日光を再現するためで、また、カクレクマノミは照明が強すぎると体色が茶色っぽく濃いめに変化することがあるなど、体色に影響が出る場合があります。
照明については、こちらのコラムもご参照ください。
・水槽のライトとは!水草用・観賞用・植物用など用途別に照明を解説!
https://t-aquagarden.com/column/seawater_clear_led
よろしくお願いいたします。