45cm水槽の照明10選！水草・海水用照明のおすすめ機種をご紹介

小型水槽の中でもしっかり水量が確保できる45cm水槽は、使い方次第で様々なアクアリウムを楽しむことができるとあって、初心者からベテランまで幅広い層に人気があります。

しかし、やや中途半端な大きさのためか、意外にも実店舗での周辺機器の取り扱いが少なくて、お店で目当ての商品が見つけられないことも。
特に照明は飼育・育成している生体に合わせたものを設置しなければならないため、特定の製品を探すのに苦労することも少なくありません。

そこで今回は、インターネット通販で購入できる45cm水槽用の照明を10種類ご紹介します。

プロアクアリストたちの意見をもとに45cm水槽の水草・海水用照明10選を解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

45cm水槽は小型水槽ながら色々な生き物の育成に使える、汎用性の高いサイズです。
しかし、照明の選択肢が限られてしまう傾向があるので、ホームセンターやアクアリウムショップだけでなくインターネット通販も利用して、飼育している生き物に合わせたものを探してみてください。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、45cm水槽の水草・海水用照明10選を解説します。

45cm水槽の照明10選

さっそく、45cm水槽におすすめの照明10選をご紹介します。

45cm水槽の魅力は、気軽に設置ができるちょうど良いサイズ感と、周辺機器次第で色々色な生き物が育成できる汎用性です。
メダカ等の観賞魚や熱帯魚の飼育はもちろんのこと、本格的な水草水槽、幻想的なマリンアクアリウムにサンゴの飼育まで、すべて45cm水槽で行うことができます。

しかし、これらのアクアリウムは周辺機器があってこそ実現できるもの。
特に照明は、飼育している生き物に合わせた波長が出ることが絶対条件となります。

ここでは、一般的な熱帯魚用の照明だけでなく、水草育成やサンゴ飼育にもおすすめできる様々なタイプの照明をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

GEX クリア LED POWERIII 450

淡水魚の飼育におすすめなのが『GEX クリア LED POWERIII 450』です。
魚や水草を美しく照らす色温度や明るさになるよう計算されており、水槽内を際立たせてくれます。

また、十分な光量を備えているので定番の水草ならば大抵はこれ一つで問題なく育成が可能、省エネルギーでコストパフォーマンスに優れている点も魅力です。

薄型なので水槽の景観を邪魔することがありませんし、ライトリフトが付属しているので、枠付き水槽、フレームレス水槽のどちらでも使用できます。

ゼンスイ マルチカラーLED 450

『ゼンスイ マルチカラーLED 450』は最大で1350lmの光量を再現できるLEDです。

5色のLEDが搭載されており、組み合わせ次第で様々な色調を作ることが可能、その組み合わせは10万通りともいわれており、飼育している生体や水槽の雰囲気に合わせた照明をリモコン一つで再現できます。
メモリ機能がついているので、気に入った調光をメモリしておけば、ワンタッチで設定できるのも使いやすいです。

また、付属のライトリフトとリフトアッププラスを使えば、水槽から離れた高い位置に照明を設置できる上に、別売りのライトスタンドで吊り下げもできるなど、状況に合わせて様々な設置方法が選べるのも魅力と言えます。

アクロ TRIANGLE LED GROW Pro 450

『アクロ TRIANGLE LED GROW Pro 450』は4450lmを再現できる、水草育成に特化した照明です。
一般的な照明の2倍以上の光量があるので、高さがあるハイタイプの水槽でも底の水草まで十分に光を届けることができます。

また、水草の光合成に重要な役割を果たす赤の波長を持つのもこの照明の特徴です。従来、水草の育成には波長や光量の異なる照明を複数台設置する必要があったのですが、こちらの照明ならば一台で難しいと言われる水草を育成することができます。

水草の照明については、こちらのコラムも参考にしてください。

コトブキ工芸　フラットLED　SS4052

生体メインの淡水魚水槽におすすめなのが『コトブキ フラットLED SS4052』です。

他の照明と比べて安価なので、メダカや金魚などの日光を好む観賞魚の照明に向いています。
LEDの劣化を最小限に抑えるアルミ素材なので、コストパフォーマンスにも優れている点も嬉しいです。

軽くて扱いやすいので女性の方でも簡単に設置できますし、枠付き水槽、フレームレス水槽のどちらでも使用可能。120度と照射角が広いので、奥行きのある水槽でもこれ一台で全体に光を当てることができます。

コトブキ フラットLEDツイン 4050

先にご紹介したコトブキ フラットLEDシリーズのツインタイプが、『コトブキ フラットLEDツイン 4050』です。
LEDを2本備えており光量は最大で1750lm、白色、青色、赤色の各波長もバランスが良いので、水草をしっかり育成できます。

薄型でスタイリッシュなデザインなので、水槽の鑑賞性を損なうこともありません。

水草育成用の照明としてはリーズナブルなので、水草水槽の入門機種としてもおすすめです。

GEX クリアLED POWERX 4050

魚や水草が本来持つ色彩をナチュラルに際立たせたいという方には『GEX クリアLED POWERⅩ 4050』がおすすめ。
シンプルな白一色の照明なので、より自然な雰囲気の水槽に仕上がります。

色味は単色ですが、光量1000lmを備えるハイパワーLEDなので、定番の水草ならばこの照明で十分に育成できるでしょう。

薄型でボディがブラックなので、お部屋の雰囲気も壊しません。付属のライトスタンドには脚ゴムが付いているので水槽の蓋に直接置くことができます。

魚メインから水草育成まで、幅広く使用できるオールマイティな照明です。

オルカ オプティマスリーフナノⅡ 30～60cm水槽用

ここからは海水水槽におすすめの照明をご紹介していきます。

『オルカ オプティマスリーフナノⅡ 30～60cm水槽用』は海水魚やサンゴの飼育に向いたLED照明です。

サンゴの育成に必要なUV（紫外線）や波長を含んでおり、45cm水槽に導入されることの多いLPSやソフトコーラルならばこの照明で飼育ができます。
またウルトラワイドレンズにより水槽全体を広範囲に照射できるのもポイントです。

点灯時間は6時間、10時間、12時間から選ぶタイプなので、複雑な設定がいらず使い勝手が良いです。

発熱を抑える構造により冷却ファンを無くして軽量化されているので、旧世代と比べて扱いやすくなっています。

ボルクスジャパン GrassyLegna Marin 45

『ボルクスジャパン GrassyLegna Marin 45』はサンゴの育成に重点を置いたLED照明です。

太陽光を再現した高演色LEDでサンゴの光合成を活性化します。照明の色合いがとても自然なので、生き物本来の美しさを際立たせてくれるのも利点です。

付属のリモコンではタイマーの設定や色合いの変更ができるので、使い勝手も良いでしょう。
別売りのグラッシーフラットタイマーを接続すればより細かな設定が可能で、1日に最大8回自動で明るさが変化する調光機能は、生き物のバイオリズムを整えるのに最適です。明るさの変化が緩やかなので、変化に魚が驚いて飛び出してしまうようなこともありません。

サンゴ向けではありますが、海水魚主体の水槽にもおすすめです。

サンゴの照明については、こちらのコラムも参考にしてください。

ゼンスイ nanoLeviL ブルーホワイト 450

『ゼンスイ nanoLeviL ブルーホワイト 450』は、幻想的な海の青白い光を再現したサンゴ向けの照明です。

サンゴの光合成に必要な波長や明るさがバランスよく含まれた光で、育成はもちろん色揚げにも効果が期待できます。
また照射角度が広く水槽全体を照らせるので、サンゴの配置場所にも困りません。

青と白の色調が2：1の割合で配置されているので、暗すぎないちょうど良い自然な明るさが魚やサンゴを照らし出してくれるでしょう。

上品なアルミニウムボディで、コードも背面から出ているので、景観を壊さないのも嬉しいポイントです。

マーフィード NEMO LIGHTII アクアマリン 24W

家を空けることが多くて照明の管理が難しい、という方におすすめなのが『マーフィード NEMO LIGHTII アクアマリン 24W』です。

こちらのライトには自動で1日の光のサイクル（日の出～日中～夕方～日没まで）を再現してくれる調光機能が搭載されており、魚やサンゴをより自然な状態で健康的に飼育することができます。
もちろん手動で光を設定してこだわりの飼育環境を作ることも可能です。

薄型で固定アームもシンプルなので、景観を壊しません。ワンランク上の飼育環境を整えたい方はこちらの照明を使ってみてはいかがでしょうか。

まとめ：45cm水槽の照明10選！水草・海水用照明のおすすめ機種をご紹介

今回は、45cm水槽におすすめの照明を10種類ご紹介しました。

一昔前はLEDは光量が足りないなどと言われていましたが、最近は軽量なLED照明の進化が目覚ましく、小型水槽に設置できるサンゴや水草育成用の照明も増えてきました。
LEDならばコストパフォーマンスが良いですし、ライト自体が発する熱も抑えられるので、高光量の育成用ライトでも扱いやすいです。

照明の種類が増えれば飼育できる生き物も増えて、アクアリウムの幅も広がります。
45cm水槽用の照明も数多く販売されていますので、皆さんもぜひ、生き物に合わせた照明を選んでみてください。