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アクアリウムのチューブ特集!シリコンなど素材や交換時期、おすすめ商品

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エアレーションやCO2添加器など、アクアリウムで使う様々な機材の接続に使用されるチューブ
メーカー専用品から100円ショップのものまで様々な種類が販売されていますが、どれも同じだと思ってはいませんか?

実はチューブには素材や使い心地にそれぞれ特徴があり、場面によって使い分けるとアクアリウムの管理がしやすくなります
また、しばらく使っていくと汚れが付いたり硬くなってしまったりするため、掃除や交換のタイミングを見極めることも大切です。

今回のコラムでは、アクアリウムで使用するチューブの種類や素材ごとの特徴と、交換タイミング、おすすめチューブ5選をご紹介します。
機材に合わせた最適なチューブをお探しの方や交換のタイミングを探っている方は、ぜひ参考になさってください。

プロアクアリストたちの意見をもとにアクアリウムで使うチューブを解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

アクアリウムで日常的に使うチューブは、消耗品ということもありコストパフォーマンスを重視して選んでいるという方も多いのではないでしょうか。
もちろん値段で選ぶのも良いですが、使用する機材に合ったものを選ぶとより快適にアクアリウムを満喫できるでしょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、アクアリウムで使うチューブを解説します。

アクアリウムのチューブとは


アクアリウムで使用されるチューブは、ほとんどが外径6mm・内径4mmほどの規格で製造されています。
このサイズは水槽用機材共通の規格で、製造や販売が異なる機材でもチューブは大抵の機種で同じものが使用可能です。

またアクアリウム用としては直径3mmほどの細いタイプのチューブも販売されており、こちらはジョイントを使って機材に接続します。
細いタイプのチューブは一般的なサイズのチューブに比べて場所を取らず目につきづらいので、超小型水槽や水槽内をスッキリ見せたいときなどにおすすめです。

アクアリウム用チューブの種類

アクアリウムで良く使用されるチューブは、”エアーチューブ”と”耐圧チューブ”の2種類です。それぞれの用途に合った素材で作られており、素材ごとの特徴があります。

エアーチューブは主にエアレーション周りで使用するチューブで、エアーポンプとエアストーンを接続するのに使用します。
柔軟性のある素材で作られているので、設置場所に合わせて加工がしやすいです。

耐圧チューブはCO2添加器で使用します。CO2添加ではボンベから水槽へCO2を送る際に大きな圧力がかかるため、その圧に負けない頑丈さを備えた耐圧チューブが最適です。

使用目的は異なりますが、気体を漏らさずに水槽に送るという機能はエアーチューブも耐圧チューブも変わりません

チューブの主な素材

貝沼産業 純正シリコンラバーチューブ 白 2m

アクアリウム用のチュ―ブは消耗品で、素材によって寿命や特徴が異なります。

ここからは、チューブの主な素材とそれぞれの特徴をご紹介します。

シリコン

柔らかさと弾力性を兼ねさえたシリコンは、エアーチューブにぴったりの素材です

低めの水温でも硬くならず汚れが落としやすいので、室内、屋外問わず使用できるのが最大の魅力。汎用性が高いことから、シリコンチューブを愛用するアクアリストは多いです。
変色しにくく耐久性も高いので、丁寧に扱えば数年単位で使用できます

シリコンチューブには、シリコン製シリコン100%のものがあり、シリコンの割合が高い製品ほど長寿命です。

塩ビ(PVC)

シリコンよりも価格が手ごろでコストを抑えられる点が魅力の素材です。こちらは、細いタイプのエアーチューブの素材としてよく使用されています。

シリコンに比べるとやや汚れやすいですが、新品であれば遜色なく使用できるでしょう。

一方で、水の中や気温が低い環境で使用していると硬くなりやすい点には注意が必要で、使用場所によっては約半年〜1年程度で交換しなければならない場合もあります。
-10度くらいになるとかなり硬化してしまうので、冬場の屋外で使うならばシリコン製のほうが安心です。

ポリウレタン

ポリウレタン製のチューブは丈夫さが最大の特徴です。
耐圧チューブに使われる素材で、CO2添加時の圧力にしっかり耐えることができます。

シリコンやPVCに比べると通常時でもかなり硬いので、パーツの取り付けづらいときは少し温めて柔らかくしてから使用するのがおすすめです。

チューブを交換するタイミング


先述した通りエアーチューブや耐圧チューブは使用を続けていくうちに劣化していくため、定期的に交換する必要があります

ここでは、チューブ交換のタイミングを見極めるためのポイントについて解説します。

硬くなったら交換時期!

チューブが硬くなってきたら交換のタイミングです。

アクアリウム用のチューブは使用を続けていくうちに劣化して柔軟性が失われていきます。硬くなったチューブを使い続けていると、機材から脱落して水漏れなどトラブルを引き起こす可能性が高まりますので、水槽掃除の際にこまめにチェックするのがおすすめです。

特に水中で使用しているチューブは硬くなりやすいので、時折触って硬さを確認しましょう。

着色や汚れ具合で交換してもOK

チューブについた汚れやコケ、色が落ちなくなってきたら、交換することをおすすめします。
特にチューブの内部に汚れが付いてしまうと取り除くのが難しいため、交換してしまったほうが簡単です。

また、メチレンブルー水溶液など着色性の薬剤を使用した場合、チューブが薬の色に染まってしまうため、こちらも治療を終えたタイミングで交換を検討してください。

着色性の薬剤を使用すると確実にチューブにも色が付いてしまうため、治療後に交換することを想定してあらかじめ古くなったものや安価な塩ビ製のエアーチューブに替えておくのも良い方法です。

エアチューブのおすすめ製品5選


最後にアクアリウム用のおすすめチューブを5つご紹介します。

今回は、使用用途や素材の異なるチューブの中から初心者でも使いやすい製品を厳選しました。コストパフォーマンスにも優れたものばかりですので、ぜひご覧ください。

貝沼産業 ハイソフト

貝沼産業 貝沼 ハイソフト ホワイト 5m HS-5

優れた耐寒性と耐久性をを備えた、屋内外問わず使用できるエアーチューブです。

使いやすい5mタイプのほかに、買い置きに便利な100mのお徳用も販売されているので、大量に使用する場合にも重宝します。

貝沼産業 ハイソフトホース シリコンタイプ (ブラック) 5m

高重合塩化ビニール製と柔軟性に優れたシリコンタイプの2タイプがあるので、用途に合わせて選びましょう。

スドー スターペット デラックスチューブ

SUDO(スドー) スターペット デラックスチューブ 5m 白 F-510

アクアリウム業界で長年使用されている定番のエアーチューブです。
高い柔軟性で扱いやすい上に価格が手ごろなので、アクアリウム初心者にも人気があります。

水温や気温が低い環境でも硬くなりにくいのも使いやすいポイント。
チューブのカラーはレイアウトに合わせて白(クリア)ブラックから選べます。

ニチドウ ワイヤーホース


ニチドウの『ワイヤーホース』は商品名にある通り、チューブの側面にワイヤーが入ったエアーチューブです。

ワイヤーの力でチューブを好きな形に曲げて固定できるので、キスゴムなどを使わずに水槽に合わせて固定することが可能。小型水槽などで、できるだけ付属品を使わずにチューブをすっきりまとめたいときに便利です。

ワイヤーの部分が硬いため、チューブをカットするときはニッパーを使用しましょう。

水作 スリムチューブ


直径3mmの細型のチューブです。

通常サイズの直径6mmタイプに比べると約半分太さの極細タイプなので、水槽内で目立ちません。
強いエアーレーションを行わない小型水槽や稚魚の水槽に向いているほか、直径が細いため分岐先として使用してもかさばりにくいので、1本用意しておけば様々なシーンで活躍します。

ジョイントを接続すれば、通常のエアーチューブと同様に使用が可能です

アクアシステム 耐圧ホース

アクアシステム 耐圧ホース クリア 2M

CO2添加に最適な耐圧チューブです。カラー展開が豊富で、クリア、クリアブルー、ブラックなど様々な色合いからお好みのものを選択できます。

CO2を水槽へ添加する場合、ボンベから逆流防止弁の間は耐圧チューブ、逆流防止弁から先は通常のエアーチューブを使用するのですが、チューブを複数ストックしておくと、どれが何のチューブなのかわからなくなってしまいがち。
その点カラーバリエーションが豊富なこちらの製品ならば、エアーチューブと色分けをしておくことで簡単に差別化ができて便利です。

まとめ:アクアリウムのチューブ特集!シリコンなど素材や交換時期、おすすめ商品


アクアリウムで使うチューブには、エアーチューブと耐圧チューブの2種類があります

エアーチューブは柔軟性に優れたタイプが最適で、シリコン製塩ビ製のものが中心です。
シリコン製は塩ビ製に比べて少し値段が高めですが、柔らかくて耐久性に優れているので長く使いたいときに重宝します。塩ビ製は安価ですが、寒い場所では硬化しやすいので使いどころを選びましょう。

主にポリウレタンで作られている耐圧チューブは、CO2添加のために用いられ、圧力にしっかり耐えられる頑丈さが特徴です。

また、アクアリウム用のチューブは消耗品で、硬くなったり取り除けない汚れが付着したりしたら、新しいチューブに交換することをおすすめします。

普段は何気なく使っているチューブにも様々な種類があります。ぜひ、水槽サイズや用途に合わせたチューブを探してみてください。

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執筆者 Hara.kazu

子どもの頃から魚や昆虫を飼育し、アクアリウム歴は約30年になります。
グッピーやプラティ、ネオンテトラなどの入門魚飼育から始まり、シクリッドのブリーディングなどを経て、最近ではアクアテラリウムのレイアウトを楽しんでいます。

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