エアストーンの掃除方法!掃除目安と泡が弱い時にチェックしたいポイント
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エアストーンを使用していると、コケや汚れが付いたり、泡の出が悪くなってきたりすることがあります。このような時、すぐに新しいものに交換してしまってはいないでしょうか?
エアストーンは消耗品のため寿命が来たら交換する必要がありますが、多少の汚れや詰まりはメンテナンスで解消できます。
特に、使用を始めてからあまり時間がたっていない場合は、製品自体は傷んでいない可能性が高いので、交換する前に一度掃除をしてみると良いでしょう。
商品にもよりますが、適切なメンテナンスを続けていればかなり長持ちさせることができます。
そこで今回は、エアストーンの掃除方法と交換の目安をご紹介します。
掃除のタイミングやチェックポイントを解説しますので参考にしてみてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにエアストーンのチェックポイントと掃除方法を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
エアストーンのコケや詰まりは適切なメンテナンスで改善する可能性があります。
汚れるたびに交換していてはコストがかかってしまいますので、破棄する前に一度掃除をしてみるのがおすすめです。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、エアストーンのチェックポイントと掃除方法を解説します。
エアストーンの掃除方法
エアストーンのコケ汚れは見栄えが悪いだけでなく、目詰まりを起こしてエアー量が低下する原因になることもあります。
しかし、このような状態のエアストーンも正しく掃除をして汚れを除去できれば復活する可能性がありますので、まずはメンテナンスをしてみるのがおすすめです。
ここでは、エアストーンの掃除方法をご紹介します。
エアストーンの状態によって適した掃除方法が異なりますので、状態に合わせた方法を選択しましょう。
歯ブラシやスポンジで擦る
多少のコケや汚れが付着している程度ならば、シンプルに歯ブラシや硬めのスポンジを使って落とすことができます。
ただし、製品によっては硬いブラシでゴシゴシ力を入れてこすると、ストーンが崩れてしまう可能性がありますので、耐久性を確認してから掃除をしてください。
念のため、使用する歯ブラシは少し使い古したくらいの、毛が柔らかくなったものがおすすめです。
歯ブラシは小回りが利くので、エアストーン以外にも細かい隙間や機材の掃除をするときに重宝します。
漂白剤に浸ける
こすり洗いでも落ちない頑固な汚れは、漂白剤で落とすことができます。
特に細かなすき間に生えたコケは、ブラシで擦るだけではきれいにならないことも多いです。そんな時は漂白剤が活躍します。
漂白剤は、界面活性剤の入っていない、塩素系の衣類用ハイターやブリーチを使用してください。
漂白が終わったら水でよくすすぎ、カルキ抜きを多めに入れた水に浸けるか、天日干しをして塩素を中和します。
中和が甘いと生き物に影響が出る可能性がありますので、後処理は必ず行うようにしましょう。また、エビ類など薬剤に弱い生き物を飼育する水槽では、漂白後に異変がないか注意深く確認するようにしてください。
漂白剤もさまざまな飼育器材の洗浄に使えるので、1本用意しておくと便利です。
クエン酸を使い、天日干しする
水垢などの有機的な汚れには、クエン酸が効果的です。
クエン酸を溶かした水に一日ほど浸けておくだけで、かなりきれいになります。クエン酸は汚れを溶かして柔らかくしてくれるので、こびりついた汚れ頑固な汚れも浸け置きの後にこすり洗いをすると落ちやすいです。
クエン酸の濃度は水200mlに対し、クエン酸大さじ1杯を目安にします。濃すぎるとエアストーンを傷めるので注意してください。
また浸け終わったら、流水でしっかりと洗い流した後、天日干しをしてから水槽に戻します。
エアストーンのお掃除・交換目安
続いては、エアストーンをお掃除するタイミングや交換の目安についてです。
適切な時期にメンテナンスをすることで、より長くエアストーンが使用できるようになります。
またエアストーンは消耗品ですので、メンテナンスをしても思うようにエアー量が改善しなくなってきたら、潔く新しいものに交換しましょう。
コケが生えてきた!
太陽光が良く当たる場所では茶ゴケ、水草水槽では緑ゴケが付きやすいです。
コケがエアストーン全体を覆うように生えてきたら、掃除をしましょう。
目安は1ヶ月に一度程度で、定期的に掃除をしていればコケが落ちなくなるほどの酷い汚れになることはありません。しかし、日光が当たりやすい場所ではコケが生えるスピードが速くなりますので、状況に応じて掃除の回数を増やしてください。
掃除をしても汚れが落ちなくなってきたら、新しいエアストーンに交換することをおすすめします。
泡が不均等・少なくなってきた!
泡の出方が不均等だったり、泡の量が減ってきたりしたときは、エアストーンが目詰まりしているか、崩れてきている可能性があります。
この場合も、まずは掃除をして状況が改善するかを確認してみましょう。目詰まりが原因であれば、掃除をすることで元のきれいな泡に戻ります。
クエン酸や漂白剤を使ってしっかり汚れを除去すると、効果がわかりやすいです。
掃除をしても改善しないときは、エアストーンが劣化してきた証拠なので、新しいものと交換してください。
また、エアストーンは製品によって強度に違いがあり、やはり安価なものは崩れやすく長期使用には向いていない傾向にあります。その場合は割り切って、こまめに交換するのも1つの方法です。
頑丈なエアストーンとしては『いぶきエアストーン』や『スドー エアセラ』などの焼結タイプがあります。
こちらは掃除がしやすく、適切なメンテナンスを続ければ長く使用できますので、メンテナンスのスタイルに合わせて管理しやすいものを選ぶのがおすすめです。
おすすめのエアストーンに関しては、こちらのコラムも参考にしてください。
エアーが出にくくなったらチェックしたいポイント
エアーが出にくくなる原因は、エアストーンだけとは限りません。
エアストーンを接続するエアポンプやチューブに問題がある可能性もありますので、各所を確認して総合的に判断すると良いでしょう。
ここでは、エアーが出にくくなったときのチェックポイントをご紹介します。
エアーポンプの寿命
エアストーンに問題が無いのに、エアーの量が減っているときはエアポンプの故障または寿命を疑いましょう。
エアーポンプは、エアレーションがピタッと止まってしまうわかりやすい壊れ方をするときもあれば、ジワジワと調子が悪くなっていくこともあり、後者の場合は少しずつ泡の量が減っていくという形で不調が現れます。
このようなときは、エアーポンプを買い替えるか、交換パーツが販売されている製品の場合は修理をして、エアーレーションが回復するかを確認してみてください。
エアーポンプを改善しても吐出量が戻らない場合は、ほかの原因を探る必要があります。
エアーポンプのパワー不足
エアーポンプからの送気を分岐している場合、吐出量がギリギリだとエアーポンプの劣化が始まった時に、エアーの量が下がることがあります。
また、エアーカーテン用のエアーチューブや長いエアストーンを使用している環境では、酸素を送るのにパワーが必要な分、寿命が来た時に泡の量が減りやすいです。特に先端から出るエアーの量が減っている時は、エアーポンプのパワー不足が考えられます。
このような分岐や長いエアーチューブを使用する場合は、そもそもパワーに余裕のあるエアーポンプを選ぶと、泡の量をしっかり確保できるでしょう。
時間の経過とともにエアーの量が減っている場合は、エアーポンプの修理や交換を行います。
同時に設置の仕方や分岐数、エアーチューブの長さ、エアストーンの大きさなど、エアレーション回りの見直しをするのもおすすめです。
エアーポンプの置き場所を変えるだけでエアーチューブの長さ分岐場所が変わり、十分にパワーを発揮できる可能性もあります。
大型水槽や複数の水槽を管理する場合は、強力なブロアの使用がおすすめです。
まとめ:エアストーンの掃除方法!掃除目安と泡が弱い時にチェックしたいポイント
エアストーンの掃除方法やメンテナンス、交換のタイミングについて解説しました。
エアストーンは消耗品ではありますが、適切なメンテナンスをするだけで長く使用できるようになります。
ブラシで擦ったり、漂白剤に浸けるなど、ちょっとしたことできれいになるので、ぜひこまめに掃除をしてみてください。
掃除をしても状況が改善しないようになったら、交換のタイミングです。
エアレーションは水槽内の環境を守る重要な要ですので、適切なメンテナンスをして生き物の健康を守りましょう。
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