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水槽用LED照明の正しい使い方・設置方法!フタが必要な理由と寿命まで

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LEDは蛍光灯と比べるとはるかに寿命が長く、消費電力も抑えられるため、現在では水槽に設置する照明はLED照明が主流になっています。

水草やサンゴの育成に適した専門的な機種が発売されるなど、日々進歩している水槽用LED。
とても便利なアイテムですが、使い方を間違えると漏電や火災など思わぬ事故の原因になってしまうので、十分な注意が必要です。

今回は水槽用LED照明を安全に使うための方法や、正しい設置場所などについてご紹介していきます。導入を検討中の方は、是非こちらのページをお役立てください。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

プロアクアリストたちの意見をもとに水槽用LEDの正しい使い方を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

水槽用LEDは安全な機材ですが、電化製品のため水滴などには弱い機種が多いです。
アクアリウムでは水を扱うため、水撥ねや水没に気を付ける必要があります。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水槽用LEDの正しい使用方法を解説します。

水槽用LED照明の正しい使い方、設置方法を動画で解説!

この記事の内容は動画でもご覧いただけます。

水槽用LED照明の正しい使い方や正しい設置方法、万が一間違った使い方・設置をしてしまった場合の危険性を動画で解説しています。

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アクアリウム運用のコツやメンテナンス方法、熱帯魚の飼育方法を動画で解説しています。

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水槽用LEDにも危険がある?!

水槽用LED照明は、日々進化しており、安全性も非常に高い照明機材です。
しかし、いくら安全性が高くなったとしても、間違った使い方をしてしまうと思わぬ事故や故障の原因になりかねません

水槽用LEDに付きまとうのが、漏電ショートなどの危険です。
まずはこれらの危険を引き起こしてしまうシチュエーションや、対策について解説していきます。

漏電の可能性がある

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電気製品であるLEDは、コードや電源に水がかかると漏電する危険性がともないます。
最悪の場合は火災を起こしかねないため、注意して取り扱いましょう。

水槽の水換えをするときなどは、意外と水がこぼれてしまうものです。
メンテナンス中の漏電を防ぐためにも、電源コードは水槽台よりも高い位置に固定しましょう

また、水槽まわりの電化製品を一括に漏電対策するには、防水機能の付いた電源タップを活用してみるのもおすすめです。

こちらの商品はコンセントの差込口に防水パッキンが付いているため、万が一水が飛び散ってしまってもコンセント内部への水やホコリの侵入を防ぐことができます。

ショートすることがある

LED照明本体に水がかかってしまうと、ショートして照明が付かなくなる場合があります。
水濡れによる故障を防ぐため、水槽にはフタをして水がかからない位置に設置するなどの対策をしましょう。

サイズが合わないと危険!

水槽用のLEDを導入する際は、水槽の横幅にぴったりと合ったサイズのものを購入しましょう
幅が合っていないとわずかな振動でも倒れてしまう場合があります
水槽の中に照明が落ちてしまったらとても危険なので、購入予定のLED照明が対応している水槽幅やガラスの厚さなどは、十分確認しておきましょう。

スタンド部分がスライドすることで、幅広い水槽サイズに対応できるタイプのLED照明も販売されています。特殊な形状の水槽にはこのような商品を使用しましょう。
また、設置難易度は上がりますが、吊り下げ可能な機種の場合は専用の吊り具を使用するのもおすすめです。

水槽用LEDを紹介した記事もありますので、購入の際の参考にしてくださいね。


水槽用LEDの正しい使い方・設置方法

水槽用のLEDは間違った使い方をしなければ安全で見た目が美しく、コストパフォーマンスの優れたアイテムです。
思わぬ事故や故障を防ぐために、正しい使い方や設置方法をしっかりと把握しておきましょう。

絶対に説明書どおりに使う!

水槽用のLED照明を販売する各メーカーでは、安全性を保証するために数多くの実験を繰り返しています。
しかし、その安全性は取扱説明書に記載された通りに使用した場合のみに保証されるため、使用用途や適応している水槽サイズ、設置方法などを間違ってしまうと安全に使用することができなくなってしまうのです。

電化製品を使用する上では基本となることですが、未然に事故を防ぐためには、説明書にしたがって正しく扱うことが絶対条件です。
大切な生き物や自分自身を守るためにも、説明書は必ず読んできちんと保管しておきましょう。

水槽のフタの必要性!

LED照明で水槽内を照らすとき、きれいに見えないなどの理由で水槽のフタを外してしまう方もいます。
しかし、水槽のフタを外すと何かの拍子に魚が飛び出してしまったり、LED本体が水中に落下する可能性もあるため大変危険です

水が飛び散ることが漏電や感電の原因にもなるため、水槽には必ずフタをして使用しましょう。

また、フタの上に直接LEDを置いてしまうと、本体に熱がこもり故障につながります。
LED照明は水槽のサイズに合ったものを購入した上で、付属のスタンドを取り付けてから使用しましょう

開放式の水槽にする場合、照明は吊り下げ設置を行います。


水跳ねがある場所は避ける!

バイオラボトット (TOTTO) バブルストッパー ミニ

エアレーションは水跳ねが起こりやすいため、掃除に苦労している方も多いのではないでしょうか。

跳ねた水滴がLED照明に付着すると曇って見栄えが悪くなり、故障にもつながります。
水跳ねがあまりにも多い場合はエアレーションを深めに沈めたり、水跳ねしない場所にLEDを設置するなどの対策をしましょう。

また、エアレーションの酸素溶解効果を高めつつ泡の飛散を防ぐ、バブルストッパーという商品もおすすめです。
取り扱っているサイズが多くないので使用できる水槽サイズが少し限られますが、確実に水の飛散をなくすことができます。エアレーションによる水跳ねに悩んでいる方は試してみてはいかがでしょうか。

ホコリが溜まらないようにする

エルパ (ELPA) プラグカバー コンセント ストレートプラグ用 8個入 シリコンゴム(難燃性) 安全 AN-2018B(W)

水槽まわりの電化製品は、コンセントを長期間差し込んだままにしておくことが多いですよね。
このとき気を付けたいのがトラッキング火災(漏電火災)
コンセントとプラグの間にホコリがたまってしまうと、そのホコリが湿気を含み、電気によって発火することがあるのです。

まずはLED照明のコンセントや本体にホコリがたまらないよう、乾いた布を使ってこまめに拭き掃除をしましょう。
プラグ部分に専用のカバーを付けるのも、漏電対策として効果的です。

日本は冬場の乾燥でホコリがたまりやすく、夏は湿度が急激に上昇するため、トラッキング火災が起こりやすい気候と言えます。
電化製品のメンテナンスは、年間を通してしっかりと行ないましょう。

水槽用LEDの寿命について

水槽用LEDの寿命は使用状況にもよりますが、およそ5年と言われています。
ですが、今回ご紹介してきたLED照明の正しい使い方や設置方法などを守り、アダプタや接続部分を大切に扱えば、5年以上に長持ちさせることが可能です。

まずは説明書に従って設置し、水跳ねやホコリへの対策をしっかりと行ないましょう。

まとめ:水槽用LED照明の正しい使い方・設置方法!フタが必要な理由と寿命まで

年々需要が増えてきている水槽用LED照明ですが、正しく扱わないと水濡れによる漏電やショートの危険性があるため、十分な注意と対策が必要です。
本体の設置場所や電源コードの位置など、今回ご紹介した水槽用LEDの危険性と事故を防ぐためのポイントをしっかりと参考にして、安全に正しく使用しましょう。

LED照明をさらに詳しく解説した記事もありますので、ご覧になってみてくださいね。



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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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