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陽性水草とは!明るい環境を好む水草の特徴とおすすめ7選!

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陽性水草は、水草の中でも特に強い光を好む品種の総称です。
ポップでカラフルな色合いの水草が多く、レイアウトに取り入れれば水槽を明るく爽やかな印象に仕立ててくれます。

ただ、光量が必要な分水草育成用LEDやCO2添加が必須な品種も多く、育成難易度はやや高め。機材を揃えなければならないので初期費用が掛かることや、CO2添加がハードルが高く感じる点には注意が必要です。

しかし、機材さえあれば初心者の方でも育成可能な品種は多いので、美しい水草水槽を作るならばぜひ、陽性水草の育成に挑戦してみましょう。

今回は陽性水草の特徴と、おすすめの品種7選をご紹介します。

プロアクアリストたちの意見をもとに陽性水草の特徴とおすすめ7選を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

水草の中でも特に光を好む陽性水草は、明るい色合いの品種が多くポップな印象の水槽レイアウトに最適です。
水草育成用照明やCO2添加は必要ですが、他の水草では出せない美しさがありますので、ぜひ水槽に取り入れてみてください。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、陽性水草の特徴とおすすめ7選を解説します。

陽性水草とは


水泡を付けるパールグラスや様々なレイアウトで活用されるロタラの仲間などは、陽性水草に分類される水草です。
他にはない爽やかな美しさを持つことから、少し手の込んだ水草水槽では必ずと言って良いほど、陽性水草が使われています。

ここでは、そんな陽性水草の特徴を掘り下げて解説します。

明るい環境を好む水草

陽性水草の最大の特徴は、水草の中でも特に明るい環境を好むグループだということです。

きれいに育成するならば水草用の高光量LEDライトが必須ですし、光合成が盛んなのでCO2添加もした方がよいでしょう。
水草育成用の機材が必要なため、アヌビアス・ナナなどの陰性水草に比べると育成難易度が高く、初心者の方だと少し取っつきにくいという印象を受けるかもしれません。

しかし、機材を揃えて環境を整えてあげれば育成自体はそれほど難しくない品種もありますし、光合成で生み出した酸素の水泡を葉に付ける姿などは、陽性水草ならではの光景です。

他の品種ではなかなか味わえない美しい姿なので、水草育成に慣れてきたらぜひチャレンジしてみてください。

鮮やかな葉色が特徴的

陽性水草は、明るいイエローグリーンやレッドなどカラフルな葉色をしている種類が多いです。

水泡を付けるみずみずしい姿や、水流に揺られる生き生きとした葉はとても見応えがあるので、水槽レイアウトのメインに据えても、ポイントに少量配置しても水景を鮮やかにしてくれるでしょう。

草丈の低い前景草を絨毯のように敷き詰めた草原のようなレイアウトは陽性水草を使った代表的な手法で、すべてのアクアリストの憧れと言っても過言ではありません。

陽性水草おすすめ7選


ここからは、おすすめの陽性水草を7種類ご紹介します。

先述の通り、陽性水草は育成難易度が高めのものが多いですが、今回は比較的育てやすい品種を厳選しました。
初心者の方でもチャレンジできる品種ですので、ぜひ水槽レイアウトに取り入れてみてください。

グロッソスティグマ

(水草)初心者向け説明書付 グロッソスティグマ(水中葉)(無農薬)(1パック分)

グロッソスティグマは、明るいイエローグリーンの丸い葉をつける草丈1cm程の前景草です。
気泡を付ける水草としても知られており、グロッソスティグマを使った緑の絨毯のようなレイアウトは、幻想的な美しさから高い人気を誇ります。

ただ、水槽の底面を覆うほど豊かに茂らせるには、コツをしっかり理解していないと難しいです。

まず、CO2添加器と高光量の水草育成用LEDは必須、ろ過フィルターもろ過能力の高い外部フィルターを用意しましょう。
底砂にはソイルを使い、固形肥料を埋めて養分を供給します。

また、植え付ける時は前後で互い違いになるように等間隔で並べていくのがポイントです。

環境にもよりますが、絨毯のように満遍なく繁茂するには大体2か月ほどかかります。
手間と時間がかかるレイアウトですが、きれいにできたときの感動はひとしお。底砂が少しずつ緑に覆われていく姿を眺めるのも楽しみの一つではないでしょうか。

リシア

(水草)リシア(水中葉)(無農薬)(3パック分)

芝生のようなふさふさとした葉が魅力のリシアは、本来は浮草に分類される水草です。

根を持たず水に浮いて成長する特性があるため、アクアリウムではテグスを使って流木に固定したり、リシアネットと呼ばれる専用品に固定して水中に沈めて使用します。

成長しても草丈は1cm程なので、リシアネットでレイアウトする場合は前景に配置するのがおすすめです。
成長すると浮力が強くなるので、定期的にトリミングをしてレイアウトを維持しましょう。

また、リシアは育成が難しい水草としても知られており、美しい葉色を維持するためにはCO2添加と高光量の照明が必須です。CO2や光量が足りないと色が悪くなったりすぐに枯れてしまったりするため、機材を揃えてから育成に挑戦してみましょう

環境が良いと、葉先に気泡を付けた姿を鑑賞することができます。

グリーンロタラ

(水草)グリーンロタラ(水中葉)(無農薬)(5本)

グリーンロタラは日本の田んぼなどにも自生する、育てやすい水草の定番種です。

20℃~28℃と比較的幅広い水温で育成できて丈夫で、水中葉・水上葉どちらの姿も楽しめるといった理由から、最近はビオトープなどの屋外で見かける機会も増えています。

そんな初心者でも取り入れやすいグリーンロタラですが、実はCO2添加と高光量照明を設置した環境で育てると、見違えるほど密度の高い葉の茂みを形成する水草です。

環境がよければ養分をどんどん吸収して成長するので、様子をみながらこまめに肥料を追加しましょう。
養分が多いと葉は大きく、少ないと小さくなる傾向があるので、肥料の量を調整して葉の大きさをコントロールすると好みのレイアウトを作りやすくなります。

また、葉の色が黄色く変色する場合は光量不足が原因ですので、しっかり光が当たっているか確認してみてください。

キューバパールグラス

キューバパールグラス(約7cm)(水上葉、無農薬、スネール無し)(水草、前景草)

キューバパールグラスは、数mmほどの小さな葉を密につけるとても可愛らしい水草です。

こちらも前景に敷き詰めて草むらを作る絨毯のようなレイアウトによく使用されていますが、育成難易度はかなり高め

まず、強い照明とCO2添加は必須です。根元までしっかり光が届く照射角の広い照明を用意しましょう。

また、キューバパールグラスは茎が短くて根付くまでに時間がかかるため、せっかく植え付けた葉がすぐに浮いてきてしまうことがよくあります。
このような場合は、水槽に水を張らずに高湿度にした状態で根付くまで育てるミスト式と呼ばれる手法で育成するのがおすすめです。

ヘアーグラスショート

ショートヘアーグラス(6cmポッド土洗浄済)(水上葉、無農薬、スネール無し)(水草、前景草)

ヘアーグラスショートは草丈2cmほどの細い葉を茂らせる水草で、その葉姿は芝生によく似ています。

こちらも前景に茂らせて草原のようにレイアウトするのが定番で、通常のヘアーグラスよりも草丈が短いショートタイプならば、小型水槽にも導入しやすいです。

底面を這うように横向きにランナーを延ばして増えていくので、密度を高く維持しやすいのもおすすめポイントで、成長がゆっくりなので頻繁なトリミングも必要ありません
しかし、その反面コケが付きやすいので、エビ類などのコケ取り生体を一緒に飼育するのがおすすめです。

また、意外にも養分をたくさん消費するので、こまめに追肥を行いましょう。必須ではありませんが、CO2添加器や水草育成用LEDを使用するとより状態良く育成できます。

ロタラ・ロトンディフォリア

期間限定 増量中7本→8本〔水草〕ロタラロトンディフォリア レディッシュ 〔8本〕水中葉 セラミックろ過リング付き 無農薬 断熱パック

ロタラ・ロトンディフォリアは陽性水草の中でも育てやすい、初心者の方にもおすすめの水草です。

成長スピードが速く環境が良いとあっという間に繁茂するので、レイアウトにボリュームを出したい時には重宝します。

環境によって緑から赤、オレンジとさまざまな葉色を楽しめるのが最大の特徴で、特に独特の赤茶色に染まった姿はとても美しいです。
CO2添加は無くても育てられますが、より鮮やかに赤系の色を発色させるならば高光量の照明を用意しましょう。

育成が難しいと言われる赤系の水草の中では育成が容易な部類なので、ぜひ挑戦してみてください。

ルドウィジアsp. スーパーレッド

(水草)ルドウィジアsp.スーパーレッド(水中葉)(無農薬)(4本)

深いワインレッドに染まる葉が印象的なルドウィジアsp. スーパーレッド。成長してもあまり大きくならない手ごろなサイズ感と、常に赤色をキープできる色味から、使い勝手がよくとても人気があります。

育成にはCO2添加と水草育成用の照明が必要ですが、機材さえ揃えれば育成はそれほど難しくありません
ただ、光量が足りていないと葉が溶けてしまうことがあるため、注意しましょう。

成長スピードがゆっくりでコケが付きやすいので、コケ対策に力を入れると上手に育成しやすくなります。

まとめ:陽性水草とは!明るい環境を好む水草の特徴とおすすめ7選!


陽性水草の特徴とおすすめの品種7選を解説しました。

陽性水草はカラフルな葉色をしたものが多く、水槽内を華やかにしてくれる存在です。

育成難易度はやや高いですが、設備を整えれば決して難しいものではなく、初心者の方でも十分に育てることができます

水草特有の気泡を付けた葉姿や、鮮やかな色彩を見られるのは陽性水草ならではの醍醐味です。
水草水槽のステップアップにも欠かせない品種なので、ぜひ環境を整えて育成に挑戦してみてください。

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執筆者 アクアガーデン

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