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ビーシュリンプの飼育方法!小型シュリンプの飼育環境・脱皮・抱卵を解説

ビーシュリンプは小型のエビであることから、飼育に一度つまづいてしまうとポツポツと少しづつ死んでしまうことがあります。

水槽のサイズから水温・水質・エサはもちろんですが、エアレーションの有無や、相性の良い底砂・水草を選ぶことがポイント。脱皮の失敗も起こることがあり、抱卵したときの対処のしかたで、稚エビの生存率も変わってきます。

今回はビーシュリンプの飼育の基本的な環境から、脱皮・抱卵までを解説していきます。

水槽のコケにお困りの方はこちら

ビーシュリンプの飼育方法の基本

レッドシャドー、ブラックダイヤモンド、ターコイズ…2022年1月現在、市場に流通している小型のシュリンプは改良品種が多いです。

ビーシュリンプの飼育がはじめてという方はもちろん、慣れてきたけれど上手くいかなくなる時もあります。そんな時は、飼育の基本を見直しましょう。ここではまずビーシュリンプの飼育の基本についてお話ししてきます。

飼育できる水槽

ビーシュリンプはとても小さいエビなので、小型~大型までさまざまなサイズで飼育することが可能です。なかには大きめの瓶を使用したボトリウムで飼育しているという方もいます。

1匹がとても小さいので、観賞用として飼育するのであれば大きくて60cmくらいの水槽にしましょう。

最初のうちは30~45cmくらいの小型水槽がおすすめです。飼育は単種で行うのが基本です。

水槽に設置するろ過機は、スポンジストレーナーをつけた外部フィルターがおすすめです。

マツダ ストレーナースポンジ ミニ

底面フィルターにしてしまうと底砂に使用するソイルが原因でコケが生えやすくなることが多いので注意です。

最適な水温・水質

ビーシュリンプの飼育に最適な水温は、20~25℃で、pHは6.4~6.8くらいが調子がよいです。甲殻類なので、GH(総硬度)も重要なポイントになってきます。

ビーシュリンプの飼育では、一般的に底砂にはソイルを使用しますが、ソイルを使うことで硬度は下がってしまいがち。そのためカキガラやサンゴ砂、添加剤などの使用をするといった工夫をして、硬度を維持しなければなりません。

ビーシュリンプは小さいながらも食欲旺盛で、よくフンをします。フンはインフゾリアなどの微生物が分解してくれるので、目立つことはほとんどありませんが、水質には気を配りましょう。

微生物の素 メダカの餌 針子 稚魚 金魚

「微生物の素」は、インフゾリアやバクテリアといった微生物の発生を促す餌です。微生物は基本的に自然と増えますが、こうしたアイテムを補助として使用しても良いでしょう。
微生物の素については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ビーシュリンプの餌

テトラ (Tetra) ビーシュリンプ 15g エビ エサ

ビーシュリンプは雑食性なので、植物性・動物性の栄養をバランスよく与えるのがポイントです。おやつ程度にたまに赤虫を与えると元気に育ちやすくなります。

キョーリン 冷凍クリーン赤虫 1枚

植物性の栄養素が足りないと思ったときには、ゆでたほうれん草で植物性の栄養素をカバーする方も多いです。

人工餌で植物性の栄養分が豊富な商品もあるので、ひとつの餌にこだわらず栄養バランスを考えながら複数の餌を使い分けると、丈夫に育ちますし餌に飽きて食べなくなるといったことを防ぎやすくなります。

シュリンプフードのおすすめについては、こちらの記事を参考にしてください。

必要な栄養素

リッツイインターナショナル やしゃぶしの実 20個

繁殖時には、フミン酸・フルボ酸といった「腐植酸」が重要になってきます。フミン酸とフルボ酸は、ヤシャブシの実や、専用の添加剤を使うことで与えることができます。

ヤシャブシの実は、有機酸であるタンニンが豊富に含まれているので、pHやGHの数値を緩やかに下げてくれる働きがあります。こちらの商品のように、採取して綺麗に洗浄してからフルボ酸の濃縮液に漬け込み乾燥させた商品もあります。また、腐植酸を含んだ液状の製品も販売されていることがあります。

ビーシュリンプにエアレーションは必須!

ビーシュリンプだけでなく、エビ類は酸欠に弱いという特徴があります。

飼育数や水草がそれほど多くなくても、水温が高くなれば水中に溶け込む酸素の量が減るので、酸欠になってしまうことも。そのため飼育時には数が少なくても、酸欠による死亡を防ぐためにエアレーションを設置してあげましょう。

エアレーションの気泡は細かいものがおすすめですが、流量が下がってしまうと水槽内の環境が悪くなってしまうので毎日流量はチェックしておきましょう。

ビーシュリンプにおすすめの底砂

ジュン (JUN) プラチナソイル ノーマル ブラウン 8リットル

ビーシュリンプはメダカのように田砂でも飼育可能ですが、繁殖を考えているのであれば、ソイル一択です。
ソイルには栄養素を多く含んだ「栄養系」と、水質悪化成分を吸着してくれる「吸着系」の2種類あります。繁殖水槽で使うのであれば、栄養系がおすすめです。

ただし栄養系は水槽の立ち上げまでに時間がかかってしまうというのがネックです。そこで時間を短縮するために、栄養系のソイルの上に栄養系よりも粒が細かい吸着系のソイルを敷きます。こうすることで水質を維持しやすくなり、水槽の立ち上げの時間を短縮することができます。

ビーシュリンプ向けのおすすめソイルについては、こちらの記事を参考にしてくださいね。

アクアリウム 設置 管理 水槽メンテナンス

ビーシュリンプと相性の良い水草

ビーシュリンプの飼育におすすめな水草は「モス類」と「ブセファランドラ」です。

モス類

水草 無農薬 ウィローモスマットと綺麗に育つ1カ月分栄養素付 イイ水草市場

モス類といえば「ウィローモス」が有名ですが、次のような品種もおすすめ

  • 南米ウィローモス
  • プレミアムモス
  • ウォーターフェザー

これらのモス類は繁殖時には稚エビの隠れ家にもピッタリで、生存率に大きな影響を与えます。大きくなっても脱皮時の隠れ家などにも使うことができるので、水槽に入れてあげましょう。

ブセファランドラ

(水草)置くだけ簡単 レイアウト流木 ブセファランドラsp.グリーンウェービー(1個) 北海道航空便要保温

ブセファランドラは花が咲く水草としても有名で、バリエーションも豊富です。CO2の添加なしで育てることができるので、ビーシュリンプ水槽でも育てられます。
ブセファランドラに乗っているビーシュリンプはとても愛らしくかわいらしいです。

ただし花芽はとても柔らかいので、雑食性のシュリンプたちにかじられてボロボロになる可能性がある点と、成長が遅いという点には注意が必要です。

ビーシュリンプの脱皮について

ビーシュリンプの脱皮の周期は、実ははっきりとわかっていませんが、一般的には約30日に1回といわれています。

メスの場合は産卵前に脱皮することが多く、脱皮直前になると動きが止まり、餌を与えても寄ってきません。そのため餌に見向きもせず動かないエビがいたら、脱皮の合図かよくチェックしましょう。

GHが不足してしまうと、エビは「脱皮不全」になって脱皮に失敗してしまいます。脱皮直前に不足している栄養素を与えても効果が薄いことがほとんどなので、普段からしっかりとカルシウムといったミネラル成分を添加してあげることが重要なポイントになります。

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カルシウムなどが不足しているなと感じたら、サプリメントのような、添加剤を与えるのもひとつの方法です。

脱皮した抜け殻を取り除く人もいますが、脱皮した抜け殻は実はビーシュリンプにとってはカルシウム源になるんです。そのため抜け殻はそのまま水槽内に放置しておきましょう。

ビーシュリンプが抱卵したら

体の小さなビーシュリンプですが、生後約3カ月くらいから繁殖が可能になります。卵が孵化するのには水温が重要なポイントで、温めている温度が合計で約550~600℃くらいになると孵化するという特徴があります。

水温はトータルの温度なので、通常の水温で考えると25℃なら23~24日ほどです。

孵化した稚エビはスポイトで簡単に吸い込むことができるほど小さいため、底砂の掃除をするときは慎重に行いましょう。またフィルターに吸い込まれやすいので、吸水口にスポンジをつけるといった吸い込み防止対策をする必要もあります。

繁殖を考えているのであれば、抱卵しているメスを見つけたら他の生き物との混泳を避け、別の水槽や繁殖用の水槽に移しましょう。
ビーシュリンプの繁殖は単種飼育が基本ですが、そのほかの注意点などに関してはこちらで詳しく解説しています。

まとめ:ビーシュリンプの飼育方法!小型シュリンプの飼育環境・脱皮・抱卵を解説

今回は鑑賞性の高い小さなエビ、ビーシュリンプについて基本的な育て方や、脱皮・繁殖時のポイントについてお話ししました。

ビーシュリンプはさまざまな改良品種が誕生していて、色もカラフルなものが増えています。ビーシュリンプのみを飼育している人がいるほど、愛好家も多いです。

繁殖を考えているのであれば単独飼育になりますが、他の生き物と混泳させることも可能なので、水槽のワンポイントに入れてみるものよいですよ。
ビーシュリンプと混泳できる生き物についてはこちらで解説しています。

簡単そうに見えて実は奥深いビーシュリンプ飼育、一度ハマるとなかなか抜け出せない魅力があります。
ぜひ、飼育に挑戦してください。

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