小型水草特集!成長しても大きくならない小型水槽に向いた水草をご紹介!
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小型水槽に水草を植栽するときは、成長しても大きくならない品種を選んで使うのが良いでしょう。
うっかり大きく成長する水草を入れてしまうと、あっという間に窮屈になってせっかくのレイアウトが崩れてしまいます。
レイアウトを保つためには頻繁にトリミングをしなければなりませんし、何より水草のダイナミックな魅力が台無しです。
小型水槽にはサイズに合った小さな水草を使えば、管理もしやすいですしコンパクトで可愛らしい小型水槽の利点を最大限に引き出すことができます。
そこでこのコラムでは、小型水槽におすすめの大きくならない水草をご紹介します。きれいに育成するコツも合わせてご紹介しますので、ご覧ください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに小型水槽向けの成長しても大きくならない水草を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
水草には、成長してもあまり背丈が伸びない小型の水草があります。
あまりスペースを取れない小型水槽で、魚の遊泳スペースを確保しつつ美しい水草水槽を作るならば、このような大きくならない水草を選定しましょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、小型水槽向けの成長しても大きくならない水草を解説します。
おすすめの小型水草8種
さっそく、小型水槽に最適な大きくならない水草を8種類ご紹介します。
背丈の低い水草の多くは、前景草と呼ばれる水槽の前面を彩る水草達なのですが、前景草は強い光量やCO2添加が必須だったり、こまめなメンテナンスが必要だったりとやや育成が難しい水草が多いです。
そこで今回は、育成が簡単な種類を交えつつ綺麗に水草を育てるコツも合わせて解説していきますので、参考にしてみてください。
アヌビアスナナプチ
成長しても草丈10cm程度の、アヌビアス・ナナの小型種です。丸くて硬い葉が特徴で、成長がゆっくりなのでトリミングもあまり必要ありません。
育成方法はアヌビアス・ナナと同様で、丈夫で育てやすく、CO2添加が無くても育てられます。
活着性がありますので、石や流木に活着して水槽に入れましょう。
葉にコケが生えやすいので、コケを食べてくれるミナミヌマエビなどと一緒に育成すると管理がしやすくなります。
ウィローモス
水生ゴケの一種のウィローモスは、育成が簡単な上に活着性があって様々なレイアウトに使えるため、初心者からベテランまで幅広い層に親しまれている水草です。
種類が豊富で、ウィローモスより葉の細かい南米ウィローモス、下に這うように成長するウィーピングモス、葉に特徴のあるクリスマスモスなどどれも美しい水草ですので、お気に入りのモスを探してみるのも楽しいでしょう。
成長速度が速いわけではありませんが、もさもさと茂ってきたらトリミングをして形を整えると美しい姿を維持しやすいです。
また、陰性植物でそこまで強い光が必要なわけではありませんが、まったく光が当たらないと枯れてしまうことがあります。上手く育たないときは、他の葉の影になっていないか確認してみてください。
ピグミーマッシュルーム(ミニマッシュルーム)
その名の通りマッシュルームのような丸い葉が可愛らしい水草です。
草丈は7cm程度と小型水槽にもちょうど良いサイズで、ランナーと呼ばれる子株を付けた茎を地面に這わすようにして、横に増えていきます。活着性はないので、底砂にピンセットで植え付けましょう。
育成は比較的簡単な部類ですが、より綺麗に育てるならばCO2と強い光量が必要です。
特に光量が足りないと上に間延びしやすくなりますので、他の水草やレイアウトの影にならない位置に植栽しましょう。
また、横に伸びる性質上、予期せぬところから生えてくることがあるので、適度なトリミングも必要です。
クリプトコリネ・パルバ
東南アジア原産のクリプトコリネの中でも、草丈5cm程度とあまり大きくならない品種のパルバ。
ロゼット型と呼ばれる長い葉を持つ水草で、葉は底に沿うように伸びますので、草むらのように茂らせて使うのがおすすめです。
水質にも寛容でCO2添加や強い光量も必要ありません。ただ、成長が遅く黒髭コケが付きやすい傾向にあるので、コケ対策をしっかり行いましょう。
45cm以上の少し大きな水槽ならば黒髭コケを食べてくれる、サイアミーズフライングフォックスを導入するのも良い方法です。
ストロギネ レペンス
ストロギネ レペンスは細い茎に楕円形の葉をつける有茎草です。
背丈は大きくても8cm程度なので、水槽の前面に植栽するのがおすすめ。横に増えていく性質があり、軌道に乗るとどんどん成長しますので、適宜トリミングをして高さを維持しましょう。
ややボリュームがある水草なので、水草同士の間隔を空けて植栽すると良いです。
育成はそこまで難しいわけではないので、初心者でも扱いやすいです。CO2添加は無くても育成できますが、葉が溶ける、枯れるなど調子を崩しているときはCO2を添加すると、回復しやすくなります。
グロッソスティグマ
グロッソスティグマといえば、美しい緑の絨毯を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
丸い葉が横に広がっていく性質を利用したグロッソスティグマの絨毯は、水草水槽の至高、アクアリストの憧れです。
しかし、実際に綺麗な絨毯を作ろうとするとコツがいるため、初心者どころかベテランでも難しい水草として知られています。
まず、CO2添加と水草育成用の高光量照明が必須です。水槽用ヒーターを使用して水温は常に25~26度をキープします。
植栽はピンセットを使って1cm程度の等間隔で植えこむのがコツです。
育つまではコケに注意が必要なので、エビ類などのコケ取り生体を入れてきれいな状態を維持しましょう。
上手に育てられれば植栽から数ヶ月で緑の絨毯が出来上がります。
このようにかなり手間がかかる水草ですが、グロッソスティグマを上手に育成することができれば、大抵の水草を育てることができますので、是非一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ショートヘアーグラス
草原のようなレイアウトを作るには、芝生のような葉を茂られせるショートヘアーグラスがおすすめです。
同種のヘアーグラスよりも背丈が低いので、小さな水槽でも管理がしやすいでしょう。
育成難易度はやや高めで、綺麗に育てるにはそれなりの設備が必要です。ただ、強い水草育成用ライトとCO2添加を行えば、初心者でも育成することができます。
光が当たらなくなると上手く育たないので、コケには注意してください。葉が柔らかくエビ類や熱帯魚の食害にあいやすいので、コケ取り生体を入れる場合はこまめな観察を怠らないようにしましょう。
キューバパールグラス
キューバパールグラスも、緑の絨毯を作りたいときに候補に挙がる前景草の定番種です。育成環境が良いと、葉に美しい気泡を付けることでも知られています。
しかし、キューバパールグラスは育てるのが難しい繊細な水草で、初心者にはあまりおすすめされることはありません。
高光量の照明やCO2添加はもちろんのこと、綺麗に育てるならば水の硬度を高めに保つことも重要です。また、植栽しても根付くまでの間にすぐに抜けて浮いてきてしまうため、レイアウトを保つのにも苦労するでしょう。
キューバパールグラスを上手に育成するコツは、まず石組みをレイアウトして飼育水の硬度を高めること、そして植栽からしばらくの間はミスト式で育てて成長を早めることです。
ミスト式はソイルに植栽した後、水を注水せずに毎日霧吹きなどで水やりをして、湿度を管理しながら水草を育てる方法で、キューバパールグラスが浮いてお困りの場合はこちらの方法で育成してみましょう。
まとめ:小型水草特集!成長しても大きくならない小型水槽に向いた水草をご紹介!
今回は、小型水槽におすすめの大きくならない小型水草をご紹介しました。
小型水槽には、前景草と呼ばれる背丈があまり伸びない小さな水草がおすすめです。
小さくても、素敵な水草ばかりですし、草むらや緑の絨毯のような水草を敷き詰めるレイアウトはむしろ小型水槽の方が、植栽量が少なくすむので再現しやすいでしょう。
工夫次第で大型水槽にも負けない、素敵なレイアウトを作ることができますので、ぜひ水槽サイズに合った水草を使ってアクアリウムを作り上げてみてください。
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