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ゼオライトとは!アンモニア除去におすすめ・ろ過能力を解説!

水槽の水をきれいにするろ材は様々な種類がありますが、化学的な効果で水質改善ができるものを『化学ろ材』と東京アクアガーデンでは呼んでいます。

そのなかでも、アンモニアに対して高い効果を発揮するのが『ゼオライト』です。
ゼオライトとは何か?という基礎知識から、なぜ吸着するのかなどを解説いたします。

ゼオライトとは?

ゼオライトは、水中のアンモニアなどの成分を吸着できる素材で、アクアリウムのろ材として近年よく利用されています。
初めて名前を聞く方もいれば、どこかで耳にしたことがある方もいるかと思います。

水槽をきれいに維持する為に必ず必要なフィルター(ろ過機)ですが、フィルターだけ稼動しても水はろ過されません。ただ、水が循環しているだけです。
フィルターの中にろ材やウールマットを入れて稼動することで、初めて水がろ過されます。

一般的にろ材として使われている物はセラミック製が多く、白化したサンゴを砕いた粗目のサンゴ砂を使うこともあります。
その他にはウールマットや、水の黄ばみや汚れがひどい時には活性炭を使うことが一般的です。

ゼオライトは基本的にろ過フィルターには配置せず、底床から不要な成分を吸着するタイプのろ材です。
飼育を開始したばかりの初心者でも、手軽に水質を安定させられることから注目を集めています。

ゼオライトの原料や使用用途について

ゼオライトは天然の鉱物です。沸石とも呼ばれます。

見た目はその辺りにもありそうな白い岩ですが、水質浄化に役立つすごい能力を持っています。

工場や施設等の水処理・建築物の壁や床・園芸・ペット用品など私たちの生活にも使われているのです。

ゼオライト – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88

アクアリウムでの利用方法では、底砂として底床に敷く方法と、ろ過フィルター内にろ材として導入する方法があります。
「水をきれいにする底砂」といった説明がされている底床材は、ほとんどがゼオライト製です。

ゼオライトのもつ驚きの性質や効果

ゼオライトを水につけるとイオン交換が起き、さまざまな物質を吸着します。
イオン交換は化学的なお話になるので割愛させていただきますが、簡単に表現すると「ゼオライトが持つ成分の一部が水中の有機成分と置き換わる」ということです。
水中の有機成分=アンモニアなどの汚れ、ですから、有機成分を吸着できるゼオライトは水質を浄化させることができると言えます。

具体的にはアンモニアを吸着して水質を改善し、硬度を下げることができます

アンモニアの吸着なら活性炭でいいのでは?と考える方もいますが、活性炭は空気中のアンモニアや水の黄ばみは吸着しますが、水中内のアンモニアは吸着しないのです。

飼育水中のアンモニアを吸着できるろ材は、ゼオライトだけです。

活性炭 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%BB%E6%80%A7%E7%82%AD

水質改善に関するコラムはこちらです。

ゼオライトは再利用できる

ゼオライトは水に入れるとナトリウムを放出し、アンモニアを吸着します。
つまり、ゼオライトが吸着しているナトリウムと、水中内のアンモニアを入れ替えるのです。

これはゼオライトの陽イオン交換優先順位による作用です。

しかし、アンモニアを吸着したゼオライトをナトリウムが多く含まれている塩水に入れると、ゼオライトはアンモニアを放出し、代わりにナトリウムを吸着します。

それによって、ゼオライトに溜まったアンモニアを吐き出させ、吸着能力を再生できます。
つまり再利用することができるのです。

このような特性から、海水水槽や気水水槽ではゼオライトのアンモニア吸着効果は薄いです。
とはいえ、海水でも完全に吸着しないわけではありません。化学の話になってしまいますが、イオン交換には下記のような優先順位があります。

■陽イオン交換優先順位

Cs → Rb → K → NH4 → Ba → Sr → Na → Ca → Fe → Al → Mg → Li

交換優先順位からナトリウム(Na)よりも、アンモニウムイオン(NH4)を優先的に吸着することが分かります。

アンモニア – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%A2

ナトリウム – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0

とはいえ、海水では淡水のような高い効果は見込めないでしょう。
そのためゼオライトが使用されるのは、淡水魚水槽です。

ゼオライトの注意点

ゼオライトの吸着には限界があります。
どんな物質にも限界があるように、許容量を超えた吸着はできません。

吸着できなくなったアンモニウムなどの物質は、水中に残ることになります。つまり、水質の悪化が始まるのです。

そのため、ゼオライトはそこ砂として使用していても、定期的に交換します。

前述の通りに塩水に入ると吸着していた物質を吐き出すので再利用も可能ですが、そのあとの塩抜きなどを考えると新しいものを用意したほうが労力が少なく、確実な効果が見込めます。

これは、吸着系のソイルにも同じことが言えます。
底砂を定期的に交換しないようにするには、大磯砂など半永久的に使用できる底砂を使用することになります。

そうすると、アンモニアは他の手段で処理する必要が出てきます。いわゆる『硝化バクテリアによる浄化』です。
つまり、ゼオライトを使用しない普通のろ過システムのことです。

結局のところ、バクテリアを活用した浄化のほうが安定して水槽管理が行えるので、ゼオライトは、水槽立ち上げをサポートする存在として考えるのが良いでしょう。

まとめ:ゼオライトとは!アンモニア除去におすすめ・ろ過能力を解説!

ゼオライトは優れた特性を持つろ材です。

  • ゼオライトは水中内のアンモニアを吸着することができる。(活性炭は水中内のアンモニアは吸着できない)
  • 水質を改善し硬度を下げることが出来る為、ディスカスなど低硬度の水質を好む魚の飼育に向いている
  • 塩水に入れると吸収していたアンモニアを放出し再生する。
  • 水槽以外に工場や施設の排水処理にも使われている。

このような特性や使用用途があり、初心者でも扱いやすい材質です。
ろ材や底床材にはさまざまな材質がありますが、特性を知ることで、活用できる幅が広がっていきます。
ぜひ、ご確認ください。

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