熱帯魚の飼い方や初めての飼育に必要なもの、飼育のポイントを解説します。
水の中を優雅に泳ぐ色鮮やかな熱帯魚。
生き物が好きな方なら、一度は飼育してみたいと興味を惹かれることでしょう。
しかし、「世話が大変そう」「機材が多くてお金がかかりそう」「すぐに死んでしまいそう」と考えて飼育に踏み切れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このページでは、熱帯魚を飼い始めるために必要な物や、水槽管理の基本などをやさしく解説していきます!
楽しいアクアリウムライフの入門編として、是非お役立てください。
熱帯魚飼育はそこまで難しくはありません。
飼育には専用の機材が必要なことがありますが、一度揃えてしまえば、アクアリウム初心者の方でも飼育を楽しむことができます。
まずは、熱帯魚飼育の基礎知識を簡単にご説明します。
熱帯魚に必要なものを揃える
熱帯魚を飼育する水槽、水槽を載せる台、水槽の底に敷く砂利や砂、水草、照明、ろ過フィルターなどの必要な物を揃えます。理想の水槽のイメージがある場合は、流木やシェルターなどの飾りを用意しても良いでしょう。 詳しくはこちら
熱帯魚の住環境を整える
用意した水槽にろ過フィルターなどの機材を設置し、水を入れます。熱帯魚を飼育する水は、カルキを中和した水道水です。熱帯魚の好む環境になるよう、水槽を作っていきましょう。詳しくはこちら
日々のお世話をする
毎日の餌やりや、定期的な掃除が熱帯魚のお世話の内容です。また、日頃から熱帯魚たちの様子を観察して、元気に泳いでいるかを確認しましょう。 詳しくはこちら
生き物を飼育するうえで大事なことは『生き物が住みやすい環境を作ること』です。熱帯魚飼育も、水槽専用の機器や設備を揃える以外は、他のペットと変わりません。
ここからは、熱帯魚飼育に必要な工程を解説します。
まずは、『熱帯魚を飼うために必要なもの』を確認していきましょう。
熱帯魚は、生息している場所によって大きく2種類に分けられます。
河川や湖などの淡水域に生息する淡水魚と、海(海水域)に生息する海水魚です。
川と海の水質が異なるように、淡水魚と海水魚では適している水が違うため、1つの水槽で同時に飼育することはできません。
そのため飼育を開始する前に、どちらの熱帯魚が良いかを決めましょう。
ちなみに、一般的には淡水・海水を問わず、日本よりも暖かい地域に生息している魚のことを熱帯魚と呼びますが、アクアリウム用語で熱帯魚は淡水魚を指すことが多いですので、覚えておきましょう。
このページでは、初心者が飼育しやすく、種類も豊富な淡水魚の飼育方法をメインに解説していきます。
以下は、淡水の熱帯魚を飼育するのに必要なアイテムです。
水槽以外にも必要な物がいくつかあります。水をきれいにろ過してくれる『ろ過フィルター』、水草を育てたり熱帯魚のバイオリズムを整えたりするのに役立つ『照明』、水温を維持するための『水槽用ヒーター』や『水温計』などは、熱帯魚飼育に必須です。
まずは、最低限必要な設備や水草などを購入し、管理に慣れてきたら流木や石などのアイテムを買い足していきましょう。
そして、メインの熱帯魚ですが、この時点ではまだ熱帯魚を購入してはいけません。生き物は飼育環境の準備がすべて整ってから、一番最後にお迎えしてください。
水槽
水槽のサイズは設置スペース、飼育予定の熱帯魚の大きさを考慮して選びます。小型水槽は手軽ですが、水が汚れやすく維持が難しいので、最初は60cm水槽がおすすめです。
水槽台
水槽は重量があるので専用の水槽台を使用しましょう。水槽台には、扉があるキャビネットタイプとフレームだけのラックタイプがあります。
照明
熱帯魚や水草のバイオリズムを整える照明には、一般的な白い光の他に、青色や赤色のものがあります。魚の生態や水槽の雰囲気に合わせて選びましょう。
ろ過フィルター類
飼育水をきれいな状態に保つ機器です。さまざまなタイプがあるため、水槽や飼育する生き物、好みにあった製品を選びましょう。
水槽用ヒーター
熱帯魚を飼育するには、季節を問わず、水槽用ヒーターを使って水温を一定に保つ必要があります。ヒーターのサイズは水槽の大きさに合わせたものを選びましょう。
水温計
熱帯魚は水温が高すぎても低すぎても、体調を崩してしまいます。適切な環境を維持するために、いつでも水温を確認できるようにしましょう。
初めて熱帯魚の飼育設備を揃えるときには、必要なものがセットになった『水槽セット』がおすすめです。基本の水槽と水槽に合わせたろ過フィルターなどを一度に揃えることができます。
水槽セットによって内容は異なりますので内容を確認し、足りないものを買い足していきましょう。
30cm水槽セット
水槽、ガラスフタ、フタ受けホルダー、外掛け式フィルター、クッションマット、カルキぬき、水質調整剤のセット。
60cm水槽セット
水槽、水槽フタ、照明、上部式フィルター(ろ材付き)、ヒーター、水温計、水質調整剤、カルキ抜きのセット。
90cm水槽セット
水槽、水槽フタ、フタ受け(2個)、外掛け式フィルター、ウレタンマットのセットです。
基本の飼育アイテムだけでも熱帯魚を飼育することができますが、さらに見応えのある水槽を目指すならば、水草や流木、底に敷く砂利(底床材)、石やシェルター(隠れ家)などの飾りを追加してみましょう。
これらの飾りは、熱帯魚が落ち着ける隠れ場所にも最適なので、生き物にとってもより棲みやすい環境に仕上がりますよ。
必要なものを揃えたら、水槽を設置してみよう!全てやってもらえる代行サービスとは
東京アクアガーデンが運営するコラムでは、熱帯魚飼育に必要なものや商品の選び方などを、もっと詳しく解説しています。
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設置の手順4つと、熱帯魚に適した環境づくりのポイントをあわせて解説します。
下準備
まずは下準備です。
水道水に含まれる『カルキ(塩素)』は熱帯魚には有害なため、カルキを抜いた水を作ります。バケツなどに水道水を溜めて、市販のカルキ抜き剤で中和しましょう。カルキは汲み置いた水を日光に当てておくだけでも抜くことができます。
底砂(水槽の底に敷く砂利や砂など)には、細かな汚れが付着しています。水槽に入れる前に、水道水にさらしながら水が透明になるまで洗浄しましょう。洗浄不要タイプの底砂ならばそのまま使用できます。
後のトラブルを防ぐため、水平で水槽周りに10cm程度の余裕を持てるスペースを確保します。水を入れた水槽は非常に重くなるので、専用の水槽台以外に設置するときは、耐荷重・強度・傾きがないかを確認してください。
水槽・機器設置
下準備が終わったら、いよいよ設置です。
水草を植えつけない場合は約1~3cm程度、水草を植える場合は約5cmほどの高さになるように敷きます。
ろ過フィルターや水槽用ヒーターなど、水槽の中に取り付ける機材を設置します。上部フィルターや照明といった、水槽の上に乗せるアイテムは、作業の妨げになるので、最後(ステップ3の後半)に取り付けましょう。
レイアウト配置・水入れ
水槽のイメージを決める大切な作業です。理想の水槽をイメージしながら、水草や流木、石などを使って水槽の中をレイアウトしていきましょう。水草は、注水後に植えつけても問題ありません。
ステップ1で作っておいた、カルキを抜いた飼育水を水槽に注ぎます。このとき、落水地点に手を添えて水の勢いを削ぐと、レイアウトが崩れてしまうのを防止できます。
ステップ2で取り付けた機材を稼働させます。機材の初期不良の確認や、水質の調整のため、少なくとも1週間程度は、生き物を入れずに機材だけを稼働させてください。
水槽の綺麗な水を維持するためには、バクテリアの力が不可欠です。バクテリアは自然発生するもので、水槽を運用するうちに増えて底砂やろ過フィルターの中に棲みつきます。
一か月もすると十分な数になって水質が安定してきますが、より早く安定させたい時には『バクテリア剤』を使って、バクテリアを増やすことが可能です。
熱帯魚投入(水合わせ)
しばらくの間、機材を稼働させてみて問題がなければ、いよいよ水槽に熱帯魚を入れます。まだ熱帯魚を購入していない場合は、このタイミングで購入しましょう。
ただ、購入してきた熱帯魚をいきなり水槽に入れてしまうと、環境の変化についていけずに体調を崩してしまうので、水合わせをして新しい環境に慣れさせましょう。
水合わせのやり方
熱帯魚が問題なく元気に泳ぎ出したら、水槽の設置作業は終了です。
水槽設置後、バクテリアが十分に定着して水質が安定するまで約1ヶ月間かかります。この間は水が濁ったり熱帯魚が体調を崩しやすかったりなど、トラブルに見舞われやすい時期です。
3日に1回程度のこまめな『水換え』をしながら、熱帯魚や水に異変がないか注意深く見守りましょう。また、水槽が安定するまでは、新たな生き物を入れるのは避け、少なめの生体数で飼育することをおすすめします。
水槽を設置してから、水質が安定し熱帯魚を飼育できるようになるの流れを水槽の立ち上げといいます。
1ヵ月経った頃に魚たちに問題が無ければ、立ち上げは成功です!
アクアリウム水槽を立ち上げるには!東京アクアガーデンが実践するテクニック
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水槽一式を販売して設置する『水槽一式販売サービス』、お客様の水槽をメンテナンス・リニューアルする『水槽メンテナンスサービス』など、アクアリウムに関する専門的な作業を、弊社の専門スタッフが代行します。
水槽を設置する時間が取れない、設置した後に定期的に掃除・お手入れをするのが難しい時は、東京アクアガーデンにご相談ください。
水槽を設置した後は餌やりや水換え、掃除を行い、熱帯魚たちを大切に育てながら、快適な環境を維持していきます。
こうした何気ないお世話が熱帯魚の健康状態を大きく左右するため、餌やりと水槽掃除はとても大切な作業です。
この項目ではお世話の仕方やポイントなどを解説していきます。
熱帯魚は毎日餌を食べフンをしますが、排泄物や餌の食べ残しが水槽にたまると、コケが生えたり、水が汚れて病気を発症したりするなど、熱帯魚に悪影響が出てくることがあります。
これらの影響をおさえるため、定期的な掃除や水換えなどの水槽メンテナンスをして、環境をきれいに保ちましょう。
水槽メンテナンスの頻度とやり方をわかりやすく解説します。
水換えや掃除といった水槽メンテナンスの頻度は、熱帯魚の飼育数によって変わります。
飼育数が多いほどフンなどの量も増えて、水が汚れるスピードが早くなるからです。
使用しているろ過フィルターや水量、水温によって適切な頻度は変わりますが、上記を目安にしてください。
水槽の掃除や水換えは、専用のクリーナーなどを使うと簡単です。
水槽を掃除するときは、ろ過フィルター・エアーポンプ、水槽用ヒーターなどの機材の電源をOFFにして行います。照明も水がかからないように外しましょう。
再び機材の電源を入れた後は、きちんと稼働しているか確認・点検をすると機材故障によるトラブルを防げます。
掃除や水換えの内容と必要な道具は下記の通りです。
汚れを落とす
ヘラやメラミンスポンジ、水槽掃除用のクロスなどでコケや汚れを落とします。ここでは、目視できる汚れを削ぎ落していきます。
汚れを取り除く
ヘラ・スポンジで落とした汚れや、底砂にたまった汚れをクリーナーポンプで吸い出します。水槽の角や機材、流木の下などは念入りにやりましょう。
水を換える
クリーナーポンプで汚れと一緒に水を排出し、新しい水に交換しましょう。排出したのと同量の飼育水(カルキを中和した水)を追加して水換えは完了です。
水槽の水換えで新しい水と交換する水量は全体の1/5~1/3程度に抑えましょう。すべての水を交換してしまうと、水槽内に繁殖した水槽バクテリアに悪影響なので、全量換水は基本的に避けてください。
熱帯魚のエサには、形状がちがうもの、特定の品種に特化したもの、繁殖用など様々な種類があります。
どれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれませんが、基本的には飼育している熱帯魚に合わせたものを選ぶのが良いでしょう。
代表的なエサの種類と特徴、熱帯魚に合わせたエサ選びのポイントを解説します。
上記の種類に加えて、『色揚げ用』『ビタミン配合』『稚魚用』といった付属の要素が加わったエサもあります。
パッケージにエサの形状や種類、特徴が書いてありますので、商品の説明に目を通してから購入すると失敗しづらいです。
熱帯魚のエサは、熱帯魚の種類や状態にあったものを選びましょう。
水槽の上層~中層域を泳ぐ熱帯魚と、低層域を泳ぐ熱帯魚を混泳させている場合、低層域の熱帯魚までエサが届く前に、食べつくされてしまうということもあります。
浮遊性と沈下性のエサを組み合わせるなど、飼育している熱帯魚に合わせて複数のエサを用意することも選択肢に入れましょう。
人工飼料か生き餌か
人工飼料は栄養素のバランスが良いですが、熱帯魚の中には最初は生き餌にしか反応を示さない個体もいます。その場合は生き餌と人工飼料を併用しならがら、少しずつ人工飼料に慣れさせていきましょう。
浮遊性か沈下性か
浮遊性のエサは食べた量や食べ残しが確認しやすく、初心者向けです。ただコリドラスなど低層域を泳ぐ魚には食べづらく、低層域に届く前に他の魚が食べてしまうこともあるので、飼っている魚に合わせて選びましょう。
エサのサイズ
魚の"口の大きさ"に合わせたサイズのエサを選びましょう。稚魚などの極端に口が小さい魚には、稚魚専用のエサやブラインシュリンプ、プランクトンといった小さなエサが必要です。
エサの量が多すぎると、熱帯魚がエサを食べ過ぎて消化不良を起こしてしまうことがあります。
エサを与える量や頻度は、熱帯魚の健康にかかわりますので、必要な量を必要な頻度で与えることを心掛けましょう。
エサを与える頻度は1~2日に1回、3分ですべての熱帯魚が食べきれる量が目安です。
また、小型魚と大型魚では運動量や必要になるエネルギーが違いますから、当然必要なエサの量も異なります。
水槽のサイズや熱帯魚の体長からエサの量を計算する方法もありますが、それよりも実際に与えてみて適切な量を覚えましょう。
東京アクアガーデンが運営するコラムでは、熱帯魚水槽の掃除方法、水換え、エサについてもっと詳しく解説しています。
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継続して水槽メンテナンスをする定期メンテナンスプランでは、水槽の掃除だけでなく機器の点検や熱帯魚の健康診断など、プロのアクアリストの総合的なメンテナンスをお届けいたします。ぜひ一度お問い合わせください。
基本的な熱帯魚の飼育に慣れてきたら、次は一歩踏み込んだアクアリウムに挑戦してみるのはいかがでしょうか。
ここからは、熱帯魚の種類・品種にあわせた飼育方法や、ショップ・SNSで見るような綺麗な水槽のレイアウト方法、病気の予防・対処方法などをご紹介します。
熱帯魚飼育の世界はとても奥深いものです。様々な知識を身につけて上級者を目指しましょう!
熱帯魚の種類とそれぞれの特性を知る
日本国内に流通している熱帯魚だけでも2000種類を超えると言われており、それぞれの品種の特性や飼育方法を知ることでアクアリウムの世界はさらに豊かになります。
おすすめの熱帯魚、お掃除生体の選び方や混泳の組み合わせなどを解説します。 詳しくはこちら
水槽レイアウトのコツを知る
水草や流木を飾り付けてみても、なかなかイメージ通りにならないことが多いのが水槽レイアウトです。
初心者でも実践できる、水槽に見どころや奥行きを感じられるレイアウトのコツや工夫をご紹介します。詳しくはこちら
病気の種類や対策・予防方法を知る
熱帯魚が病気にかかったら、飼い主が自ら治療を行うことになります。
いざという時に慌てないよう、熱帯魚がかかりやすい病気や対処法、病気に指せない環境づくりについて解説します。詳しくはこちら
種類や特性を知ったうえで選んだ熱帯魚に、憧れの綺麗なレイアウトの水槽がそろえば、熱帯魚への愛着はさらに増していきます。病気に関する事前知識もあれば一安心です。
熱帯魚を長く、楽しく飼育するために大切なことを、一つずつ丁寧に解説していきます。
他のペットと同じように、熱帯魚にも種類や品種ごとに特性があり、品種同士の相性の善し悪しがあります。
新しい品種の飼育を検討するときには、まず特性や飼育方法を理解してから、購入するようにしましょう。
また、熱帯魚の中にはお掃除生体と呼ばれる水槽の中をきれいにしてくれる生き物がおり、水槽環境を維持する上では、これらの生体を積極的に取り入れていくのがおすすめです。
ここでは、育てやすいおすすめの熱帯魚やそれぞれの飼育ポイント、そしてお掃除生体について解説します。
初心者でも飼いやすく、東京アクアガーデンの水槽レンタルサービスで人気がある熱帯魚9選です。
どの魚も『エサをよく食べ』『水質変化に強く』『購入しやすい』というメリットがあります。
初心者向けといっても、綺麗な見た目なので熱帯魚飼育の上級者やプロにも愛される定番種ばかりですので、ぜひご覧ください。
アカヒレ
水質悪化、低水温などにも強い小型魚です。とても丈夫なので、立ち上げたばかりの水槽にもおすすめ。胴体に入った白い線と赤いヒレがチャームポイントです。
ネオンテトラ
淡水アクアリウムでは定番の品種です。多くのショップで取り扱っているので気軽に入手できます。水質の変化に強く育てやすいです。
プラティ
飼いやすく入手しやすいです。稚魚を産む卵胎生の魚で繁殖も楽しめます。白・オレンジ・黄色などカラーバリエーションが豊富で、賑やかな熱帯魚です。
小型グラミー
ネオンドワーフグラミーやゴールデンハニードワーフグラミーなどの小型のグラミーは、体色が鮮やかで1匹だけでも目を引きます。温和なので他の魚との混泳にもおすすめです。
モーリー
人懐っこい性格で人が近づくと寄ってくることもある、可愛らしい熱帯魚です。プラティと同じく卵胎生の魚で、シルバーモーリーやブラックモーリーなど様々な種類がいます。
エンゼルフィッシュ
認知度の高さと、特徴的なフォルムから、存在感があり目を引く熱帯魚です。ただし、肉食性が強めなので飼育難易度はやや高めで、小型魚やエビとの混泳には注意が必要です。
ラスボラ・エスペイ
コイ科の熱帯魚、『ラスボラ』の中でも、エスペイは特に穏やかな性格をしているので混泳に向いています。環境適応力が高い強健な品種です。
ラミーノーズテトラ
赤い顔とヒレの縞模様がチャームポイント、テトラの中では大きめな熱帯魚です。3匹程度の少ない数でも群泳する姿を楽しむことができます。
クーリーローチ
華やかな見た目のドジョウの仲間です。他の熱帯魚の寿命が2~5年程度なのに対し、約10年ととても長生き。様々な水質に適応できる、育てやすい魚です。
熱帯魚や水生生物の中には、水槽の中に溜まった汚れや、生えてしまったコケを食べてくれる生き物がいます。
それが『お掃除生体』や『クリーナーフィッシュ』です。
定期的に掃除をしていても水槽の中には熱帯魚のフンや、エサの食べ残しなどの汚れが溜まっていきます。そして、これらの汚れから発生した『養分』がコケの発生を促し、鑑賞性が悪化してしまうことがあるのです。
お掃除生体は、このような環境悪化の原因となる汚れやコケを食べてきれいにしてくれます。
水槽の掃除をしなくて良くなるわけではありませんが、掃除の回数を減らしたり、掃除までのあいだ水槽を綺麗に保つのに一役買ってくれる、とても頼もしい存在です。
コリドラス
ずんぐりとした体が可愛らしい小型ナマズの一種で、約200以上の品種が確認されています。底に落ちた食べ残しのエサや枯れた水草などを食べて水槽を綺麗にしてくれます。
オトシンクルス
水槽の底面や側面、レイアウトなどに貼りついてコケを食べてくれる『コケ取り生体』です。コケを食べる姿がユニークで愛嬌があると、お掃除生体の中でも特に人気があります。
フライングフォックス
やっかいな糸状コケや黒ひげコケなど、様々な種類のコケを食べてくれるコケ取り名人です。成長すると最大12cmになるので、60cm以上の水槽がおすすめです。
ヤマトヌマエビ
小型エビは水質変化に弱い傾向にあるのですが、その中では比較的水質変化に適応できて、飼いやすいエビです。水槽内のあらゆる汚れを食べてくれます。
ミナミヌマエビ
ヤマトヌマエビよりも小さめの育てやすいエビで、コケや汚れを食べます。改良種のレッドチェリーシュリンプなどはカラフルで、見た目も華やかな品種です。
ヒメタニシ
コケ・藻類をよく食べ、他のお掃除生体との相性も良く育てやすい貝です。繁殖力が強いので入れすぎには注意してください。
複数の品種の熱帯魚を1つの水槽で飼育することを『混泳』といいます。
「色々な熱帯魚を楽しみたい」「より賑やかな水槽にしたい」といった場合には、混泳がおすすめです。
ただし、どの熱帯魚でも混泳できるわけではなく、熱帯魚同士にも相性があるため、組み合わせを良く考えないとトラブルが起きてしまいます。
各個体の個性に影響を受けることもありますが、それよりもそれぞれの品種の特性に大きく左右されるのが、混泳の相性です。
相性が悪い品種同士を同じ水槽の中で飼育すると、ケンカや縄張り争い、いじめなどがおこり、熱帯魚が怪我をしたり、最悪の場合は死んでしまいます。
気性の荒い熱帯魚や、肉食性の強い魚が混泳トラブルになりやすいのはもちろんのこと、穏やかな魚でも明確な体格差がある品種同士だと、小さい方がストレスを受けやすいです。
ストレスは免疫力や体力の低下の原因になります。そして、体の機能が落ちた魚が怪我や菌へ感染して、病気を発症するのです。
病気を発症した熱帯魚をそのままにしておくと、他の熱帯魚にも感染したり、死体が水質悪化を起こしたりなど、悲しいトラブルの連鎖に見舞われることもあります。
混泳によるトラブルが水槽全体に影響を及ぼすこともありますので、熱帯魚の相性は良く考慮するようにしましょう。また、他品種同士だけでなく、同種間で争う魚もいるため、特性をよく理解しておくことが大切です。
東京アクアガーデンが運営するコラムでは、各熱帯魚の特徴や飼育ポイント、混泳についてもっと詳しく解説しています。
初心者におすすめ!人気の熱帯魚ベスト20!値段が安くて飼いやすい種類
丈夫で価格が安く、アクアリウム初心者が飼育しやすい熱帯魚ベスト20をご紹介します。ネオンテトラやグッピー、コリドラス、ベタなど人気の魚種やそれぞれの特徴・性格、飼育ポイントや熱帯魚同士の混泳の考え方を解説しています。続きを読む
色んな熱帯魚を飼育してみたい!と思ったら
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東京アクアガーデンの水槽レンタルサービスでは、累計5000台以上の水槽を設置・管理してきた経験を元に生み出した、相性が良く見た目のバランスも美しい組み合わせの熱帯魚を、水槽一式とともにお届けします。
飼育してみたい熱帯魚がいる場合には、それに合わせた最適な組み合わせをご提示させていただきますので、ぜひご相談ください。
2週間無料レンタルサービスでは、通常の水槽レンタルサービスと同じ内容の水槽セットをレンタルできます。
水槽に水草や流木を配置すること、また配置した状態や見た目のことを『水槽レイアウト』といいます。
ファッションにおけるコーディネート、絵画における構図のように、水槽レイアウトはアクアリウムの印象を決めるとても重要な要素です。
最初は水槽の隅、熱帯魚の邪魔にならないところに水草や流木を配置しがちですが、左右のバランス、前後の奥行も考えた水槽レイアウトにすることで、より見ごたえのある熱帯魚水槽になりますよ。
この項目では、熱帯魚水槽のレイアウト技術をワンランクアップさせるポイントやコツをご紹介します。
水草・流木・石などの配置には、基本の形=構図があります。
正面から見た時の構図がどのようになっているかで、見え方が大きく変わります。
東京アクアガーデンの水槽レンタルサービスなどでよく採用される構図は下記の3つです。
凹型構図
凹の字のように左右に高さを出し、中央に空間を持たせた水槽レイアウトです。左右の高い部分から中央の空いた部分という順番で視線が写るので、奥行きを演出することができます。
凸型構図
中央を一番高く、左右に向かって傾斜作る水槽レイアウトです。水槽全体のインパクトが強くなり目を引く水槽になります。左右のシンメトリーを意識するとより整えられた印象に。
三角構図
左右のどちらかから反対側に向かって傾斜を作るような構図を三角構図と言います。左右だけでなく、手前から奥に向かっても傾斜を付けると奥行きが生まれて空間を広く見せることが可能です。
より洗練されたレイアウトにするうえで大切な要素の一つが、奥行きです。
奥行きは、レイアウトするものの大きさと配置の傾斜を意識することで、比較的簡単に演出することができます。
手前に小さなものを、奥に背の高い水草を配置して、傾斜をつけるように水草・流木・石の高さを調整します。
すると水槽という限られた空間の中でも、奥の方に広がりが生まれて、より見応えのある水槽になるでしょう。
また、奥行きを演出するときには水草を上手に使い分けることがポイントです。
小さいまま横に広がるように成長する水草、ぐんぐん上へと伸びていく水草など、水草の成長の仕方にはそれぞれに特徴があります。
特徴を理解せずに植え付けてしまうと、水草が成長するにつれてレイアウトが崩れてしまうことがありますので、成長した後の姿を生かせる配置を意識することが重要です。
バランスよく水草を植えつけることで、レイアウトがあか抜けますし、密度が高くなり鑑賞性も上がります。
東京アクアガーデンが、水槽レンタルサービスなどで設置した水槽のレイアウト事例をご紹介します。
どれもプロのアクアリストが手掛けた水槽です。ぜひレイアウトの参考にしてみてください。
水草は水槽の雰囲気を作り出すだけでなく、熱帯魚がほっと一息付ける休憩場所にも最適です。熱帯魚の種類にもよりますが、水草を入れてあげることで魚たちも落ち着きやすくなりますし、ストレスの軽減にも繋がります。
他にも水草を入れることで水質悪化のスピードを緩めたり、水中の酸素濃度を保てたりといった様々な効果も得られるため、水槽には水草が不可欠と言えるでしょう。
ただし、水草の中には二酸化炭素の添加や高光量の照明を必要とする、育成の難しいものがあります。
得意な環境が異なる場合もありますので、特徴や性質を確認したうえで、導入しましょう。
また、水草には植える位置にあわせた3つの分類があります。
水槽の前側に植える背が低めの水草を前景草、水槽の奥側に植える背が高い水草を後景草、それらの中間の位置に向いている中景草です。使い分けることで水槽レイアウトに奥行きを出すことができるので、水草を選ぶときは前景草・中景草・後景草をバランスよく採用しましょう。
ここでは、初めての方でも育てやすい、定番の水草をご紹介します。
ヘアーグラス
生い茂ると芝生や草原のような見た目になる前景草の水草です。
ニューラージパール
底を這うように横に伸びていく、緑の絨毯のような見た目になる前景草です。
アヌビアス・ナナ
底砂には根付かないため、石や流木に活着して配置します。丈夫で中景草として人気がある水草です。
アマゾンソード
上に向かってまっすくに伸びる水草で、中景~後景に向いています。
アナカリス
多少水質が悪くても、元気に成長する丈夫さで後景草として活躍します。
マツモ
植えつけなくても育つ浮草です。重りを付けて沈めれば、後景草としても活躍します。
他にも様々な水草があります。水草各種の育て方や特徴についてはこちらの水草図鑑をご覧ください。
東京アクアガーデンが運営するコラムでは、熱帯魚水槽のおすすめレイアウトやレイアウトテクニック、水草の情報についてもっと詳しく解説しています。
初心者もできる!水槽のレイアウト20事例とプロに学ぶお手本ポイント!
アクアリウム初心者が取り入れやすく、手入れのしやすい環境になり、長期間維持しやすい水槽レイアウト法や、お手本になる水槽の事例を20個ご紹介していきます。続きを読む
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熱帯魚も生き物なので体調を崩し、病気になることがあります。しかし、犬や猫のように治療してくれる病院はほぼありません。
もし、熱帯魚が病気にかかってしまった場合は、症状に合わせて飼育者が自ら治療をしてあげましょう。
ここでは病気の種類や兆候、治療方法を解説します。
代表的な病気の種類と、その兆候は下記のとおりです。
酸欠・エラ病
熱帯魚が水面で口をパクパクとしている場合は『酸欠』、エラを激しく開閉している、またはエラがめくれていたり異常がある場合は『エラ病』の可能性があります。
酸欠は水面近くで酸素を吸ったらまた元に戻りますが、エラ病の熱帯魚はずっと呼吸が速い状態です。
酸欠の対処法 エラ病の対処法転覆病・消化不良
体が斜めに傾いた状態で泳いでいる、いつもと違う泳ぎ方をしている、お腹が上に来るようにひっくり返っている場合は、転覆病の可能性があります。消化不良が原因の場合と、浮袋の損傷が原因の場合があり、原因によって対処方法が異なります。
消化不良の対処法 転覆病の対処法白点病
体に模様ではない小さな白い点がある、体を周囲のものにこすりつけている様子がある場合は、白点病の可能性が高いです。
白点虫(ウオノカイセンチュウ)という寄生虫が原因で、感染力が高いので早めの対処を心がけましょう。
すぐにできる対処方法 薬剤による対処方法尾ぐされ病
尾ビレが溶けたようにギザギザに欠けてている時は、尾ぐされ病の可能性があります。
フレキシバクター・カラムナリス菌によるもので、口やエラに感染することもあります。エラに感染した場合はエラ病と同じ症状がでることも。
尾ぐされ病の対処方法松かさ病
魚の鱗が松ぼっくりのように逆立っている時は、松かさ病です。
エロモナス菌に感染したことが原因で、他にも目が飛び出るポップアイという症状や、ニキビのようなものができる症状など、様々な症状を併発することがあります。
松かさ病の対処方法穴あき病
体の一部が血がにじんだように赤くなり、鱗がはがれ、内側の肉が見えている状態を穴あき病と言います。
松かさ病と同じくエロモナス菌によるもので、とても痛々しい見た目になります。
初期の場合の対処方法 進行している時の対処方法どの病気も早期の段階で気づいて適切な対処(治療)ができれば治る可能性が高いです。
しかし、病気が進行していたり、対処を誤ると完治が難しい病気もあります。
病気に気づいたら以下の方法から適切なものを選び、治療を開始しましょう。
対象の病気・症状:酸欠、消化不良、軽度のエロモナス症状
水換えは、多くの病気の初期症状の緩和に効果的な治療法です。
水換えを行うことで、水中に酸素を供給できますし、魚の交感神経を刺激して便秘を解消できることがあります。
菌が原因の場合にも、病気の蔓延を防ぐために水換えが必須です。水換えは水槽内の環境を改善してくれるため、それだけで病気の症状が落ち着くこともあります。
また、機材の調整も大切です。
水温が低いと熱帯魚の体力と抵抗力(免疫力)が低下するため、病気の時は特に水槽用ヒーター・水槽用クーラーを使って水温を調節してあげましょう。
酸欠症状が再発する場合は、慢性的な酸素不足が懸念されるため、エアレーションを導入するのが効果的です。
対象の病気・症状:白点病、エラ病、尾ぐされ病、穴あき病、松かさ病
『薬浴』とは魚用薬をつかい魚を治療する方法です。
詳しい手順は魚用薬によって異なりますが、基本的には飼育水槽とは別に、カルキ抜きをした水を張った水槽やバケツを用意し、そこに魚用薬と病気の熱帯魚を入れて隔離します。
治療用の水槽・バケツには水草・底床材、ろ過フィルターなどは不要です。代わりに酸素を供給するための、エアレーションを設置しましょう。
対象の病気・症状:穴あき病、エラ病(初期)、尾ぐされ病
『塩水浴』とは、微量の塩を溶かした飼育水で、病気の熱帯魚の体力を温存する治療方法です。
塩の効果で水の浸透圧が調整され、熱帯魚がもつ自然治癒力を高める効果があります。
薬浴と同様に、飼育水槽とは別に水槽を用意して行ってください。エアレーションも必ず使用しましょう。
対象の病気・症状:原因菌が水槽内に蔓延してしまった場合
水槽リセットは水槽の立ち上げを最初からやり直す作業のことです。
病気の魚が複数出ていて、水槽内に菌や寄生虫が蔓延してしまっていると予想されるときに行いましょう。
飼育水は全て捨てて、水槽・設備をすべて水道水で洗浄・天日干しをします。ろ材は全て交換、底床材も交換するか洗浄してください。
魚は別の水槽に移し、症状に合わせて薬浴や塩水浴などをしましょう。 治療後は、新しく立ち上げた水槽に戻しますが、水槽の移動や、水槽リセットによる水質の変化など、急激な環境変化は弱っている体にさらに負担をかけてしまうので、水合わせはより入念におこない、水温にも気をつけてあげましょう。
熱帯魚の病気予防には、適切な頻度で水換えを行い、日ごろから熱帯魚の様子を観察することが一番効果的です。
水温が急変したり、水の汚れにより水質が変化すると、熱帯魚は病気にかかりやすくなります。
定期的な水換えや掃除を行うことはもちろん、水槽用ヒーターやろ過フィルターなどの機材に異変が起きていないかも合わせて確認しましょう。
また、万が一病気になってしまっても、早期発見することができれば、病気が治る確率が格段に上がります。
エサやりのタイミングや、照明を点灯・消灯するときに熱帯魚や水槽の様子をよく確認しましょう。
東京アクアガーデンが運営するコラムでは、熱帯魚がかかりやすい病気やその治療方法、熱帯魚を長生きさせるコツについてもっと解説しています。
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病気の対処がうまくできるか不安…という方はこちら
熱帯魚は他のペットのように病気を治してくれる病院がないため、もし病気にかかってしまったら自分で対処しなければいけません。
魚用の薬なども売られていますが、経験がない人にとってはハードルが高く、不安になる方も多いかと思います。
そんな方には熱帯魚飼育のプロが行う水槽レンタルサービス、水槽メンテナンスサービスがおすすめです。
水槽レンタルサービスは病気にかかりにくい水槽管理をおこない、水槽メンテナンスサービスは治療のための水槽リセットなど難しい作業を代行します。
熱帯魚の管理方法は?
熱帯魚の管理の基本は水温調節です。
熱帯魚にとって水温の変化はストレスになり、不調の要因になります。水槽用ヒーターを使って水温を一定に保ちましょう。
水温計をつけていれば、エサやりのタイミングで水温のチェックがしやすくなり、万が一水槽用ヒーターが故障してしまってもすぐに気づくことができます。
また、水換えをするときも新しい水と水槽の水が同じ温度になるように気をつけましょう。
熱帯魚の飼育設備は?
熱帯魚の飼育で最低限必要な設備は以下の6つです。
熱帯魚の世話の仕方は?
1~2日に1回のエサやりと、定期的に水換えや掃除といった"水槽メンテナンス"をしましょう。
こうした何気ないお世話と日ごろの観察が熱帯魚の健康状態を大きく左右します。熱帯魚たちを大切に育てながら、快適な環境を維持していきましょう。
金魚 メダカと 熱帯魚 どっち が難しい?
金魚、メダカ、熱帯魚、どの魚も飼育の特徴や難しいポイントが異なります。
金魚は低水温に強く初心者でも飼いやすいですが、比較的病気にかかりやすい傾向があります。
メダカも低水温に強く様々な種類のメダカで混泳が楽しめますが、繁殖力が強く気付いたら増えすぎていたということもあります。
熱帯魚は種類豊富で飼いやすい魚から上級者向けの魚までおり、必要になる機材が金魚、メダカよりも多くなります。
気に入った魚を選び、愛着を持って大切に育ててあげましょう。