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初心者でも使える!熱帯魚のおすすめ治療薬!薬の種類から変更方法まで解説

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熱帯魚の飼育とは切っても切れないのが“病気”です。水質の悪化や水温の変化、新しい生体の導入など、原因はさまざまですが重篤化すると命に関わる事態にもなりかねません。そのような時に知っておいてもらいたいのが“治療薬”の存在です。

熱帯魚の病気に効果的な薬品を飼育水に添加することで、生存率を高めることができます。

用量や用法が難しいイメージがありますが、今回は初心者の方でも使いやすい、おすすめの治療薬をご紹介します。

初心者でも使いやすい魚病薬

熱帯魚の魚病薬は種類や用量・用法を間違えれば、魚に大きな負担をかけてしまいます。ただでさえ、病気で弱っているところに、さらにダメージを与えて悪化させてしまうこともあります。

そのような場合は難しい薬を無理して使うよりも、簡単なものを正しく使った方が効果は高いです。

ここでは、初心者の方でも比較的扱いやすい薬を選定しました。病気の疑いがある場合や常備薬として置いておきたい際には参考にしてみてください。

グリーンFクリア

水草水槽にも使える 新 グリーンFクリア 60ml 動物用医薬品

水槽中に蔓延しがちな白点病を水草がある状態でも駆除できる便利な薬です。通常、薬を入れると水草は枯れてしまいますが、グリーンFクリアであればその心配もありません。水草水槽の魚に白点病が発症してしまった場合にとても重宝する魚病薬です。

また、色素材を使用していないので、底砂やシリコンを着色してしまうこともありません。水量20Lに対して10mlを添加した後、よく混合して薬浴させます。薬効が10~14日間と長いのも特徴です。

60ml、120ml、500mlと3つのサイズがあるので、水槽のサイズを考慮して選択しましょう。

グリーンFゴールド顆粒

【動物用医薬品】ニチドウ グリーンFゴールド フック式 2グラム (x 2)

尾ぐされ病などのカラムナリス症状や、軽度のエロモナス症状、藍藻の駆除など多効能なため、汎用性が高い薬です。
ただし、希釈がやや難しく、水量に合わせて慎重に計量する必要があるのと、光で分解される点には注意です。

薬効は5~7日間です。その間は遮光しましょう。

観パラD

動物用医薬品 ニチドウ ニチドウ 観パラD 10ml

穴あき病などのエロモナス感染症と、初期のカラムナリス症状に効果があります。有効成分はグリーンFゴールドリキッドと同じオキソリン酸ですが、こちらの方が成分が濃いです。また、水草やバクテリアへのダメージはあまり大きくないので、見た目以上に使いやすい薬です。

水量10Lあたり1mlが規定量。薬効は5~7日間です。

グリーンFリキッド

【動物用医薬品】ニチドウ グリーンFリキッド 100ml

グリーンFゴールドリキッドと名前が似ていますが 成分は全く違います。白点病やスレ傷、水生菌症、初期の水カビ病などに効果があり、魚毒性が低い薬なので使いやすいです。水量60Lに対して50mlを添加して、良く混合してから薬浴させましょう。

用量は10ml、100ml、200ml、薬効は5~7日間です。使用する際はガラスの接着面のシリコンや底砂を着色してしまう場合があるので、別の水槽へ移して使用することをおすすめします。

ヒコサンZ

【動物用医薬品】キンコウ物産 ヒコサンZ 魚 80ml

白点病と水カビ病、尾ぐされ症状に効果がある魚病薬です。
有効成分はマラカイトグリーンなため、取り扱いにはやや注意が必要ですが、普通に使用する分には問題ありません。

同じ成分のアグテン同様に、白点病への治療効果は特に高く、3~5日ほどで白点虫を駆除します。
素早く治療する場合におすすめです。

魚病薬を切り替える方法

魚病薬は病気に効果的な反面、環境をガラッと変えてしまうため魚の健康状態に悪影響を与えることもあります。

そのため、飼育水から薬浴用の水槽に移動したり、薬を切り替えたりなどする場合は細心の注意が必要です。タイミングを誤れば病気の治療どころか、病状を悪化させてしまうことも。

ここでは、魚に余計な負担をかけずに魚病薬を切り替える方法をご紹介します。

いきなり変更するのはNG

症状が見られなくなったからといって、いきなり薬浴をやめて元の飼育水に入れるのは控えましょう。

水質が急変することによって体調を崩してしまいます。それだけでなく、完全に治っていなければメイン水槽の生体にまで病気を広げてしまう事態にもなりかねません。薬浴期間が終了しても半換水程度にして2~3日ほど様子を見ましょう。治りきっていない場合はその期間で変化があるので、確認もできます。

同様に薬を別の薬に切り替える際にも急に切り替えてしまうと、かえって魚の体力を奪ってしまいます。病気の魚は体力が落ち、体調が不安定な場合も少なくないので、良かれと思ってやったことが追い打ちとならないよう気を付けましょう。

効果が薄い場合は別の薬に切り替えよう

薬浴しても効果が薄い・感じられない時は、原因菌にあっていない薬を使用してしまっている可能性が高いです。

例えばグリーンFゴールドリキッドで薬浴しても症状が改善しない・進行している場合はワンランク上の「観パラD」や「グリーンFゴールド顆粒」へ切り替えるなどする必要があります。

当然のことながら、薬を切り替えることによって水質が変わるだけでなく、効果が出るまで時間がかかってしまうため、魚に負担がかかります。薬浴する際には病状をしっかり見定め、必要最低限の回数で済ませられるようにしましょう。

まとめ:初心者でも使える!熱帯魚のおすすめ治療薬!薬の種類から変更方法まで解説

アクアリウムでは常に病気の危険が付きまといます。そのため、熱帯魚の健康状態を長い期間にわたって維持するためには、必須の技術といっても過言ではありません。急に発症し、あっという間に水槽内に広がってしまうと焦って判断を急ぎがちですが、じっくり観察して症状に合った薬を選択しましょう。その方が、薬浴期間も短くて済むので、魚にかかる負担も抑えられます。


どの病気なのか判断に自信のない方は下記の記事も参考にしてみてください。

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このコラムへのコメントやお悩み相談に届いた質問の回答

  1. リンゴバナナ より:

    私が今飼っているメダカが赤斑病の疑いが持たれてきたので薬を買いました。
    薬を買ったのはいいんですけど、初めて病気の疑いが持たれたので全然の薬のあげ方が載ってなくて・・・
    もしよかったら薬のわかりやすい使い方を載せてくれませんか?

    • アクアガーデン編集部 より:

      コメントありがとうございます。
      薬浴の方法などをまとめたコラムを掲載できるようにいたします。

      魚病薬は既定量を溶かした水に、魚を泳がせるのが通常の使用方法です。
      分量は取扱説明書の通りに溶かします。

      赤斑病の治療については、こちらのコラムもご参照ください。

      ・魚が充血する?!赤斑病とは!治療法と体色別の見きわめ方!予防法も!
      https://t-aquagarden.com/column/red_spot_disease

      何卒よろしくお願いいたします。

執筆者 高橋風帆

アクアリウム歴20年以上。飼育しているアーモンドスネークヘッドは10年来の相棒です。魚類の生息環境調査をしておりまして、仕事で魚類調査、プライべートでアクアリウム&生き物探しと生き物中心の毎日を送っています。

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