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市販されているフィルターはさまざまなものがありますが、底層を泳ぐ熱帯魚にピッタリなのはどんなフィルターなのか?と悩む方も多いです。
底層を泳ぐ熱帯魚として特に人気なのが、かわいらしいコリドラスです。
東京アクアガーデンでは、購入しやすいろ過フィルターのなかでは以下の5つをコリドラス飼育におすすめしています。
- コトブキ トリプルボックス
- GEX デュアルクリーン
- GEX グランデ
- 水作 エイト コア
- エーハイム クラシックフィルター
また、今回は底層を泳ぐお掃除屋さん・コリドラスに最適な、トロピカオススメのフィルターをご紹介するだけでなく、フィルター運用のポイントも解説していきます。
目次
コリドラスのろ過フィルターを選ぼう
底層を泳ぐコリドラスは、水流の影響を受けにくいと思われがちですが、実はコリドラス飼育成功のポイントは「水の循環」にあります。見た目では水槽内の水流はわかりにくいものですが、ろ過フィルターやエアーポンプなどのパワーによって水流の強さが変わります。
しっかりと水が循環していれば、底層にいるコリドラスにも酸素が届きやすくなります。酸素を十分に確保できる環境が整っていれば、複数飼育も成功しやすいですし、繁殖もしやすくなるのです。
コリドラスの基本的な育て方については、こちらのコラムをご覧ください。
コリドラスにおすすめのろ過フィルター5選
しっかりと水を循環させることのできる、コリドラス飼育におすすめのろ過フィルターをご紹介していきます。
コリドラスにピッタリなろ過フィルタータイプは、「上部式」「投げ込み式」「外部フィルター」です。
ろ過フィルターの違いについては、こちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
コトブキ トリプルボックス
寿工芸の「トリプルボックス」は、ろ過槽が3つに分かれているという特徴があります。第一ろ過槽にはリングタイプ、第二濾過槽にはマットタイプ、第三ろ過槽にボールタイプのろ材を設置。3つの異なるろ材を組み合わせて使用することで、ゴミや不要な成分の吸着率が上がるだけでなく、ろ材の表面や内部にしっかりとバクテリアが定着しやすい環境も作ることができ、水質を維持しやすくおすすめです。
コリドラス飼育に向いているサイズ展開(45cm水槽用など)なので、困ったらこちらをご用意されると良いです。
排水口は拡散式になっているので、底砂が水流で舞うことがなく、コリドラスに対して直接水流が当たりにくいというのもおすすめポイントです。
上部式についてはこちらもご覧ください。
GEX デュアルクリーン
ジェックスの「デュアルクリーン」は、ろ過槽が2つに分かれているタイプ。
水をくみ上げてろ過槽内に散水するので、汚れが取りやすいだけでなく、水の中に酸素をしっかりと供給しやすくなっています。ジェックスオリジナルの高性能なろ過マットと、バクテリア繁殖がしやすいろ材がセットされているのも嬉しいですね。
省エネモーターを採用しているので、電気代も安くできるという点もおすすめポイントです。
GEX グランデ
ジェックスの「グランデ」は、上部フィルターの中でもろ材がたくさん入り、ろ過力がピカイチという評判が多いです。
ろ過槽の中で上段から下段へと水がシャワーのように滴り落ちる仕組みになっていて、ろ材にバクテリアが定着しやすい環境になっています。
「音が気になる」という方もいるので、寝室など静かな環境を作りたいところに設置するのは控えたほうがよいでしょう。
水作 エイト
投げ込み式フィルターランキングなどでもおすすめされる事が多い、「水作エイト」。金魚水槽やメダカ水槽でも使っている人は多いです。
エアーポンプを組み合わせて使うので、豊富な酸素供給ができます。
内部のウールマットや砂利にバクテリアが定着し、繁殖しやすいという特徴もあります。投げ込み式は水槽内の水をやさしく循環させてくれます。
反面、物理的な汚れを取り除く力はそれほどないため、こまめなお掃除で対応します。それでも底面のよどみを程よく循環させてくれるため、コリドラスにも向いています。
底面のスペースをとりますが、次の外部式フィルターと併用するのもおすすめです。
エーハイム クラシックフィルター
アクアリウム界で外部フィルターといえば、エーハイムの「クラシックフィルター」がおすすめ。ランキングサイトなどでも、トップ10入りしていることが多いです。
給排水に必要なホースやオーバーフローパイプなどの備品がセットになっています。ろ過槽内でしっかりと水が上から下へと落ちて行き、バクテリアによる強力な生物ろ過ができるというのがおすすめです。
ろ過能力が高いものは音が大きいものが多いですが、こちらの商品は音が静かなので感じ方に個人差はありますが、寝室に置いてもそれほど気になりません。
エーハイムの外部式フィルターについては、こちらの記事も参考にしてください。
フィルター運用のポイント
ここからは、コリドラス水槽でろ過フィルターを運用するポイントについてお話ししていきます。アクアリウム初心者さんでも難しいことではなく、抑えておくポイントも2つだけなので覚えやすいですよ。
底面式フィルターは向かない?!
コリドラス飼育で耳にすることのある『底面式フィルター』は今回のおすすめ商品に入っていません。
なぜなら、底面フィルターで上手に飼育する方もたくさんいますが、次のようなデメリットが発生しがちだからです。
- 底砂のサイズをやや大きめにしなくてはならない
- 水草の根がフィルターに絡まる
- 底砂全体をろ材にするため、水槽レイアウトの変更がしにくい
- 底面に汚れが溜まってしまうため、コリドラスの体に傷などがあると病気が発生しやすくなる
底面式では、コリドラス飼育に最適なパウダー状の底砂では目詰まりするため使用できません。もちろん、パウダー状の底砂でなくても飼育は可能ですが、独特の動きである『もふもふ』があまり見られなくなりますし、粒が大きすぎるとコリドラスが傷つきやすくなります。
コリドラスは産卵するときに、水草に卵を産み付けますが、水草がないとガラス面に付けてしまいます。また水草があることで、コリドラスが落ち着くことのできる隠れ場所もできますよね。
水草に関しては、底植えをするタイプではなく、活着タイプの水草にすることで根の問題は解決できます。しかし汚れは底面フィルターの場合、どうしても底材に溜まってしまうので、メンテナンスの回数も自然と増えていきます。
このようなことから、コリドラス飼育では底面式フィルターは飼育可能だけれどベストではない、とトロピカでは考えています。
外部式フィルターにはエアレーション併用が良い
先述したとおり、コリドラスは繁殖でも水草を必要とするので、水草もセットで育てるのであれば外部フィルターとエアレーションの併用がおすすめです。
なぜかというと、外部フィルター単独使用だと底面にやや嫌気層ができがちだからです。よどみを無くす点でもエアレーションは有効です。
また、夏場のように水温が高くなった場合、酸欠に陥りやすくなることがあります。そんなときはエアレーションを併用することで酸欠を防ぎやすくなるんです。
水温がそこまで高くなくても、飼育数や水草の数が多すぎる場合でも酸欠は起こります。水草は光合成で酸素を出すのですが、夜になると逆に酸素を消費します。
それほど構える必要はないですが、飼育数や水槽サイズによってはエアレーションを併用したほうが安全なケースがあります。
まとめ:コリドラスにおすすめのろ過フィルター特集!コリドラス飼育に良い設備とは
今回はコリドラス向きのろ過フィルターの紹介と、フィルター運用のポイントについてお話ししました。
底面フィルターは細かい底砂が使えず、どうしてもゴミや汚れが底材に溜まってしまいやすく、メンテナンスの回数が増えることから、このコラムでは候補から外しています。
コリドラス水槽では上部・投げ込み・外部フィルターがおすすめです。
コリドラスを育てる水槽のレイアウトを考えた上で選ぶと、後から買い直しすることもしなくて済むので、事前にどんな水槽を作りたいかを考えてフィルターを選びましょう。
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