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グッピーの病気!白点病や尾ぐされ病など種類や治療薬を解説!塩は効く?

グッピーは丈夫で飼育しやすいので、熱帯魚飼育の入門種として代表的な魚種です。だからと言って劣悪な環境で飼育していると、ストレスによって免疫力が低下し、病気になる個体が出てくるので注意してください。

その繁殖力から過密状態になりやすく、そのような環境で病魚が発生すると、飼育容器内の他の個体に次々と伝染して全滅することも起こり得ます。

グッピーに多い病気は白点病や尾ぐされ病などが挙げられ、発症してしまった時は塩水浴や薬浴で治療しますが、基本的には発病させないように環境を整えることが重要です。また、病気になる可能性の高い遺伝子が密になると病弱個体が生まれやすくなるので、繁殖させる際は世代に注意する必要もあります。

ここでは、グッピーの病気について種類や治療法などを解説していきます。

グッピーがかかる病気

白点病

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グッピーの体表に白色の斑点が現れる病気で、その他の症状としては落ち着きがなくなったり、体を擦り付けるようにして泳ぐことなどが挙げられます。

原因は水中に常在している繊毛虫の1種である「ウオノカイセンチュウ(学名:イクチオフチリウス・ムルチフィリス)」に寄生されることで、病気が進行すると白点も増えていきます。

治療法についてですが、同寄生虫は高水温では繁殖できなくなるので、水温を30℃程度まで上げたうえで薬浴を行います。有効な魚病薬は「グリーンFリキッド」などのメチレンブルー系やマラカイトグリーン系の薬剤が挙げられ、塩水浴と並行するとより効果的です。

尾ぐされ病

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初期の頃はヒレが白く濁ったり充血が見られる程度ですが、進行するとヒレが先端から溶けてボロボロになってしまいます。

この病気は「カラムナリス菌」に感染することで発病し、ヒレが溶けてしまう理由は、同病原菌が生成する強力なタンパク質分解酵素の影響を受けるためです。

治療は塩水浴や薬浴で行います。有効な魚病薬は「グリーンFゴールド顆粒」や「観パラD」など、抗菌剤が主成分のものが挙げられます。

水カビ病

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グッピーの体に「水カビ」が生えてしまう病気です。水カビは外傷があると発生しやすく、輸送時の擦り傷の他に尾ぐされ病などで傷が生じると二次感染のリスクが上昇してしまいます。

そのため、傷ついたグッピーは隔離するなりして、外傷の治療を優先することが予防につながります。

治療はやはり塩水浴や薬浴で行います。治療に用いられる魚病薬は「メチレンブルー」、「グリーンFゴールド顆粒」や「グリーンFリキッド」、「アグテン」などが代表的です。

口腐れ病

この病気の原因は尾ぐされ病と同じく「カラムナリス菌」です。尾ぐされ病と異なり口吻付近に病原菌が感染した結果、口とその周囲の組織が壊死してしまい、ボロボロになる症状が出ます。

同魚病にかかったグッピーは満足に餌を食べられなくなってしまうので、早期の発見・早期の治療が重要です。病原菌が同一なので、治療法は尾ぐされ病に準拠します。

細菌感染症

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ここでの細菌感染症とは、「エロモナス菌」による諸症状を指します。グッピーの病気で問題になるエロモナス菌には、鞭毛を持って運動する「エロモナス・ハイドロフィラ」と、鞭毛を持たず運動しない「エロモナス・サルモニシダ」の2種類が知られています。

前者は表皮が充血する「皮膚炎」や鱗が逆立つ「松かさ病」の、後者は魚体に穴が開く「穴あき病」の病原細菌です。

治療は例によって塩水浴と薬浴で行い、効果的な魚病薬としては「グリーンFゴールド顆粒」や「観パラD」など、抗菌剤が主成分のものが挙げられます。

ハリ病

稚魚期に特有の病気で、尾ビレが先細りになってしまい、横から見ると針のような形になる病気です。原因は水質の悪化や栄養失調、交配を重ねたことによる弱化などが考えられており、死亡率が高いことで知られています。また、前述した尾ぐされ病と混同しやすいので注意してください。

残念ながら、ハリ病に対しては現在のところ有効な魚病薬は存在せず、塩水浴も効果が期待できません。遺伝的な要因も考えられるので、例え回復したとしても、その個体は繁殖に参加させない方が良いでしょう。

グッピーの病気に塩は効く?

グッピーに対しても塩水浴は効果的で、病気の初期段階であれば塩水浴のみで治癒も望めます。グッピーを塩水浴させるのであれば0.5%の塩水を用意して、1週間を目安に泳がせると良いでしょう。

ただし、塩水浴はグッピーの浸透圧調節を助け、体力ならびに免疫力を回復させることで、自然治癒を促す方法であることは理解しておいてください。

塩水浴に使用される量の塩では、病原体を駆除する効果をある程度は有するものの、発病に至るまで増殖してしまった病原体を駆逐するほどの効果はありません

よって、塩水浴をしても病状が快方に向かわない場合や、発見時に病気が進行していた時は、病気に対応する魚病薬を用いて薬浴を行ってください。

塩水浴に使用する塩についてですが、カラムナリス菌などは水の硬度が高い方が生存時間が長くなる報告があります。

そのため、不純物が多い天然塩や粗塩などは使用せず、なるべく塩化ナトリウム(NaCl)の純度が高い食塩を使用してください。もちろん、調理用にアミノ酸などが添加されているものも、塩水浴には使用できません。

グッピーを病気にしないために

ヒレをかじる魚との混泳は控えよう

グッピーを病気にさせないためには、グッピーにとってストレスになる要素を可能な限り排除する必要があります。そのためには、水質の管理は言うまでもありませんが、混泳相手にも注意しなければなりません。

グッピーは観賞性の向上を目的に、ヒレが大きくなるように改良されてきました。そのため、泳ぎがあまり得意ではなく、他種からちょっかいを出されると上手く逃げることができず、多大なストレスを感じてしまいます。

特に、テトラ系などのヒレをかじる性質がある魚種との相性は悪く、ヒレをかじられた際にできた傷から水カビなどが感染する恐れがあるので、そのような魚種との混泳は避けた方が無難です。

交配の世代に気を付けよう!

同一容器内で世代が進むと、近親交配が多発して、そのグッピーたちがもともと持っていう「病気に弱い遺伝子」が密になっていきます。その結果、奇形や病弱個体の発現頻度が高くなってしまうため、グッピーを繁殖させる時は必ず数世代ごとに外部から新しい個体を迎えてください。

特に、グッピーは誕生から繁殖までのサイクルが早いので、増え過ぎて困った事態に陥らないようにするためにも、繁殖はきちんと管理して行いましょう。

まとめ:グッピーの病気!白点病や尾ぐされ病など種類や治療薬を解説!塩は効く?

グッピーは丈夫な魚種ですが劣悪な環境で飼育すると、そのストレスから免疫力が低下して病気にかかってしまうので注意してください。

病気になってしまった場合は塩水浴や薬浴で治療を行いますが、グッピーは小型ゆえに発見が遅れ、治療が間に合わないことも多いので、病気にしないことが大切です。

水質が悪化し過ぎないように水換えなどのメンテナンスは定期的に行い、他の魚から虐められないよう混泳相手にも気を付けてください。

また、交配を重ねることによる弱化という、繁殖のサイクルが短いグッピーならではの病因もあるため、繁殖させたい方は留意しておくと良いでしょう。

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