カクレクマノミと混泳できる海水魚10選!相性が良くかわいい魚種とは
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ニモの相性で親しまれているカクレクマノミは、海水魚の中でも特に人気の高い魚です。
独特の可愛らしい泳ぎ方やイソギンチャクに共生する自然の姿は、癒されますよね。
カクレクマノミだけでも賑やかですが、中には他の魚も一緒に飼育してワンランク上の海水魚水槽を目指したいという方もいると思います。
他の魚を一緒に飼育するならば、カクレクマノミとの相性を考えながら魚を選定しましょう。
海水魚の混泳は、熱帯魚の混泳より難しいことが多く、相性選定を間違えてしまうと水槽内で激しい喧嘩をし片方が衰弱してしまうこともあります。
そんな失敗をしないためにも、ここではカクレクマノミと相性良く混泳可能な海水魚を10種類をご紹介します。
目次
カクレクマノミと混泳可能な海水魚10選
カクレクマノミは、比較的穏やかな性格で他の魚とも混泳ができる海水魚です。
しかし、その反面縄張り意識の強い性質も持ち合わせているため、混泳相手を間違えると喧嘩になってしまう事もあります。
カクレクマノミの混泳相手を選ぶときには以下の点に気を付けましょう。
- クマノミなどの同種や似ている魚との混泳は避ける
- 肉食性の強い魚は避ける
- タツノオトシゴやチンアナゴなどの泳ぐのが苦手な魚との混泳は避ける
- 60cm以上の大きな水槽で飼育する
また、カクレクマノミとの相性が良くても導入の順番や数を間違うと、喧嘩をしてしまいますので入れ方にも注意が必要です。
その点も踏まえて、カクレクマノミと混泳できる海水魚を10種類ご紹介していきます。
カクレクマノミと一緒に飼育できる生き物については、こちらの記事も参考にしてください。
デバスズメダイ
エメラルドグリーンのカラーリングが美しいデバスズメダイは、群れで泳ぐ習性のあるスズメダイです。
カクレクマノミとの相性も良く、飼育もしやすいので混泳もうまくいきやすいでしょう。
ただし注意点もあります。カクレクマノミが大きい、または長期間飼育して性格が強くなっている場合は、導入時にデバスズメダイを5匹以上は入れて注意を分散させるようにしましょう。
そもそも、デバスズメダイは1匹で入れるよりも、最低3匹以上から導入するとうまくいきやすい傾向にあります。「群れで生活している海水魚は群れで泳がせてあげる」これは熱帯魚同様、海水魚でも配慮してあげるポイントです
飼育しやすい海水魚については、コチラの記事も参考にしてください。
ヒフキアイゴ
黄色い体にすぼめたような口が可愛らしいヒフキアイゴ。
アイゴ類のなかでもポピュラーな種類ですが、カクレクマノミがもともとも泳いでいる水槽へ導入するならば、喧嘩することなく混泳できます。マジリアイゴやアンダマンフォックスフェイスなどのアイゴ類は同様に、カクレクマノミと混泳させやすいです。
ただし、アイゴ類の同種混泳は大型水槽でないと喧嘩してしまう可能性があるので、60cm以下の水槽ではおすすめできません。
また、ヒフキアイゴは背・腹・尻のヒレに毒を持っていますので、うっかり触れないよう取り扱いには注意してください。
毒のある海水魚の飼育については、コチラの記事も参考にしてください。
ヒレナガハギ
大きな三角のヒレが可愛いヒレナガハギも、カクレクマノミと混泳させることが可能です。
ただし、ヒレナガハギは気が強くなりやすいため2メートル以上の大型水槽でない限りは、水槽に1匹のみの導入が理想です。
ご家庭にある水槽のサイズであれば、カクレクマノミ複数匹、ヒレナガハギ1匹、そして希望であれば他の種類の海水魚を泳がすと良いでしょう。
また、ヒレナガハギは拒食になりやすいため、餌をしっかり与えて太らすことで飼育がうまくいきます。カクレクマノミだけに気をとらわれず、ヒレナガハギにも餌が渡るよう気を配ってあげてくださいね。
海水魚の混泳の組み合わせについては、コチラの記事も参考にしてください。
ナンヨウハギ
ニモの相棒といえばこの魚、ドリーの相性で親しまれているナンヨウハギです。
ナンヨウハギとカクレクマノミは混泳相手としての相性もばっちりで、水槽の中で一緒に泳がすことができます。
カラーリングも全く異なるので、2種を混泳させると水槽内が鮮やかになりますよ。
ただし、ナンヨウハギはヒレナガハギ同様、痩せやすいためしっかり餌が行き渡るように注意してあげてください。
また、白点病にかかりやすい性質があるため、ナンヨウハギを導入するタイミングは水槽の状態が万全になってからにすることで、病気の予防になります。
ナンヨウハギについては、コチラの記事も参考にしてください。
イエローコリス
次にご紹介するのは、鮮やかな原色イエローの体が美しいイエローコリスです。
ベラの仲間であるイエローコリスは、餌付けがしやすく育てやすい海水魚で、同種同士でもあまり喧嘩をしないため、60センチ水槽に2〜3匹入れても大丈夫。カクレクマノミと混泳させると、水槽の中がカラフルで賑やかになりますよ。
お値段もリーズナブルな海水魚ですので、カクレクマノミと初めて混泳させる海水魚としてもおすすめです。
ベラ類については、コチラの記事も参考にしてください。
アカネハナゴイ
アカネハナゴイは、ピンク~黄色のグラデーションが美しい非常に鮮やかな海水魚です。
カクレクマノミとの相性が良く、60センチ水槽なら2~3匹泳がして混泳させることができます。大型水槽ならば、複数匹入れての群泳も楽しめますよ。
アカネハナゴイは、基本的には大人しい性格をしているのですが若干気が強くなりやすい性質を持っているため、水槽に入れる順番に注意が必要です。
アカネハナゴイが先住の水槽に後からカクレクマノミを導入すると、カクレクマノミがいじめられてしまう可能性があります。
混泳するときは、カクレクマノミがいる水槽に後からアカネハナゴイを迎える形の方が、スムーズに問題なく混泳がうまくいくことが多いです。
混泳向きの海水魚については、コチラの記事も参考にしてください。
ヤエヤマギンポ
真ん丸な目の上にまつ毛のような突起が付いたヤエヤマギンポは、体色は地味ですが、味のある顔立ちが可愛らしい海水魚です。
あまり活動的な魚ではなく岩や砂の上でじっとしていることが多いので、カクレクマノミとの相性がよく混泳可能です。まず喧嘩などは起こしません。
ただし、ヤエヤマギンポ同士は喧嘩をしますので、基本的に1つの水槽に1匹がベストです。
またヤエヤマギンポは、ライブロックのコケをきれいに取り除いてくれることから、メンテナンスフィッシュとしてもおすすめされています。コケにお悩みの方はぜひ飼育してみてくださいね。
マリンアクアリウムのメンテナンスフィッシュについては、コチラの記事も参考にしてください。
サザナミヤッコ
カクレクマノミの混泳相手には、大型ヤッコもおすすめです。
中でもサザナミヤッコは、大型ヤッコの中でもリーズナブルで飼育もしやすいため、初めて大型ヤッコを飼育する方でも手を出しやすい種類となります。
幼魚から成魚へ成長するにつれて模様が変わっていくので、飼育していて楽しい海水魚ですよ。
カクレクマノミがいる水槽へ迎えると、一匹でも主役級の存在感を放ちます。
ただし、カクレクマノミと混泳する際には導入する順番に注意してください。サザナミヤッコは気が強いので、順番を間違えるとカクレクマノミをいじめてしまう事があります。
導入の際は、必ずカクレクマノミが元からいる水槽にサザナミヤッコを迎えるようにしましょう。
また、大型ヤッコ同士は喧嘩してしまいますし大きくなる海水魚なので、サザナミヤッコを入れるならば水槽に1匹にしておくことをおすすめします。
大型ヤッコについては、コチラの記事も参考にしてください。
ルリヤッコ
大型ヤッコはサイズが大きすぎる…そんな時には小型ヤッコはいかがでしょうか。
ルリヤッコはその名の通り瑠璃色をした海水魚で、小型ヤッコの中でも特に飼育がしやすい種類です。
もちろんカクレクマノミとの混泳も可能。カラーバリエーションが豊富なので、ぜひお好みの色合いのものを探してみてください。
小型ヤッコについては、コチラの記事も参考にしてください。
スカンクシュリンプ
最後は、海水性のエビからスカンクシュリンプをご紹介します。
赤い体に白いラインが入る鮮やかなスカンクシュリンプは、海水魚の中でも入手性がよく導入しやすいエビです。
魚の体についた寄生虫などを取って食べてくれるので、クリーナシュリンプとしても非常に人気があります。
ヒゲまで入れると10cm前後まで成長するため、水槽に入れると結構な存在感を放ちます。カクレクマノミの水槽に1匹入れるだけで、アクセントになって雰囲気が変わりますよ。
ただし、複数匹での飼育はコツがいるため、スカンクシュリンプは1匹導入が基本です。
なお、似ているエビでホワイトソックスがいますが、筆者の経験上、ホワイトソックスは赤部分が多いからか主張が強めで、鑑賞しやすいのはスカンクシュリンプです。
特に初めて海水性のエビを導入する方には、スカンクシュリンプがおすすめですよ。
エビ類については、コチラの記事も参考にしてください。
まとめ: カクレクマノミと混泳できる海水魚10選!相性が良くかわいい魚種とは
いかがでしたか。カクレクマノミとの混泳可能な海水魚を10種類ご紹介しました。
ここでご紹介した海水魚はどれも混泳に成功させやすく、また、飼育が比較的しやすい種類です。
カクレクマノミと混泳できる生き物はまだまだ他にもいますが、まずはご紹介した海水魚との混泳からスタートしてみて、慣れてきたら他の生き物へとステップアップしていくと良いでしょう。
カクレクマノミを飼育している水槽に他にどんな海水魚が入れられるのか、判断に迷う場合は本記事を参照していただければ幸いです。
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