アクアリウムコラム

魚病薬の捨て方!メチレンブルーやグリーンFなどを安全に処分する方法

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寄生虫や細菌感染の治療に役立つ魚病薬は、アクアリウムの必須品である一方、一度の治療では使いきれずに余らせてしまいがちなアイテムでもあります。

常用するようなものでもないため、保管や処分の仕方に迷うこともしばしば。つい家庭ごみの感覚でシンクに流したり、もったいないからと期限を超えて保存したりしているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、魚病薬はその名の通り薬であり、処分法を誤ると環境に悪影響を与える可能性がある危険物です。
また、長期保存した薬は、品質が落ちて本来の効果を得られない可能性もあります。そのため、使い終わった魚病薬は適切に処理しなくてはいけません。

そこでこの記事では、魚病薬を安全に捨てる方法と注意点を解説します。正しい捨て方を知って、身近な環境を守りましょう。

プロアクアリストたちの意見をもとに魚病薬の捨て方を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

余った魚病薬は安易に流したりせず、適切に処理しましょう

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、魚病薬の捨て方を解説します。

魚病薬の捨て方


魚病薬は、使用期限や処理方法を誤ると逆効果になってしまう可能性もある危険なものです。基本的な保存法や処分方法を理解し、慎重に扱いましょう

ここでは、正しい魚病薬の捨て方や注意点を解説します。

魚病薬は開封後はすぐに使うのが原則

薬動物用医薬品 病魚薬 魚病薬 メチレンブルー200ml

魚病薬は一度開封すると、空気や湿気、光の影響を受けてどんどん劣化していきます
未開封のものと比べると品質が格段に落ちていて、本来の効果が得られない可能性もあるため、開封したものは使用期限内であっても早めに使い切るようにしましょう。

せっかく治療をしても効果が得られないどころか、悪化してしまったら本末転倒です。

また、希釈して使用するタイプの薬は、作り置きができない点にも注意してください。
一度水で薄めた薬液はその日の治療で使い切ります残った薬液を保管して再使用するのは絶対にやめましょう

また、余った薬は元のパッケージのまま、直射日光や高温多湿を避けた冷暗所で保管します。ただし、これはあくまで短期間の保管を前提とした対応です。
長期保存はできませんので、治療にめどが付いたら、開封済みの薬は処分するのが賢明です。

魚病薬を安全に処分する方法

使いきれなかった魚病薬を捨てるときは、環境や周辺水系への影響を考慮することが重要です。一人が捨てる量は微々たるものだとしても、絶対に影響がないとは言い切れません。
自治体のルールを確認し、薬の種類ごとに適切な処理法を選択しましょう。

中身を布などに吸わせて捨てる

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メチレンブルー』や『アグテン』、『観パラD』などの液体タイプの魚病薬は、キッチンペーパーや布に吸わせて燃えるゴミとして処分するのが一般的です。
液体のままだと回収の際に液漏れする危険があるため、必ず何かに吸収させてから処分してください。
吸わせた後はビニール袋などに入れてしっかり密封し、自治体の区分に従って廃棄します

また、『グリーンFゴールド顆粒』や『エルバージュエース』などの粉末タイプも同様に、飛散しないよう袋に包み、密閉して捨てると安全です。

いずれにしても、薬を外部に漏らさない工夫を徹底しましょう。

日光に当てて薬効成分を分解する

メチレンブルー』や『マカライトグリーン』など、光に弱い性質を持つ着色系の魚病薬は、日光に当てて薬効成分を分解してから処分するのが良いとされることがあります。

しかし、これらの薬も日光にさらしたからといって完全に無害になるわけではありません
安全性を高める補助的な対策としてならば効果はあるかもしれませんが、そのまま水に流してしまえるわけではないということは十分に理解をしてください。

光にさらした薬も、基本的な捨て方は変わらず、紙や布で吸収したものを袋で密閉し燃えるゴミとして処分します。

容器は分別して捨てよう

中身を処分したあとの容器や外箱、説明書などは、自治体のルールに従って廃棄します
薬が入っていた瓶やボトルは、中身がほとんどない状態でも水で洗い流してしまうと汚染の可能性があるため、そのまま袋に密閉して捨てるのが基本です。
自治体によっては薬品のパッケージの分別の仕方に指定があることがありますので、必ず確認してください。

また、使用済みの空容器を別の用途に再利用するのはおすすめできません。見た目がきれいでも、薬効成分が残っている可能性があります。

魚病薬のNGな処分方法


続いては魚病薬のNGな処分方法をご紹介します。

思わずやりがちな行動も多いですが、環境汚染や水槽トラブルの原因になることがあるため注意しましょう。

NG例1:水道に流す

繰り返しになりますが、魚病薬をシンクやトイレに流すことは絶対にやめてください
下水処理を経ても成分が完全に分解されるとは限らず、薬が河川や海へ流れ出て、環境汚染につながる可能性もゼロではありません。

特に魚病薬は、細菌や寄生虫に作用する成分を含んでいるものが多いため、自然の水環境に流れ込むと生態系に著しく影響を与えることがあります。
液体は水に流してしまうのが一番手軽ですし、少量ならば問題ないだろうと考えてしまいがちですが、一人のアクアリストとして、自然環境に影響を与えるような行為は控えるべきです

これを機会に、SDGsについてもぜひ考えてみてください。

NG例2:開封から時間がたった薬を再利用する

動物用医薬品 ニチドウ 観賞魚用 グリーンFゴールド顆粒 6g

一度の治療で使用する魚病薬の量はそれほど多くなく、購入した薬を使いきれないということは珍しくありません。

たくさん余っていると捨てるのはもったいないというのは、誰もが抱く感情でしょう。また、少量しか使わないのが分かっていながら、病気のたびに新しい薬を買うのことに抵抗がある方も多いはずです。

しかし、だからと言って開封から時間が経った薬の再利用はおすすめできません。先程もお話した通り、薬効が落ちていたり劣化していたりする可能性がある薬を使うことは、治療の失敗につながる可能性が高いからです。

また、薬を別の容器に移して保存するのも控えたほうが良い行動の一つ。最近は小分けにできる使い勝手がよい容器が多数販売されていますが、保管環境が変わることで品質がさらに低下する場合があります。

グリーンFゴールド顆粒』のように、個包装になっているタイプは保存しやすいです。
未開封なら3年程度保存できるので、飼育スタイル、規模に合わせたパッケージのものを選ぶとロスも少なくなります。

NG例3:他者に販売する

未開封の魚病薬であっても、個人間で売買は禁止です動物用医薬品は、販売に関するルールが定められており、許可のない取引は認められていません

また、たとえ無償の譲渡だとしても、実際の状態がわからない薬を使用させるのは、相手の水槽や生体にトラブルを招く原因になります。
善意のつもりでも、リスクが高い行為であることを理解しておきましょう。

最近はフリマアプリの普及で、様々なものを個人間で取引できるようになりました。使わなくなったものを販売することは確かにエコですが、薬品はオークションやフリマアプリでも明確に出品が禁止されている商品です。
魚用の薬でも薬品であるとに変わりはないため、安易な気持ちで販売するのは止めておきましょう

魚病薬を購入できる場所


魚病薬はアクアリウムショップやホームセンター、インターネット通販など様々な場所で販売されています。
手軽なのは通販ですが、対面販売ならば適切なアドバイスを受けられたり、トラブルを防げたりといったメリットがあることも多いです。

ご自分の状況に合わせて適切な販売場所を選んで購入しましょう

動物用医薬品販売業許可のあるショップ

魚病薬は、動物用医薬品販売業の許可を持つアクアリウムショップやペットショップで購入できます

こうした店舗で購入するメリットは、何と言っても薬品の取り扱いルールが確実に守られているところです。保管状態が悪いものや使用期限切れ製品が販売されている心配がほとんどなく、安心して購入できます
また登録販売者が在籍していて、症状に合った薬の選び方や使用時の注意点を直接相談できるところも、特に初心者の方には心強いでしょう。
急なトラブルが起きた際にも、対面で相談できるのは大きな利点です。

最近ではホームセンターでも許可を持っているところもあります。いざという時のために、近隣のお店をチェックしておくことをおすすめします。

Amazonや楽天などの通販サイト

魚病薬は、Amazonや楽天などの大手通販サイトでも購入できます
通販サイトとはいえ、条件を満たした販売業者が特定販売を行っているため、正規ルートでの入手が可能です。

近くに専門店がない場合や、営業時間に間に合わないときには利用してみると良いでしょう。

ただし、通販では知識のある人に症状や薬効を相談することが難しいため、状況に合わせて自分で薬の選択をしなければなりません。使用方法や注意点、治療法などを事前にしっかり確認した上で購入することが大切です。

購入後は、自己管理が求められる点は理解しておきましょう

まとめ:魚病薬の捨て方!メチレンブルーやグリーンFなどを安全に処分する方法


魚病薬の捨て方について解説しました。

魚病薬は、魚の命を守るために欠かせないアイテムですが、薬であるがゆえに余ったものの処分法には十分に注意が必要です。
誤った方法では環境や周囲の生き物に悪影響を与える可能性があるので、この記事を参考に、正しく処分することを心がけましょう。

液体タイプの魚病薬は、布や紙類に吸わせてから袋に密閉し、処分するのが一般的です。粉末や錠剤も袋に密閉してから、自治体の分別ルールに従って廃棄します。
間違っても水道やトイレにそのまま流すような行為は避けてください

また、一度開封した薬は時間の経過とともに劣化していくことから、早めに使い切るか余った分は保管せずに捨ててしまうことをおすすめします。

正しく購入し、正しく使い、最後まで責任を持って処分することが、アクアリウムを長く楽しむための基本です。
末永くアクアリウムを楽しむためにも、1人1人が環境に配慮した行動を心がけましょう。

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執筆者 のべじ

幼少の頃より生き物が大好きです。身近な川魚から熱帯魚、両生・爬虫類までさまざまな生き物を飼育してきました。大学で海洋生物学を学び、水族館で働いた経験も併せて、アクアリウムが楽しくなるようなコラムを紹介していきます

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