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「熱帯魚へのビタミン投与」は、必要と感じる方とそうでない方の意見が分かれる水質調整方法です。
しかし、熱帯魚にもビタミンは必要で、与えることで次の3つのメリットを得ることができます。
- 繁殖力が上がる
- 抵抗力が上がる
- 成長力が上がる
繁殖に向いた飼育水を作り出すなど、ビタミン剤にも製品ごとに特色があります。
テトラの「テトラバイタル」やキョーリンの「ビタミンカルキ抜き」などおすすめの商品はいくつかありますが、餌に添加したり飼育水に混ぜることで、熱帯魚はビタミンを補給することが可能です。
今回は、熱帯魚にビタミンを剤を与えたときの効果や、おすすめのビタミン剤をご紹介してきます。
目次
熱帯魚にビタミンを与えるメリット
人間の場合ビタミンは他の栄養素が働くために必要な栄養素で、食事やサプリメントから体内に取り入れますよね。
これは魚も同じことで、餌や水中からビタミンCを体内に入れることで、繁殖力や抵抗力が上がったり、成長に必要な成分の働きが活発になるといった効果を得ることができるんです。
市販の餌にもビタミン入りのものがありますが、製造過程によっては加熱してしまうことで、ビタミンの組織が壊れてしまうことも。
そのためビタミン剤入りの餌を与えていても、ビタミンが不足してしまうことがあるので、餌とは別でビタミン剤を与えてあげましょう。
繁殖力が上がる!
意外に思うかもしれませんが、ビタミン剤を添加することで繁殖力が上がりやすいです。
グッピーの繁殖に使用したところ、今までよりも稚魚が多く生まれたというお話を聞いたことがあります。
人間もそうですが、稚魚や卵を産むメスは体にかなり大きな負担がかかるため、体力が必要になります。虚弱体質だと卵や稚魚が体内で上手く成長できなくて繁殖に失敗しやすいのです。
熱帯魚や海水魚にビタミン剤を投与することで、体力UPが期待できその結果繁殖力UPに繋がっていきます。
抵抗力が上がる!
熱帯魚もストレスを感じることは広く知られていますが、ストレスによってビタミンが減少することを知っていますか?
ストレスといってもその原因は魚同士のいじめや縄張り争いだけではありません。人間が水槽内をのぞき見したり、水槽メンテンナンス時の水換えや水温の変化、掃除のために手を入れるなどが原因になることも。
飼育環境の熱帯魚は、野性環境よりもたくさんのストレスがかかりやすいと言えます。
ストレスによりビタミンが減少して体力が減ると、病気になりやすくなります。
そのためビタミン剤を使用することで、飼育時のストレスによって減ってしまうビタミンを補うことができ、抵抗力が上がって病気になりにくくなるんです。
成長力が上がる!
人工飼料でバランスが取れている餌を与えているつもりでも、肉食性の強い熱帯魚の場合栄養バランスが偏りがち。草食性の熱帯魚でもストレスでビタミンが減少すれば、体内の栄養バランスは崩れてしまいます。
特にビタミンは他の栄養素がきちんと働くようにサポートしてくれる成分なので、不足すると身体が小さくなったり、骨などの形成がうまくできない、といったことにもなりかねません。
普段の餌で脂質やタンパク質といった栄養素の摂取量が多いと、消化不良になってしまいやすいです。大きく丈夫な魚に育てたいのであれば、栄養バランスを整えるのは重要なポイントななので、ビタミン剤の添加を考えましょう。
熱帯魚におすすめのビタミン剤5選
アクアリウム用品メーカー各社から、さまざまなビタミン剤が販売されています。今回はその中から5つおすすめの商品をご紹介していきます。
テトラ バイタル
テトラの「テトラバイタル」は、淡水魚用の水質調整効果があり、ビタミンも含まれている総合栄養ドリンクのような商品です。ビタミンBのほか、ミネラルや甲状腺ホルモンを作るために必要なヨウ素入りで、ディスカスやグッピーなどの色揚げ効果が期待できます。もちろん、他の熱帯魚でも成長や発色に関しての効果が期待できます。
セラ フィッシュタミン
セラの「フィッシュタミン」はドイツのメーカー・セラが販売しているビタミン剤です。
ビタミンA・Cだけでなく、ビタミンB1・E・D3など、熱帯魚に必要な複数のビタミンだけでなく葉酸、カルシウムなどが含まれています。
人気のある製品です。
テトラ テトラビタミン
テトラの「ビタミン」は、金魚用とメダカ用があります。孵化後から老齢まで全ての期間に対して使用できるビタミン剤で、飼育水内に不足してしまいがちなビタミンB、ミネラルやヨウ素化合物を飼育水にプラスすることができる商品です。
繁殖の環境づくりにもおすすめです。
アクアギーク オメガ3サプリ
アクアギークの「オメガ3サプリ」は、海水魚用の活性を上げる薬です。
サンゴにも効果的で、マリンアクアリウムの活力を底上げしてくれるアイテムです。
価格が容量に対して割高に感じられますが、使用するのは少量ですのでコストパフォーマンスが良く、餌にしみこませることもできるなど使い勝手の良い製品です。
カミハタ ビタミンフォーミュラ
カミハタの「ビタミンフォーミュラ」は、サンゴ用のビタミン剤です。
人工海水だと自然な海水と比べてビタミンとアミノ酸が不足しがちですが、ビタミンだけでなく、アミノ酸を14種類も補給できます。サンゴ用とはいっても、海水魚やイソギンチャクなど他の生き物に対しても効果があり、免疫力向上や肌荒れ防止、ケガの回復促進など、健康をサポートします。
熱帯魚のビタミン剤の効果的な使い方
ビタミン剤の使い方にはちょっとしたコツがあります。しっかりと効果を出すためにはちょっとした工夫と、注意すべき点があります。
餌に添加する
おすすめ商品でご紹介した「フィッシュタミン」や「バイオビタミン」は、飼育水に入れるだけでなく、与える餌にしみこませたり、混ぜるといった使い方もできます。
餌に混ぜることでしっかりと魚たちにビタミンを与えることができ、栄養バランスを整えやすくなるので、魚の体力回復・健康維持効果を高めやすくなりますよ。
餌に混ぜる場合は毎回だとビタミンの摂り過ぎになってしまうので、週1回くらいのペースで餌にビタミン剤を混ぜ合わせて与えましょう。
入れすぎ注意!適量を添加しよう
どんな栄養素も、与えすぎは悪い影響が出てきてしまうもの。ビタミン剤は液状タイプで飼育水に添加するものが多いです。水に混ぜるだけなので、規定量だと少なく感じてつい多く入れてしまう方もいます。
しかしビタミン剤は入れ過ぎてしまうと、飼育水の富栄養化を招いてしまう原因にもなるので、規定量以上の使用はやめましょう。
まとめ:熱帯魚にもビタミンは必要です!おすすめ栄養添加剤5選!効果的な使い方
熱帯魚や海水魚の人工飼料は栄養素の配分バランスが良いものが多いですが、ビタミンは加熱で壊れてしまうことがあります。そのため人工飼料だけだとビタミン不足になってしまいがち。
また肉食魚で冷凍アカムシなどを与えていても、成長具合や怪我などのトラブルでビタミンは不足してしまうことがあります。
特に稚魚の場合、ビタミンが不足してしまうと骨の形成がうまく行われず、将来的に小さな体格になってしまうことも。しっかりとした成魚に育てるためには、栄養素は重要です。
また産卵時期はメスの体力増強にもビタミン剤はおすすめです。
飼育環境や餌によっては、必ず使用しなければならないわけではありませんが、必要に応じて使用し、元気な魚を育てていきましょう。
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投稿されたコメントやご相談と回答
成長促進剤/ビタミンについて教えていただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
熱帯魚の成長促進剤というものはなく、栄養剤やコンディショナーを使用します。
有名なのは、こちらのコラムでも紹介している『セラ フィッシュタミン』などです。
成長を促すなら、消化の良い餌を与える・活性が上がる水温に維持する・こまめな水換えを行うなど、飼育方法を工夫するのも効果的です。
こちらのコラムもご参照ください。
・【プロが解説】金魚や熱帯魚を早く簡単に大きく育てる方法とは
https://t-aquagarden.com/column/grow_big
よろしくお願いいたします。