フレームレス水槽って何!オールガラス水槽の特徴やデメリット、商品とは
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最近はさまざまな水槽が販売されていますが、「フレームレス水槽」をご存知ですか?
フレームレスとは「縁なし」のこと。昔からある一般的な水槽のように水槽の上下に補強目的の黒や白といった縁取りがない、ガラス製のインテリア性の高い水槽です。
見た目がよくアクアテラリウムや、ネイチャーアクアリウムなどによく使用されますが、以下のような注意点があります。
- 縁のある水槽より強度が弱い
- 角の補強がないため、ぶつけたときに破損しやすい
- ガラスの厚さがあるため、値段が高め
- フレームがないため安定性に欠けるので、上部フィルターを使えない
今回はフレームレス水槽についての解説と、おすすめのフレームレス水槽を5つご紹介していきます。
目次
フレームレス水槽とは
ひと昔前はガラス面の底と上部を黒や白といった、色つきの縁取りを行っている水槽が主流でしたが、最近は技術が発達してさまざまなタイプの水槽が販売されています。
今回ご紹介する「フレームレス水槽」は、水槽の底や上部に使用している黒や白といった縁取りのない、オールガラス水槽のことです。
フレームレス水槽の特徴
昔からある一般的な縁ありの水槽だと水槽レイアウトを頑張っても、縁が視界に入ってしまいがちです。それは仕方のないことなのですが、水槽レイアウトにこだわりのある方はフレームレス水槽を選ぶことがほとんどです。
フレームレス水槽は上下の縁がないため、見た目がとてもスッキリしています。高いインテリア性とデザインを求められるネイチャーアクアリウムや、テラリウムによく使用されています。
フレームが無いと言えばアクリル水槽もですが、ガラス水槽は表面にキズが付きにくく扱いやすいです。
水槽レイアウトの演出を邪魔しないといため、水槽レイアウトをコンパクトにまとめたいという方にも人気が高いです。
フレームレス水槽の注意点
デザイン性に優れたフレームレス水槽ですが、使用する際には以下の4つのポイントに注意しなければなりません。
フレーム水槽(縁あり)と比較し強度が弱い
フレームレス水槽は一般的な縁ありのフレーム水槽と比べると、「強度が弱い」というデメリットがあります。
この強度というのは、水槽に水を入れたときに内側からかかる「水圧」に対する強度のこと。
縁取りありのフレーム付き水槽の場合は、水槽の底や上部を縁取りで固定しているため、水槽内部からの水圧に対して強いのですが、フレームレスタイプの水槽よりも薄いガラス板を使用していることが多いです。
フレームレスタイプの水槽は、強度を高めるために、フレーム付き水槽と比べるとガラスは厚めにつくられています。
置くときやぶつけた時に破損しやすい
フレームレス水槽の底面や四隅は、内側からシリコンで固定していたり曲げガラスを使用しているので外側から見るとガラスが露出したままの状態です。
そのため底や角を家具などにぶつけてしまうと、ガラスに亀裂が入ったり、欠けてしまいやすいですし、ぶつけた家具が破損してしまう可能性が高いです。
水槽台などに置くときは、必ずセーフティマットを敷いて水槽の底を保護するようにしましょう。
基本的にフレーム水槽より高価
フレームレス水槽は、使用しているガラス板が厚めなこと、水漏れや破損を防ぐためのシリコン処理がとても丁寧ということから、縁取りありの水槽と比べると値段が高いです。
フレームレス水槽で少しでも安く済ませたいのであれば、必要な機材がセットになっているものを選んだり、複数の店舗で値段を比べて安い店舗を探すことをおすすめします。中古商品でも気にしないというのであれば、知り合いから譲ってもらったり、フリーマーケットやオークションなどで中古商品を探すのも安く済ませる方法のひとつですよ。
上部フィルターは使ってはいけない
フレームレス水槽は、水槽上部を補強する縁取りがないために上部フィルターを乗せると安定感がなく、がたついてしまうことがほとんどです。
動かす前は安定していたとしても、水を流すことで重さや機械振の動が加わるので、不安定になって破損してしまうことが多いです。
フレームレス水槽で上部フィルターを使用する際は、自己責任での使用となる点は注意しましょう。
おすすめフレームレス水槽5選
フレームレス水槽の特徴や、注意点について理解できたでしょうか。
ここからはおすすめのフレームレス水槽5つご紹介していきますので、水槽選びの参考にしてくださいね。
ジェックス グラステリア
ジェックスの「グラステリアシリーズ」は、お値段がリーズナブルなフレームレス水槽です。これからアクアリウムを始める方でも、購入しやすい価格設定でサイズが豊富な点でおすすめ。
ガラスはAGC(旭硝子)のものを使用していて、厚みもしっかりしています。
汎用性の高いフレームレス水槽です。
ジェックス グラステリアスリム
グラステリアシリーズのスリム版です。
奥行きが一般的な水槽より短めに設定されているので、水槽の設置場所の奥行きがないときや、それほど奥行きを必要としない生体におすすめです。
奥行きが短い分、一般的なサイズの水槽と比べるとスタイリッシュな印象を与えます。
こちらもお値段は比較的リーズナブルで、サイズもコンパクトサイズから大型まで豊富に取り揃えています。
コトブキ レグラスR
コトブキの「レグラスR」は縁がなく、水槽の全面ガラスが角のないR加工(曲げガラス加工)の水槽で、フレームレス水槽の中でもデザイン性がより高いです。
従来の水槽の角ばったイメージを抑えて、柔らかな印象を与えるので、インテリア性や水槽内のレイアウトイメージにこだわる方に人気があります。
エーハイム グラス水槽
アクアリウム界では外部フィルター商品でおなじみの、エーハイムの「グラス水槽」。
こちらの水槽は、使用する外部フィルターや水槽アクセサリーなどの商品お、全てエーハイムのもだけ使用することを考えて設計されています。
そのためフィルターなどの機材をエーハイムの物だけで揃えたいという方にピッタリな水槽です。
プレココーポレーション GLASIA
プレココーポレーションの「GLASIA」は、国内工場で生産されているフレームレス水槽です。
水槽の内側に施されたシリコンの盛り付けは、海外製のものと比べると、とても美しくしっかりしているので耐久性が高いというメリットがあります。
水槽には、専用のグラスフックと、セーフティマットが付属していますが、フタは別売りな点は注意しましょう。
スリムタイプやキューブタイプなど、デザイン性に優れた形状のものが多く、高品質な水槽として知られています。
まとめ:フレームレス水槽って何?オールガラス水槽の特徴やデメリット、商品とは
今回はフレームレス水槽の特徴と、使用上の注意点、そしておすすめのフレームレス水槽を5つご紹介しました。
アクアリストの中には、縁があっても気にしないという方も多いです。しかし自然らしさを演出したかったり、水槽レイアウトにこだわってくるようになると、どうしても縁取りが気になることも。
縁取りありの水槽と比べると、フレームレス水槽はインテリア性が高いという特徴がある反面、上部フィルターが使えない・価格が高いというデメリットもあります。
長所短所を確認しつつ、アクアリウムに採り入れてみましょう。
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