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メダカは、簡単に繁殖できることで有名な魚です。
水温や日照時間といった条件さえそろえてしまえば自然と繁殖するので、初心者の方でも楽しむことができます。しかし、産卵はするけれど「生まれた稚魚が死んでしまう」と、頭を抱える人は少なくありません。
生まれて間もない稚魚は、卵~成魚の成長段階のなかで1番飼育が難しいと言われ、給餌量や水質、飼育数などに気を配らないと生存率が下がってしまいます。
そこで、今回は無事に成魚まで大きくするために、メダカ稚魚の生存率を上げる方法と育成におすすめのアイテムをご紹介します。
目次
メダカ稚魚の生存率を上げよう!
メダカの稚魚、特に生まれて間もない頃はとても繊細で、飼育法方法を誤ると成長させるのは難しいです。
この時期は「メダカ飼育の1つの壁」と言っても過言ではなく、思ったように数を増やせず悩む人も少なくありません。稚魚の生残率でお困りの方は、
- 容器に対して飼育数を抑える
- 餌を1度に与えすぎない
- 水質で稚魚に負担をかけない
といった方法があります。重要なことなので、詳しく解説していきます。
容器に対して飼育数を抑える
容器に対して少なめの匹数に調節して、ゆったり泳げるスペースを確保しましょう。
成魚の場合は、1匹につき1Lが目安で、2~3L程度あるとのびのび泳げると言われています。稚魚はとても小さいので、成魚ほどの水量は必要ありませんが、あまり過密飼育にするとストレスを感じて上手く成長できないこともあります。
できるだけ飼育数を抑え、ゆとりをもって飼育するよう心がけましょう。
餌を1度に与えすぎない
「餓死」は、稚魚の死因第1位です。
しかし、だからと言って1度にたくさん与えても、食い溜めができないので効果がないどころか水を汚してしまいます。日々観察して、1度に食べきれる量を把握しつつ、こまめに少量ずつ給餌することを心がけましょう。
また、飼育水を植物プランクトン豊富な「グリーンウォーター」にしておくと、好きなタイミングで栄養を摂取できるので、餓死するリスクを下げることができます。
水質で稚魚に負担をかけない
メダカの稚魚は成魚ほど丈夫ではなく体力もないため、水質の悪化によって負担をかけてしまうと成長しにくいです。
水温変化やpHなど、水質の急変には気を付けてあげましょう。水換えも水質が急変する大きな要因なので、過密飼育したり餌を与えすぎたりしないようにして、できるだけ回数を減らします。
もし、水質が悪化して水換えが必要な場合は、1度にたくさん換えるのではなく、少量ずつこまめに行いましょう。
稚魚の共食いを防ぐには
「共食い」は、稚魚の生残率を下げる要因の1つです。
同じ親が産んだ卵から生まれても餌の食いつきなどにより、成長スピードが異なります。少しでも差ができると、成長が良い個体の方が大きな餌を食べられるようになるので、どんどん差が広がることも少なくありません。
顕著な場合は倍以上大きく成長することもあるため、大きな稚魚が小さな稚魚を食べてしまう悲しい結果につながります。しかし、共食いは
- 稚魚のサイズごとに分ける
- 体長にあった大きさの餌をこまめに与える
といった方法で防ぐことができるので、心配はいりません。
稚魚のサイズごとに分ける
大きさに差が見えてきたらサイズ別に飼育容器を分けましょう。
あまりこまかく分けても飼育が大変なので、
- 大
- 中
- 小
の3パターンに区別します。飼育スペースの確保が難しい場合は、大と小だけでも問題ありませんが、「口に入らない大きさ」を目安にしてください。
また、大きさに差ができてくると、大きな個体が小さいものを追いかけ回す場合もあるので、早めに分けた方が無難です。
体長にあった大きさの餌をこまめに与える
体長ごとに与える餌を変えるのもポイントです。
餌のサイズが大きいと、小さい個体が上手く食べられず大きさに差ができやすくなります。まだ小さな稚魚には、こまかい粒の人工飼料や「インフゾリア(ゾウリムシ)」など口に入るエサを与えて増体しましょう。
成長した個体には、「ブラインシュリンプ」や「ミジンコ」を与えると、より成長具合が良くなります
メダカの稚魚育成におすすめのアイテム
ここからは、メダカの稚魚育成におすすめのアイテムをご紹介します。
効率良く稚魚を成魚まで成長させることができるので、飼育に役立ててみてください。
GEX メダカ元気 育成メッシュ
メダカの稚魚を同じ容器内で隔離することができるメッシュ状のケースです。
親メダカとの隔離にはもちろん、大きさに差ができた稚魚同士にもおすすめ。浮かべるだけなので、扱いやすく通水性が良いこともあって水質が悪くなりにくいのも嬉しい点です。
親メダカと隔離する場合は、飛び込み防止のためにフタをしておくことをおすすめします。
キョーリン ひかりプランクトン 前期
パウダー状の人工飼料です。
孵化直後は、お腹にある卵黄(栄養)を吸収するので給餌する必要はありませんが、2~3日経過するとなくなるため、餌を与えないと餓死してしまいます。ただ、この時期は稚魚がとても小さいことから口に入る餌も限られるので、無理なく食べられる大きさの人工飼料はとても重宝します。
また、生き餌と違って扱いやすく保存しやすいため、繁殖を始めて間もない初心者の方にもおすすめです。
キョーリン 水ごとネット SS
水と魚を一緒にすくうことができるネットです。
稚魚は成魚ほど丈夫ではたいため、擦れないよう扱う必要があります。その点、このネットは水を切ることなくすくうことができるので、ダメージを与えることもありません。
稚魚の移動や隔離の際に1本持っておくと安心です。
まとめ:メダカ稚魚の生存率を上げる方法!餌・水質・飼育密度を徹底で成功しよう
メダカを効率良く繁殖させるためには、稚魚期の生存率が重要なポイントです。
- 容器に対して飼育数を抑える
- 餌を1度に与えすぎない
- 水質で稚魚に負担をかけない
- 共食いを防ぐ
これらを徹底して生存率を高めましょう。
安定して成魚まで成長させることができるようになれば、品種改良にも挑戦できますし、メダカ飼育の楽しさや奥深さをより一層実感できるはずです。
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