水槽のレイアウトを考えたとき、手持ちの流木や水草、石を使って高低差のあるレイアウトがなかなか完成しない、と感じる方も多いです。
一般的な水槽だと高さでは、高低差のあるレイアウトを作るのにはコツが必要です。
しかし、高さのある「ハイタイプ水槽」なら水槽レイアウトの幅が広がりやすく、じわじわと人気を上げています。
今回は、水槽レイアウトの幅が広がるハイタイプ水槽について、おすすめの水槽や照明・フィルターなどについてご紹介していきます。
目次
一般的な水槽の規格
一般的な水槽規格は次のようになります。
- 30cm水槽:幅30㎝×奥行18㎝×高さ24㎝
- 45cm水槽:幅45㎝×奥行24㎝×高さ30㎝
- 60cm水槽:幅60㎝×奥行30㎝×高さ36㎝
- 90cm水槽:幅90㎝×奥行45㎝×高さ45㎝
- 120cm水槽:幅120㎝×奥行45㎝×高さ45㎝
ハイタイプと言われる水槽は、高さが規格水槽よりも高いサイズのものを指します。
ただし、キューブ型のものは幅と奥行きが同じなので、奥行きが出せないという欠点があります。
しかし、水草の種類、流木の組み方などを工夫すれば密度のあるレイアウトも可能です。
おすすめのハイタイプ水槽をご紹介!
水槽の商品名表記は30cm、45cm、60cmとサイズ表記されていますが、この表記は「水槽の幅」での表記になるので、高さのあるハイタイプ水槽を購入する際は、高さ表記を確認するか、実際に商品画像を見るなどして確認する必要があります。
それでは、おすすめのハイタイプ水槽をご紹介しましょう。
テトラ リビングキューブ 20
30cm以下の小型水槽でハイタイプを選ぶなら、フィルターやライトがセットになったテトラの「リビングキューブ 20 」がおすすめです。
小型水槽用の機材は個別で探すとなると、水槽に合うものを探すのが難しいのでセットになったものを購入すると手間が省けます。
淡水・海水両用なので、小型ながら用途が幅広い水槽です。
アクロ 30H
30cm水槽でハイタイプ水槽を選ぶなら、アクロの「オールガラス水槽 アクロ30H-N」がおすすめです。透明度の高いガラスを使用しているので、インテリア性が高く、存在感のあるレイアウト水槽を作ることができます。熱帯魚や海水魚はもちろん、水草水槽にもオススメです。
寿工芸 レグラスフラットF 4050
寿工芸の「レグラスフラット F」はキューブタイプのハイタイプ水槽で、高さが50cmあります。インテリア性が高いと人気の商品で、これだけの高さがあれば上層・中層・底層の熱帯魚の混泳もかなり見栄えが良くなります。
このサイズ感になると、迫力ある重厚なレイアウト作りが可能です。
アクロ60NワイドH(60×45×60cm)フタ無し
アクロの「60NワイドH」は、高さ60cm、ワイドタイプなので幅も一般の水槽と比べると15cmほど広い大型水槽です。水量がかなり多くなるため、水槽をセッティングしたときの重さはかなりなものなので、専用の水槽台を使用する必要があります。
またろ過機材や照明器具も一般のサイズのものより、より強力なパワーのあるものを使用する必要がある点は注意が必要です。
これだけの大きさの水槽であれば、小型~中型の熱帯魚の混泳を楽しむことができます。大型の水草や流木、石も大きなサイズを使用することができるので、思い通りのレイアウト水槽を作ることができるでしょう。海水魚水槽なら深海らしさを演出するようなレイアウトを作ることもできます。
ただしフタがないため、別途フタを購入する必要があります。
アクロ スーパークリア 60×45×45cm
アクロの「スーパークリア」は、幅は60cm規格水槽と変わりませんが、高さが45cmと高めの水槽になっています。
通常のガラスよりも緑色を抑えたクリアガラスを使用しているため、干渉性をより高めることができます。
透明度が高く、厚さも8mmあるので耐久性もバツグンです。
こちらもアクロの他商品と同様にフタがついていないため、別途フタを購入する必要があります。
好みのサイズがなければオーダーメイドを考えよう!
流通量の多いハイタイプ水槽は小型水槽が多いため、中型~大型でハイタイプを考えている人は、欲しいサイズがないという場合が多いです。
このような時は東京アクアガーデンオンラインショップのようにオーダーメイド水槽の制作を受け付けている業者に制作をお願いするという方法もあります。
水槽と一緒に水槽台をオーダーメイドすることも可能な場合が多いので、インテリア性を考えたいのであればオーダーメイドをおすすめします。
オーダーメイド水槽制作を行っている業者は複数ありますが、見積や相談は無料のことが多いので、複数の業者で見積もりなどを行って、納得のいく業者に頼みましょう。
ハイタイプ水槽向きの照明
ハイタイプ水槽を購入するときは、照明に気を付ける必要があります。照明の説明に記載されている「45cm水槽用」というのは、水槽の幅を示しているものなので、水槽の底まできちんと光が届かない場合が多いんです。
特に水草を育てる場合には、水槽の底まできちんと光を届ける必要があるので、ワット数の高いものを使用するか、照明を2つ使用する必要があります。
「ジェックス クリアLED パワーIII」がおすすめです。30cmから90cmまでサイズも多いので使用できる水槽が多いです。
それでも水深が60cmくらいになるとやはり水槽の底まで光を届けるのが難しくなるので、水中に設置できるタイプの照明を設置るのもよいでしょう。
水中設置型なら「ゼンスイ アンダーウォーターシリーズ」がサイズ豊富でおすすめです。
ハイタイプ水槽向きのフィルターは?
ハイタイプ水槽は一般の水槽よりも高さがあるため、水量が多くなります。そのため外掛け式や上部フィルターだと高さが高くなるほどろ過能力不足になることも考えられます。
ろ過能力やフィルターの流量のことを第一で考えるのであれば、外部フィルターが一番でしょう。おすすめはエーハイムの「クラシックシリーズ」や「プロフェッショナルシリーズ」です。
また、思い切って底面フィルターを使用するのもおすすめです。
エーハイムの外部フィルターやそのほかの外部フィルターについては、こちらの記事で詳しく書かれています。
またフィルターの種類やそれぞれのメリットやデメリットを知りたいのであれば、こちらの記事を参考にしてください。
まとめ:ハイタイプ水槽は水草やハイタイプ水槽はレイアウト水槽作りに向いている!
今回はおすすめのハイタイプ水槽のご紹介と、ハイタイプ水槽向きの照明やフィルターについてご紹介しました。
ハイタイプ水槽は規格水槽と比べると、高さのあるレイアウトが組めて、水量が多いというメリットがあります。
しかし、水深があることからフィルターのろ過能力が強力なものが必要になりますし、照明もハイパワーなものがおすすめです。
デザイン性に優れ、魅力的な水槽を作ることができるのでアクアリウムにある程度慣れてきてから挑戦することをおすすめします。
市販の水槽では気に入ったサイズやデザインのハイタイプ水槽が見つからないのであれば、オーダーメイドも考えてみましょう。
オーダーメイドなら自分の好みにあったものや、設置する場所に合わせたサイズのものを作れますし、水槽台揃えれば、よりインテリア性の高い物を完成させられます。
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