写真で解説!溶岩石の水槽レイアウト!種類や大きさでメリハリを持たせよう
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溶岩石はガーデニングなどでも知られている石ですが、アクアリウムでもレイアウトに使用します。
しかし溶岩石にも種類があり、異なる種類の溶岩石を混ぜ合わせることで、迫力のある水槽を作ることができます。
例えば、スライスタイプのものを積み上げて段を作ったり、流木と組み合わせて、より自然な雰囲気の水槽レイアウト作ることも可能です。
ごつごつとした特徴のある溶岩石は、組み上げる時などに少し癖があるため、レイアウト方法に悩むこともあります。
そこで、溶岩石を使った水槽レイアウトで迫力ある水槽を作るコツをお話していきます。
目次
溶岩石のレイアウトの基本とポイント
溶岩石は熱帯魚ショップ、通信販売などさまざまな場所で販売されています。
なめらかな岩肌ではないのですが、多孔質なためバクテリアが住み着いてくれるなど、嬉しいメリットもあります。
レイアウト水槽の基本は、底砂に高低差をつけることです。
これは溶岩石など岩を使った水槽に限らず、アクアリウムレイアウト全般のコツです。
それに加えて、同じ大きさの石だけで水槽レイアウトを組まずに、大小大きさや形状の異なる石を混ぜて水槽内に設置します。
レイアウトに『差』を作ることで、ダイナミックな水槽レイアウトに仕上げることができます。
異なる種類の溶岩石を組み合わせてもよい
溶岩石は、採取場所で色などが変わることがあります。阿蘇山や浅間山、富士山などで採取されるものが主に流通しています。
色や形、孔の空き方などそれぞれ独特なものがありますが、異なる種類のものを混ぜ合わせて配置しても大丈夫ですし、石の比率もお好みで使えます。
同じ色合いのものだけを使用すれば、引き締まった水槽れアウトを作ることができ、差し色として他色を使うという方法もあります。
溶岩石は水質を変えるので飼育する生体や水草に注意
石は水質に影響を与えないと思っているアクアリウム初心者は多いですが、石によっては水質をアルカリ性に変化させてしまうものがあります。
溶岩石は水槽内に長期間入れておいても、pHにはほとんど影響が出ないことで知られています。
しかし、水槽を立ち上げたばかりだったり、水質が悪化しているときに水槽内に入れることで、pHが変化してしまうことがあるので注意しましょう。
魚種としては、シクリッドなどが溶岩石と相性が良いです。
飼育する生き物の体を傷つけないようなレイアウトを!
溶岩石はごつごつしていて表面がざらついています。
そのため、物音などで驚いた拍子にぶつかって、生き物の体が傷つくことがあります。
そのため溶岩石を使った水槽レイアウトは、なるべくゆとりのある配置にして、生き物の動きに支障がでないようなイメージで制作しましょう。
溶岩石の水槽レイアウトに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
実際に溶岩石水槽レイアウト実例をご紹介
溶岩石を使ってこのような水槽レイアウトを作ってみました。
大きさや色の異なる溶岩石を組み合わせた、洞窟をイメージしたレイアウトです。
洞窟部分は通り抜けるだけでなく、生体が休む場所にもなるので、普段と違う姿を観察できることもあります。
水槽レイアウトのポイントには水草を使用いています。こちらはクリプトコリネです。
今回は前景草を使用していないため、中景向きのクリプトコリネを空きスペースのワンポイントにしていますが、前景向きの背丈の低い水草をワンポイントで一か所にまとめて設置してもよいですし、前景草を敷き詰めて、クリプトコリネのような前景~中景向きの水草で高さを出すのもよいでしょう。
さらに溶岩石の上と背後にアヌビアス・ナナとバリスネリア・スピラリスを使用し、石だけだと殺風景になりそうな水槽内を明るくさせ、自然な雰囲気を作り出しています。
洞窟部分は高さがあるので、背後や水槽のガラス面との間には背丈のある水草がおすすめです。
洞窟部分は、同じサイズではなく大小異なるサイズやスライスタイプに近いものを組み合わせて自然な雰囲気を作り出しています。
積み上げるときは全体のバランスをみながら、多少の衝撃でも崩れにくいようにしっかりと組みましょう。
ちょっとした衝撃だけでも崩れてしまうような岩組みは、生体をいれたときに地震が起こったり水槽にぶつかった衝撃で崩れてしまいやすいので、組むときには溶岩石の下にある底砂が崩れないよう気を配りながら、安定した状態で組み立てるのがポイントです。
ガラス面に洞窟の端をくっつけてしまう人もいますが、水槽掃除がしにくくなるケースが多いので、なるべくガラス面から岩を離したほうが後々手入れがしやすくなります。
また、地震などの際に、水槽壁面に負荷がかかるため、壁面と岩の間には必ず余裕を持たせましょう。
こちらはちょっと離れた位置で斜めから撮影したものです。
今回は育てやすいクリプトコリネやアヌビアス・ナナを使用していますが、底床にリシアなど背丈の低い水草をプラスすると緑の絨毯ができ、幻想的な水景を作り上げることもできます。
洞窟状にせず、溶岩石を単独で置く場合には、流木を組み合わせて高さを出すことで、より自然なレイアウトを作れます。
まとめ:写真で解説!溶岩石の水槽レイアウト!種類や大きさでメリハリを持たせよう
溶岩石はわりと大き目なサイズのものが多く、ごつごつしていてざらついているという特徴があります。
異なる種類のものを組み合わせたり、石の組み方を変える、流木と組み合わせることで自然環境に近い魅力的な水槽を作ることができます。
石や岩全般に言えますが、配置する際には必ず水槽壁面から余裕を持った位置にレイアウトしましょう。
石や岩は重量があるため、振動や地震などで崩れたら、水槽破損に繋がります。
溶岩石は石のなかでも扱いやすいです。ぜひ、レイアウトに挑戦してください。
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