飲食店に水槽を設置する理由とメリット！熱帯魚水槽から活魚水槽まで解説します

熱帯魚水槽は、美しい魚や透明感ある水景によってリラックスした雰囲気の演出が得意なインテリアです。

レストラン、カフェ、割烹などさまざまな飲食店でアクアリウムを見かけることも少なくありません。

「水槽はどんな理由で設置するのか」「どのようなメリットがあるのか」を実際に東京アクアガーデンにあるお問い合わせのなかで、多くいただくものを例として解説しながら、飲食店におすすめなアクアリウムの種類も併せてご紹介いたします。

アクアリストたちの意見をもとにメリットをご紹介します

このコラムは、東京アクアガーデンに勤務するアクアリストたちの意見を参考に作成しています。

数多くの飲食店に設置してきた実績から培った、水槽の持つ効果やメリットを活かす方法を交えながら、おすすめのアクアリウム水槽などを解説していきます。
設置場所や理由・活用法はさまざまですが、観賞するだけではない、アクアリウムの効果をご紹介できたらと考えております。

飲食店に水槽を置く理由とメリットとは？お問い合わせ例からご紹介

飲食店やレストランからのお問い合わせ内容で特に多い3例を理由としてあげて、まずはメリットをご紹介いたします。

お問い合わせ例1：店内におしゃれなインテリアが欲しい

「店内を水槽でおしゃれに飾りたい」というお問い合わせを良くいただきます。
実際に、水槽のあるレストランやカフェなどは多く、洗練されたおしゃれさを演出するインテリアとして活用されています。

■飲食店に水槽を設置するメリット

アクアリウムは水を展示するという特異性から、店舗内の雰囲気を大きく変えることができます。
色鮮やかな魚が泳ぐことで華やかさが生まれ、明るいムードも加えられることから、熱帯魚水槽が特に人気です。

近年は鮮やかな赤を特徴とし、和風の演出ができる金魚水槽も注目されています。

お問い合わせ例2：店舗の看板・目印にしたい

「店の目印として、入口に水槽を設置したい」というご要望も多いです。
店先やお会計、待合場所など人が必ず利用する・集まる場所にアクアリウムを設置することで、印象に残りやすくなります。

入口付近に水槽を配置することで、お客様に日常に生まれるちょっとした特別感を楽しんでいただけるなど、心を和ますことができます。

■店先に水槽を設置するメリット

アクアリウムはさまざまな方の目を惹き、清涼感のある第一印象をお客様に与えるため、イメージアップとして効果的です。

明るい水槽なら気分を高揚させる、シックな水槽ならラグジュアリーな気分を高めてくれる装置として活躍します。

お問い合わせ例3：厨房にいけすを置きたい

「食材として使用する活魚を入れておく水槽はご用意できますか」というお問い合わせもいただきます。
観賞魚用の設備とは異なりますが、活魚をストックする『いけす・活魚水槽』を取り扱っている水槽レンタル業者もあり、東京アクアガーデンもその一つです。
厨房やビュッフェスタイルのレストラン、和食の料亭などで採用されています。

■活魚水槽を設置するメリット

新鮮な食材用の活魚を保管する水槽として、活魚水槽は有用です。
お客様に新鮮な料理を提供できるだけでなく、お店の特徴・セールスポイントにもなります。

通常の水槽よりも強力なエアーポンプで水中の酸素溶存量を高めており、魚の活性を保ちながらストックできるのが大きなメリットです。

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飲食店にアクアリウムを設置する際のポイント

大型水槽設置の注意点から、水槽のメリットをより良く活かすための設置ポイントをご紹介いたします。

大きな水槽で空間を演出するには

大型水槽は迫力があり、お店のイメージを一変させることができます。
空間演出という観点では、埋め込み水槽にすると店舗との一体感を生み出すことができ、おすすめです。

しかし、水槽は水を大量に扱うことから、重量のあるインテリアです。
90cmほどの水槽で、水・レイアウト物・設備すべてを合計すると約200kg以上になることも珍しくありません。
そのため、店舗や施設の床耐荷重を確認して、設置の計画を考案していきます。

どのような水槽が良いか、お悩みになった場合はお気軽にご相談ください。

小さな水槽を見せる方法

飲食店には空間演出のための大型水槽だけでなく、小型水槽を配置する場合もあります。
カウンターやフロアの中心部など、フロアの床耐荷重をあまり気にすることなく設置できます。

小型水槽を存在感のある美しいアクアリウムとして仕上げるためには、動線を邪魔しない場所にアクセントとして設置することがポイントです。

店舗内のコンセプトと合った雰囲気の水槽ならば、より効果的に飲食店を彩ることができます。

地震に備えた構造にしよう

アクアリウムはそのままでは揺れに弱い性質がありますので、地震対策は必ず行います。

アクアリウムは基本的に、上部（水槽）と下部（水槽台）に分かれていますので、上部にあたる水槽は、水をいれるため下部の水槽台部分よりも重い状態です。
そのため、揺れが生じると設置台と分離される傾向があります。

水槽をはめ込む『落とし込み加工』を施した水槽台や、滑り止め、耐震バンドなどを使用することで補強できます。
落とし込み加工はオーダーメイドなどでしかなかなか購入できませんが、水槽の見た目を変えることなく補強ができますので最もおすすめです。

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いけす・活魚水槽の活用法

飲食店ならではのアクアリウムとして、『いけす・活魚水槽』があります。
観賞用ではないですが、看板のような効果も期待できるなど、飲食店内への配置場所によって複数の効果を生み出せる水槽です。
そうした活魚水槽の活用方法をご紹介いたします。

■店舗でのディスプレイとして

「いけすがあり、活魚を提供している美味しいお店」というイメージを強く発信できることから、ディスプレイとして採用されることも多いです。
店先や入り口付近だけでなく、飲食店内の客席付近に配置することで調理への期待感やエンターテイメント性が生まれます。

目で楽しむのも食の一環ですので、展示的な意味合いを持つ水槽も大切な要素として取り入れられています。

■活魚のストック水槽として

いけす・活魚水槽の最大の役割りは『魚介類を活きの良い状態でストックすること』です。
毎日入荷できない・入荷が不安定な食材をストックしておくには良い方法ですし、都心部でも鮮度をいかしたメニューを提供できるようになります。

いけす・活魚水槽は、冷却設備など観賞魚水槽よりもパワーのある設備で運用しますので、専門業者へ依頼する方法が確実です。

東京アクアガーデンでも、ご提供させていただいた事例はこちらのページでご紹介しています。ご参考までにご覧ください。

飲食店におすすめのアクアリウムとは

飲食店を彩るのに最適な観賞魚水槽の種類をご紹介いたします。
活魚水槽とは用途が異なり観賞専用のアクアリウムです。店内やフロアのインテリアとしてご利用いただけます。

淡水熱帯魚水槽

淡水の川などに住む熱帯魚や生き物、水草、流木の水槽です。
水草をレイアウトできるため、エコやリフレッシュなどの自然派なイメージを演出できます。
若々しい緑色の間を美しい体色や光沢をもつ、ネオンテトラやエンゼルフィッシュなどの淡水熱帯魚たちが泳ぎ、飲食店内をやさしく彩ります。

海水熱帯魚水槽

海に住む熱帯魚やエビ、貝などの水槽です。
水草を配置する淡水魚水槽とは違い、レイアウトのメインは岩（ライブロック）ですが、鮮やかな体色とユニークな体型を持つ海水魚たちが泳ぐ、明るいアクアリウムに仕上がります。
カクレクマノミやチョウチョウウオが泳ぐ水槽は、飲食店内の透明感あふれるアクセントとなるでしょう。

サンゴ水槽

こちらも海に住む海水魚の水槽ですが、そこにサンゴを加えた特別な水槽です。
水流に揺らめき穏やかに光を感じさせるサンゴは、リラックスやラグジュアリーといった、安らぎのフレーズを感じさせます。
海の世界を堪能できる、素敵なアクアリウムです。

埋め込み型水槽

壁やパーテーション、カウンターなどに埋め込んで展示するアクアリウムです。
設置場所のイメージを大きく変えることができ、アクアリウムを主役とした空間を作ることができます。
強い視覚効果をもたらすため、ワンランク上の高級感などを演出しやすく、水槽の内容によっては楽しい雰囲気に仕上げることも可能です。

円柱水槽

特徴的な形状が印象的な水槽です。
円柱型の水槽は観賞性だけでなく、角がないためお客様に対する動線を確保しやすくなります。
飲食店内のスムーズなイメージを演出できるアクアリウムです。

まとめ：飲食店に水槽を設置する理由とメリット！熱帯魚水槽から活魚水槽まで解説します

飲食店・レストランへ水槽のお問い合わせ例・メリットや設置のポイント、水槽のおすすめ種類についてご紹介しました。
水槽は種類ごとに観賞用・演出用・食材ストック用など様々な役割があります。

用途に合った水槽をレンタルするこで適切な設置場所を割り出せますし、より効果的な活用が可能です。

下記のページでは東京アクアガーデンが担当した飲食店の水槽事例をご紹介しておりますので、設置の際のご参考になさってください。

「水槽を管理するスタッフが不在」という場合には、管理をお任せできるレンタル・リース水槽がおすすめです。

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