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水草水槽のコケ取り生体として、エビを飼育している方も多いと思います。
しかし、エビは餌が足りなくなると水草の新芽をかじってしまうことがあります。それは、掃除が行き届いていて、コケが少ない綺麗な水槽ほど起こりがちです。
水草水槽でエビを飼うコツ、エビに水草を食べられないための対策を3つご紹介します。
水草育てたい!エビも好きだ!という方はぜひご一読ください。
目次
水草はエビに注意?!食害とは
柔らかい水草はエビに食べられやすいです。水草を食べるエビは主に体の大きなヤマトヌマエビです。
水草水槽に良く導入されるエビは普段、水槽に生えたコケやデトリタスなどを食べています。エビは柔らかいものを食べる性質があるので、水槽内で一番柔らかい食べ物=コケなどを優先的に食べます。
そのため、コケ取り生体として導入されていることが多いですが、エビは雑食性です。
食べられるコケがなくなると、次の食べ物を探し始めます。魚の残した餌なども食べますが、エビにとっては水草もちょうど良い食糧になるのです。
そうなると食べやすい柔らかい種類の水草からかじられ、食害にあうことになります。
つまり、食害が始まるということはエビに十分な餌が無い状態である、ということなんです。
ちなみにアクアガーデンでも、大型水槽に時間をかけて植え付けた水草をヤマトヌマエビに食べられてしまったことがあります。がっかりするトラブルです。
エビの食害にあいやすい水草
ではどんな水草をエビは好んで食べるのでしょうか。特に注意が必要な水草を紹介します。
リシア
前景向けの美しい緑色の人気の水草です。特に気泡を出している時の美しさは、他の水草に追随を許さない光景です。
やわらかい質感が特徴の水草ですが、その柔らかさが仇となりエビに食べられやすいです。また、エビが餌を探すときに引き抜いてしまうこともあるので注意が必要です。
リシアはレイアウト水草の中でも人気で、レイアウトにもちょっとコツが必要な、難易度の高い水草です。
苦労してレイアウトしたリシアがボロボロになったら悲しいですし、元に戻すのもかなり面倒な作業となります。
リシアを栽培する時はエビの餌を切らさないようにしましょう。餌が十分にあれば、エビはリシアにちょっかいを出してきません。
ロタラ
ロタラは後景によく使われる水草です。背が高くなり、種類も豊富なので人気があります。
肥料があるとより良く育つことでも知られていますが、ロタラも新芽が柔らかいため、そこから食べられてしまいます。
新芽を食べつくしたあとは通常の葉も食べられることがあるため、よく様子を見ましょう。
ウィローモス
ウィローモスは活着させることのできる苔の仲間で、生育条件がさほど厳しくないため、初心者の方にもおすすめできる水草です。
細くて繊細な葉を展開するのでエビと相性の良い水草、ということでエビ飼育の基本とされる水草ですが、餌が不足すると食べられます。
ただ、ウィローモス自体の伸びるスピードもかなり速いので、食べられても再生することがあります。
そういう意味でも、エビに向いているのかもしれません。
エビの食害を減らす対策3選
こちらの項ではエビの食害を減らすコツを3つお伝えします。
- エビの数を減らす
- 硬い水草を使う
- 餌を豊富に与える
の3つです。詳しいことは以下をご覧ください。
対策1:エビの数を減らす
単純に、導入しているエビの数を減らします。
エビたちが増えすぎたと感じたら少し数を見直しましょう。
しかし、食害の原因をなくさないかぎり、応急処置であることは否めませんので、この対策だけで食害が無くなるとは言い切れません。
対策2:硬い水草を使う
植える水草をエビの好まない・食べられない硬いタイプにするのも一つの手です。
アヌビアスナナやミクロソリウムなどは葉が硬いので、エビに食べられることがありません。これらの水草であれば安心してエビと同居させられます。
硬い水草は一般に成長もゆっくりのため、水槽内の光景を維持しやすいというメリットもあります。
対策3:餌を豊富に与える
水草以外の食べ物があれば、エビはそちらに向かいます。
エビ用の沈降性のエサなどを与えると良いです。
ただ、与えすぎてコケを食べにくくなることもあるので、量に気を付けましょう。
他にも以下の記事のような、マイクロサイズの餌もエビは好んで食べてくれますよ。
食害を防ぐには水槽のバランスを確認しよう
エビによる水草の食害は餌不足で起こります。
エビたちもお腹が空いてはたまりませんから、仕方なく水草を食べているのです。コケがあればコケのほうが柔らかいため、水草を食べることはほとんどありません。
コケが少ないのは良いことに思えますが、水草水槽の場合、逆に照明不足や栄養不足の状態でもコケは生えにくくなります。
コケがあまり生えないのは、水草にとっても居心地の良い環境ではない可能性が高いからです。コケも水草も同じ植物の仲間ですからね。
照明は十分か?カリウムなどの栄養素は足りているか?などを改めてチェックすることをおすすめします。
まとめ:エビの食害から水草を守る!水草水槽でエビを飼うコツと食害対策3選!
エビが水草を食べて困っている方向けに、コツと対策をご紹介しました。
エビが水草を食べたくなる前に、満足な状態にしてあげましょう。
かじられてしまうのが心配な場合は、あらかじめ水草の種類をかじられにくい品種にするのも良いです。
葉の硬い水草にはコケが生えやすいため、エビがそのコケを食べれば一石二鳥です。
食害が起きた場合は、飼育環境を観察し、原因を取り除きましょう。
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