一見、派手さはないヤマトヌマエビですが、良く見ると体色は様々です!
基本は透明感のあるベージュといったところですが、たまに青黒い個体がいたりもしますよ。
腹(体側部)の模様でオスメスを見分けることもできます。オスは点線・メスは破線な赤茶色の模様が入っています!
目を凝らして観察してみるのも面白いですね。
「ヤマトヌマエビは繁殖できない!」と言われますが、その理由としてヤマトヌマエビは、生まれたばかりのころは淡水域ではなく汽水域で育つことが挙げられます。
1)淡水域の河川で孵化し→2)汽水域に流れ着き→3)プランクトンを食べて育って→4)再び淡水域に遡上する、といったプロセスで成長・繁殖するんですね。
なので、淡水水槽では残念ながら繁殖することはないんです。
海外のネイチャーアクアリウム人気が高まっているため、ヤマトヌマエビも『アマノシュリンプ』という名前でジワリと人気が広がっています!
しかし、熱帯魚との混泳で気を付けなくてはいけないこともあります。
比較的大型のヌマエビですが、エンゼルフィッシュのような中型魚には襲われてしまいますし、反対に、小型魚の稚魚を襲うこともあるんです。
餌が足りないと水草の新芽を食べてしまうことも!
…私も植えつけたパールグラスをかじられてしまったことがありました。
水槽の中にコケなどの餌が無くなると水草を食べてしまうため、餌を十分に与えることで食害を抑えることができますが、それでも気になる場合は、少し小さなヌマエビのミナミヌマエビがおすすめです。
お掃除生体は、混泳相手の体長や口のサイズ、水草の有無や水槽の環境などで選ぶと良いですよ。