ぷくっとかわいくて人気の小型フグです!
飼育しやすい海水フグと言えば、『ミドリフグ』や『ハリセンボン』もいますが、肉食性で体長も大きく育つので基本的に単独飼育を行います。
しかしこのシマキンチャクフグは様々な海水魚と混泳できます!
フグの中では温和で口も小さめなので、貝類とも比較的混泳可能です。また、ライブロックやサンゴをあまり齧らないので、サンゴとも混泳しやすいなど初心者から飼育しやすいと言えるフグでしょう。
さらに、人工飼料をよく食べてくれるので、餌付けに困ることはありません!
人工飼料に餌付きにくく、餌問題が発生しがちな海水魚飼育において、これはとても良いことです。
シマキンチャクフグは肉食性の餌と併用して植物性の餌を与えると調子が良くなりやすく、飼育のポイントと言えます。
注意点としては、大人しいのでいじめられることがある点です。攻撃されると皮膚毒を出すことがあるので注意しましょう。
気が強いスズメダイなどとの混泳は避け、ブリードのカクレクマノミやデバスズメダイなど、温和な魚種と一緒に飼いましょう!
また、フグの仲間は定期的な『歯切り』と呼ばれるケアが必要です。
歯が伸びすぎると餌を食べられなくなるので、よく観察して出っ歯になってきたら歯切りを行います。
具体的な方法としては、飼育水でぬらしたガーゼに包んで体をやさしく押さえて、ニッパーや小型のハサミで歯をカットします。
・・・このことから、フグの飼育を躊躇する方も多いですし、実際にフグを押さえてカットするのも難易度が高いです。
もし、歯切りができない場合は、殻付きのアサリなど硬い餌を与えると歯が伸びるのを防ぎやすいです。
とはいえ、フグを飼育する場合は『歯切り』の必要性を十分に理解してからにしましょう。